小田原市
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足あと
手を伸ばせば、春に触れられそうな季節になりました。
春は、今年もちゃんと、私たちのもとにやってきてくれそうです。
春への想いを募らせながら、陽気な日に、板橋にある松永記念館へ行ってきました。
■日本歴史公園100選■ ご存知の方も多いと思いますが、「電力王」と呼ばれた実業家であり、数寄茶人としても高名であった松永安左ヱ門が建設したのが、ここ、松永記念館。
庭園に咲く梅は、満開を通り越してしまいましたが、さすがは「日本の歴史公園100選」に選ばれた場所。
一歩足を踏み入れると、京都や鎌倉にでも来たような、近所に散歩をしにきたとは思えない、景色が迎えてくれました。
■庭園でお茶を楽しむ■ 訪れた日は、庭園呈茶の日。この回はお煎茶を楽しむことができました。
作法のさの字も知らずに参加し、お隣の人の真似をしながら、庭園呈茶を楽しみました。
風情溢れる茶室で頂いたお茶は、今まで飲んでいたお茶とは、まったくの別物。
晩御飯のあとに、お茶を飲む家庭で育った自分が、慣れ親しんだお茶で、こんなにも衝撃を覚える日がくるとは想像もしていませんでした。
お茶が甘いのです。
この日煎れてくださったお茶は、黄檗(おうばく)という高級煎茶だそうです。
お茶の旨味が引き出されるように、お湯の温度には、すごく気を使われているそうです。
遠方の方もいらしていた、この庭園呈茶は、年に4回ほど開催されるそうです。
日本の美しさが、旅行に行かれなくてもすぐ近くで味わえる板橋・松永記念館を訪れてみてはいかでしょうか。 (タナカ 記)
松永記念館に関する問合せは、小田原市郷土文化館(0465-23-1377)
2016/03/01 10:06 | 芸術
文化レポーター
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