市長室

平成31年(2019年)新年のごあいさつ

明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、よき新年をお迎えになられたこととお喜び申し上 げます。

昨年を振り返りますと、積年の課題であったお城通り地区再開発事業の広域交流施設ゾーン整備と市民ホール整備が、それぞれ、2020年度、20 21年度の開設に向け大きく動き出しました。国の地方再生コンパクトシテ ィのモデル都市に選定されたことも追い風となり、小田原駅・小田原城周辺の表情が鮮明になってきます。加えて、歴史的建造物など本市ならではの資源に磨きをかけることにより、奥行きのあるまちづくりを進めていきたいと考えています。

10月には、ラグビーオーストラリア代表であるワラビーズが、市民の熱烈な歓迎を受け、トレーニングキャンプを行いました。世界トップレベルの アスリートとの交流は子どもたちの心にも鮮明な記憶として残ったことでし ょう。加えて、北条早雲公顕彰五百年事業など、国内外の多くの方が小田原を知り、そして訪れていただくきっかけとなる事業が動き出しました。小田原漁港の交流促進施設「漁港の駅TOTOCO(ととこ) 小田原」は、昨年7月の台風により被災したものの、関係者と連携して2019年度中のオープンを目指して準備を進めており、新たな賑わいを創出していきます。

全国的には、各地で地震・豪雨・高潮・強風と様々な災害が発生するとともに、過去に経験の無い猛暑にも見舞われ、異常気象がもはや異常ではなくなりつつある現実を再認識しました。市民の命を預かる市長として、直ちに 「いのちを守る取組」を強化すべく、公共施設周りの危険なブロック塀の撤去、河川氾濫や土砂災害の緊急住民説明会の開催、災害に関する国・県への緊急要望を行うとともに、市立小中学校すべての普通教室等へのエアコン設 置に向けた取組を進めてきました。

災害に強いまちをつくるには、ハード面を強靭にするだけではなく、しなやかに受け止め、立て直しが容易にできるよう、根源的な「人のチカラ」をしっかり涵養していくことも大切です。地域の課題を地域の力で解決できる 人材育成を目指して、昨年開校した現代版の藩校とも言える「おだわら市民学校」等を通じ、これまでの協働のまちづくりを皆さんの暮らしに定着させていきたいと考えています。

また、昨年10月には、オール小田原で応援してきた映画「二宮金次郎」 がついに完成しました。「報徳の訓(お しえ)」は、市民の皆様とともにまちづくりを進める上で、欠かせない訓であり、「分度・推譲」は本市の行財政改革にも息づいています。今年は、ぜひ多くの市民の皆様に、金次郎の生きた姿を見ていただきたいと思います。

平成も残りわずかとなり、新しい元号を迎える日も近づいてきました。 将来都市像「市民の力で未来を拓く希望のまち」を目指し、揺れ動く時代の中で土を耕し種をまいてきた様々な取組も、次々に芽吹こうとしています。 例えば、地域特性を生かしたオリーブ産地化の取組は、5年目にしてようやく本格的な収穫を迎え、販売・商品化の段階に進んでいます。

都市機能と自然環境が共存している小田原は、人が健やかに暮らしていく上で必要な、水・食料・エネルギー・人材・文化・ケアなどの要素を潤沢に備えています。自然と対峙するのではなく共存した暮らしができるこの環境 を守り、より豊かな小田原を未来へと受け継ぐため、「いのちを守り育てる地域自給圏」の取組を、皆様とともに力強く実践していきます。

そして、市民の皆様とともに進めてきた持続可能な地域社会づくりの成果を、揺るぎない「希望のまち」へとつなげられるよう、しっかりと市政運営に臨んでいきます。 本年も皆様にとって、明るく健康で幸せに満ちた年となりますよう心からお祈り申し上げます。
 

 平成31年元旦

小田原市長  加藤 憲一

小田原市役所
住所:〒250-8555 神奈川県小田原市荻窪300番地(郵便物は「〒250-8555 小田原市役所○○課(室)」で届きます)
電話:0465-33-1300(総合案内)

Copyright (C) City of Odawara, All Rights Reserved.