小田原市

アスベスト(石綿)対策について

1.「小田原市アスベスト問題対策会議」の設置について

小田原市は、アスベストにかかわる健康被害問題が社会問題化している中で、市民の健康対策を始めとする様々な課題に適切に対応するため、市橋助役を会長とした「小田原市アスベスト問題対策会議」を7月29日に設置しました。
また、併せて同会議の下に(1)健康問題対策部会、(2)一般建築物対策部会、(3)公共施設対策部会を設置し、国、県の動きを注視しながら、市として可能な限りの対応策を検討するとともに、必要な情報を市民の皆様にお知らせしてまいります。 

2.アスベスト関係の相談窓口について

(1)小田原市の窓口

アスベスト全般に関すること

環境保護課 (電話:33-1482)

アスベスト(石綿)に関する健康相談窓口について

アスベストに関する健康相談

小田原保健福祉事務所

小田原市荻窪350-1
 電話:0465-32-8000

  • 昔、石綿工場の近くに住んでいたことがありますが大丈夫?
  • 主人が石綿工場で働いていたが家族の健診はどうしたらよいですか?
  • ご心配な方は労災病院等の専門医療機関にご相談ください

関東労災病院
川崎市中原区木月住吉町1番1号
電話:044-411-3131

横浜労災病院
横浜市港北区小机町3211
電話:045-474-8111

石綿を扱う作業に従事したことがあり、医師に中皮腫と診断され、労災が適用されると言われました。どのような手続きを行えばよいですか。

医師に中皮腫と診断されましたが、どこの事業場で石綿を取り扱ったのか分かりません。この場合でも労災認定を受けられるでしょうか。石綿を取り扱った場所がよく分からない場合でも、ご相談は下記まで。

既に退職をしていますが、在職中は石綿を取り扱う作業に従事していました。中皮腫や肺がんを発症した場合、退職後でも労災認定は受けられるのでしょうか。退職後でも労災認定は受けられます。ご相談は下記まで。

小田原労働基準監督署
小田原市浜町1-7-11
電話:0465-22-7151

  • 労災補償制度の手続きについては、所所地の労働基準監督署ではなく、事業場の所在地の労働基準監督署が担当になります。

石綿を扱う作業に従事していた場合は、無料で定期的に健康診断を受けることができる健康管理手帳制度があると聞きました。どこで手続きをすればよいですか。

神奈川労働局労働衛生課
横浜市中区北仲通5-57
電話045-211-7353

50人未満の事業所で石綿を扱う作業に従事したことがあり心配です。どこへ相談したらよいですか。

県西地域産業保健推進センター
小田原市久野115-2
おだわら総合医療福祉会館4F
電話:0465-66-6040
相談日 毎月第1〜第3水曜日13時00分から14時30分

民間建築物に関すること

建築指導課 (電話:33-1576)

  • 建物の分別解体の届出(建設リサイクル法)
  • 建物の増改築時における相談(建築基準法) など

(2)県等の窓口

環境対策に関すること

神奈川県県西地域県政総合センター環境部 (電話:32-8000(代))

  • 吹付けアスベストがある建物解体工事の届出(大気汚染防止法)
  • アスベストを含有する廃棄物の処理(廃棄物処理法) など

健康相談に関すること

神奈川県小田原保健福祉事務所(電話:32-8000(代))

労働環境の相談に関すること

神奈川労働局労働衛生課(電話:045-211-7353)

労災認定窓口に関すること

神奈川県県西地域県政総合センター商工労働部 (電話:32-8000(代))

石綿の分析に関すること

日本作業環境測定協会神奈川支部(電話:045-773-1921)

3.国、県等の対応について(ホームページ)

アスベスト(石綿)に関するQ&A

  1. 石綿(アスベスト)とは?
  2. 石綿はなぜ危険なのか?
  3. 石綿はどのようなものに使用されているか?
  4. 石綿が原因で発症する病気は?
  5. どの程度の量のアスベストを吸い込んだら発病するのか?
  6. 以前アスベストを吸い込んでいた可能性がある場合どこに検査にいけばよいのか?
  7. アスベストを吸い込んだかどうかはどのような検査でわかるのか?
  8. 吸い込んだアスベストは除去できるか?
  9. アスベストが原因で発症する疾患に特有の症状はあるか?
  10. わが家はアスベストの危険性があるか?
  11. 建築物(事務所、店舗、倉庫等)に吹き付けアスベストが使用されている場合においては、どうしたらよいか?
  12. 石綿を扱う作業に従事していたことがあり心配です。どこへ相談したらよいでしょうか?
  13. ロックウール(岩綿)の吹付け材は大丈夫か?

1 石綿(アスベスト)とは?

石綿(アスベスト)は、天然にできた鉱物繊維で、「せきめん」「いしわた」と呼ばれています。熱に強く、摩耗に強く切れにくい、酸やアルカリにも強いなど、丈夫で変化しにくい特性を持っています。
このようにその繊維が極めて細いため、研磨機、切断機などの施設での使用や飛散しやすい吹付け石綿などの除去等において所要の措置を行わないと石綿が飛散 して人が吸入してしまうおそれがあります。以前はビル等の建築工事において、保温断熱の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていましたが、昭和50 年に原則禁止されました。
その後も、スレート材、ブレーキライニングやブレーキパッド、防音材、断熱材、保温材などで使用されましたが、現在では、原則として製造等が禁止されています。
石綿は、そこにあること自体が直ちに問題なのではなく、飛び散ること、吸い込むことが問題となるため、労働安全衛生法や大気汚染防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などで予防や飛散防止等が図られています。

  • 蛇紋岩 クリソタイル(温石綿、白石綿)
  • アスベスト クロシドライト(青石綿)
  • (石綿) アモサイト(茶石綿)
  • 角閃石 アンソフィライト(直閃石綿)
  • トレモライト(透角閃石綿)
  • アクチノライト(陽起石綿)

2 石綿はなぜ危険なのか?

石綿は丈夫で変化しにくいため、吸い込んで肺の中に入ると組織に刺さり、15〜40年の潜伏期間を経て、肺がん、悪性中皮腫(悪性の腫瘍)などの病気を引き起こすおそれがあります。目に見えないくらい細い繊維のために、気づかないうちに吸い込んでしまう可能性があります。

3 石綿はどのようなものに使用されているか?

アスベストは、強度を備えた微細な繊維構造を持つため、重さに比べて非常に大きな表面積をもつという特性を活かし、石綿スレート、石綿けい酸カルシウム板、ビニールタイル等の建築資材の繊維素材として使用されてきました。
石綿はその9割以上が建材製品に使用されており、押出成型セメント板、住宅屋根用化粧スレート、繊維強化セメント板、窯業用サイディング、石綿セメント円筒に加工され、建築物の壁材、屋根材、外装材、内装材等に使用されています。
建築材以外では、ジョイントシートやシール材に加工され、化学プラント等の配管や機器のガスケット、漏洩防止用のグランドパッキンに広範に使用されているほか、耐熱・電気絶縁板やエスカレーターのブレーキ等の産業用磨耗材等に使用されています。
また、自動車のブレーキ・ライニングやクラッチ・フェーシング等の摩擦材及び潤滑材の繊維素材、並びに接着材、ペイント等の補填材に使われています。
さらに、アスベストは、断熱、絶縁性に優れ、酸、アルカリにも強いため、電線の被覆材、機械、器具の断熱材、ガスケット、シーリング材、フィルター類や電解装置の中の隔膜などに利用されてきました。
アスベストの利用形態は、これらを含め、3000種以上あるといわれていますが、平成8年度のわが国におけるアスベストの用途別使用量は、輸入されたアスベストの約93%が建築資材の原料として、残りがその他の一般材料として使用されています。

4 石綿が原因で発症する病気は?

石綿(アスベスト)の繊維は、肺繊維症(じん肺)、悪性中皮腫の原因になるといわれ、肺がんを起こす可能性があることが知られています(WHO報告)。
石綿による健康被害は、石綿を扱ってから長い年月を経て出てきます。例えば、中皮腫は平均35年前後という長い潜伏期間の後発病することが多いとされてい ます。仕事を通して石綿を扱っている方、あるいは扱っていた方は、その作業方法にもよりますが、石綿を扱う機会が多いことになりますので、定期的に健康診 断を受けることをお勧めします。現に仕事で扱っている方(労働者)の健康診断は、事業主にその実施義務があります(労働安全衛生法)。
石綿を吸うことにより発生する疾病としては主に次のものがあります。労働基準監督署の認定を受け、業務上疾病とされると、労災保険で治療できます。

  1. 石綿(アスベスト)肺
    肺が繊維化してしまう肺繊維症(じん肺)という病気の一つです。肺の繊維化を起こすものとしては石綿のほか、粉じん、薬品等多くの原因があげられますが、 石綿の曝露によっておきた肺繊維症を特に石綿肺とよんで区別しています。職業上アスベスト粉塵を10年以上吸入した労働者に起こるといわれており、潜伏期 間は15〜20年といわれています。アスベスト曝露をやめたあとでも進行することもあります。
  2. 肺がん
    石綿が肺がんを起こすメカニズムはまだ十分に解明されていませんが、肺細胞に取り込まれた石綿繊維の主に物理的刺激により肺がんが発生するとされていま す。また、喫煙と深い関係にあることも知られています。アスベスト曝露から肺がん発症までに15〜40年の潜伏期間があり、曝露量が多いほど肺がんの発生 が多いことが知られています。治療法には外科治療、抗がん剤治療、放射線治療などがあります。
  3. 悪性中皮腫
    肺を取り囲む胸膜、肝臓や胃などの臓器を囲む腹膜、心臓及び大血管の起始部を覆う心膜等にできる悪性の腫瘍です。若い時期にアスベストを吸い込んだ方のほ うが悪性中皮腫になりやすいことが知られています。潜伏期間は20〜50年といわれています。治療法には外科治療、抗がん剤治療、放射線治療などがあります。

5 どの程度の量のアスベストを吸い込んだら発病するのか?

アスベストを吸い込んだ量と中皮腫や肺がんなどの発病との間には相関関係が認められていますが、短期間の低濃度曝露における発がんの危険性については不明 な点が多いとされています。現時点では、どれくらい以上のアスベストを吸えば、中皮腫になるかということは明らかではありません。

6 以前アスベストを吸い込んでいた可能性がある場合どこに検査にいけばよいのか?

アスベストを吸い込んだ可能性のある方で呼吸困難、咳、胸痛などの症状がある方、その他特にご心配な方は近隣の労災病院等の専門医療機関にご相談ください。

7 アスベストを吸い込んだかどうかはどのような検査でわかるのか?

胸部X線写真でアスベストを吸い込んでいた可能性を示唆する所見が見られる場合もありますが、アスベストを吸い込んだ方全てに胸部X線写真の所見があるとは限りません。ご心配な方は近隣の労災病院等の専門医療機関にご相談ください。

8 吸い込んだアスベストは除去できるか?

一旦吸い込んだアスベストの一部は異物として痰のなかに混ざり、体外に排出されますが、大量のアスベストを吸い込んだ場合や大きなアスベストは除去されずに肺内に蓄積されると言われています。

9 アスベストが原因で発症する疾患に特有の症状はあるか?

発病し、さらにある程度進行するまでは無症状のことが多いと言われています。

10 わが家はアスベストの危険性があるか?

建築物においては、

  • 耐火被覆材等として吹き付けアスベストが、
  • 屋根材、壁材、天井材等としてアスベストを含んだセメント等を板状に固めたスレートボード等が

使用されている可能性があります。
アスベストは、その繊維が空気中に浮遊した状態にあると危険であるといわれています(昭和63年環境庁及び厚生省通知)。
すなわち、露出して吹きつけアスベストが使用されている場合、劣化等によりその繊維が飛散するおそれがありますが、板状に固めたスレートボードや天井裏・壁の内部にある吹付けアスベストからは、通常の使用状態では室内に繊維が飛散する可能性は低いと考えられます。
吹き付けアスベストは、戸建て住宅では、通常、使用されていませんが、マンション等では、駐車場などに使用されている可能性があります。
販売業者や管理会社を通じて建築時の工事業者や建築士等に使用の有無を問い合わせてみるなどの対応が考えられます。

11 建築物(事務所、店舗、倉庫等)に吹き付けアスベストが使用されている場合においては、どうしたらよいか?

石綿障害予防規則において、吹き付けられたアスベストが劣化等により粉じんを発散させ、労働者がその粉じんに暴露するおそれがあるときは、除去、封じ込め、囲い込み等の措置を講じなければならないこととされています。
石綿障害予防規則等、関係法令に従って適切に対処してください。

12 石綿を扱う作業に従事していたことがあり心配です。どこへ相談したらよいでしょうか?

石綿による健康への影響などについて知りたい場合は、保健所、各都道府県産業保健推進センターまたは労災病院までご相談ください(都道府県産業推進センターリスト)。
なお、日常生活で、次のような症状が出てきたときは、上記の窓口に相談されるか、最寄りの医師の診察を受けましょう。

  • 息切れがひどくなった場合
  • せきやたんが以前に比べて増えた場合やたんの色が変わった場合
  • たんに血液が混ざった場合
  • 顔色が悪いと注意された場合や爪の色が紫色に見える場合
  • 顔がはれぼったい場合、手足がむくむ場合や体重が急に増えた場合
  • はげしい動悸がする場合
  • かぜをひいて、なかなか治らない場合
  • 微熱が続く場合
  • 高熱が出た場合
  • 寝床に横になると息が苦しい場合
  • 食欲がなくなった場合や急にやせた場合
  • やたらに眠い場合

今健康に支障がない場合でも、石綿による健康障害は、潜伏期間が数十年と長い場合があります。石綿にばく露するような作業に従事されていたのであれば、1年に1回は胸部レントゲン撮影等による健康診断を受診されることをお勧めします。

13 ロックウール(岩綿)の吹付け材は大丈夫か?

吹き付けアスベストのほかにこれとよく似た建材に吹き付けロックウールがあります。
昭和50年に吹き付けアスベストが原則禁止となって以降は、吹き付けロックウールに切り替わっていますが、昭和55年頃までは、アスベストを混ぜて使用 されており、吹付けアスベストと同様の注意が必要です。用途は、吹き付けアスベストと同様に、耐火被覆用と吸音、断熱用であり、使用場所等も同じとみてよ いです。

最終更新日:2015年03月12日

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この情報に関するお問い合わせ先

環境部:環境保護課 公害対策係

電話番号:0465-33-1483


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