小田原市

「二宮金次郎とわたし」作文について

小田原市では小学校4年生の授業の一環として、郷土の偉人である二宮金次郎(尊徳)について学ぶ「尊徳学習」という機会があります。この際に学んだ尊徳翁の事績や教えを振り返り、文章に表現することを通して尊徳翁への理解や関心をさらに深められれば…といった考えのもと、市立小学校5・6年生を対象とした夏休みの課題のひとつとして、「二宮金次郎とわたし」という作文を書いていただいております。

 

二宮尊徳から学んだもの~私が尊徳の生き方から学んだこと。学んだ教えをいかしていること~」をテーマに、皆さんに作文をお願いしましたところ、平成27年度は42人よりご応募いただきました。

 

寄せられた作品には、「積小為大」や「至誠」「勤労」「分度」「推譲」などの尊徳先生の教えを受けて、周りの人を思いやったり、努力の大切さを再確認している様子が作文に表れており、本市の尊徳学習が子供たちに根付いていることを実感できました。

作文発表会

平成27年10月17日(土)に開催した「第58回 尊徳祭」の開会式で、今回応募いただきました中から5人の作文について、開会式参加者の皆さんの前で口頭発表していただきました。(風間さんは都合により欠席でしたが、作文はご紹介させて頂きます)(50音順)

池田 瑞輝さん(桜井小学校5年生)

「二宮金次郎とわたし」

 

ぼくが住む小田原市栢山は、二宮金次郎が生まれ育った地いきです。桜井小学校では、校長先生が二宮金次郎について色々教えてくれます。

金次郎さんは、ふつうの人がまねできないほど勤勉でした。貧しい生活のなか、家族のために働き家を豊かにしました。人々が見向きもしない荒地をたがやして、立派な田んぼを作りました。倹約をおこない、村人に教えてだめになりそうな村をたて直した人です。大人やぼく達ができない事をたくさんしてきたから、金次郎さんは偉人と言われているのだと思います。

ぼくが、金次郎さんの事を学んで一番印象に残っているのは「積小為大」という言葉です。「小を積んで大を為す」とは、どんな事でもコツコツやると良い結果がでるという事です。

漢字を毎日勉強して担任の先生から表しょう状をもらった事がありました。毎日コツコツがんばって良い結果が出てとてもうれしかったです。これからも「積小為大」という言葉を大切にしていきたいです。

金次郎さんは、1856年10月20日に70才で亡くなりました。数々の功績をおさめて報徳仕法という教えを作り、今でも日本中に知られています。そんな二宮金次郎さんをぼくは尊けいしています。ぼくは、二宮金次郎さんは栢山のほこりだと思いました。

風間 凜さん(矢作小学校6年生)

「二宮金次郎とわたし」

 

二宮金次郎の代表的な教えに「報徳思想」というものがあります。「至誠」・「勤労」・「分度」・「推譲」の四つの考え方を中心としています。これらの考え方にもとづいて、今の私に何が出来るのかを改めて考えてみました。

一つ目の「至誠」とは、誠実な心がけや、まごころをつくすことを言います。今年の夏休み中は、仕事が忙しい母が少しでも楽をできるよう、洗い物や洗たく物を干したり、お風呂そうじをするよう心がけました。回数を重ねる毎にスムーズに家事が出来るようになり、その結果母が少し休む事が出来、私自身も家事の腕を上げる事が出来ました。

二つ目の「勤労」とは、物事をよく観察し、どのようにすれば効率的に仕事が出来るか、知恵を働かせて行動することです。私の場合は学生なので、「勤労」を「勤勉」におきかえて、どのようにすれば効率的に勉強出来るかを考えてみました。一番大切なの事は、短時間でも集中して勉強する事で、夏休み中で言えば、午前中や兄弟のいない時間帯に勉強する事でした。しかし実際は出来なかったので、今後それを実践出来るよう努力したいです。

三つ目の「分度」とは、自分の能力やおかれている状況・立場などにふさわしい生活の限度のことです。限られたお年玉を考えながら大切に使うように心がけたいと思います。

四つ目の「推譲」とは、「分度」をまもったうえで出来た「あまり」をすぐに使うのではなく、将来へゆずることが必要だという考えのことです。自分のお年玉を日頃から大切に使いつつ、将来の本当に必要な時に使えるよう貯金をしていきたいと思います。

これらの思想を実践していく事は、簡単な事ではないけれど、少しでも二宮金次郎に近づけるよう努力していきたいと思いました。

河合 眞奈さん(三の丸小学校6年生)

「金次郎を知って」

 

私の学校の校庭には、二宮金次郎の像があります。金次郎の事を学習するまでは、金次郎がどんな事をした人なのか知りませんでした。

4年生の時に学校の学習で、金次郎が、幼いころに酒匂川の洪水で貧しくなり、自家の再興のために農業と勉学に励んだ事や、70歳で亡くなるまでに600を超える村の再生に導いた人だと知ると、自分も、もっと人のためになる事をしながら生きていこうと思いました。金次郎は、幼いころに父と母を失い、その上兄弟もはなればなれになり、なんとしても洪水で没落した家を立て直して、また兄弟一緒に暮らす事を目標にがんばったそうです。時には道ばたに捨ててあった稲の苗をむだにせず大切に育てたりする金次郎の努力を、私はすごいなと思い、今の自分の生活に比べると恵まれているのだと感じました。

金次郎は、自家の再興を果たした時に「小を積んで大を為す」という法則を深く感じたそうです。「小を積んで大を為す」とは、小さな事でもむだにせずコツコツと積み上げていけば、大きな事でも成しとげられるという事です。私は、金次郎が色々な事を果たせたのは、この「小を積んで大と為す」という事を頭に入れて物事を進めていったからだと思いました。

金次郎は、ある時建て直しが進まず、断食の修行をしました。修行では、おそらく建て直しがどうしたら上手くいくかを、断食するまでして考ええていたと言われています。何事にもしんけんに考えて進めていく金次郎は、時間をたくさん使って、自分の家だけではなく、親せきの手助けをしたりと、人のためにたくさん働きました。時には失敗もしました。それでも、人のためにたくさんの努力をしました。どんな事でもあきらめない金次郎を知って、自分もやろうと決めたことにはしっかり取り組もうと思いました。

外山 直樹さん(足柄小学校5年生)

「二宮金次郎は、かわった人」

 

ぼくが二宮金次郎の本を読んですごいと思ったことは、自分のことだけではなく他人のために働いていることと、「積小為大」という考えを持っていることだ。

「積小為大」とは何か。調べてみると、小さいことを積み上げて大きなことにするという意味とのっている。二宮金次郎はこの言葉を大切にして、どんな時でも「小さな努力が大きな結果につながる」と自分をはげまして物事をやり切っていた。ぼくは、「ちりも積もれば山となる」ということわざに似ていると思った。そして二宮金次郎のように人の役にたってみたいと思った。でも、ぼくには今はあまり大きなことはできない。だから、まずは小さいことから始めてみようと考えた。そこで思いついたのは手伝いだ。いつもはお母さんにやってもらってばかりいるので、自分でできることは進んでやろうと思った。せんたくや料理はぼくにはできないので、かわりにふとんをたたんだり、ものを使った位置にきちんと戻したりしようと思った。そして、毎日手伝いという小さなことを積み上げて、大人になったときに人の役にたてるようになりたい。これも積小為大の考え方に当てはまっていると思っている。

ぼくははじめ、なぜ二宮金次郎が「偉大な人」と言われているのかわからなかった。でも、ぼくは意識していないと手伝いはできないが、二宮金次郎はいつも他人を思いやり、困っている人がいると自然に助けてあげている。「うばうに益なくゆずるに益あり」ということが自然にできている。そして、ふつうの人なら投げ出してしまうようなことを、本気で取りかかり成しとげてしまった。だからこそ偉大だと言われ、他人に信用される生き方がすごいと感じるのだなと思った。

菱木 悠介さん(桜井小学校5年生)

「手本は二宮金次郎」

 

ぼくが、金次郎のすごいなと思ったことは二つあります。

まず一つ目は、4歳の時に酒匂川が氾濫して、金次郎の家では大切な田畑が流されてしまいました。金次郎のお父さんは、毎日田畑を直そうとし、堤防工事もがんばっていましたが、病気になってしまったので、金次郎はお父さんのかわりに堤防工事をしていました。しかし、堤防工事は力仕事だったため、金次郎はできませんでした。それでも金次郎は、堤防工事をしている人たちのために自分に何ができるかを考え、わらじを作り、堤防工事をしている人たちに配りました。このように、自分が大変なじょうきょうでも、他の人の事を考えて行動ができる所がとてもすごいと思いました。

二つ目は、金次郎のお父さんとお母さんが亡くなった後に、金次郎の伯父に引き取られた金次郎は、毎日畑仕事を続けて、ちょっとした時間に本を読んでいました。しかし、伯父が勉強するのに油がもったいないと言いました。そこで金次郎は、近所の家の人に油菜の種を少しもらい自分で育てました。このように他の人にはできるだけたよらないで、自分の力でやるという事をつねにやっていたのでとてもすごいと思いました。

ぼくは、いままで金次郎の事は勉強していて、このような事は知っていたけれど、よく考えると昔も今もそんなに人を思って行動できる人は少ないんじゃないかと思いました。そう思うと金次郎は、昔と今をとおしてもすごい人だったんだなと思いました。

松本 望さん(酒匂小学校5年生)

「二宮金次郎とわたし」

 

わたしがこの作文を書こうと思ったのは、二宮金次郎の像を見て興味を持ったからです。金次郎さんがどんな人か知りたくなり、本を読んだり調べたりしました。

そこでわたしが感じたのは、金次郎さんがどうしたらいいのか、どうしたらよくなるのかをいつも考えて行動しているということです。

例えば、お母さんに字を教えてもらう時に、おぼんと砂でノートがわりにしたり、お父さんのかわりにてい防工事に出た時、あみ直したわらじを持って行って、取りかえてあげたりしたことです。わたしは、教えてもらわなければそんな発想はできません。

また、おじさんに「百姓には学問はいらない。油がもったいない」と言われても、菜種を育てて菜種油と交かんし、それで勉強を続けたのだから、とても心の強い人だと思いました。それに、本当なら捨てられてしまう苗を植えて米を一俵も収かくすることができたのは、一生けん命世話をした結果だと思います。

わたしなら、お金がなければ勉強もしないし、おこられたりいやなことを言われたらあきらめて何もできなくなってしまいます。だから、金次郎さんの行動力と、何を言われてもあきらめずに自分のできることをやり続ける姿が立派だと思いました。

わたしは、しょう来プロボウラーになりたいので、金次郎さんのようにあきらめないでこつこつと努力をして、練習をがんばっていきたいです。

最終更新日:2015年11月11日

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