21 日、翌日に皇居での即位礼正殿の儀を控え初来日された、モルディブ共和国のソーリフ大統領をはじめとするご一行が、小田原をお訪ね頂きました。
来年の東京五輪にて小田原市はモルディブ共和国のホストタウンとなっており、卓球・バドミントン・陸上などの代表選手を受け入れることが想定されています。 2014 年、当時のヤーミン大統領が初来日の際、東京近郊で日本らしさを感じられる都市の訪問を希望され、急きょ外務省から小田原をご紹介いただいたものの、体調や日程の都合で実現ができず、そのお詫びに当時の駐日大使であったカリール氏が来庁されたご縁から、モルディブとの交流が始まりました。以後、共通の地域資源である水産分野での交流や、地球市民フェスタへのモルディブ大使館参加などで友好関係を深め、 2017 年には東京五輪でのホストタウンとして正式に調印。この間、モルディブより若い選手らを受け入れてきた経緯があります。
この日は、ソーリフ大統領ご夫妻を筆頭に、シャーヒド外務大臣、外務担当国務大臣となられているカリール元大使、現駐日大使のウバイス氏ら、総勢で 20 名ほどの訪問団でご来訪。報徳会館で昼食をご一緒させて頂いた後、選手の練習施設となる城山陸上競技場、そしてモルディブとして関心の高い水産加工技術の視察として鈴廣さんの恵水工場を訪問。私も帯同させて頂き、ご案内と説明をさせて頂きました。翌日の公式日程を控え、新幹線を使っての慌ただしい日程でしたが、たいへん貴重な、そして有意義な交流のひと時となりました。