レポーターブログバナー
2017年04月17日(月)

小田原でアートさんぽをしてきました♩

2月19日は、小田原でアートさんぽをしてきました♩

 

2月に西海子小路にある旧松本剛吉別邸の雨香亭と本町の旧瀬戸たばこ店でアート展が開催されました。

歴史的建造物と呼ばれる趣ある建物は、それ自体がアートのよう。

歴史的な建物と現代アートのコラボってどんな感じだろうとワクワクしていました。

 

まずは、雨香亭へ。

雨香亭は、明治時代に建てられたもので、今でも現役の茶室です。

木曜日から日曜日の11時~15時、一般公開されています。

まずは、敷地内の小高い場所にある建物へ。

茶会の際には待合(まちあい)として使われているそうです。

造形作家・利根川佳江さんの立体作品が置かれ、不思議な空間になっています。

その後、雨香亭へと。

アーティストの朝比奈賢さんが2つの茶室をアートで再生しており、それぞれ「独りの間」「集いの間」と名づけられていました。

独りの間では、その茶室に一人しか入れないようになっており、暗闇を独り占めに。

ゆらめくろうそくの灯りの前で、心が安らぐ時間を過ごしました。

集いの間では、作家さんも、偶然居合わせた方も、作品を見ながら一緒にこたつを囲み、団らん。

このこたつも、作家さんの作品で、この部屋に合うように今回しつらえたものだと知って驚きました。

次に、歩いて5分ほどの旧瀬戸たばこ店へ移動。

旧瀬戸たばこ店は、昭和初期に建てられ、今は空き家ですが、釘を一本も使わず、木を組み合わせて建築されているそうです。
当時の家主さんは、山を一つ買って、そこの木を使ってこの家を建てました。
だから、床板や、床の間など、大きな大きな一枚板でできていたり、欄間の飾りも一枚板から掘り出したものだったり、木がふんだんに使われている造りとなっています。建物をじっくり見ていくと、家主さんのこだわりと愛を感じることができます。
 

二階には藤井健司さんの大きな墨絵の作品が展示されていました。作家さんもいらっしゃったので、「これはどこの風景ですか」と質問したところ、「心象風景です」とのこと。直接お話しし、色々教えてもらう、貴重な機会となりました。

また、ガラスや、棚の金具にいたるまで丁寧な細工が凝らされており、見応えがありました。

と、いうことに気が付くことができたのも、当日ボランティアでガイドをしている「文化サポーター」さんの説明のおかげでした。

雨香亭は、毎週木、金、土、日に一般公開されています。

 

小田原には、「歴史的建造物」と呼ばれる貴重な建物が、歩いてめぐることのできるエリアに多く残っています。

このような建物を、お友達が来た時に普段からご案内できたらいいな、と思いました。

(記 おさかな)

2017/04/17 16:21 | 芸術

ページトップ