小田原市

市長の日記

市長の日記

2017年10月06日(金)

全史協東広島大会

  決算特別委員会が終了した3日夕方に小田原を発ち、夜遅くに東広島入り。4日より東広島市で開催された全国史跡整備市町村協議会(略称:全史協)の第52回大会に参加してきました。
  4日の大会は、東広島市の中心部に27年度に竣工したばかりの東広島芸術文化ホール「くらら」にて開催。午前中の役員会、午後の総会・講演会、その後の情報交換会と続き、役員各市町の首長さんたちと旧交を温め合うとともに、文化庁の史跡整備に関する今後の施策についての情報共有、文化庁の京都移転のスケジュールや 体制などを確認。記念講演では、広島大学客員准教授のウェルナー・シュタインハウスさんよりドイツにおける遺跡の保全と利活用について興味深いお話を伺いました。
 

 この日の朝、大会開始前に東広島市の中心部、JR西条駅周辺の街並みを視察。この辺りは、灘・伏見と並んで日本酒の蔵が集中する酒どころ。賀茂泉、賀茂鶴、白牡丹、亀齢、福美人など、10の蔵が並び、歴史的建造物でもある醸造各社の社屋や蔵、醸造施設の煙突が並ぶ街並みは、なかなか他では見ることのできない景観でした。

  翌日5日のエクスカーションは、4つのコースに分かれて実施され、私は三原市や福山市方面へのコースに参加。三原城跡、鞆の浦、福山城跡、広島県立歴史博物館と巡りました。
  三原城跡は、山陽新幹線の三原駅に隣接する場所にあり、城郭の北側の一部が往時の石垣のまま保全されており、周辺が歴史公園として最近整備された様子を拝見。小早川隆景の時代に時間をかけて築造された石垣はなかなか重厚であり、北側に接していた西国街道ぞいの空間再現の手法は、小田原で取り組むことになる御用米曲輪整備にも参考になるものでした。

  鞆の浦は、数年前に港をまたぐ道路建設をめぐる問題で話題となったことから、瀬戸内海の古き良き港湾の風情が残る街として関心を持っていました。現地では、かつて朝鮮通信使らが滞在したと言われる鞆福禅寺、独特の階段状護岸で囲まれた趣ある港湾、太田家をはじめとする豪商たちの館が立ち並ぶ街並みなどを視察。往時の空気感が残る、印象深い街です。

 福山城は、やはり新幹線の福山駅の隣。終戦間際に空襲で天守閣を焼失するという惨事に見舞われながら、少しずつ復興が果たされました。現在は広大な城跡の中に立派な復興天守をはじめとする施設が整備され、往時の姿を残す一部の櫓、そして圧倒的な石垣が見事でした。小田原城と似た部分も多く、天守閣の高さ、石垣の様子など、どうしても比較してしまいます。
  中国地方の歴史はあまり詳しくなかったので、今回の視察ではあらためて、大陸に近く瀬戸内海という恵まれた海に面する地の利を活かし、古くから各地で育まれてきた様々な都市の面影に接し、この地域の奥行の深さに触れた思いです。毎回思うことですが、他のまちを拝見することは、小田原の姿となりたち、その魅力を、客観的に捉え直す良い機会となります。

2017/10/06 11:05 | 未分類


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