市長の日記

市長の日記

2019年12月02日(月)

陸前高田で講演

 先週の27日、陸前高田市で開催された「とうほくNPOフォーラムin陸前高田2019~復興の先を見据えて、現在NPOは何をするべきか」に参加してきました。この企画は、日本NPOセンターが中心となり、武田薬品工業の「いのちと暮らし再生プログラム」の一環としても位置付けられたもので、東日本大震災以降東北の各地で復旧・復興やまちづくり・人づくりに携わってきたNPOが集結、「震災復興」というステージから「平時のまちづくり」というステージに移行すべき時期を捉え、その課題の共有と更なる連携に向けて開催されました。
 テーマは、「持続可能な地域の仕組み~NPOに期待される役割とは何か?~」。また企画の趣旨は「市民の力が行政やまちづくりにうまく活かされる仕組みを実践してきた小田原の例とともに、今後の地域のあり方を考える」。全体の構成は、基調講演、トークセッション、分科会の3部からなっており、私は基調講演で小田原での実践を報告、トークセッションでは陸前高田市の戸羽市長、釜石でNPO活動を展開する鹿野さんとの鼎談をさせて頂きました。

 東日本大震災という未曽有の苛酷災害の復興現場で実践を続ける皆さんに、「平時」である小田原での実践がどの程度参考になるのか?との思いもありましたが、日本NPOセンターの田尻・常務理事より「被災という非常時から、そろそろ平時のまちづくりを視野に入れた活動に移行しなければならない時期。様々な取り組みを通じて市民力や地域力を高め、市民と行政の協働を進めてきた小田原の取り組みは大いに参考になるから」との趣旨でご指名を頂いたこと、加えて5年前に訪れたことのある陸前高田のその後の復興の様子を拝見したいとの想い、また東北各地で厳しい状況下で活動を続けておられるNPOの皆さんとの交流を深めたいとの思いから、参加させて頂いたものです。
 前日の公務を終えてから小田原を出発、夜に一関まで入り、翌朝にスタッフの渡辺さんに車で陸前高田まで送って頂き、この5月にオープンしたばかりの東日本大震災津波伝承館と追悼・祈念施設を見学。かつての松原跡に構築された巨大な防潮堤の上から、まだ不明者が200名以上おられるという陸前高田の前に静かに広がる広田湾に向け、献花させて頂きました。5年前には山を削り巨大なベルトコンベアーで土砂を運搬、市街地のかさ上げ工事が急ピッチで進められていた平野部は、造成工事がほぼ終わり、区画整理が進んでいました。これからまだ時間はかかりそうですが、幹線道路、公共交通、商業施設や公共施設などが少しずつ整備されており、着実に復興まちづくりが進んでいる様子に、安堵しました。

 フォーラムは、高台に新たに整備された陸前高田市コミュニティホールで行われ、全体で150名近いNPO関係者らが参加。基調講演40分、トークセッション30分と、私の持ち時間はあまり長くはなかったのですが、東北での復興と、その後に続くべき市民力・地域力を生かした持続可能なまちづくりのお役に少しでも立てばとの思いから、小田原で取り組んできた様々な実践の紹介を中心にお話をさせて頂きました。その後、複数の分科会に参加するとともに、終了後の交流会でも、東北各地で実践されている皆さんとの親睦を深めることができました。全体を通じ、今後の連帯に繋がる貴重な交流の機会となりました。

2019/12/02 11:50 | 未分類


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