市長の日記

市長の日記

2018年09月07日(金)

和留沢の皆さん

  北海道を襲った震度7の大地震。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災され不安な状態で過ごしておられる皆さんにお見舞い申し上げます。
  今回の地震では、激しい横揺れによる大規模な土砂崩れや地盤の歪み、それによる建物被害などもさることながら、北海道全域での停電という、いわば社会システムの被災の深刻さが際立っています。北海道の電源は火力発電が中心で賄われていますが、全道をひとつに繋いだ系統で供給しているために、主力のダウンで全体が止まるという事態。広域での電力供給システムがはらむ課題が、今回も明白になりました。分散型の電力供給システム、さらにはエネルギーの地産地消への取り組みを、国家的に進めていかねばなりません。
  それにしても、改めて「電気」が私たちの日常生活や都市の営みにとって、いかに死活にかかわるインフラであるかというのを、痛感させられます。電気の無い暮らしや社会システムに戻ることはないとしても、災害列島では今回のような事態が起こりうる以上、一人ひとりとして、更には地域として、それを受け止める覚悟や備えというものをしておかねばならないでしょう。小田原では「いのちを守り育てる地域自給圏」を目指しています。特に、「いのち」を直接的に支える水・食料・エネルギーなどは、可能な限り地域で自給する。そのためにも、健やかな自然環境や、農地など第一次産業の基盤は、しっかり守っていく。ここ最近の災害報道に接するたび、そうした思いを新たにしています。

  6日、和留沢地区の皆さんが市役所に来訪されました。平成30年度の環境大臣表彰(地域環境美化功績者表彰)を受賞された、和留沢自治会の皆さんです。
  いらしたのは、大澤自治会長をはじめここ数年の会長さんたち、そして環境美化推進委員会の歴代役員の皆さん方、総勢9名。和留沢集落は、標高約400m、明星ケ岳に至る箱根外輪山の中腹にあり、かつて集団で開拓が行われた地区。その集落の中心部、かつての小学校分校であった公民館の前に、「たいようの丘」と名付けている公園スペースがあります。周囲を森に囲まれている集落の中で、ここに立つと市街地から相模湾方面への眺望が開け、鳥たちのさえずりが響き、爽やかな風が吹き抜ける場所。ここに、長年にわたり環境美化推進委員会の皆さんが、花や木を植え、こまめに手入れをされ、地域の皆さんや訪れる人たちの憩いの場として守ってきました。今回は、そうした活動も含め地域の環境美化における積年の取り組みが表彰されたものです。神奈川県内では2件のみの表彰でした。
  私も以前から和留沢には何度も足を運んでおり、この広場で地域の皆さんと一緒にチューリップの球根などを植えた経験や、環境再生プロジェクトで取り組む「わくワーク村」の活動など、和留沢の皆さんとはかねてより様々にお世話になってきたことから、今回の表彰は自分のことのように嬉しく思います。現在は住民の高齢化と世帯減少が進み、委員会の活動も先のことを考えねばならなくなっているとのこと。3年ほど前に自然養鶏を手掛ける檀上さんご夫妻が新たに移住されてきましたが、この地区の環境に惹かれる人たちは少なからずいると思います。地域の皆さんの営みを、行政としてもしっかり支えていく考えです。

2018/09/07 16:15 | 未分類


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