市長の日記

市長の日記

2013年10月09日(水)

戦国時代の池?

 史跡整備のための発掘調査作業が続いている、史跡小田原城跡内の御用米曲輪(かつての城内臨時駐車場)で、外周が調査範囲だけでも45mはあるという、大きな池の遺構が確認されました。池の護岸に石をきれいに並べ、湾曲させて貼り付けていること、使われている石が五輪塔に用いられた石などであることなど、全国的に見ても例のない遺跡のようです。
 昨日、市の文化財課から小田原市記者クラブに報告を行ったところ、報道関係者もたいへん関心を持ち、午後には取材も行われ、8日付の朝刊などで報じられました。私も改めて報告を受け、8日朝に現地を視察。その規模や構造に驚かされました。
 詳しい分析は今後の作業を待ちますが、素人考えを巡らすならば、戦国時代にこの地を治めた北条の武将らが、京都に負けぬ格式を持った広大な庭園を設け、小田原の文化レベルの高さを誇示し、各地からの賓客をもてなすなどしたのではないか、そしてこの場所が、まさに政(まつりごと)の中枢に近かったのではないか・・・などと想像してしまいます。
 御用米曲輪は、そもそも江戸期の米蔵の発掘を行い、それを踏まえた遺跡の保存を目的に整備が始まりましたが、これまでにも戦国期の領主の主殿級の建造物に関連すると思われる遺構、庭園に導いたと思われる水路遺構など、次々と重要な遺構が確認されている、専門家の間からも注目を集めている史跡。今回の大規模な池の遺構の確認により、今後の発掘調査の行方がますます気になるところですが、その後の整備方法には更なる工夫が必要となり、発掘に係わる職員らにとっては、よい意味での悩みのタネになりそうです。
 なお、今後数回にわたり、この御用米曲輪の現地説明会が予定されています。市民の皆さんにも、ぜひ見ていただきたいものです。

2013/10/09 14:30 | 未分類


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