市長の日記

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2019年10月08日(火)

富士フイルムからの提案、江之浦測候所

 猛烈な勢力へと急速に発達した台風19号。この週末にかけて関東に接近する可能性が高まってきました。房総半島や神奈川県東部に甚大な被害をもたらした15号よりも、更に強い勢力で近づく可能性があります。12日は市内で数多くの健民祭、祭礼、おでん祭りなどが予定されており、13日にはラグビーW杯の日本VSスコットランド戦。様々な行事への影響が少ないことを祈ります。

 4日、富士フイルム㈱および関連会社の㈱スズキの皆さんが来室され、学校におけるインフルエンザ対策についてご提案を頂きました。来室されたのは、材料生産本部長の金武さん、事業開発グループ統括マネジャーの阿部さん、材料生産本部担当課長の御嶽さん、富士フイルムの製品製造などを手掛ける㈱スズキ代表取締役社長の鈴木さん。
 ご提案頂いたのは、富士フイルムが開発したアルコールクロスの活用によって、学校でのインフルエンザ感染予防を行う取り組みです。富士フイルムでは、ネガフィルムの表面にカビなどが発生しないことに着目、フィルム表面の塗膜の抗菌効果の高さを生かし、アルコール溶液にその成分を含ませ、それで清拭した場所では除菌効果が長時間持続することを確認。環境消毒に効果の高い持続除菌環境清拭材として製品化を実現しています。
 この清拭材を、実際に酒匂中学校など県内の小中学校12校で試したところ、インフルエンザの感染抑止に大きな効果が認められたことから、今シーズンから更に取り組みを拡大、小田原市内の全公立中学校でこの製品による感染抑制の取り組みを、同社のご協賛により実施することとなったものです。具体的には、生徒や先生が分担し、同製品を染み込ませたウェットティッシュのようなクロスで学習机やドアノブなど菌の繁殖が起こりやすいところを拭くことで、菌の繁殖を抑制します。今シーズンはすでに流行が始まっていますが、この成果が確認できれば、児童生徒が過ごす環境のみならず、医療機関や福祉施設など高齢者の感染を防ぐ取り組みにも応用ができます。地域経済に長年多大なる貢献を頂いている富士フイルムが、今度は市民の皆さんのいのちと健康を守る取り組みに貢献頂くことになります。取り組みの成果を期待したいと思います。

 同日午後、江之浦測候所へ。この日から始まった、ドイツを拠点に世界的に活躍されている現代美術作家、ティノ・セーガルさんによる現代アートプロジェクトのオープニングレセプションを訪ねました。広大な相模湾を見下ろす江之浦の、緑に囲まれた空間の中で、3人のパフォーマーによる「構築された状況」と題した作品が展開されていました。写真撮影ができないので紹介ができませんが、強い風の吹く見晴らしの良い丘で、3名のパフォーマーが、自然の情景と一体となったような静謐な、踊りとも舞とも表現できない、身体や表情の緩やかな動きによるパフォーマンスを展開。観る者を惹きつけていました。この企画は11月4日まで行われています。
 オープニングに参加され来客対応されていた杉本さんに、パフォーマンスの会場などをご案内いただくとともに、現在進められている江之浦測候所での追加的整備案件の構想なども伺い、しばし歓談させて頂きました。パリのオペラ座での公演から帰国されたばかりであり、向こう数年間まで世界各地の博物館や美術館をはじめとする大きなプロジェクトの予定が詰まっているとのこと。益々お忙しくされておられますが、飄々とした様子はお変わりなく、温めてきた構想を着々と進めておられます。今後の展開がとても楽しみです。

2019/10/08 12:24 | 未分類


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