記者発表 資料
記者発表 資料
発信日 | 2013 年 10 月 07 日 | 公開日 | 2013 年 10 月 09 日 |
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担当課 | 文化部:文化財課 | 電話番号 | 33-1715 |
事業名称 | 史跡小田原城跡 御用米曲輪で池の跡を確認 |
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サブタイトル | ~現地説明会を開催します~ |
事業内容 | 現在進行中の御用米曲輪の発掘調査で、昨年度調査を行った庭の続きの場所で全国的にも珍しい形態の「池の跡」を確認しました(写真1~3)。 また、市民向けに現地説明会を開催いたします。 1 調査概要について ・遺跡名:史跡小田原城跡御用米曲輪第5次調査 ・場所:小田原市城内900番3外 ・調査原因:御用米曲輪修景整備事業に伴う試掘調査 ・調査期間:平成25年4月22日~平成26年3月(予定、次年度継続) 2 池の概要について ・外周は、調査範囲内だけでも45m以上ある(写真1)。 ・特徴的なのは、池の護岸に石をきれいに並べ、湾曲させて貼り付けていることである(写真2)。 ・使われている石は、五輪塔(火輪・地輪、写真4)や宝篋(ほうきょう)印塔である。 ・残存する護岸の高さは、約130㎝(斜距離で約240㎝)。 ・護岸に使われている石材は、想定で2,000個以上になると考えられる。現在、市内全域で確認している石塔の部材は、合計で4,000点程度(御用米曲輪出土品を除く)であるため、市内のほぼ半数に匹敵する量と同量の石塔部材が使われている。 ・池の底からは、木の葉や枝などとともに、16世紀後半(戦国時代)のかわらけ(素焼きの土器)が出土している。 ・池にあった土の上層には、江戸時代の瓦が含まれていることから、池が最終的に埋まったのは江戸時代と考えられる。 ・このような構造の池は全国的にも例はない。 ・この池の役割と、昨年度確認した庭との関係については、今後の調査で明らかにしていく。 3 市民向け説明会について ・日時:平成25年10月19日(土)午前10時~午後3時 平成25年11月23日(祝)午前10時~午後3時 平成25年12月21日(土)午前10時~午後3時 (事前申し込み不要、入場無料、小雨決行、荒天の場合は中止) ・場所:小田原城御用米曲輪(弓道場付近にお集まりください) ※秋の文化財イベントに関連したスタンプラリーなども行う予定です。 ・内容:①午前10時~、②午前11時~、③午後1時~、④午後2時~ の計4回、調査担当者が解説を行います(30分程度)。 ・当日問い合わせ先:小田原市郷土文化館 電話0465-23-1377(午前8時~) |
添付資料1 | 御用米曲輪と池の位置図 |
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添付資料2 | 写真1~4 |
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