小田原市

「二宮金次郎とわたし」作文について

小田原市では小学校4年生の授業の一環として、郷土の偉人である二宮金次郎(尊徳)について学ぶ「尊徳学習」という機会があります。この際に学んだ尊徳翁の事績や教えを振り返り、文章に表現することを通して尊徳翁への理解や関心をさらに深められれば…といった考えのもと、市立小学校5・6年生を対象とした夏休みの課題のひとつとして、「二宮金次郎とわたし」という作文を書いていただいております。

 

二宮尊徳から学んだもの~私が尊徳の生き方から学んだこと。学んだ教えをいかしていること~」をテーマに、皆さんに作文をお願いしましたところ、平成29年度は261人よりご応募いただきました。

 

寄せられた作品には、「積小為大」や「至誠」「勤労」「分度」「推譲」などの尊徳先生の教えを受けて、周りの人を思いやったり、努力の大切さを再確認している様子が作文に表れており、本市の尊徳学習が子供たちに根付いていることを実感できました。

作文発表会

平成29年10月14日(土)に開催した「第60回 尊徳祭」の開会式で、今回応募いただきました中から6人の作文について、開会式参加者の皆さんの前で口頭発表していただきました。
(山中さんは都合により欠席でしたが、作文はご紹介させて頂きます)(50音順)

「二宮金次郎とわたし」作文発表会
「二宮金次郎とわたし」作文発表会

小野 えりかさん(足柄小学校5年生)

「目標に向かって」


 「積小為大」これは私が二宮金次郎について学習して、心に残っている言葉だ。最初に聞いたときは、言葉の意味も知らなかったし、長い間「教え」として残っている理由もよく分からなかったが、学習を進めていくうちに大事な言葉なのだと思うようになった。
 金次郎は捨てられていた苗を空き地に植えて、その秋には一俵ほどのお米を収穫した。この経験から、金次郎は積小為大を学び、人々に広めた。
 積小為大の意味は「小さなことを積み上げて大きなことを為す」だ。今まで考えたことはなかったけれど、私自身がコツコツやっていることは意外とたくさんあった。例えば、毎日ピアノ練習をして、だんだんすらすらとひけるようになっていく。そして右手と左手を合わせて一曲を完成させる。また、スイミングでは毎週通って毎月タイムをはかって、目標にしていたタイムを切ることができる。これらも同じで積小為大になると思う。しかし「小さなことを積み上げて…」といつも意識しているわけではない。そして、もし私が金次郎と同じように、空き地でお米を作って収穫していたとしても、それだけで満足してしまうと思う。けれど金次郎はそこから学んだことをみんなに発信していった。金次郎はすごく一生懸命で自分にできることを精一杯にがんばった人だと思う。
 私は金次郎には、一つの大きな目標があるのだと思う。それは「人々の役に立つこと」だ。だから時間や手間がかかって、めんどうに思うことも目標に向かってがんばれるのだと思う。自分の経験から学び、みんなに伝えていったという行動。それも、人々の役に立ちたいと思っている金次郎の気持ちからきているのだと思った。私もこれからは積小為大を意識して生活していこうと思った。

蔓木 美波さん(桜井小学校6年生)

「二宮金次郎とわたし」

 

 私は、二宮金次郎の生き方から感じたことがあります。
 私は、好きな友達ときらいな友達では、接し方がちがいます。好きな友達には、やさしく、きらいな友達には、好きな友達のように接する事ができません。でも、二宮金次郎は、だれにでも、やさしく接する事ができ、また他人とも助け合うことができます。だから、だれにでも、やさしく、助け合える二宮金次郎のような人になりたいと、感じました。
 積小為大です。二宮金次郎は、畑仕事の合間に本を読んだり、夜には、字を書くなどコツコツと勉強をしてきました。それが村の人たちや回りの人たちをささえ助けるという大きな事に変わりました。どんなに小さいことでも、努力をし続けて行けば、いつかは、大きな事に変わると二宮金次郎から感じました。だから、私は、一日漢字五問書くとか英単語を五つ書くだけでもコツコツと積むことを意識していつか、だれかを助けてあげられるような人になれるように二宮金次郎のような人を目ざしたいと思いました。
 私は、この二つのことから、二宮金次郎からとても大切なことを学びました。心と時間です。なぜなら、人と接するには、相手の心を考えるからです。また、それは、時間が必要です。それに、相手に小さなことでもいいから助けたりやさしくしたりすれば、大きなことになると学びました。
 私は、このことを二宮金次郎の生き方からとても大切だと感じました。

小林 真結子さん(桜井小学校6年生)

「積小為大」を実行したい

 

 二宮金次郎さんは、「積小為大」をとても大切にしていた人でした。校長先生からも、その大切さを、朝会などで何度か話していただいたので、私は、今年の夏は、「積小為大」を実行できる夏にしたいと思いました。
 今私は、ピアノの発表会に向けて練習をしています。とても難しい曲ですが、この曲に決めたのは自分だから、今年になってからずっと頑張って練習してきました。けれどある時から、なかなか上達していないことに気付きました。原因は、完ぺきにひけていないのに速くひいてしまうからです。
 そこで思いついたことは、まず始めはゆっくりひいて確実に覚え、出来るようになってきたらだんだん速くひくということです。それは、「積小為大」と同じ考え方だと思います。比較的やさしいことから確実に取り組み難しい曲を完成させるということだからです。さっそくインターネットでゆっくりとひいているものを探して、それを真似してひいてみました。この練習を続けると、成果はすぐに出ました。試しに少し速くひいてみても、いつも間違えている部分もしっかりとひけるようになりました。
 ただ、そう簡単にうまくいくものではありませんでした。ゆっくりばかりひいていると、速くひきたいという思いが強くなり、我慢が出来なくなってしまうのでした。きっと金次郎さんも「積小為大」を成し遂げる途中で、こんな気持ちになったのだろうなと思いました。そして、苦手なところこそ、ゆっくり繰り返して練習するようにしました。
 夏休みが終わろうとしていますが、まだ完全には「積小為大」をやり遂げることはできていません。でも、これからも小さなことを積み重ねて、発表会では満足のいく演奏ができるように頑張っていきたいと思います。

菅沼 彩音さん(矢作小学校6年生)

「金次郎から学んだこと」

 

 私の通っている学校には、二宮金次郎の銅像がありません。母の通っていた学校には銅像があったそうで、とてもうらやましく思いました。
そう思ったのは、四年生の学習で二宮金次郎の教えについて学び、努力と知恵で多くの人の命を救った人だと分かったからです。
 私は、金次郎が努力して再生した二宮家を投げ打ってでも、桜町領(現在の栃木県真岡市)を救おうとしたことに感動しました。もし私だったら、そんな行動はとても出来ないと思いました。せっかく取りもどした家と生活を手放すことは、簡単な事ではなかったと思います。その後に来る飢饉にも金次郎の指示で備えていたため、被害が少なくて済みました。金次郎は、被害のあった各地域にも作物を送るなどして多くの人の命を助けました。功績を残した金次郎には、協力者やお弟子さんもたくさんいて人望の厚さを感じました。
 金次郎の生がいには、何度も何度も困難な状況がおとずれます。その度に、金次郎は人のため、みんなのために知恵や学問から得た知識を生かして行動していました。どんなに苦しい時でも決してあきらめず、自分の信念を曲げずに最後まで真っ直ぐ生きて行く姿は、たくさんの人に信頼され必要とされたのだと思います。
そんな金次郎の姿が、後世に受け継がれているのだと思います。
自分の利益だけにとらわれず、ぜいたくをせずに努力し、人のために自ら行動する力と考える力を養って行く事が大切だと思いました。
 私は、学習で学んだ金次郎の精神を一つでも多く受け継げるように努力して行きたいです。 

並松 香花さん(桜井小学校6年生)

「二宮金治郎と私」
 

「報徳の教え生かして学ぼう、至誠だ勤労分度だ推譲、守れよ徳育・体育・知育、力の限りに試してみよう…」これは、私が来年から通う城北中学校の校歌の歌詞の一部です。私が住んでいる栢山地区では、ここで生まれ育った二宮金治郎の教えを守り、学習しています。なので、校歌にも掲げられています。
 至誠、勤労、分度、推譲…この四つの言葉は、どれもとても大切な教えです。中でも特に私が意識していきたいのは、推譲です。分度によって生まれた力やお金を自分のためだけでなく、他の人や社会に譲り合えるようになりたいという事です。それは無駄遣いをしない、ぜい沢をしないようにして、余った分を家族や社会のために譲り、役に立てていけるようになりたいと思う事です。譲るという事は、物やお金だけでなく、道を譲る、席を譲るという事でもあるし、手助けする事やボランティア活動をする事でもあると思います。
 二宮金治郎の教えである、「積小為大」という言葉のように、ふだんから自分にできる事、人に優しくする、人のためにも努力するという事など、小さな事からコツコツとやっていく事を意識していきたいと思います。また自分のためにも、勉強や習い事なども努力を忘れずに、コツコツと頑張りたいです。
 大切な教えなので、常に忘れず、立派な大人に成長していきたいと思います。

山中 漣さん(国府津小学校6年生)

「ぼくは 弱い」

 

「知恵と努力で生きた人」これが二宮金次郎だと思う。親も財産もすべて失っても昼、夜と働きながら勉強をする環境をつくる。油が必要なら自分で栽培してつくる。このころの金次郎と年令の近い今のぼくには、このようなことはできない。勉強する時間を大切にし、たくさんの本を読み知識を得て行動し、農村復興や財政再建など各地で大活やくした人が小田原出身であることを、ほこりに思う。金次郎の教えの言葉も心のどこかにあれば、自分自身の心の豊かさや幸せなど、生きていくうえでの自信につながっていく。
「コツコツと続けたことは、やがて実を結ぶ」「ま心を持っていれば何事をむくわれる」「つつましやかに倹約して精一杯努力し、物事を行う」
昔も今も、人の基本は変わらない。ぼくも同じようなことを考え、生活している。勉強だって習い事だって続けなければ結果は出ない。「ありがとう」や「ごめんなさい」は素直に伝えるようにしている。反対に強い口調や人が傷つく言葉はだれに対しても言わないようにしている。やさしすぎると言われることがあるが、これがぼくなので仕方がない。確かに少しがまんしてしまうこともある。でも、ケンカになるよりはいいと思っている。それがぼくの弱い所だ。もう一つ足りないものがある行動力だ。だれかやってくれるかなとか、はずかしさもあり、一番に動けないことがある。周りを気にするより、自分の気持ちで動いた方が良いのは分かっている。でも、それが出来ない。金次郎の行動力がうらやましい。考え、伝え、実行し、人のため自分のためになるように生きていきたい。これが今後のぼくの目標だ。

吉村 圭翔さん(東富水小学校6年生)

「目指せ、金次郎!」

 

 二宮金次郎というと、みんなはどんな人を思い浮かべるだろう。貧しい家に生まれ、酒匂川の土手に松の苗を植えた人、たきぎを背負って本を読む姿など。僕は四年生の時に金次郎の生き方を学び、また本を読んで金次郎みたいに生きていこうと思った。
 金次郎の生き方ですごいと思った事が三つある。一つ目は「どんな時でも人の役に立とうとしている事」だ。金次郎は十二歳の時、力仕事で役に立てない代わりに、「自分に出来る事は何か」を考えて、わらじ作りで役に立とうした。僕は病気になった祖母がご飯の支度で疲れている時、もやしのひげを一つずつ取る手伝いをした。
 「手伝ってくれて、とっても助かったよ。」という祖母の言葉に心が熱くなった。小さな事でも自分に出来る事を考えて行動したい。
 二つ目は「先を見て今どうしたらいいかを考えて行動する事」だ。金次郎は十年、二十年先まで計画を立てて村人に指導した。僕は小田原駅の北条早雲像の前で外国人が困っていた時、英語で教えてあげた事がある。英語が伝わった事が大変嬉しかった。僕は十年後に英語が役に立つ仕事が出来るよう、今は三年後のオリンピックに備えて英語を勉強したい。そして、小田原に来た外国人に色々な所を案内してあげたい。
 三つ目は「あきらめない事」だ。金次郎は大飢きんにも負けずに六百以上の村を立て直した。僕は今、小学生のジャズオーケストラでリーダーをしている。みんなをまとめるのは難しいけれど、毎日練習するようにみんなを励まして、全国大会へ行けるように最後まであきらめずに努力していきたい。
 「何事にもチャレンジ。まずは、やってみる」を大切にして、「目指せ、金次郎!」で頑張って生きていこうと思う。
 

最終更新日:2017年11月09日


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文化部:生涯学習課 尊徳記念館係

電話番号:0465-36-2381


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