市長の日記

市長の日記

2013年10月15日(火)

全史協大会in南城

 9日・10日の2日間にわたり、沖縄県南城市で開催された全国史跡整備市町村協議会(全史協)の全国大会に参加してきました。昨年度は小田原市が会場となったため、主催者側の苦労が様々にありましたが、今回は理事市として参加する立場であり、交流と視察を満喫させて頂きました。

 9日は、役員自治体だけが集まっての役員会から始まり、午後は総会および講演会、夕方は交流会。翌10日は、3コースに分かれてのエクスカーション(現地視察ツアー)で、私は糸満市の具志川城址と、南城市の「斎場御嶽(せいふぁうたき)」を見学させて頂き、午前中のみで帰途につきました。大会全体としては、翌11日のお昼までエクスカーションが続き、閉会となったようです。全国各地から230名ほどの自治体関係者や文化庁職員らが集う、有意義な交流の場となりました。
 
 南城市は、沖縄本島南部の東端に位置し、琉球王朝の中でも重要な祭祀場を数多く有する地としての歴史を誇っています。中でも、世界遺産に指定された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の中でも高い位をもつ、「斎場御嶽」は有名であり、そこから日の出を遥拝する先に横たわる「久高島(くだかじま)」は神の島と言われています。ホスト役となったのは、南城市の古謝(こじゃ)市長。現地の正装である「かりゆし」をまとい、現地の言葉を織り交ぜての歓迎のご挨拶や、郷土芸能などでおもてなしを頂きました。

 印象的だったのは、エクスカーションで視察させて頂いた、南部西端の糸満市にある「具志川城址」と、東端の「斎場御嶽」。
 具志川城址は、東シナ海と太平洋の双方を一望する本島南西端の断崖上に築かれた、砦のような城塞で、石灰岩からなるゴツゴツした岩塊を積み上げて築かれたものです。一定の寸法に岩を割って正確に隙間なく石垣を積み上げる、私たちの見慣れた築城とは全く異なる、真っ青な海によく映える粗削りな石積みの要塞。海洋国家であった琉球王朝の、海に向かっての守りの拠点であったことでしょう。
 斎場御嶽は、沖縄らしく亜熱帯の原生林のなかにある天然の岩屋にしつらえられた祭祀の空間で、本土にはない独特の宗教観、すなわち自然の中に神が住まい、祈るところに神が降臨するという、自然と一体化した自然崇拝の姿を、もっとも象徴的に示していると言われる場所です。深い森の中に幾つかの祭壇などが設けられており、今もって極めて神聖な場所として、来訪者にも注意が呼びかけられていますが、世界遺産認定後は観光客が増え、神聖な空間にあるまじき行為が行われることもあるそうで、地域の皆さんはここへの出入りを制限することも検討されています。難しいところです。
 
 短い滞在でしたが、全史協役員市町の首長さんらと旧交を温めると共に、沖縄の土着的な信仰の姿の一端に触れることができ、また、風わたるさとうきび畑の空気や、真っ青な空と海を眺め、心身の充電もさせて頂いたような気がします。

2013/10/15 14:59 | 未分類


小田原市役所
住所:〒250-8555 神奈川県小田原市荻窪300番地(郵便物は「〒250-8555 小田原市役所○○課(室)」で届きます)
電話:0465-33-1300(総合案内)

Copyright (C) Odawara City, All Rights Reserved.