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最終更新日 平成21年12月11日
小田原文学館案内
文学館遠景 小田原文学館の建物は、幕末の志士で、
元宮内大臣でもある田中光顕伯爵が別邸として建てたものです。
昭和12年建築の洋館は、当時の上流階級の間で流行した
南欧風の造りで、屋根瓦はスペインから輸入したものです。

庭はいわゆる洋風庭園ですが、要所要所には松を、
周囲には桜や楓を植えるなど和洋折衷の様相を呈し、
四季折々の美しさを堪能できます。
「海よし山よし天気よし」
明治の文豪斎藤緑雨は小田原をこう評しました。
その温暖な気候ゆえに、昔から大変住みやすいところとされ、
明治時代には伊藤博文や山県有朋など政界の重鎮はじめ、
多くの人々が別荘を建て、保養地として、また居住地として
小田原にやってきました。

その中には文学者の姿も数多く見られ、
北原白秋のように家族の療養のために訪れたもの、
坂口安吾のように寒さから逃れるために来たもの、
中には人の目から隠れるようにやってきた文学者もいて、
その数は著名な作家だけでも十数名にのぼります。
そしていつしか小田原を気に入り、
定住していった文学者も少なくないのです。

小田原には、また、ここを故郷とする文学者もたくさんいます。
明治のはじめに島崎藤村とともに「文学界」を創刊した北村透谷、
芥川賞作家で文化勲章を受章した尾崎一雄、
また民衆詩派の中心詩人であった福田正夫や
昭和20年代後半「抹香町もの」で一世を風靡した川崎長太郎など様々です。

このように小田原には出身やゆかりの作家が数多くいますが、
ひとつのまちに、縁故ある作家がこれほどいるのは大変珍しいことなのです。
ただ気候がいいからとか、自然に恵まれているからというだけでは
ないような気がします。

そのわけは、小田原をもっともっと知っていただければ
わかっていただけると思います。
西海子通りの桜並木 文学館のある西海子(さいかち)通りには小田原有数の桜並木があり、
毎年たくさんの人々の目を楽しませてくれています。
文学館内展示室 日本近代文学の祖といわれる北村透谷、
文化勲章を受章した尾崎一雄や川崎長太郎ら私小説家、
民衆派の代表的詩人・福田正夫をはじめとする小田原出身の文学者のほか、
谷崎潤一郎、三好達治、北條秀司、長谷川如是閑ら
小田原に在住して執筆活動を行った
小田原ゆかりの文学者の資料を展示しています。
○住所
小田原市南町2−3−4

○開館時間
9:00〜17:00(入館は16:30まで)

○休 館 日
12月28日〜1月3日

○観 覧 料
大人250円
(20名以上の団体の場合は180円
小・中学生100円
(20名以上の団体の場合は70円)
<<地図はこちらからご覧になれます>>
         

担当課名 小田原文学館
電話番号 0465-22-9881
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