第2回目「猟友会小田原支部」の有害鳥獣捕獲現場を訪問 10月9日(祝)

猟友会小田原支部(鳥獣被害対策実施隊)の皆さんと市長

猟友会小田原支部(鳥獣被害対策実施隊)の皆さんと市長

現場でイノシシの痕跡を確認

現場でイノシシの痕跡を確認

平成29年度第2回目の現場訪問は、「猟友会小田原支部」のメンバーによる、有害鳥獣の捕獲現場を訪問しました。

市内のみならず県内でも大きな問題として取り上げている鳥獣被害に対し、その最前線で活動している猟友会。団体は、県内各地に53ある猟友会支部のうちの1つです。
今回訪問したのは、9月上旬から10月上旬にかけて、市内5地区(大窪、早川・片浦、久野、下中・曽我、富水)で実施する、有害鳥獣(イノシシ・シカ)の銃器による駆除の現場で、最終日の早川・片浦地区。
現場付近の白銀林道上には、会員の中から選抜され、オレンジ色のベストを着用した「鳥獣被害対策実施隊」が早朝から集合し、すでにミーティングを終え、各自周辺の状況調査を行っていました。
イノシシの足跡が見つかったということで、団体に案内いただき、現場でくっきりと残された痕跡を確認。「痕跡から個体がいると思われる区域を分析し、絞り込んだうえでメンバーが周囲から囲い込み、猟犬を放って追い出し、銃器で仕留める」という一連の流れを説明されました。
最後に、農家の方が仕掛けている「箱わな」の設置状況を確認。「わなも掛け放しではなく、定期的に動作確認をすることが重要」という説明を受け、訪問を終了しました。

その後、メンバーは特定した区域に、自らの愛犬でもある猟犬を野に放ち、同時にその方向へ猟銃を装着し、追随。1時間半ほどで80Kg級を含むイノシシ2頭を仕留めました。仕留めたイノシシは供養の意味も含め、メンバーで分けて食べるとのことですが、仕留めた現場から車に運び込むにも、大人3人掛かりで斜面を登る光景は、相当の労力を要することが伝わってきました。

活動参加後は、時間を置き、場所を移して団体との懇談会を実施。
会の活動経験が40年以上というベテランが多い中、現在に至るまでの活動の軌跡や、課題となっている後継者問題などについて発言。平均年齢も69歳と高く、次世代の育成が必要である認識はあるものの、鳥獣駆除を行う者に必要とされる適正(銃の怖さやルール・マナーを知っている、ボランティア精神があるなど)があることや、指導者およびそのしくみが不足していること、会の活動を市民に広く知ってほしいという意見など、さまざまな意見をいただきました。
長谷川支部長の説明を聞く市長

長谷川支部長の説明を聞く市長

イノシシの足跡を発見

イノシシの足跡を発見

「箱わな」設置現場を見学

「箱わな」設置現場を見学


捕獲前の入念な作戦会議

捕獲前の入念な作戦会議

相棒(猟犬)は無線機を装着

相棒(猟犬)は無線機を装着

懇談会のようす

懇談会のようす


この日捕獲した2頭のイノシシを囲むメンバー

この日捕獲した2頭のイノシシを囲むメンバー

イノシシを担いで山を登るメンバー

イノシシを担いで山を登るメンバー


 

「猟友会小田原支部」の紹介

団体概要 農作物への鳥獣被害が農業に深刻な影響を与えている中、自然環境の保全及び有害鳥獣の管理捕獲により生息数を減少させ、農業被害などの減少を図る。
活動内容 ・限られた猟期における狩猟
・農業者などが設置したわなによって捕獲されたイノシシやシカの「止め刺し」
・捕獲許可に基づく捕獲活動
・イノシシ、シカ、カラス、ヒヨドリなど有害鳥獣の駆除(小田原市鳥獣被害防止対策協議会として実施)
・野猿対策(監視・追い払い・追い上げなど)
活動日 通年(猟期が限られているものは除く)
問い合わせ先 小田原市農政課(電話0465-33-1495)
小田原市環境保護課(電話0465-33-1438)
  
猟へ向かう

市長の日記から

2017年10月12日(木)
現場訪問~猟友会小田原支部

  9日、「市長の現場訪問」として、猟友会小田原支部の皆さんの活動現場をお訪ねしました。
  同支部は、農作物への鳥獣被害が農業に深刻な影響を与えている中、環境保全のため、鳥獣の管理捕獲を行い、植生の回復や農業被害等の減少に貢献頂いています。もともと、この地域で狩猟を手掛けていた皆さんが40年ほど前に会を結成したのが始まりですが、その後被害の増加に伴い、「駆除隊」として活動を本格化、以来30年ほどにわたってご尽力頂いています。現在、隊員は30名弱。
  活動の内容としては、限られた猟期における狩猟のほか、農業者等が設置したわなによって捕獲されるイノシシやシカの「止め刺し」、捕獲許可に基づく捕獲活動、「市鳥獣被害防止対策協議会」の取り組みとして実施するイノシシ、シカ、カラスやヒヨドリなどの駆除、市環境保護課からの委託による野猿の監視・追い払い・追い上げ業務など。野猿対策では、出没情報などがあれば365日対応して頂いているなど、市における有害鳥獣対策を進める上で、猟友会小田原支部の存在はなくてはならないものです。
  この日は、片浦地域でのイノシシ・シカの駆除を行うこととなっており、白銀山中腹を走る白銀林道に皆さんが集結。皆さん、鋲付きの地下足袋に揃いのオレンジ色のベストを着用、無線機を携行し、一日あたり少なくとも1万5千歩は山中を歩き回るとのこと。会員の平均年齢は69歳(ちなみに、この日の最高齢者は80歳!)だそうですが、いたって壮健です。

  7時から活動を開始し、まずは山中に残る鳥獣の足跡などの痕跡を辿り、個体がいるであろう山域を絞り込んだ上で、周辺から囲い込み、猟犬を放って追い出し、仕留めるという段取り。私が同行させていただいたのはその最初の段階の一部。林道周辺の斜面地や畑などはイノシシの活動で耕運機をかけたように荒らされていますが、そうした現場周辺に残るイノシシの足跡を、会員の皆さんは豊富な経験をもとに分析。個体の大きさ、移動の向き、その新しさなどから、個体の存在エリアと動きにおおよその見当をつけ、猟の段取りを決めていきます。また、農家の皆さんが仕掛けている箱わなの設置状況なども拝見。この日は15名ほどの会員さんが参加、私が離脱したあとに手分けして山に入り、80kg級を含むイノシシ2頭を仕留めたとのことです。

  この日は午前中いっぱい山の中で活動をされ、私も別の公務を済ませ、改めて午後に市役所に集合していただき、1時間ほど意見交換をさせて頂きました。皆さんからは、銃を扱い一歩間違えれば人の命にかかわるだけに、十分な経験とルールの順守、高いモラルが求められること、活動をする上で農家や近隣住民の皆さんの理解と協力が不可欠なこと、最近は里山が荒れてしまっているため有害鳥獣の住処が増えてしまっていること、こうした活動はボランティアの精神がなければ継続できないことなど、様々なお話を伺うことができました。そして、難しい課題はいろいろあるものの、平均年齢の高さを考えれば、次世代の育成が不可欠であることも、改めて確認させていただきました。市としても、近年急速に深刻化している有害鳥獣の対策を進める上で不可欠な猟友会の皆さんの存在とその活動について、市民の皆さんに広く知って頂き、協力体制が進むよう、情報提供や広報などにしっかり取り組みたいと思います。
 

最終更新日:2017年12月07日


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