市長の日記

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2019年09月09日(月)

酒匂小学校の木質化改修

 台風 15 号が通り過ぎていきました。関東に接近してから速度を落とすとともに勢力が増したため、結果的には長い時間、極めて強い風と断続的な横殴りの大雨にさらされました。最も風が強かった今朝の午前 1 時から 2 時前後は、まともに立っていられないほどの、まさに身の危険を感じる強風が吹き荒れていました。被害の全容はこれから入る報告で確認するとともに、市内を巡視しその影響を確認する予定です。なお、いまだに(午前 8 時現在)橘地域では停電が続いているようで、これから暑さが戻る中、できるだけ早い復旧が求められます。
 5 日午後、酒匂小学校へ。昨年の東富水小学校に続いて行われた、市内 2 校目の木質化改修の成果を視察しました。
 昨年同様、新たに創設された「森林環境譲与税」を財源として活用しながら、老朽化や傷みの進む校舎を木質化しつつ改修し、子どもたちが長時間過ごす生活空間・教育環境を整えるとともに、地域産木材を最大限用いて林業・木材産業等の振興に繋げることを目的とした事業。設計・監修は「㈱みかんぐみ」、施工は小田原市建築事業協同組合の皆さんが担われました。

 今回の改修の内容は、以下のような点にまとめられます。明るく快適で、木に包まれた気持ちの良い生活環境を整える。学びのスペースが学校敷地全体に広がるようにする。児童が利用する荷物かけを木質化し、木に触れる機会をつくる。学級・学年を越えた活動や地域交流を可能とするスペースを確保する。廊下と教室を隔てる壁を、活動に応じて取り外しが可能な木製建具へ更新、フレキシブルな空間利用を可能にする。
 みかんぐみの皆さんにご案内いただき、木製の荷物かけが連なる廊下、地域産木材が随所にあしらわれぐっと明るくなった各昇降口、古い木製の床が磨き出された明るい各学年室、一学年全員が入れる広さのある「くすのきホール」、古い郷土資料の倉庫が一新された多目的室、清潔で使いやすい手洗い場、木製の目隠しが施された各トイレなど、随所に木質化の成果が見られ、校舎内の雰囲気が一新したことが良く判りました。また、各部屋の入り口に懸かるサインは、箱根物産連合会の「いぶき会」の皆さんによる、一つひとつ異なるデザインによる、大変素敵なものでした。
 

 9 月に学校が始まり、初めて改修後の学校に来た子どもたちは、一様に歓声を上げ、木に囲まれ明るくなった学び舎の様子に大いに感激していたそうです。改修の企画立案の段階から参画して頂いた先生方も、この成果をとても喜んでおられました。この事業の立ち上げからずっとご指導いただいている東洋大学名誉教授の長澤先生にも立ち会っていただき、こうした「おだわら方式」への評価と期待をお話頂きました。
 次年度以降も、このような改修を順次行い、子どもたちの生活環境の改善、校舎の長寿命化、そして地域産木材の活用などを合わせて進めていく予定です。
 

2019/09/09 10:19 | 未分類


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