小田原市

バイオディーゼル燃料への取り組み 〜小田原市燃料地産地消事業〜

 小田原市では、廃食用油を原料としたバイオディーゼル燃料(BDF)を市内で走る車両の燃料に使用する「燃料地産地消」事業に取り組んでいます。

 

 一般家庭から排出される天ぷら油等の廃食用油は、通常、ごみとして廃棄されてしまいますが、小田原市では、各家庭の身近にあるごみ集積所を通じて広く家庭から廃食用油を回収し、バイオディーゼル燃料に再生した後、市内のごみ収集作業にあたる車両などの燃料として再利用しています。

 また、植物は成長の過程で二酸化炭素を吸収することから、植物油を原料としているバイオディーゼル燃料は、軽油などの化石燃料と比べて、二酸化炭素総量の増減には影響を与えないため環境にやさしい燃料と言われています。

 

 燃料地産地消事業は、ごみを減量化すると同時に温室効果ガスである二酸化炭素の排出を抑制する地球環境に大変やさしい事業です。

燃料地産地消事業イメージ

燃料地産地消イメージ
 
 

 
 

〜廃食用油からバイオディーゼル燃料を精製〜

BDF精製装置

 小田原市では、平成17年度から廃食用油の分別収集を開始しました。

 寿町にある小田原衛生グループの(有)オーイーシでは、平成20年からこの収集された廃食用油と自社で買取りした廃食用油を使ってバイオディーゼル燃料(BDF)を精製しています。


クリーンBDF

 精製に先立ち、使用頻度の少ない比較的きれいな廃食用油を選定し、不用な沈殿物の除去を行います。

 

 BDF精製方法はアルカリ触媒法といわれるもので、廃食用油にメタノールと触媒を入れ化学反応させてグリセリンを生成します。そのグリセリンを取り除き、水洗浄を行いフィルターで水分を取り除くとBDFの完成です。 

 

 また、平成22年4月から蒸留装置を導入したことにより、それまでのBDFより高品質の「クリーンBDF」を精製することができました。 

 

 「クリーンBDF」は県の条例で最も難しいと言われる10%残油の残留炭素成分が0.1質量%以下という燃料規制にも対応しており、県条例をすべてクリアしたクリーンエネルギーです。


〜バイオディーゼル燃料100%でごみ収集車を運行〜

BDF導入の収集車

 小田原市では、平成10年3月に「小田原市環境基本計画」を策定し、低公害車の普及促進にいち早く取り組んできました。特に1日あたりの運行距離が最も長いごみ収集車(1台1日当たり約80km走行)について、天然ガス車やハイブリッド仕様車を導入し、二酸化炭素、窒素酸化物などの削減に努めてきました。

 

 廃食用油をリサイクルしたバイオディーゼル燃料(BDF)を利用することは、ごみの減量化と温室効果ガス排出削減の二つの効果があることから、ごみ収集車への活用を検討してきましたが、平成20年度に世界で初めてハイブリッド仕様のパッカー車にBDFを導入することとしました。


BDF車両表示

 一方で、BDFは燃料フィルターや燃料噴射ポンプの詰まり、ゴムパッキン類劣化やエンジン本体の不具合などを引き起こす可能性が高いと言われています。

 

 そこで、小田原衛生グループ、西湘自動車(株)とともに小田原市BDF連絡協議会を設立し、BDFを作る側、使う側、車両を整備する側の3者が協力し、燃料供給系の改造など想定される不具合への対策を研究してきました。


 

 当初は軽油に5%のBDFを混合した燃料から使用開始し、平成21年2月からはBDF100%での使用に踏み切り実証実験を行ってきましたが、その結果、大きな不具合は生じなかったことから、平成21年7月には、新たにハイブリッド仕様のダンプ車を改造せずにBDF100%の使用に踏み切りました。

 

 さらに、高品質の「クリーンBDF」の導入を機に、平成22年5月には改造していないハイブリッド仕様のパッカー車1台、さらに平成25年1月には最新の電動式ハイブリットパッカー車1台にもBDFの使用を開始し、小田原市のBDF使用車両は計4台となりました。

 

 現在は、小田原衛生グループのBDF使用車両6台と合わせて、合計10台で、BDF導入拡大の可能性を見出すための実証実験を続けています。


〜中村原埋立処分場での菜の花栽培〜

菜の花栽培

 燃料地産地消事業の一環として、菜の花の栽培にも取り組んでいます。

 

 中村原埋立処分場は、昭和47年7月に一般廃棄物の埋め立てを開始、平成10年2月に埋め立てを終了し、現在廃止に向けた調査及び維持管理を行っているところであり、地元の方々にソフトボール場、ゲートボール場、グランドゴルフ場などとして利用していただいています。 


菜の花 写真

 平成21年度に、この広場のイメージアップと重点政策である自然環境を活かしたクリーンエネルギーへの取組みを推進するため、地元の方々と協働で100坪程度のスペースに菜の花の栽培を開始しました。

 平成23年度からは、環境体験学習の一環として種まき、刈り取り、脱穀などの作業を地元下中小学校の4年生と一緒に行っています。 


最終更新日:2013年02月28日

このエントリーをはてなブックマークに追加 twitterで共有

この情報に関するお問い合わせ先

環境部:環境事業センター

電話番号:0465-34-7325
FAX番号:0465-34-7087


この情報についてのご意見・ご感想をお聞かせください!

このページの情報は分かりやすかったですか?

※システム上、いただいたご意見・ご感想に対する回答はできません。
回答が必要な内容に関しましては、お問い合わせ先の担当課まで直接お願いいたします。
※住所・電話番号等の個人情報については記入しないようお願いいたします。
※文字化けの原因となる、丸付き数字などの機種依存文字や半角カタカナは記入しないようお願いいたします。

小田原市役所
住所:〒250-8555 神奈川県小田原市荻窪300番地(郵便物は「〒250-8555 小田原市役所○○課(室)」で届きます)
電話:0465-33-1300(総合案内)

Copyright (C) City of Odawara, All Rights Reserved.