■しめくくりに会場の全員で合唱した「撫順の朝顔」
合唱の最後の曲「撫順の朝顔」では、プログラムに同封の楽譜と歌詞を見ながら、立ち見も出た会場満席の150名以上の入場者全員で大合唱。歌い終わると同時に1分近く大きな拍手が鳴り響き、感動の渦に包まれた。ハンカチで涙を拭く人、鼻をすする人などがあちこちに現れた。
姫田団長は挨拶で「いま日中関係が最悪の状況である。だからこそ、若い人たちも我々の背中を見ているはず。日中戦争の正しい歴史認識を伝えることと、友好関係を広め、深めるために団員一同合唱を通じてひき続きがんばっていきたい」との力強い表明があった。
帰りがけにカンパして譲ってもらった朝顔の苗がちょうど1月後に開花した。歌詞のとおり葉はハート型で色は深い藍色である。