自転車を安全に利用しましょう
自転車は利用がしやすく、身近な交通手段として幅広い年齢層に利用されています。
一方で、自転車による事故も発生しており、自転車の安全で適正な運転が利用者に求められています。
自転車に乗るときは、自転車の基本的な通行ルールである「自転車安全利用五則」を守って、安全運転に努めましょう。
自転車安全利用五則
- 自転車は、車道が原則、歩道は例外
- 車道は左側を通行
- 歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
- 安全ルールを守る
- 子どもはヘルメットを着用
危険行為を繰り返すと自転車運転者講習制度の対象となります
自転車の運転者が3年以内に2回以上、危険行為を繰り返すと自転車運転者講習を受けることになります。
自転車運転者講習の対象となる危険行為の一例は次の通りです。
詳しくは神奈川県警察本部にお問い合わせください。
- 信号無視
- 遮断踏切立入り
- 指定場所一時不停止等
- 歩道通行時の通行方法違反
- 制御装置(ブレーキ)不良自転車運転
- 酒酔い運転 など
神奈川県警察本部ホームページ
自転車事故の賠償事例
自転車での事故も損害賠償の対象となります。自転車の運転中に事故を起こし、加害者となると、刑事責任や民事責任等を負うことになります。被害者から損害賠償請求され、高額な支払いを命じる判決が出た事例があります。
事例1 賠償額 約9500万円
自転車に乗っていた小学生が歩行者と衝突し、歩行者は後遺障害で寝たきりとなりました。
その保護者に損害賠償が命じられました。
(平成25年7月 神戸地裁判決)
事例2 賠償額 約3000万円
日没後、信号が変わる前に横断しようと自転車を加速したところ、向かってくる歩行者に気付いたものの、ブレーキが間に合わず正面衝突し、歩行者は死亡しました。自転車はライトをつけていませんでした。
(平成19年7月大阪地裁判決)
神奈川県が自転車に乗る方の保険加入を義務化
自転車の安全利用と自転車損害賠償責任保険加入義務を柱とした「神奈川県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」が平成31年4月から施行されました。令和元年(2019年)10月から自転車に乗る方は保険加入が義務化されます。
保険の加入状況を確認しましょう。
自動車の任意保険や火災保険等に加入している場合
現在、加入しているご自身の保険の特約につけられるか、保険会社に確認・相談してみましょう。
保険に加入していない、保険に入っているか不明な場合
自転車安全整備士による点検・整備を受けるとTSマーク付帯保険(有効期限1年)に入ることができます。自転車保険を扱っている保険会社に相談してください。