都市基盤

水道水の水質について(受付:平成29年8月)

手紙の要旨

南鴨宮在住だが、自宅の水道水がおいしくない。また、水滴がコップに残ると白く跡になるので、塩素消毒に塩化石灰を使用し、その残留濃度が高いのではないか。ちなみに、清閑亭に行った際に飲んだ水は、水道水とのことだったがおいしかった。市内の水は浄水施設によって均質化されていると思っていたが、浄水施設により水道水の味が異なるのはなぜか。

手紙への回答

お住まいの南鴨宮地区の水道水は、酒匂川表流水を原水として高田浄水場で浄水した水で、給水区域全体の約81パーセントに給水している水です。
一方、清閑亭のある南町地区の水道水は、蓮正寺地区にある第二水源地の地下水を原水として、水源地で浄水した水を給水しているため、原水に違いがあります。
水道水は水道法で定められた水質基準値に適合した水を給水しなければならないため、原水によって浄水工程に大きな違いがあります。一般的に地下水は原水の水質が良好で安定しているため、塩素消毒のみの工程で、表流水に比べて使用薬品の種類や使用量も少なくなります。
南鴨宮地区、南町地区のどちらの水道水も水道水質基準値に適合していることはもちろんですが、国の諮問機関である「おいしい水研究会」が定めたおいしい水の要件7項目(蒸発残留物、硬度(カルシウム、マグネシウム等)、遊離炭酸、過マンガン酸カリウム消費量、臭気強度、残留塩素濃度、水温)についても概ね要件を満たしていて、安全性・おいしさのどちらもご満足いただけるように努めていますが、市内の給水区域によって原水に違いがあるため、「おいしさに違いがある」などのご意見を寄せられたこともあります。
その要因として、水道水の水温が大きく影響していると考えています。人の感覚では、一般的に体温(36度)の15~20度低い温度(水温16~21度)がおいしく感じるとされていて、本市の地下水は水温16~18度前後と一年を通じて比較的安定しているのに対して、酒匂川表流水は外気温に大きく左右されることから気温の高い夏場は水温が高くなり、その原水を浄水しますので、ご家庭に供給する水道水の水温は、夏場には高くなり、そのまま飲むとおいしく感じられないときがあります。その場合は、冷やしてから飲むとおいしくいただけるかと思います。
また、水道水の残留塩素濃度については、水道法により塩素で消毒し、全ての管末給水栓で残留塩素濃度が0.1mg/L以上になるよう定められていて、濃度が高いと塩素臭を与えて味を悪くするため、市ではできる限り水道水の残留塩素濃度が低くなるように、公園などの管末給水栓で毎日測定を行い、おいしいと感じる0.4mg/L以下となるよう努めています(管末給水栓における平成28年平均値は南鴨宮地区に給水している中河原系統、南町に給水している小峰系統ともに0.32mg/Lとなっています)。
この塩素消毒には塩化石灰(次亜塩素酸カルシウム)ではなく、次亜塩素酸ナトリウムを使用しています。
水滴が蒸発して白く跡になるものについては、主に原水(表流水・地下水)中に含まれるカルシウム・マグネシウムなどのミネラル分(硬度)であり、通常水道水に含まれているものですので、人体に影響はありません。
気になる場合は、食器などを洗った後、速やかに水滴を布巾などでしっかり拭き取っていただくと、白い跡が残らなくなります。
最後に、水道水の均質化ですが、本市水道事業は、昭和11年に飯田岡の地下水を原水とした第一水源地から給水を開始しましたが、その後に市勢の発展と市民生活向上に伴う水需要に地下水源だけでは対応できなくなり、酒匂川の表流水を原水とする高田浄水場を建設し、その供給量は現在では全給水量の約87%までになっています。そのため、粉末活性炭の注入、塩素消毒量の適正化などの対策を今後とも継続させ、原水が異なる水道水の均質化をできる限り図り、安全でおいしい水づくりに努めていきますので、ご理解いただきますようお願いします。
 
(関係課:水質管理課)
  • 寄せられた手紙は、分かりやすい表現で要旨をまとめています。
  • 回答は、原文を基本としていますが、個人や団体が特定されないようにするとともに、主旨を変えないようできるだけ分かりやすい表現にしています。
  • 公開している手紙への回答は、回答時現在のものです。回答時の内容から状況や制度等が変更になっていることもあります。

最終更新日:2018年01月15日


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