小田原市

平成26年度第1回まちカフェ in 子育て支援フェスティバル

5月25日(日)、川東タウンセンターマロニエで開かれた

子育て支援フェスティバルの中で

第1回「まちカフェ」を開催しました。

 

今回のテーマは

 「子どもの育ちに必要なものはなに?」 です。  

まちカフェ風景

まちカフェのようす


はじめに ~市長からひとこと~

今後、日本の人口が減り、自治体が消滅する可能性があるとまで言われています。かなり難しい問題が山積みとなる中で、その時代を担う子どもたちにはたくましく育ち、問題解決がしっかりできるような人間になってほしいと願っています。今までは育てる親の立場で、できる施策を考えることが多かったのですが、子どもの立場で考えたときに、違った見方が生まれてきます。

まず、私から「子どもの育ちに必要なもの」を5つ発表しますので、その後、皆さんから私の意見に対する、補足意見を言ってほしいと思います。 

市長の考える「子どもの育ちに必要な5つの要素」

  1. 「公園や遊びの環境」
    現在、「プレイパーク」という取り組みを始め、昔ながらの遊びができるような公園づくりを始めています。
    市内に公園は130近くあり、広い所もありますが、大概は狭い所が多い状況です。小田原には山や海や川があり、遊ぶ環境は整っていますが、いわゆる公園的な空間として、追いついていない部分があります。
  2. 「学校でのあり方」
    子どもたちを地域で見守っていく「スクールコミュニティ」に取り組み、早川・久野・富水・下堀地区など、各地区に拡がってきています。
    片浦小学校では「放課後子ども教室」に取り組んでおり、地域の方に先生になってもらっています。今後は市内でも順次拡大していきたいと考えています。また、「放課後児童クラブ」は来年4月以降から、すべてのクラブにおいて、対象学年を小学6年生まで引き上げていきます。
  3. 「まちの姿」
    公園、市民ホール、図書館、安心して歩ける道路、身近な自然環境など、直接子どもが関わる環境への取り組みが必要です。
  4. 「制度(医療費)」
    昨年度から小児医療費の助成対象を、小学校6年生まで引き上げました。対象年齢の引き上げに伴い、財源が必要で、その分何かを削減しなければならず、国レベルでの取り決めが必要と感じています。そのため、全国市長会を通じて、国には何度も要望しています。
  5. 「保育」
    小田原市の待機児童は、平成26年4月現在で19人です。子どもの人数の減少に反比例し、子どもを預けたい親の数は増えてきています。子どもの数に対する保育園の定員は非常にゆったりしており、小田原市は県内でも容量が多い方に該当します。


     
加藤市長

説明する加藤市長


皆さんからのご意見(抜粋)

公園が広いと親同士の繋がりも広がる

  • 以前住んでいた東京の世田谷区は公園が充実していた。子どもが遊べる場所だと親も集まり、親同士の横の繋がりが生まれるのでとても良かった。子どもの遊び場は何がよいかを考えると、公園もあるが、今後はもっと公園が明るくなり、広くなるとよいと思っている。
上府中

 市長のコメント

 子どもが遊ぶ環境は大人の都合で考えたりもしますが、公園はあった方が良いと考えます。何でもできる色々な空間があり、そこへの関わりが制約されないことも大事だと考えます。公園は少なくても、小田原には海、里山、川、田んぼという環境があります。しかし、それらが子どもの遊び場として繋がっていない気がします。そこで、今年から来年にかけて、「緑の基本計画」の作り直しを計画しています。これは約20年前に作られた計画で、人口1人当たりの公園面積や緑地面積の目標を定めて整備する、という内容でしたが、目標に追いついていない状況です。これらの内容を見直し、今の時代に合った計画を作ろうとしています。


学校の発達障がいに対する理解と対応

  • 昨今、発達障がいに近い状態のお子さんが増えている。障がいというのは環境にも影響してくる。周囲が理解し受け止めてくれれば、障がいという認識が無くなる。子どものことを熱心に愛してくれるが故に、少しボタンのかけ違いをしたまま頑張っている先生が結構いる。対応方法など、少しの工夫で学校に行き易くなる子も多くいるので、学校全体を挙げて傾聴の訓練をしてもらいたい。
発達障がい

市長のコメント

いわゆる「気になる子」が学校の中で増えてきている状況です。先生も知識が無いと接することができず、対応が後手に回ってしまうことを防ぐため、本市では発達障がいではないかと思われる子たちへの対応を一早くやっていこうということで、「早期発達支援事業」を実施しています。

具体的には、園児に対して適切な支援を行えるように、臨床心理士や保健師などが保育所などを訪問し、「気になる子」の行動などを観察し、保育士に対して、園児の支援方法について専門的な見地から助言指導するとともに、必要に応じて、小児の心理や精神に見識のある指導医師を交えた話し合いを開催します。 

この事業は公立保育園から始め、事業開始から5年目を迎えた今年度は、民間の保育所などを回っていく予定です。保護者のかたと問題をどう共有していくかが課題ではありますが、対象となる子が増える兆しはあるので、学校側でも受け入れる体制を整えていきたいと思います。 

 

   


歩道へのガードレール設置と自転車マナーについて

  • 子どもがよく通る箇所にガードレールが無く、見ていて危ない箇所があるので、整備してほしいと思う。
    また、自転車マナーが悪く、歩道を速いスピードで通る者を見かける。ドキッとするような場面を減らせるよう、自転車マナーの向上に向けた取り組みが必要だと思う。
保育園

 市長のコメント

 

最近は、自転車も車道を走るようにというルールが打ち出されていますが、日本では車道幅が狭い所が多く、自転車専用レーンの設置が難しい状況です。国道など幅員が広い所は順番に自転車専用レーンを作っていますが、ガードレールはおろか歩道もできておらず、路側帯が示されているくらいの所が多いのが現状です。

安全確保という面ではまだ程遠いのですが、小学生が通る所や大きい施設の周辺などは、意識して安全確保に努めなければならないと考えています。ただ、自分たちの力で安全を確保するという点も考えていかなければなりません。

 

 

  


東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて

  • 6年後に東京オリンピックが開催されるが、子どもたちにオリンピックという夢を感じてほしい。外国からも多くの客が来ると思うが、オリンピックを見るだけでなく、日本の風土を感じに来る人も多いと思うので、積極的に小田原に人を集め、ホスピタリティを提供できるような空間があると、子どもたちも夢を持ち、豊かな体験ができると思う。  
紙コップぴよ

市長のコメント

この話題は課題も多いですが、お客さんに喜んでもらえることは、そのまま子どもたちの良い育ちの環境にも繋がることだと思っています。オリンピックに向けては、行政と民間が連携し、小田原だけでなく箱根町や近隣市町と協力して受け入れの協議体を作っていこうと考えています。選手の合宿を誘致することも大事ですが、重要なのは、その後に続くこの地域の魅力を拡げ、多くの方にお越しいただき、できれば小田原に住んでもらう、そういった取り組みをしていきたいと思います。 


放課後児童クラブについて

  • 来年、子どもが小学校に上がるので「放課後児童クラブ」の利用を考えているが、クラブの指導員を務めるには資格が必要になると聞いた。小田原市ではどうなるのか。
遊び場

 市長のコメント

来年以降は放課後児童クラブの対象年齢を小学6年生までに引き上げます。それに伴い利用者も増えるので、指導員を増やさなければならず、そうなると指導員の資格も必要となり、市としても担保しながら実施していくことになります。一方で、放課後子ども教室は予算も必要となり一度には困難なため、順次対応していくことになると思います。そこでも1~3年生を対象にした場合と、6年生までを対象にした場合とでは、指導者の能力や資質も変わってきます。クラブの過ごし方も学齢によって考えていかないといけません。


保育所の利用制度について

  • 子どもの育ちに必要なものは、安心して子育てができる環境が一番と考える。そのため、小田原市では0歳から無料で保育園等に入れるようにすれば良いと思う。例えば小学校の教室も空いている所があるので、そこを仕切って保育園にするなどはどうか。その横に特別養護老人ホームなどができれば理想的である。
保育所

 市長のコメント

すべて無償という訳にはいかないため、しかるべき利用にはそれに伴う利用料を払っていただかないと、制度が成り立たない点をご理解ください。しかし、保育所をより安心して利用してもらうための環境整備は必要であると感じています。民間の園にも協力いただき、受け入れてもらっている点は大きいです。

特別養護老人ホームとの併設という意見は大事なポイントと思います。小さい子と高齢者は非常に相性が良く、交流することで子どもには慈しみの心の育成が図れ、高齢者には子どもたちと接したり見ているだけでも元気でいられるなどの効果が期待できると思います。同じ施設内では難しくても、地域の中で関係を築けるようになればよいと思いますので、引き続き自治会や各地域の活動など、ご協力いただきたいと思います。 


その他のご意見

  • 子どもは大人が作った安全で安心な場に集まるだけでなく、冒険や自分なりの創意工夫が必要。まちの中で子どもに目を張っていける地域の実現を願う。
  • 横断歩道で青信号の点灯時間が短く感じる場所がある。子どもや高齢者に配慮した信号機の設置をお願いしたい。
  • 保育所の制度について、現行の入所基準を見直してほしい。

事前に寄せられたご意見(計14件)

  • 「小学校の1学年のクラス数を増やしてほしい」
    少子化の影響で小学校のクラスが少ない。クラスが少ないことで、クラス替えが無くなった場合、もしもイジメに遭ったり、うまくやれない子がいても、顔触れが変わらないため、ずっと辛い想いをすることになる。
  • 「子どもが思いきり遊べる場を増やしてほしい」
    街中に住んでいるが、子どもが思い切り遊べる場が無い。マロニエまで来れば比較的充実しているが、街中にも同様の施設や遊べる場を増やしてほしい。
  • 「安心して歩ける歩道を確保してほしい」
    街を歩くと車道と歩道の区別がなく、危ない箇所がある。通学路や子どもがよく通る箇所などは、歩道を整備するなど安全対策に努めてほしい。

など、「公園や遊びの環境」についての意見(4件)、「学校でのあり方」についての意見(3件)、「まちの姿」についての意見(2件)、「制度」についての意見(3件)、「保育」についての意見(2件)のご意見を事前にいただき、当日紹介させていただきました。                 

 

 

  終わりに~市長から~

子どもが健やかに育つとはどういうことかをよく理解し、見守っていくことが大事だと思います。それは、過保護にすることではなく、子どもを地域が見ていくことが重要です。より良い環境を子どもたちに与えるためには、危険を回避するために大人の力が必要であることも踏まえ、何かあれば相談にのれる場を用意していくことが重要です。小学校と連合自治会のエリアはほぼ同じなので、小田原市では地域単位で、子どもが健やかに育つための場づくりに取り組んでいこうと考えています。 

外観
カフェ

最終更新日:2014年06月20日

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