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小田原文学館の建物は、幕末の志士で、
元宮内大臣でもある田中光顕伯爵が別邸として建てたものです。
昭和12年建築の洋館は、当時の上流階級の間で流行した
南欧風の造りで、屋根瓦はスペインから輸入したものです。
庭はいわゆる洋風庭園ですが、要所要所には松を、
周囲には桜や楓を植えるなど和洋折衷の様相を呈し、
四季折々の美しさを堪能できます。 |
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「海よし山よし天気よし」
明治の文豪斎藤緑雨は小田原をこう評しました。
その温暖な気候ゆえに、昔から大変住みやすいところとされ、
明治時代には伊藤博文や山県有朋など政界の重鎮はじめ、
多くの人々が別荘を建て、保養地として、また居住地として
小田原にやってきました。
その中には文学者の姿も数多く見られ、
北原白秋のように家族の療養のために訪れたもの、
坂口安吾のように寒さから逃れるために来たもの、
中には人の目から隠れるようにやってきた文学者もいて、
その数は著名な作家だけでも十数名にのぼります。
そしていつしか小田原を気に入り、
定住していった文学者も少なくないのです。
小田原には、また、ここを故郷とする文学者もたくさんいます。
明治のはじめに島崎藤村とともに「文学界」を創刊した北村透谷、
芥川賞作家で文化勲章を受章した尾崎一雄、
また民衆詩派の中心詩人であった福田正夫や
昭和20年代後半「抹香町もの」で一世を風靡した川崎長太郎など様々です。
このように小田原には出身やゆかりの作家が数多くいますが、
ひとつのまちに、縁故ある作家がこれほどいるのは大変珍しいことなのです。
ただ気候がいいからとか、自然に恵まれているからというだけでは
ないような気がします。
そのわけは、小田原をもっともっと知っていただければ
わかっていただけると思います。 |
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文学館のある西海子(さいかち)通りには小田原有数の桜並木があり、
毎年たくさんの人々の目を楽しませてくれています。 |
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日本近代文学の祖といわれる北村透谷、
文化勲章を受章した尾崎一雄や川崎長太郎ら私小説家、
民衆派の代表的詩人・福田正夫をはじめとする小田原出身の文学者のほか、
谷崎潤一郎、三好達治、北條秀司、長谷川如是閑ら
小田原に在住して執筆活動を行った
小田原ゆかりの文学者の資料を展示しています。 |
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○住所
小田原市南町2−3−4
○開館時間
9:00〜17:00(入館は16:30まで)
○休 館 日
12月28日〜1月3日
○観 覧 料
大人250円
(20名以上の団体の場合は180円
小・中学生100円
(20名以上の団体の場合は70円) |
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