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2015年05月29日(金)

小田原ジュニア弦楽合奏団定期演奏会

4月19日 (日) に市民会館大ホールにて、小田原ジュニア弦楽合奏団の第29回定期演奏会が開催されました。
小田原ジュニア弦楽合奏団は、小田原市内及び近隣の市町村に住む、小学校一年生から高校二年生までが所属しています。
子どもたちは、毎週日曜日の練習と春夏の合宿などで、個人の練習だけでは味わえない合奏の楽しさとみんなで大曲に挑戦できる喜びを感じ、学校の部活動とは違う仲間との絆が深まっています。
演奏会では、1年間一生懸命練習を重ねた成果は、音楽に対する純粋で真摯な姿勢が感じられました。
今回の演奏会は、ロビーコンサートに始まり、名曲の花束と題し、クラシックの有名な小品やディズニー映画の「アナと雪の女王」から『Let It Go』などのポピュラーな曲も演奏しました。
四月で卒団となる高校三年生は、カルテットでドヴォルザークの『糸杉』を演奏。
そして、メインはドヴォルザークの『弦楽セレナーデ ホ長調Op.22」。ジュニアでは9年ぶりの演奏です。こちらは難曲でしたが、生き生きと瑞々しいハーモニーを奏でていました。
 
毎年恒例の『みんなで弾こう』では、パッヘルベルのカノンを小さなお子さんといっしょに楽しく合奏しました。緊張気味の小さなお子さん達も多く参加して、可愛らしい舞台になりました。
この初めての合奏が、ジュニアに入団するきっかけになることもあり、恒例の企画となっています。
 
小学生から高校生まで、みんなが音楽を通じて一体となり、ハーモニーを奏でる様は、一生懸命な純粋さが溢れていました。
合奏団の団長は、バイオリニストの白井英治氏。結成以来、子ども達と音楽することの喜びを届けようと、熱心に指導されています。団員は皆仲良く、切磋琢磨しており、技術だけでなく、心を育てる音楽教育の普及に尽力しています。小田原ジュニアは地域の音楽団体として、着実に成長を遂げており、来年は30周年を迎えます。
2016年4月17日(日)には、小田原市民会館大ホールで、30周年記念定期演奏会を開催予定です。
来年の演奏会が楽しみです。(記 さえパン)
 
毎週日曜日、三の丸小学校音楽室で練習しています毎週日曜日、三の丸小学校音楽室で練習しています

2015/05/29 11:55 | 音楽

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