小田原市

梅のつぼみがふくらむ頃

小田原邸園物語

「谷崎くん、久しぶりだね。小田原にいるって聞いたけど何してるの?」
 
大学を卒業してから2年後のある日、偶然再会した透と桜子。
 
清閑亭、小田原文学館、松永記念館の三つの邸園(邸宅+庭園)を舞台に、透と桜子の二人の日常が交差する様子が、二人のメールのやりとりを通して紡がれます。
小田原の魅力を発信する新しいかたちの物語。
ぜひご一読ください。
2015年10月26日(月)

10月26日 20:58

谷崎くん

こんばんは。寒くなってきたね。

小田原市のHPをなにげにみてたら、明日の観月茶会が気になりました。
この前、谷崎くんが言ってた松永記念館でやるんだね。同じ日にやる「小田原邸園めぐり」も面白そうだけど、平日の日中だしなぁ。これは谷崎くんが関わってるの?小田原文学館の庭園でコーヒー飲むなんて素敵だね。
 
観月茶会は夜だから、頑張れば行けるかも。

桜子

2015/10/26 20:57 | 汐風を感じる庭で

2015年10月02日(金)

10月2日 23:10

桜子さん

東京でも十五夜の月は見えましたか?

いつもより遅い仕事帰りに、小さな川を渡っていると辺りが白く明るくて、見上げると月でした。

夏の終わりはせわしない日々でした。
小田原清閑亭は観光施設なので、僕もシルバーウィークはめまぐるしく動き回り、
すでに日々の記憶がおぼろです。
そうですね。いつでもどこでも繋がる社会で、ちゃんと休むのは確かにむずかしい……。

実は9月から、我が清閑亭は建物半分の改修工事をやっています。
ので、お客様にはきゅうくつな感じでご迷惑をおかけしております。

小田原には芹澤さんという、文化財修復士の資格を持つ大工さんがいて、
そのかたを棟梁にこの改修工事も進められております。
僕らスタッフもいろいろ現場で教えてもらってて、
よくわからないけどスゴク面白い。
桜子さんなら、きっともっと感動することがたくさんあるんだろうなぁと思いながら、
作業を見守っています。
ちなみに工事は来年3月くらいまでやる予定です。

まちあるきのガイドでは、マストな立寄りポイントとして「松永記念館」はあります。
美術館としての記念館と、同じ敷地に、
あのNHKのドラマでも出た「老欅荘(ろうきょそう)」があって、
小さな木造平屋の建物だけど、ここがかつて松永安左ヱ門の居宅でした。

写真は、8月初旬、老欅荘の広間からの眺めです。
夏の暑い日差しも、この場所では土塀と苔の緑が映える中庭を演出する一要素。
この写真を見ると、もう夏は終わったんだなと感じます。

秋、12月初旬は、紅葉の中にやすらうひとつの静寂です。

川面にうつる月や、職人さんの手仕事や、紅葉に包まれる小さな建物のイメージ。
そういう日々の感動に接すると、僕はそれを桜子さんに知らせたくなります。

だからこれからもウェットなメール差し上げます。
まだ嫌われてはいないようなので、もう少しお付き合いください。

今夜も雲間に月を眺めつつ
では

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2015/10/02 23:10 | 汐風を感じる庭で


 
 
 
 

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