臨時記者会見 市長コメント(令和2年4月23日)

小田原・箱根への観光を控えて頂くお願いをするにあたって
令和2年4月23日
小田原市長加藤 憲一

 新型コロナウイルス感染症拡大は、本市の経済にもすでに深刻な影響を及ぼしています。緊急事態宣言発令後、市内の主要な産業分野の事業者や団体などをお訪ねし、現下の状況や今後の見通しなどをつぶさに伺ってきました が、現在の状況における経営状況の相当の厳しさに加え、5月6日以降も終息が見込めないといった事態の長期化が地域の経済に計り知れないダメージとなることが、地域事業者の皆さんの様子から明らかとなっています 。

 豊かな自然環境に恵まれ、歴史と文化が蓄積し、多彩ななりわいが今も息づく、この小田原の経済は、様々な分野の中小事業者の皆さんが、長い時間をかけて育んできた基盤の上に成り立っていますが、その多くが箱根と一体となった圏域でのいわゆる 「観光」に連なるものであ ります。言い換えれば、小田原の経済の命脈は箱根と共にある「観光」によって保たれているといっても過言ではありません。しかしながら、その「観光」によって人が多く集まり、感染の拡大が収まらず、観光そのもの、すなわち地域経済そのものが立ち行かない状況になるのであれば、私たちは誠に苦渋の決断ではありますが、観光の営みを止めてまでも、今は何としても感染を終息させ、経済の一日も早い復活を目指さねばならないと判断致しました。

 感染の拡大を一日も早く終息させることこそ、最大の経済対策であります。小田原・箱根地域の関係者が、まさに断腸の思いで発するこの度のお願いを、ぜひとも多くの小田原・箱根ファンの皆さんに受け止めて頂き、一日も早く感染が終息し、再び元気を取り戻した小田原・箱根で皆さんを満面の笑顔とおもてなしでお迎えできるよう、ご理解とご協力を心よりお願い申し上げる次第です。

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