小田原市

梅のつぼみがふくらむ頃

小田原邸園物語

「谷崎くん、久しぶりだね。小田原にいるって聞いたけど何してるの?」
 
大学を卒業してから2年後のある日、偶然再会した透と桜子。
 
清閑亭、小田原文学館、松永記念館の三つの邸園(邸宅+庭園)を舞台に、透と桜子の二人の日常が交差する様子が、二人のメールのやりとりを通して紡がれます。
小田原の魅力を発信する新しいかたちの物語。
ぜひご一読ください。
2016年03月04日(金)

3月4日 18:43

谷崎くん

荒木くんから、メールでだけど、谷崎くんに怒られた、出張から帰ったら会って話そうって連絡がきたよ。

全部知ってて、そっとしておいてくれたんだね。ありがとう。

この間はとりとめのない話で終わっちゃったけど、小田原からの帰りの電車でぽつりぽつりと思ったことを書くね。

なんで荒木くんのことが好きになったのか、改めて考えてみたんだけど、やっぱ顔かなー。
私の好きな顔って小学生の頃から変わんないみたい(笑)。
あとは、自分の関心事に対する真摯さかな。根はダメ男なんだけどね。

一昨年に妹が結婚したこともあって、自分も若干焦りみたいなものがあったのか、ここ1年ぐらいは「好きになれそうな人」を探してた感じだった。

でも、そういうのって、気持ちが続かないんだよね。

荒木くんのことは、ダメなところも含めて、よくよく知っても、やっぱり好きなことには変わらない。そういう意味では初めての人だし、やっぱり大切な存在。

なにせ大学の時から好きだったから、年季が違うもの!
って、きっと谷崎くんにはばればれだったと思うけど。

荒木くんが遥さんのこと好きなのは知ってたから、大学の時は言わなかったけど、久しぶりに会ったら別れたって聞いたから、最終だめだろうなと思いつつ、ここで伝えないとずっと後悔すると思ったんだ。
でも、そういう時ってあるよね。

今まで中途半端な恋愛しかしてこなかったから、石井ゆかりさんが言うところの「その恋を徹底的に生きてみる」っていうのをちゃんとやろうと思ったんだ。でも惨敗。

恋破れて山河あり?って言わないか。

写真は、この前の日曜日、清閑亭行く前に寄った、松永記念館の呈茶の様子。
お煎茶の道具組みって独特ですてきだねって話しつつ、写真見せるの忘れちゃってたから送るね。

小田原の海は良いね。穏やかで、青が深くて。
清閑亭から見たあの海がなかったら、こんなにいろいろは谷崎くんに話さなかったかな。

また、行くね。

桜子

2016/03/04 18:43 | 梅のつぼみがふくらむ頃


 
 
 
 

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