■立方体パズルから無限の創造へ■
「パズル」は、小学校で使われているというパズル工作に着想したと横井山さん。16個の立方体を平面に並べてそれぞれの面をカンバスとして独創的な絵を描く。いったん崩してもとの絵を再現したり、異なる面を組合せて新しい画面を作りしたりする。1つの立方体に6面があり、上下左右にひっくり返して4通りの変化がある。また、立方体16個を一つひとつ違った順に並べると16!(階乗)すなわち20922789888000通りとなる。6×4×16!は約500兆通り。日常生活では、ほぼ無限大といってよい数だ。ここから発展して、横井山さんの作品は無限大の世界に広がる。