市長の日記

市長の日記

2018年10月10日(水)

オリーブ収穫祭

  6日、「小田原オリーブ収穫祭~収穫体験ツアー~」が開催され、私も朝から参加しました。
  耕作放棄地の拡大や担い手の不足、獣害の深刻化などに直面している市内農業、とくに小田原名産の柑橘栽培におけるそうした問題を踏まえ、市場における人気が高く、加工による高付加価値化が可能で、しかも獣害に強いオリーブに着目、国内最大の産地である小豆島を訪ねたのが、平成25年6月でした。以来、小豆島のオリーブ農家の皆さんにご指導を頂きながら、翌26年度よりオリーブ苗木の購入補助事業を開始、市内農家により結成された「小田原オリーブ研究会」の皆さんとも力を合わせ、オリーブ栽培の拡大を推進。昨年は約100㎏の収穫があり、初めて小田原産のオリーブオイルや新漬けができました。

  事業開始以来、今年で5年が経過、現在は市内農地約4haに約2000本のオリーブが植えられるに至っており、今年は昨年以上の収穫が見込まれることから、満を持して「収穫祭」が催されたものです。会場は、前羽小学校の裏手にある「坊山」の東南面、研究会に所属する農家さん(石塚さん、小野澤さん)の圃場。かつてミカン栽培を行っていた圃場の一部をオリーブに改植した農園は、眼下に広大な相模湾と湘南方面の海岸線を望む、素晴らしいロケーション。台風25号が日本海を通過中で、南からの風が入り気温が30度を超えるような暑い日となりましたが、参加した皆さんはこの眺望だけでもたいへん喜んでおられました。

  この日の作業は、まずオリーブの実を収穫し、それを特製のスケールを用いて大きさにより選別するという工程。参加した35名の皆さんと一緒に、まずは収穫作業。植えられているオリーブは数種類の品種が混ざっており、木によって実の付き具合が異なり、中には鈴なりに実っている木も。30分ほどかけて、40㎏ほどの実を収穫。その後、複数の場所に分かれて、一粒ずつ大きさを見極めて仕分け。直径が14㎜以上をA、それ以外をBとして分ける作業は、やはり30分ほどを要しました。一粒ずつ仕分けしながら、初収穫の歓びが沸々と湧いてきました。Aに仕分けたもののうち、特に表皮などがキレイなものは新漬けにして販売に回し、それ以外のものは参加者向けの新漬けに使います。
  この日の定員は35名でしたが、応募があったのは100名以上。参加者の多くは、毎日新聞などの記事を読んですぐに応募して来られた、県内各市からの参加者で、特に横浜や川崎からの方が多く、遠い方は京都から来られていました。オリーブを愛好する広汎な消費者層の存在を感じます。私はお昼までの参加でしたが、他の皆さんは午後のプログラムでオリーブを使ったデザートづくり、オイルのテイスティングなどのプログラムを楽しまれたようです。なお、応募しながら今回参加できなかった人たちのために、月末にもう一度収穫祭を行う予定です。
  ともあれ、5年目にしてようやく本格的な収穫を迎え、多くの人たちと収穫の歓びを分かち合えたことは、たいへん感慨深いものがあります。生産者の皆さんのご理解と参加、防除や風対策など日々の丹精、そして普及を進めた農政課職員たちの研鑽と努力の賜物であり、その労をねぎらいたいと思います。今後、他の圃場で収穫されたものも含め、オイルの搾油、新漬けなど、商品化の作業が進み、11月3日にHaRuNeで予定されている「オリーブ彩(いろどり)マルシェ」などで販売に供される予定です。

2018/10/10 09:53 | 未分類


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