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2016年11月29日(火)

体も楽器に!~小学校でのアウトリーチを見学~

小春日和の金曜日、富士見小学校でのアウトリーチ「TONES」コンサートにお邪魔しました。
アウトリーチとは、直訳すると「手を伸ばす」ですが、芸術文化でのアウトリーチは、学校などの身近な場所に芸術家が出向き、地域の皆さんに芸術文化に触れる機会を提供するもので、平成23年度から小田原市が実施しているものです。
今回の出演は、マリンバ&パーカッション(打楽器)アンサンブル「TONES」。2006年結成で、3人は洗足学園音楽大学の同窓生とのことです。

先生も体験先生も体験

富士見小学校体育館で開催されたコンサート、3,4年の中学年と5,6年の高学年の2ステージで約370人の児童と希望する保護者が鑑賞しました。
中学年は、ただただ驚き、楽しんでいるかのようでしたが、同じプログラムでも高学年には、一緒に音楽をつくっていけるアプローチがあり、さすが上級生はそれに応えるかのようでした。

また、お馴染みの「剣の舞」や打楽器オリジナル曲に加え、優雅な「G線上のアリア」の演奏では、「マリンバは音を持続させるためにトレモロを使う」との解説を聞き、なるほどと目(耳?)からウロコ。

 

「みんなでボディパーカッション」は、全員でリズムをとって曲を楽しく進め、また高学年ステージでは会場から手を挙げた数名の児童が、メンバー小幡さんの打つリズムに挑戦し、喝さいを浴びていました。

それにしても、打楽器演奏は、とにかく準備、そして片付けが大変です、当日も朝8時前に現地入りしセッティング、リハーサルだったとのこと。

しかし、真剣な眼差しで聴いたり、体験に手を挙げてくれたりした子どもたちの様子に、メンバーもエネルギーをもらったのではないでしょうか。

保護者の皆さんも、「学校で何度かアウトリーチを体験していますが、子ども達に生の音楽を聴かせていただき、音楽に触れるきっかけになる」「コンサートに足を運ぶきっかけになる」と話しておられました。小学校でのアウトリーチ事業は、公開しているものも多いのでぜひ地域の皆さんも足を運んでいただきたいと思います。

TONES 3人の息の合ったアンサンブルが体育館いっぱいに響き渡り、子どもたちも夢中で魅入っていました。私自身もマリンバをはじめ、自らの体も楽器にしての演奏に、打楽器の魅力を感じ、うきうきした気分になって帰途につきました。
(記 じんちゃん)

2016/11/29 08:55 | 音楽

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