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2015年02月06日(金)

ハルネうめまる広場で「春ね!コンサート」

小田原市文化部文化政策課主催の 「アートマネジメント講座」の実践編として3チームが活動しました。昨年11月の軽トラ市の「ペッタン・アート」チームに引き続き、別の2チームが小田原駅地下街「おだわらハルネ」でイベントを開催する企画を立案するのが課題でした。企画から出演者の交渉、チラシ作成、コンサート実施までの一連のイベント開催準備を講座参加者が担当しました。
「うめまる広場」を埋め尽くしたコンサート観客「うめまる広場」を埋め尽くしたコンサート観客
■「春ね!コンサート」のコンセプト■
「おだわらハルネ」の活性化と広場の可能性を求めて、「うめまる広場」でイベント企画を検討しました 。1チームはコンサートを、もう1チームはファッションショーを企画案として具体化を進めました。コンサートチームは、1月31日に「かもめ図書館」で開催予定の「かもめコンサート‐若き音楽家シリーズ」に連動して、同じ出演者に出演していただき、かもめコンサートの宣伝も兼ねたいと考えました。そして、「ハルネ=春ね!」の語呂合わせで、春を待つ曲を演奏してもらうことにしました。

 

本濱さんMCは軽快な語り口でコンサートを盛り上げた本濱さんMCは軽快な語り口でコンサートを盛り上げた
本濱さんは観客席まで入ってクラリネットの魅力を紹介本濱さんは観客席まで入ってクラリネットの魅力を紹介
■クラリネット・アンサンブル■
「かもめコンサート」に出演予定のクラリネット奏者の本濱寿明(もとはまのぶあき)さんに出演を依頼すると、快くお引き受けいただきました 。更に、ご友人を3人誘っていただき、4人によるクラリネット・アンサンブルで演奏する案をご提案いただき、豪華なコンサートを企画することができました。

 

1月25日の当日は、1時開演の30分前から会場に来られたお客様もいらして、開演時間には100人を越える観客でうめまる広場は一杯になりました。出演は、本濱寿明さん、加藤丈陽さん、多田野菜摘さん、小川幸恵さんで、4人ともクラリネット奏者です。4本のクラリネットによる演奏会は珍しく、低音のバス・クラリネットが入ると、まるでオーケストラのような音の広がりと深みが感じられました。また、曲と曲との間には本濱さんの軽妙なお話し(MC)があり、会場も和やかな雰囲気に包まれました。更に、本濱さんはクラリネットを分解しながら客席に入り込み、最後にはマウスピース部だけで演奏するという楽しい工夫もされて、クラリネットの構造とそれぞれの音色を楽しませてくれました。短い時間でしたが、クラリネットの素晴らしい音色に改めて魅了されて、心も温まったコンサートでした。
 
「春ね!コンサート」は、アートマネジメント講座に参加した市民による手作りコンサートでしたが、予想以上の集客がありハルネ活性化にもお役に立てたのではないかと思います。今後も、アート・マネジメント講座によって、小田原市の文化創造活動担い手がより多く育成されることを期待したいと思います。
(深野 彰 記)

2015/02/06 17:44 | 音楽

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