小田原市
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11月21日(月)下府中小学校で全校生徒向けに行われたアウトリーチに行ってきました。アウトリーチとは、直訳すると「手を伸ばす」ですが、芸術文化でのアウトリーチは、学校などの身近な場所に芸術家が出向き、その地域の皆さんに芸術文化に触れる機会を提供するもので、数年前から小田原市が実施しているものです。
今回の出演は、「トリオ・リベルタ」。ヴァイオリン、サックス、ピアノのトリオです。会場の体育館には、保護者や近隣の方も70人近く集まっていらっしゃいました。本格的なプロの演奏をライブで楽しめる貴重な機会に、皆さんわくわくしている様子が伺えました。
■トリオ・リベルタ■
トリオ・リベルタは、ヴァイオリン、サックス、ピアノ、それぞれソロやグループ、オーケストラで活躍している3人で、2000年から活動を開始し、人気を博しています。 ヴァイオリンの石田泰尚さんは異色のコワモテキャラの実力派、神奈川フィルのコンサートマスターで、最近では、テレビ番組「嵐にしやがれ」のコーナーにゲスト出演されていました。 サックスの松原孝政さんは、以前も小田原でコンサートをされたカルテット・スピリタスのメンバーでもあります。 ピアノの中岡太志さんは、繊細なピアノ演奏もさることながら、非常に話術が巧みで、小学生達にもわかりやすいお話をしてくださいました。
■「あまちゃん」から「リベルタンゴ」まで■
演奏会は、「あまちゃん」のテーマから賑やかに始まりました。途中、「恋はみずいろ」、「パリの散歩道」などのポピュラーミュージックも、保護者の年齢層に合わせて選曲されたのかもしれません。そして何と言っても「タブー」が始まった時に、誰1人子どもがドリフターズの加藤茶の真似をしなかったことに、ちょっと隔世の感がありました。ちょっとだけよ、生演奏は初体験でした。 丁寧な曲解説、楽器紹介などもあり、ヴァイオリン奏者の技巧が冴える「ゾルバの踊り」もよかったのですが、トリオ・リベルタの名前の由来である「リベルタンゴ」 がやはり1番素敵でした。 子ども達に本物の芸術を届けようという趣旨のアウトリーチは、今後も長く続けて欲しい事業です。今回も素晴らしく充実した、心に響くコンサートでした。
■トリオ・リベルタ“ザ・ベスト”■
この「トリオ・リベルタ」によるコンサートが11月25日(金)小田原市民会館大ホールで開催されます。小学校の体育館とは違った迫力が楽しめると思います。 「リベルタンゴ」の演奏に今からドキドキしています。 (さえパン 記)
トリオ・リベルタ“ザ・ベスト” 日時 11月25日(金)開演19時(開場18時30分) 会場 小田原市民会館大ホール チケット 一般 3,000円 高校生以下 1,000円 問合せ 小田原市文化政策課 0465‐33‐1709 小田原市民会館 0465‐22‐7146
2016/11/22 17:40 | 音楽
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