毎年、夏季期間で、看護師をめざす看護学生と高校生の方を対象に、インターンシップ(職場体験)を開催しております。今年は、8月3日から5日までの3日間にわたり開催し、78人(延べ97人)の方が参加されました。
インターンシップでは、先輩看護師の付き添いのもと、申込時に希望した病棟(科)において、職場体験を行います。主に、食事配膳介助、口腔ケア、清拭、体位変換、移送などを行っていきます。
そのため、インターンシップに参加すると、当院の看護師と一日行動をともにしながら、病院内の雰囲気だけでなく、どのような看護をしているのか、看護師はどのような仕事をしているのかなどを、自らの目で見て、体験することができます。
体験した後には、グループにまとまり、新人の先輩看護師や看護師長も参加して、他の体験者との交流の場もあります。そこでは、看護師の仕事の話だけでなく、実習や勉強の話など、ざっくばらんにいろいろなことを話すことができ、参加した人同士の交流も深まります。
インターンシップは、申し込み時に希望した病棟での体験となりますので、自分が知りたい、あるいはめざしている科の仕事を体験することができます。また、職場体験をはじめるに当たり、病院概要などを説明し、施設内の見学も行っています。
看護師不足が叫ばれる中、職業体験は、小田原市立病院における看護師確保のみならず、次代の医療を担う人材を育成するために必要な事業であり、患者さんのご理解、ご協力のもと、今後も進めていきます。
インターンシップの参加は初めてで、7階東病棟を体験しました。参加する前までは、ホームページや募集案内などから、市立病院は”静かなところ”というイメージを持っていました。しかし、実際は、スタッフ同士の間の優しい雰囲気が感じられたり、皆さんがキビキビと仕事をしていて、とても活気のある職場であると感じました。
7階東病棟は、循環器内科の患者さんが多く入院しており、清拭などのケアに携わりました。私自身は、患者さんとうまく話せない場面もありましたが、看護師さんは、患者さんの癖や性格を把握されているようで、ケアをしながら、親身になって話しかけていました。会話も大切なケアの一つであり、コミュニケーションの大切さを実感することができました。
また、これから実習病院で実習をしますが、インターンシップに参加することで、実習前に自分の知識不足を痛感するとともに、課題を見つけることができ、大変有意義な一日でした。
職場体験の終了後に、グループごとに分かれて、ディスカッションをしました。1つのグループに病院のスタッフの方が、4~5人同席され、サポートをしてくれたので、会話も弾み、情報もたくさん聴くことができました。市立病院のスタッフの皆さんは、学生を大事にしてくれていると感じました。
(写真の一番右が本人です。)
7階東病棟を体験しました。実習と違って、記録することもないので、気軽に楽しく病院の見学をすることができました。実習では行わなかった「手浴」をしましたが、とても楽しく行うことができました。
これまでの私自身の看護観は、「心に寄り添う看護」をやってあげたいという思いを持っていましたが、インターンシップを通して、患者さんの自立を大切していくことであることを学びました。また、認定看護師の資格を取得して、小児病棟で働きたいとの意を強くしました。
病棟でのインターンシップを終えてから、グループに先輩看護師さんを交えて話し合いをする機会がありました。その中で、実際に働く先輩看護師さんと話すことで、自分が看護師になったときの理想像が明確になりました。
(写真の右から2番目が本人です。)
1日目は、4階西病棟を、2日目は、4階東病棟を体験しました。
奨学生なので、将来勤める病院を体験してみたいと考えたことが申し込んだきっかけです。
4階西病棟の雰囲気は、ユニフォームが印象的で、病棟内も「かわいい」「明るいイメージで保育園みたい」という印象でした。
もともと、子どもには苦手意識をもっていたのですが、だっこしたときの笑顔や、子どもとの触れ合いを通して、「かわいいなあ」と思うようになりました。好きになりたいという気持ちで、この病棟を選んだので、チャレンジして良かったと考えています。
また、体験の中で、自分に心電図をつけて心拍数を計りました。そのときに、「あ!心臓が動いている。すごい」と感動したものの、外すときにはちょっと痛みがあり、患者さんも痛いんだなあと気づきました。患者さんの中には、痛いと言えない方もいらっしゃると思いますので、看護師になったときに、あのとき自分はこうだったと自らの身体で確かめたことを活かしていきたい。
体験後には、グループになって先輩看護師の方やインターシップに参加した方との交流の場がありました。その中で、先輩や他の学校の学生さんの話を聞くことができて大変良かったと思っています。私は、現在1年生なので、2年生になると実習が大変なんだということがわかりました。また、新人看護師さんの話は、身近でとても親近感を持つことができました。
高校3年生のときも、このインターンシップに参加していますが、今回参加して改めてよかったと感じました。今後もインターシップに参加して、手術室などいろいろな科を経験してみたいと思います。
(写真一番右が本人です。)
4階西病棟と整形外科病棟を体験しました。
昨年のインターシップに参加したときに、大変な仕事をしている看護師さんが、いつも笑顔で患者さんに接している姿を見て、自分もめざしたいと思い看護学校に入りました。今回は、看護の現場の様子をもっと知りたいとの思いから参加しました。
昨年と同じ小児科病棟を希望しました。進路が決まらない中で参加した高校生のときと違い、看護を学んでいる今の自分の目で同じ仕事を体験してみると、子どもたちが喜ぶ病棟内の飾りつけや子どもたちの保育など、保育士さんが病棟内で果たしている役割を知り、保育士さんとの連携の必要性など、昨年とは違う新たな発見をすることができました。
また、食事介助では、名前を呼んだり、ネームバンドを確認するなど、間違いをしないように十分な確認を行うことを学び、足浴や車椅子、ストレッチャーの体験では、学校で習う前に知ることができて良かったと思いました。95歳の患者さんの食事介助をしたときには、いつもよりたくさん食べてくれて、また、お話をたくさん聞かせてしてくれたり、すごく笑ってくれたことが印象に残っています。
グループで話し合う場では、先輩の学生から実習のことなどを聞くことができたし、自信をなくしたときの話を先輩看護師さんから聞き、自分だけではなく皆同じ不安を抱えていることを知って、抱いていた不安が減りました。
インターシップを通じて、小田原市立病院の看護師さんは、みんな優しい気持ちで勤めていることがわかりました。私も、こうした先輩の皆さんと、早く一緒に働きたいと思いました。
(写真の一番右が本人です。)
自分自身は、看護に興味は持っていませんでしたが、進路を決めるときになって、母が病院勤務をしていることもあり、看護の道に進みたいと考えるようになったことがきっかけです。
今回は、漠然と病院の雰囲気だけを見るだけでいいと思っていましたので、どこでも見れたら良いと思い、特に病棟の希望をしませんでした。体験した病棟は、7階東病棟でしたが、思っていたより内容が濃く、一日が早く過ぎました。
看護の一日体験でしたので、看護のことだけをするのかと思っていましたが、病院の中を見学して、地域住民からは見えない、洗濯場や機械を洗う場所、クリーニングをするところなどを見せてもらい、そこで働く人や掃除をする人、准看護師さんなど、病院にはたくさんの人が働いていて、多くの人の支えのもと、医療が提供されていることに驚きました。
体験では、患者さんの身体を拭くときに、身体をさわってしまっていいのか、拭き方はどうするのだろうなどと考えて、どきまぎしていたら、患者さんから「前にきた男の子も遠慮していたことがあったけれど、看護をしている人が遠慮していたら患者さんも困ってしまうよ」と言われて、遠慮せずにもっとてきぱき動くことが大切なんだと思いました。また、看護師の皆さんが話をしているところを聞いたり、私たちを気持ちを和ませるような話をしてくれて、皆さんが仲良く、職場の雰囲気が温かくて良いなあと思いました。
参加者の皆さんは、看護学校の学生さんが多くて、目標を持ち、それに向って頑張っている人は素敵です。私も大学の進路について、どの分野に進もうか迷っていましたが、今日体験をしたことで、看護の大学へ行ってみようと決めました。そして、看護のことについて、興味をもって、もっともっと調べてみたいと思いました。
グループで集まって、参加した皆さんや看護師さんとお話をしましたが、他の方が体験した話を聞いて、私の体験していない看護業務の内容を知ることができましたし、そのことで、さらに病院のことを知ってみたいと思いました。また、血はこわいなあと思っていたところ、看護師さんから、「目の前に患者さんが痛がっている中でこわいなんて思うどころではないし、周りにはサポートする看護師さんもいらっしゃるので大丈夫ですよ」とアドバイスをいただき、安心しました。
母や担任の教師からも、看護師になるには覚悟がいるよといわれていますが、今回の体験を通して、あるいは先輩の皆さんのご意見をお聞きし、自分でも頑張れそうな気がしました。
(写真の左から2番目が本人です。)