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広報おだわら 第968号

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広報おだわら 第968号

平成20年8月1日 発行

#01:子どもたちが遊ぶ身近な公園
#02:人の和、地域の環、社会の輪がそこに さあ、いっしょに、子育て支援〜子どもたちは、みんなの宝物〜
#03:その日!そのとき!! 緊急災害時におけるコミュニティFMの存在 岩手・宮城内陸地震の被災地を訪ねて
#04:いよいよ動き出す!新しい市政
#05:SHISEI〜至誠・市政〜
#06:おだわらインフォメーション Odawara Infromation
#07:ひとりで悩まずに、ご相談を ご用心!!身近な悪徳商法
#08:キラリ☆若人!
#09:ニュースNEWS 総合防災訓練〜備えあれば、憂いなし!〜
#10:身近にある 小田原の史跡〜早川・片浦地区編〜
#11:今月の笑顔
#12:ズームイン Zoom IN おかえりなさい!そして、お疲れさまでした!〜青年海外協力隊員の杉山さんが帰国〜
#13:連載 学校自慢!
#14:おだわら花通信


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テキスト版

※以下のページは、目の不自由なかたでもご利用いただけるよう、市販の音声読み取りソフトに対応するため、文字データのみを記載しました。
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まちづくり情報誌 広報 小田原
8/1─9/1
https://conv.bingocms.tech
平成20年8月1日発行 No.968

========目次========
#01:子どもたちが遊ぶ身近な公園
#02:人の和、地域の環、社会の輪がそこに さあ、いっしょに、子育て支援〜子どもたちは、みんなの宝物〜
#03:その日!そのとき!! 緊急災害時におけるコミュニティFMの存在 岩手・宮城内陸地震の被災地を訪ねて
#04:いよいよ動き出す!新しい市政
#05:SHISEI〜至誠・市政〜
#06:おだわらインフォメーション Odawara Infromation
#07:ひとりで悩まずに、ご相談を ご用心!!身近な悪徳商法
#08:キラリ☆若人!
#09:ニュースNEWS 総合防災訓練〜備えあれば、憂いなし!〜
#10:身近にある 小田原の史跡〜早川・片浦地区編〜
#11:今月の笑顔
#12:ズームイン Zoom IN おかえりなさい!そして、お疲れさまでした!〜青年海外協力隊員の杉山さんが帰国〜
#13:連載 学校自慢!
#14:おだわら花通信
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#01:子どもたちが遊ぶ身近な公園
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四季折々の色合いを見せる、小田原アリーナの広場。夏は、さんさんと輝く太陽と吹き抜ける風が、すがすがしい空間を演出します。親子がふれあう憩いの場で、心いやされながら和やかに過ごす、ひととき。子どもたちの原風景として、語り継がれることでしょう。

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#02:人の和、地域の環、社会の輪がそこに さあ、いっしょに、子育て支援〜子どもたちは、みんなの宝物〜
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問 子育て支援課 電話0465-33-1873

これまでを振り返って〜子育てを取り巻く状況〜
1990年代に入り、少子化現象が注目を集めるようになる中、国は少子化問題を重要な課題としてとらえ、対策に取り組んできました。しかし、出生率の低下は止まらず、日本の人口は2005年に、1899年に統計を取り始めて以降、初めて自然減になりました。このまま少子化現象が進むと、労働力不足や消費活動の縮小、社会保障費の増大などの深刻な社会影響を及ぼすことが心配されています。
まさに少子化時代ともいえる今日、子育てを取り巻く環境は、どのようなものなのでしょうか。
都市化や核家族化の進行は、個人や家族の価値観や地域社会のつながりに大きく影響を及ぼし、家庭と地域の子育て力の低下を呼んでいます。
子育て世帯を対象としたアンケート調査からは、経済的負担感の増大や、子育てと仕事を両立させることの難しさが見えてきます。
さらに、子どもが犠牲になる痛ましい事件の報道なども相まって、子どもを安心して生み育てる環境が失われつつあることが分かります。

次世代への育成支援〜市の子育て事業の現状〜

市の「次世代育成支援対策行動計画」は、急速な少子化の進行や子育て環境の変化に対し、次代を担う子どもたちが健やかに生まれ育つ環境の整備を進めるため、平成17年度から21年度を計画期間として策定しました。
「子どもの視点」「市民全体による支援の視点」「地域の社会資源・特性を生かす視点」の3つの基本的な視点に立って、「すこやかに子どもを育む地域の環 子育て安心都市小田原」を目指し、地域における子育て支援、乳幼児の健康増進、教育環境や生活環境の整備など、さまざまな事業の推進・充実に取り組み続けています。
事業の進捗状況を、子育て支援の現場で活躍中の皆さんの声からご紹介します。

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次世代育成支援対策行動計画で目標値を設定した主な事業の昨年度状況
目標値は前期計画の最終年である平成21年度に達成しようとする数値です
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☆ファミリー・サポート・センター事業
支援会員と依頼会員で構成される育児支援活動事業です。
事業開始以来、会員は増加し、さまざまなニーズに応じて子どもを預かります。
■平成21年度目標値 1か所設置
■年間延べ利用件数 5,630件
■実施施設 ファミリー・サポート・センター

すまいるレポート1
ファミリー・サポート・センター
アドバイザー 宇井 淑子さん
乳児や学童(小学校に就学済み)のお子さんを抱えるかたや、核家族化が進み、ほぼ24時間1人で子育てをしているかたなど、たくさんの会員の皆さんと歩み続けています。
子育てで、ちょっとした息抜きをしたいとき、ありませんか?一人で悩まずに、ぜひご相談ください。
お子さんやお子さんを預けたいかたと、実際に面倒を見るかたとの間に新しい"擬似地域社会"が生まれ、互いに、とてもかけがえのない空間であると実感できます。
お仕事などに忙しいお父さんやお母さん、精神的にも肉体的にも安心・安全の子育てを一緒に実現していきましょう。
ファミリー・サポート・センター 城山2-1-5 社会福祉センター2F 電話0465-35-0053
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☆一時保育促進事業
通院、冠婚葬祭などで、一時的に家庭で保育することができない児童の保育を行います。
■平成21年度目標値 11園で実施
■年間延べ利用者数 5,859人
■実施施設 11園(民間保育所)

すまいるレポート2
西大友保育園
保育士 込山 紀子さん
保護者のお仕事の都合や体調不良、出産の関係などさまざまな事情で一時保育を希望されるかたが増えています。
本園では、一時保育の児童は該当年齢クラスに入り、同じプログラムでの保育を行います。在園児も、一時的にお預かりするお子さんも、同じように"笑顔の1日"を過ごさせてあげたいと思っているからです。
朝お預かりしたお子さんを無事にお返しする、そうした当たり前のことの繰り返しで、お父さんやお母さんとの確かな信頼関係を築いていきたいですね。
西大友保育園 西大友485-2 電話0465-36-4378

☆病後児保育事業
病気回復期の児童を家庭で保育することができない場合、一時的に預かります。
■平成21年度目標値 4園で実施
■年間延べ利用者数 251人
■実施施設 1園(民間保育所)

すまいるレポート3
城前寺保育園・病後児保育室「らっこ組」
保育士 皆川 節子さん(写真左)
看護師 渡辺 富子さん(写真右)
障害のあるお子さんも含め、快復の状態だが体調がおもわしくなかったり、通園先での集団生活では負担となってしまうのではと心配なとき、ありませんか?そうしたときに、お仕事や諸事情でお休みがとれない場合は気軽にご連絡ください。
病後児保育、まだまだなじみの薄い言葉かもしれませんが、その必要性はますます高まっていると感じています。
お預かりするお子さんだけでなく、お父さんやお母さんたちとのふれあいも大切にしていきたいと思います。「いざというとき、登録してあると安心」そういった存在でいたいですね。
病後児保育室「らっこ組」 曽我光海20-1-2F 電話0465-42-6354

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次世代育成支援対策行動計画で目標値を設定した主な事業の昨年度状況
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☆放課後児童健全育成事業
小学1〜3年生を対象に、保護者の就労などで放課後に適切な保護を受けられない児童を預かります。
■平成21年度目標値 25クラブ設置(全小学校区)
■入所児童数 1,141人
■実施施設 市内25小学校区に設置
■開設時間 放課後から午後6時30分

ズームアップ
放課後児童クラブ
平成5年度からスタートしました。指導員には、子どもが大好きで、子育て経験者または子育てに興味があるかたになっていただいています。そして、スキルアップのため、年3〜4回、心得や役割、遊びの技術などの研修会を行っています。
18年度に市内の公立小学校区すべてに開設が完了し、昨年度から開設時間を30分間延長しました。
今後は、子どもたちが今以上に安心・安全で楽しく過ごせるよう、クラブ運営のさらなる充実や環境の整備などに努力していきます。
☆子育て支援センター・つどいの広場事業
子育てに関する相談、育児情報の提供、子育てひろばの開設などを行います。
■平成21年度目標値 3か所設置
■年間延べ利用者数 55,697人
■実施施設 4施設 (マロニエ子育て支援センター、いずみ子育て支援センター、こゆるぎ・子育て支援センター、城山子育てひろば)

☆通常保育事業
家庭で保育できない児童を保育所で預かり、保育を行います。平成20年4月時点の待機児童数は32人です。
■平成21年度目標値 定員数3,225人
■定員数 3,228人
■実施施設 31園 (公立保育所8園・民間保育所23園)

☆延長保育促進事業
通常の11時間保育の前後に、時間を延長して保育を行います。
■平成21年度目標値 26園で実施
■年間延べ利用者数 公立保育所約2,300人、民間保育所 約39,400人
■実施施設 26園 (公立保育所7園・民間保育所19園)

☆休日保育事業
日曜・国民の祝日などに保育を行います。
■平成21年度目標値 3園で実施
■年間延べ利用者数 7人
■実施施設 1園(民間保育所)

ほかの事業は、9月以降に市ホームページに掲載しますのでご覧ください。https://conv.bingocms.tech/

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8月はかながわ子ども・子育て支援月間
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問 県保健福祉部子ども家庭課 電話045-210-4666 FAX045-210-8857

県では、"生まれてきてよかった""生み育ててよかった"と実感できる神奈川を目指して、「神奈川県子ども・子育て支援推進条例」を制定し、さまざまな取り組みを進めています。詳しくは県ホームページ(http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kodomokatei /jisedai/gekkan/osirase.html)をご覧ください。
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そのほかの子育て支援として
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【子育て支援フェスティバル】
さまざまな立場の子育て支援団体が、工夫を凝らした遊びやふれあいのコーナーを提供する、親子で一日楽しめるイベントです。
運営を通して、参加団体同士の情報交換や交流も深まり、子育て支援の環がより広がっています。

【子育てマップ「ぴんたっこ」】
保育園や幼稚園、手当、制度の情報から、公園などの遊び場、医療機関の場所まで。
毎日の子育てに役立つ情報を1冊にまとめました。
出生届の提出時にお渡しするほか、子育て支援センターなどで配布しています。

【子育てにやさしいまなざし事業】
子育て家庭に便利な施設や、心遣いのあるサービスを提供している商店などに目印になるサインステッカーを表示。
施設や商店の情報は、子育て支援センターなどで配布している「子育てにやさしいまなざしマップ」や、市携帯電話サービスでお知らせしています。

【パパのための子育てハンドブック(父子手帳)】
新米お父さんもこれで安心。お父さんに知っていてほしい妊娠・出産のプロセスから、育児参加マニュアルまでをお知らせしています。
母子健康手帳の交付時にお渡ししています。

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未来を見つめて〜子育て支援のかたち〜
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次世代育成支援対策行動計画の平成21年度目標値は、かなりの部分達成している状況です。
しかし、子育て中の保護者のニーズは、社会情勢の変化とともに日々変化しています。
そこで市では、平成22年度からの後期行動計画の策定に向けて、今年度、子育て中の保護者のかたを対象とした、ニーズ調査を行います。これまでの取り組みを基に、時代とニーズの変化を反映した新しい次世代支援のかたちづくりが始まります。
少子化社会という将来への不安を吹き払うことはできませんが、社会全体で支える子育て支援の環は徐々に広がってきています。子どもたちの笑顔に触れ、子育て家庭を応援する楽しさに気づき、そして、子育ての大切さを考える人々が増えています。
一人一人の小さな気づきと行動の結びつきは、子育て支援の環をより強いものとし、そして「ふれあい・助け合い・支え合い」の地域社会づくりにつながっていきます。
子どもたちは、みんなの宝物です。その笑顔は、私たちをいやしてくれます。
さぁ、みんなで子育て支援を。

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#03:その日!そのとき!! 緊急災害時におけるコミュニティFMの存在 岩手・宮城内陸地震の被災地を訪ねて
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「いつもいっしょ」をスローガンに、市民の皆さんと歩み続けて1年4か月。
FMおだわらは、さまざまなお知らせや暮らしの情報をお届けしています。
この度、岩手・宮城内陸地震の被災地、岩手県奥州市の『奥州エフエム』を訪ね、緊急災害発生時におけるコミュニティ放送局の存在を、あらためて見つめます。
問 広報広聴室 電話0465-33-1261

6月14日、午前8時43分
「土曜の朝、穏やかな1日の始まり。9時からの生放送の準備が終わりホッと一息、まさに、その時でした」と奥州エフエム・佐藤孝之放送局長。
幸い、市街地の被害は少なかったものの、郊外や山間部は大打撃を受けてしまいました。「『家の中にいるかたも、運転中のかたも、落ち着いて行動しましょう!』と、とにかく、呼びかけ続けました」。
即座に、スタッフ全員は情報の収集・提供に走り回りました。

"いのち"を目の当たりに
地震発生から約2時間後。登山者から救援要請メールが局に届きました。
「携帯電話は完全に不通でした。メールで所在地などの聞き取りを何度も行い、それをラジオで流したところ、これを基に市災害対策本部が直ちに、自衛隊へ出動を要請。全員が無事に救助されました」
その後も連日、リスナーの皆さんから数多くの情報が寄せられ、よりきめ細かな放送を続行。特に、発生直後の数日間は、24時間体制でさまざまな災害情報を伝え続けました。

"ひと・まち・地域"がともに
私たちの住むまち・おだわらはどうでしょうか。関東大震災から80数年。全国各地では大規模な地震が発生していますが、いつ同じような災害に遭遇するか分からないと不安に思っているかたは少なくないでしょう。
緊急災害が発生し身の危険を感じたとき、家族や友人がかけがえのない存在であるということを再認識させられます。
そんなとき、ひと・まち・地域の相互の信頼関係が大切です。

"いつもいっしょ"の向こうに
そうした日ごろのかかわり合いをつなぐ橋渡し役として、さまざまなお知らせや暮らしの情報を提供し、ひと・まち・地域が互いにそれらを共有できるようにサポートするホットラインこそ、コミュニティ放送局の使命と責任です。
FMおだわらの見つめる姿が、そこにあります。"いつもいっしょ"を合言葉に。これからも、ひとの笑顔・まちのふれあい・地域の絆のために歩み続けます。

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"日本一、笑顔が集まるラジオ局"大好きです!!
奥州エフエム・リスナーの皆さん

「みんなと一緒にボイスサポーターをしています。明るく愉快な仲間たちの集まり。アットホームな雰囲気が、とにかく最高です!」とラジオネーム"タケさん"こと鈴木健仁さん。
「リクエストを初めて読んでくれたときの、あの快感、忘れられません!パーソナリティさんの声にいやされています」と"胆沢のミッチョ"こと松戸美千代さん。
「暇なときに、フラッと気軽に寄れる場所。こんなところ、ほかには無いなぁ」と"カリアゲさん"こと菊地賢さん。
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奥州エフエム訪問を終えて
FMおだわら 放送局長 鈴木 伸幸

FMおだわらは平成19年3月25日に開局し、1年4か月を迎えます。
開局当日、放送開始と同時に能登半島で大地震が発生、昨年9月には多くの被害をもたらした台風9号が小田原に上陸、10月には県西部に震度5強の地震が起きるなど大雨、台風、津波注意報、地震による緊急災害放送は開局以来、8回を数えます。
コミュニティラジオとして、確かな情報を市民の皆さんへいかに早く伝えるかという情報発信の使命、重要性を感じています。
今回の訪問は、災害から半月程度しか経過していない中を、佐藤放送局長のご配慮により実現しました。岩手・宮城内陸地震(震度6強)の震源地に一番近いコミュニティFM局がどのような対応と放送を行ったのか。多くの情報発信や技術的意見を伺うことができました。
リスナーの皆さんとのメールによる確かな情報交換、災害対策本部をはじめとする関係機関への迅速かつ正確な対応などFMおだわらが今後に手本とすべき貴重な意見の数々をいただきました。
特に印象に残った点は、送られてくるメールに被災地の写真が貼り付られていたものが多数あったということです。ホームページ上に掲載するか局内で議論をしたとき、「被災者の中には一人で留守番していた小学生もいる。子どもたちの地震に対する恐怖感は量り知れないものがある。心のケアを考えて、生々しい写真を載せるのはやめよう」。FMラジオ局として何をすることがより最良か、考えさせられた一面です。
佐藤さんをはじめ奥州エフエムの皆様、貴重なお話をありがとうございました。
いざというときは、コミュニティラジオ「FMおだわら 78・7MHz」
これからも市民の皆さんのお役に立てるよう、ますます頑張ってまいります。温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
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★★★★★★★★★★
わがまちの放送局 FMおだわら 78.7MHz
電話0465-35-5150
【ホームページ】http://www.fm-odawara.com/
【Eメール】fmo@fm-odawara.com

インターネットで放送配信開始!
難聴区域対策の一環として、インターネットでの放送を配信し始めました。
市またはFMおだわらホームページからリンク先のサイマルラジオホームページ(http://www.simulradio.jp/)へアクセスしてください。
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#04:いよいよ動き出す!新しい市政
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「いのちを大切にする小田原へ」「希望と活力あふれる小田原を」「市民が主役の小田原に」…生活の安全・安心・充実を最優先し、自然・歴史・文化など恵まれた資源を十分に生かし、市民の皆さんの声と願いを実現する新しい市政が、動き出します。
問 企画政策課 政策調整班 電話0465-33-1315 総合計画班 電話0465-33-1255

■重点政策・重要案件についての検討に着手今、小田原は幾つもの困難な課題に直面しています。これらを乗り越え、「新しい小田原」へと舵を切っていくための、最初の一歩として、優先的に取り組むべき重要政策・重要案件である5つのテーマ「小田原駅・小田原城周辺のまちづくり」「地域医療の再構築」「コミュニティ単位の政策推進」「市民参画の手法検討」「行財政改革の推進」についての検討に着手します。

■職員による検討プロジェクトを経て市民・有識者などを交えた検討委員会へ
課題解決のための前捌きとして、テーマごとに職員によるプロジェクトチームを立ち上げ、現状の把握、関係各方面の意向確認、課題の整理、改革方針などの作業を行います。
このプロジェクトチームは、7月から検討作業に取り組んでいます。
これらプロジェクトチームによる検討成果を踏まえ、議会での予算審議後、テーマごとに市民・有識者などを交えた検討委員会を設置し、本格的な検討作業をスタートさせます。検討委員会の設置は、秋以降を予定しています。

■小田原駅・小田原城周辺のまちづくり検討プロジェクト
●「庁内まちづくり検討プロジェクト」のテーマ
小田原駅・小田原城周辺のまちづくり
地域医療の再構築
コミュニティ単位の政策推進
市民参画の手法検討
行財政改革の推進
【市民、有識者などを交えた検討委員会】
○庁内まちづくり検討プロジェクトが取りまとめた指針について、テーマごとに市民、有識者などを交え検討。
○各検討委員会で検討された内容は、ホームページへの掲載のほか説明会の実施などで十分な周知を図る。
5つのテーマのうち「小田原駅・小田原城周辺のまちづくり」では、総合的・一体的なまちづくりを目指して、小田原駅・小田原城周辺におけるまちづくりの方針を検討します。具体的には、市民ホール、お城通り地区再開発、小田原地下街について全体的なまちづくりの中で検討します。
これらの事業は、小田原の中心市街地の根幹を成す事業であり、50年後、100年後を見据えたうえで、場所の持つ可能性を十分発揮できるような施設配置が必要です。
そこで、次の3つの視点で、小田原駅・小田原城周辺の新たなまちづくりの方向性を検討します。
1 小田原の地域経済の活性化効果の最大化を目指す
2 小田原の民の力の最大化を目指す
3 広域交流拠点としての機能性の向上を目指す
すでに「小田原駅・小田原城周辺まちづくり検討プロジェクト」では、専門家に調査を委託して、お城通り地区の事業を再検討するための資料づくりをしています。

■新総合計画の策定、重要案件への対応などに伴う組織・機構の見直し
現行の総合計画「ビジョン21おだわら」は平成23年3月末をもって計画期間が終了となります。そこで、新たな総合計画の策定に向けた作業を開始することとしました。総合計画策定作業の本格化に伴い、企画政策課内に新たに総合計画班を設置しました。
また、前述の小田原駅・小田原城周辺のまちづくりの検討にあたり、総合的な調整を図るため、企画部内に政策調整担当部長を配置しました。
一方、これまでルネッサンス推進本部事業を推進してきたおだわらルネッサンス担当部長と企画政策課のおだわらルネッサンス推進班は、おだわらルネッサンスに係る事業が実施段階に移行したことから、廃止しました。

企画政策課
現行、変更後 の順
企画政策班、企画政策班(庁議・地方分権など)
現行無、【新設】総合計画班(総合計画の策定など)
政策調整班、政策調整班(各部門の重要案件の調整など)
広域政策班、広域政策班(市町村合併・広域行政など)
【廃止】おだわらルネッサンス推進班 

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市民と市長のまちかどトーク
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市民の皆さんと市長が語り合う懇談会を開きます。
新しい小田原へ、一人一人の声がまちを変える力になります。
ぜひこの機会に、市長と小田原の未来を語り合いましょう。
問 広報広聴室 電話0465-33-1263

【日時・場所】
8月31日日曜日14:30〜16:00
ロビンソン百貨店4階ギャラリー
【テーマ】
「語り合おう! 新しい小田原を〜市民の力を活かすまちづくり〜」
地域を支え、地域を元気にする主役は市民です。新しい小田原をつくるためにあなたができること、市民の力を活かすために市に期待すること、などをお聞かせください。
例えば…
●現在、地域のグループでこんな活動をやっている。
●地域の貴重な資源や人材をこんなふうにまちづくりに活かしたらどうか。
●地域の活動をするために、市にこんな支援をしてほしい。
など。
※事前申し込みは不要です。直接会場へお越しください。
※託児(2歳以上就学前まで)や手話通訳が必要なかたは、開催日の2週間前までにご連絡ください。
※8月28日木曜日〜9月2日火曜日には、同会場で、原爆の被害と平和の思いをお伝えする「平和ポスター展(10:00〜18:00。最終日は16:00まで)」を行います。
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#05:SHISEI〜至誠・市政〜
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支える人々がいてこそ
文 加藤憲一

7月に入ってから、ようやく様々な「現場」を訪ねる時間が取れるようになりました。全体で1900人ほどの市職員のうち、荻窪の本庁舎に詰めているのは約 800人。千人以上の職員は、マロニエなどの地域拠点をはじめ、市立病院、環境事業センター、水道局、下水処理場、消防、各公園など、幾つもの大事な現場で市民生活を支えています。
また、職員以外にも、庁舎の内外を問わず、各分野で職員には対応できない専門技術をもって、市行政のサポートをしてくださっている民間事業者の方も相当に多くいらっしゃいます。
さらには、行政には担いきれない分野の活動を、忙しいお仕事や生活の中の時間を割いて担ってくださっている市民の皆さんが多数居られます。「小田原市」という名前で果たしている様々な活動は、このように実に多様な方たちの、目に見えぬ部分でのたいへんなご努力によって支えられているということを、現場に出るたびに痛感させられ、また深く感謝の念を抱くものです。
例えば、下水道。その管理・処理の工程は、市民生活の中ではなかなか見えにくいものです。総延長530・におよぶ、地下に埋設された下水道管の管理、市内全域から絶え間なく送られてくる汚水の処理、地中で人知れず腐食と劣化の進む下水道管の更新…。24時間体制でこれらの対応に臨んでいる、たくさんの職員や民間事業者の皆さんの、プロフェッショナルとしての自負と責任感が、市民生活の滞りない運営を支えていることが、現場に行くとよく判ります。
また、例えば、市行政の中枢を担う荻窪の市庁舎の中には、市民の皆さんはもちろん職員の目にも触れぬところで、コンピューターによる情報制御や、全庁舎の空調および電気系統の管理に専念をされている外部委託の事業者の皆さんなどが居られます。これらはほんの一例で、市民生活に密着した幾つもの分野で、職員以外の方々の尊い働きがあります。また、例えば、市民レベルでの交流活動や地域づくり活動。18年間にわたって続けられている、マンリー市との学生交流活動は、両市の市民の皆さんによる献身的な支えによって、全国的に見ても稀有な素晴らしい交流成果を挙げています。また、先日お伺いした桜井地区でも、地域内の諸団体が横に連携し、地域住民の生活をより安全・安心にするための活動への取り組みが行われていました。
二宮尊徳は、村々の復興事業の中で、人知れず積み重ねられている尊い努力にこそ目を向け、その行いを褒め称え、範とすることで、村の人々の士気を高め、心を励ましていきました。私たちも、小田原の中に無数に存在し、私たちの生活を支えている人たちに思いを致し、感謝し、そして共に励ましあってゆきたいとの思いを強くしています。

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#06:おだわらインフォメーション Odawara Infromation
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生誕160年、益田鈍翁の記憶〜Do You Know 鈍翁? 3〜
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郷土文化館では今秋、益田鈍翁の生誕160年を記念して、松永記念館で特別展を開きます。
ここでは、鈍翁の人物像と、鈍翁から始まった小田原の近代茶道の歩みをシリーズで紹介します。
問 郷土文化館 電話0465-23-1377

『三井王国の大番頭』と言われた鈍翁。社長を務めた三井物産は広く海外に躍進し、明治後期には、支店・出張所を東洋に30か所、欧米に10か所ほど有していました。
鈍翁は、目覚ましい海外進出の中で、外国人が日本の美術品を大量に買っていく姿を目の当たりにします。近代化・欧米化の大きな波が押し寄せ、国内では西洋文化を崇拝し、伝統的な日本文化を軽んじる風潮が生じ、さまざまな古美術品が安い値段で流出していきました。
「日本の美術を発展させるには、それらを日本国内で大切に保存し、研究しなければならない」
鈍翁の古美術収集が始まりました。中でも、茶道具の収集には熱心で、雅号の『鈍翁』は茶器『鈍太郎』に由来するものでした。
やがて、鈍翁は、輝かしい業績を残した実業界からの引退を考えます。自分の健康を考えて、「海三分山七分のところが良い」と土地を求めていたところ、友人の神原富文(元小田原藩士)や、すでに小田原に別荘を構えていた内務大臣・野村靖に勧められ、1906(明治39)年に板橋に土地を購入し、1914(大正3)年に移り住みました。
約2万5千坪という広大な屋敷地は、鈍翁によって『早雲台(のちに掃雲台)』と名付けられ、91歳で亡くなるまで、ここで、茶の湯ざんまいの日々を過ごしていました。

鈍翁ゆかりの品や情報をお持ちのかたがいらっしゃいましたら、ぜひ郷土文化館までご連絡ください。

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市の自転車事情
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市では、事故やけがを誘発する危険性がある放置自転車を解消するため、自転車等放置禁止区域(小田原駅・鴨宮駅・下曽我駅・足柄駅)を指定し、放置自転車の防止に努めています。
問 暮らし安全課 電話0465-33-1851

小田原駅周辺には4か所の自転車駐車場があります。
しかし、昨今の自転車利用の増加で満車になることが多く、まちなかに自転車があふれてしまう光景が、しばしば見受けられます。
市では自転車駐車場整備を、さまざまな角度から検討していますが、日ごろから自転車を利用する皆さんも、放置自転車の解消にご協力ください。
自転車を利用するかたへお願い
1 できるだけ、バスなどの公共交通機関を利用しましょう。
2 目的地まで近い場合は、健康のために、歩きましょう。

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8月6日は広島に、9日は長崎に原爆が投下された日です。当日は、原爆死没者の追悼と平和祈念の黙とうを。
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市立病院・整形外科の初診外来が9月1日から紹介制に
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問 経営管理課 電話0465-34-3175

市立病院の年間救急搬送患者数の推移
平成17年 3,264件
平成18年 3,484件
平成19年 4,144件
整形外科の年間手術件数の推移(手術室において実施したもの)
平成17年 511件
平成18年 482件
平成19年 605件

市立病院の整形外科は現在、6人の医師により1日平均84・1人(平成19年度実績)の外来患者を診療しています。さらなる医師の増員を図っていますが、救急患者や手術患者の急激な増加に追いつかず、安全で質の高い医療の提供に重大な支障を及ぼしかねません。
こうした現状を踏まえ、整形外科の医師を比較的軽症のかたを対象とした医療から、救急や手術などの高度で専門的な医療に重点的に配置することにより、地域全体の医療ニーズに対応していきます。
9月1日から整形外科の初診外来を紹介制とします。過去に当院整形外科の受診歴のないかた、または、受診歴はあるがその後の受診予約のないかたは、地域の医療機関からの紹介状をお持ちください。
なお、緊急性のあるかた、または、やむを得ず時間外の受診を希望されるかたは、あらかじめ電話でご相談ください。
市民の皆さんのご理解、ご協力をお願いします。

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不法投棄をしない! させない! ゆるさない!〜みんなで「きれいなまち」を〜
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問 環境保護課 電話0465-33-1486

不法投棄をなくしましょう!

不法投棄撤去件数
平成16年度 228件
平成17年度 170件
平成18年度 148件
平成19年度 109件

市内における不法投棄は、少しづつ減っていますが、完全にはなくならないのが現状です。特に、最近では、引っ越しごみや家庭からの廃棄ごみなどの不法投棄が多くなっています。ごみは、分別して、指定の日に、決められた場所に出しましょう。
また、ポイ捨ても不法投棄になります。まちをきれいにするために、ポイ捨てはやめましょう。

まち美化応援メニュー
不法投棄で困っていませんか?不法投棄やポイ捨てを防止するために、市では、次の支援を行っています。
○不法投棄で困っているかたに、啓発用看板の貸し出し
○環境美化活動登録をしたかたに、腕章・ごみばさみの貸し出しやボランティア用ごみ袋の提供
○道路清掃を定期的に行っている地域や団体のかたが行っているポイ捨て防止キャンペーンへの支援

皆さんへのお願い
○空き缶は回収容器に入れましょう。
○喫煙は、マナーを守り、灰皿のある場所でしましょう。また、携帯用灰皿を持ち歩きましょう。
○ごみは持ち帰りましょう。
○地域清掃などに参加して、みんなでまちをきれいにしましょう。
○不法投棄を発見されたかたは、すぐに警察へ連絡してください。

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【お詫び】
広報おだわら7/1号8ページ下段の本文1行目でお知らせした数字は、正しくは「44,108票」です。
お詫びして訂正します。
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8月15日は戦没者を追悼し、平和を祈念する日です。正午には1分間の黙とうを。
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#07:ひとりで悩まずに、ご相談を ご用心!!身近な悪徳商法
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西さがみ連邦共和国消費生活センターへ寄せられた悪質商法の相談や小田原警察署管内における振り込め詐欺の被害などの状況をお知らせします。
問 西さがみ連邦共和国消費生活センター
  相談専用ダイヤル 電話0465-33-1777
  相談日時 月〜金曜日(年末年始・国民の祝日、休日を除く)9:30〜12:00/13:00〜16:00

過去5年間の相談件数
年度、苦情件数、問い合わせ件数 の順
平成15年度、2,562、232
平成16年度、3,110、243
平成17年素、2,028、84
平成18年度、1,691、86
平成19年度、1,469、82

全世代の相談項目
順位、項目名、件数、割合 の順
1位 オンライン等関連サービス 362件(25.4パーセント)
2位 フリーローン・サラ金 108件(7.6パーセント)
3位 商品一般 85件(6.0パーセント)
4位 工事・建築 59件(4.1パーセント)
5位 不動産賃借 46件(3.2パーセント)

相談件数は減少
センター開設から5年、平成16年度をピークに年々減り、19年度にはピーク時の47・2パーセントまで減少しました。

70歳以上を除くすべての年代で「オンライン等関連サービス」が1位
平成19年度の相談で最も多い内容は、「オンライン等関連サービス」でした。携帯電話などで出会い系やアダルトサイトにアクセスし、年齢などのアイコンをクリックした途端、不当な登録料を請求されてしまったという相談です。
中には、一度、登録料を支払ったことで、次々と別のサイトからも登録料を請求され、数百万円を支払ってしまったという相談もありました。
特に、未成年のかたは興味本位で有害サイトにアクセスし、不当請求を受け、慌ててしまうことがあります。
携帯電話の使用は、充分にご注意ください!

高齢者からの相談では「工事・建築」が相変わらず上位
全体の相談でも4位に入っている「工事・建築」。「耐震診断を無料で行っています」「以前塗装した屋根の点検にきました」などと言って家に上がりこみ、「このままでは危険、すぐに耐震補強工事をしたほうが良い」「屋根の補強工事が必要」と高額な工事契約をさせられてしまったという相談もありました。
そのほかに、高齢者からは、「海外の宝くじ当選金を受け取る手続きのための費用が必要、すぐに手続きを!」という手紙が届き、費用3千円を何度も振り込んでしまったという相談も。国内で、海外の宝くじを購入することは違法です。

まずは自分自身で
『アダルトサイトなどから不当な請求を受けた場合、自分から連絡はしない』『しつこい電話勧誘や悪質な訪問勧誘を受けた場合、不要だと思う話には耳を貸さずにきっぱり断る』など、悪質商法の被害に遭わないよう、まずは自分自身で守りましょう!

それでも被害に遭ってしまったら
しつこい勧誘などにより不本意な契約をしてしまったときは、あきらめず、早めに消費生活センターへご相談ください。
業者が発行した契約書や領収書などの書類を手元に用意し、左の相談便利メモのように事前にメモをしておくとスムーズに相談が進められます。実際に書いてみると、問題を整理することができます。

【相談便利メモ】
1 契約をしたのはいつですか?〔例 4月10日ごろ 〕
2 何を契約しましたか?〔例 ふとん 〕
3 いくらですか?〔例 30万円くらい 〕
4 どこから買いましたか?〔例 ○×健康株式会社 〕
5 契約のきっかけは?〔例 業者が訪ねてきた 〕
6 どのようにしたいのか?〔例 クーリング・オフしたい 〕

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小田原警察署からのお知らせ 振り込め詐欺にご注意を!
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問 小田原警察署 電話0465-32-0110

■小田原警察署管内の被害状況
●平成19年 34件(被害総額:約7,630万円)
●平成20年(7月現在)28件(被害総額:約7,500万円)

被害に遭わないための対策として、お金の振り込みを要求する電話がかかってきたら…
●まず「あせらず」「冷静に」
●本人や家族に連絡し、相談や事実確認をする(事実確認が取れないときは振り込まない)
●振り込む前に最寄りの交番や警察に相談する
●振り込むときはATMを使わず、金融機関の窓口を利用する(金融機関に、振り込め詐欺の被害防止協力をお願いしています)
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#08:キラリ☆若人!
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みなぎる可能性、描く夢、そして、奏でる未来。
このコーナーでは、若者たちの活躍する姿やメッセージをお届けします。

相洋高校 和太鼓部

昨年12月に行われた「県高等学校総合文化祭・第18回高等学校郷土芸能発表会」。
日ごろの厳しい練習の成果と随一のチームワークで、優秀な成績を収められました。8月6日水曜日〜10日日曜日に群馬県で開かれる「第32回全国高等学校総合文化祭」の郷土芸能部門に、県の代表として出場されます。
平成2年に創部され、今年で19年目。「文化のインターハイ」と言われる同総合文化祭へは、初出場で優秀賞及び文化庁長官賞を受賞した平成13年度以降、今回が4度目の出場となります。
「各自が自身のパート(役割)を忠実にこなすこと、これが和太鼓の基本だと思っています。そして、そこに生まれる互いの信頼と絆は、とても熱く、固いです。全国大会ではすべてを出し切り、勝ちたいです!」(部長・星将也さん、曽比在住)
「入部したころは手にマメができて痛かったですが、たたき方が分かってくると、何倍もの楽しさ、快感を覚えました(笑)。全国大会は仲間たちと楽しみ、観に来てくださるかたの心に残るような演技をします」(副部長・服部旦香さん、久野在住)
「人間的にも成長できた、これからもずっと何らかの形で太鼓にかかわっていきたい」と演技中の真剣なまなざしとは対照的な笑顔で声をそろえた2人。晴れ舞台での活躍を期待しましょう!

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#09:ニュース NEWS 総合防災訓練〜備えあれば、憂いなし!〜
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日ごろから防災意識を強く持ちましょう。
この機会に、ご家庭で非常時持出品、避難場所や避難経路の確認、家族間の連絡方法などを話し合っておきましょう。
問 防災対策課 電話0465-33-1855

今年は橘南地区と橘北地区の自主防災組織、防災関係機関、行政が一体となった総合防災訓練を行います。
また、避難所生活を体験する宿泊体験訓練を前日に実施します。

■総合防災訓練
日時 8月31日日曜日9時〜11時30分
場所 下中小学校グラウンド
主な内容
避難、消火・応急手当、広域避難所開設運営、道路復旧、ライフラインの復旧、災害救助犬による捜索活動、救出救助、緊急物資輸送など
参加・協力団体 36団体
※市の防災行政用無線で、橘南地区と橘北地区において次のとおり訓練情報を放送します。
1回目 7時45分ごろ 訓練周知の放送
2回目 11時30分ごろ 訓練終了の放送
■宿泊体験訓練
日時 8月30日土曜日16時〜31日日曜日7時30分
場所 前羽小学校体育館、下中小学校体育館
主な内容
避難者カード記入、防災情報システム入力、給水・炊出し、テント設営、仮設トイレ設置、防災・火災の話しなど

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#10:身近にある 小田原の史跡〜早川・片浦地区編〜
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私たちの身近に数多く残る史跡は、それぞれの土地の成り立ちや先人たちの暮らしぶりを静かに物語っています。
日々変化するまちなみの中で、郷土の歴史を記憶にとどめ、次の世代に伝えていきましょう。今回は早川・片浦地区。
問 文化財課 電話0465-33-1714

夏休みを満喫中の太郎君。そろそろ、自由研究のことが気になり始めてきました。そこで、史跡レポートを書くために、おじいちゃんと一緒に早川・片浦地区の史跡を歩くことに。
太郎 ふぅ、暑〜い!やっと石垣山の頂上。早川駅から2キロは登ったね。
祖父 ふむ、この辺りは石垣山一夜城歴史公園として保存整備されているんだよ。
太郎 一夜で、お城ができたの!?
祖父 実は"見せかけ"なんだ(笑)。実際には、82日で築城したと伝えられているよ。林の中に塀や櫓の骨組みを造って、白紙を張り、白壁のように見せたんだよ。周囲の樹木を切り倒すと、小田原のまちからは、一夜のうちに城が出現したように見えたという言い伝えから、一夜城と呼ばれるようになったんだ。
太郎 秀吉は、すごいことを考えたんだね。
 あっ、あそこに石垣があるよ。
祖父 ここは、小田原合戦で豊臣秀吉が関東で最初の本格的な石垣の城を築いた地なんだ。石垣は、野面積みと言って、石をあまり加工せずに積み上げているんだよ。
太郎 戦国時代の石垣が残っているなんて、すごいなぁ。
祖父 ここから入生田に向かう途中には、切り出した石を運ぶ道や石丁場(採石場)があったことが分かる、たくさんの大きな石が見つかっているんだ。小田原城の石より大きく、早川の石が江戸城に使われたと言われているんだよ。
太郎 早川地区は石の産地だったんだね。
祖父 片浦地区では根府川石が有名だね。そうだ、早川・片浦地区には、いわれのある石がたくさんあるけど、太郎は何か知っているかい?
太郎 前に、眼の形をした大きな岩のあるお寺に、お祈りをしに行ったことがあったよね。
祖父 あぁ、真福寺の目石だね。お寺の言い伝えでは、昔は近くに薬師堂があって薬師如来に眼病が治るようにお祈りしたり、観世音菩薩の眼の中から生まれた仏さま・多羅菩薩にお祈りしたりしていたようなんだ。ところで、石橋山には行ったことがあるかい?
太郎 ないなぁ。源頼朝が旗揚げしたところだよね?
祖父 そう。石橋山古戦場の跡には、合戦で頼朝方の先陣をとって戦死した佐奈田与一の塚と家臣の文三をまつった堂があるんだ。
太郎 頼朝は石橋山では敗れたけど、その後、鎌倉幕府を開いたんだよね。
祖父 そのとおり。それから、与一塚の石段を下りると近くに矢ノ根跡石があるんだ。その大きな石には、深さ9センチぐらいの2つの穴があって、与一が射た雁股のやじり跡と言われているんだ。
太郎 へぇ、早川・片浦地区には、石に関係するたくさんの言い伝えがあるんだね。

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『身近にある 小田原の史跡 川西版』を刊行しました
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この本を片手に、小田原のまちを歩いてみませんか。
販売場所:行政情報センター(市役所4階)、市立図書館、かもめ図書館、文学館/1冊700円

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#11:今月の笑顔
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元気あふれる人たちの笑顔は、見ている人たちにも力を与えてくれるもの。
このコーナーでは、みんなが元気になるように、すてきな笑顔をお届けします。

小宮 邦安さん(小田原市出身)
5月に株式会社テレビ神奈川代表取締役社長(7代目)に就任

同社開局と同時に入社され、報道部長、東京支社次長、取締役営業本部長などを経て、初のプロパー(生え抜き)社長へ。
「子どものころは、おばあちゃん子で小心者。今でも、前川に住む母親にはよく言われます。でも、人を笑わせることが好きでしたね」上町に生まれ、下中小学校から前羽小学校に転校。橘中学校では、自らサッカー部を創設し、キャプテンに。
「生徒会長もしたり、文武両道の充実した日々でした」
小田原高校に進むと「最初は父と同じ教師を志していましたが、報道写真家グループの写真展や書籍を観て感動!ジャーナリズムの道を明確に意識し始めました」やがて、上智大学文学部新聞学科へ進学されました。
「最終的にはテレビの道を決心しましたが、入社以来36年、営業から制作、報道とさまざまな部署を経験してきました。昔も今も常に思い続けていることは、いかに視聴者の皆さんの心に残るような"一場面"を提供できるか、ということです。同じ目線で、番組づくりをしていきたいと思っています」
目前に迫る、2011年7月の完全デジタル放送。
「放送と通信における本格的融合の時代がやってきます。ハード(機器など)、ソフト(番組内容)の両面から、新しい形の情報を独自のスタイルで小田原の皆さんにもお伝えしていきます」
"自然体"がモットーのミスターtvkは、熱い思いと冷静な語り口調が印象的なかたでした。

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#12:ズームイン Zoom IN おかえりなさい!そして、お疲れさまでした!〜青年海外協力隊員の杉山さんが帰国〜
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独立行政法人・国際協力機構(JICA)が行う青年海外協力隊の一員として一昨年の6月から2年間、ベナン共和国に赴任していた杉山みのりさん(元・市保健師)が、任務を終え帰国されました。ご自身の率直な"生の声"をお届けします。

失敗したり間違えても、くよくよしない。悲しい時は精いっぱい泣いて、後にひきずらない。大いに笑って踊って、今を楽しむ。厳しい環境を生きていく中で培われた彼らのたくましさから、たくさんのことを学んだと思います。
不平等な世界を目の当たりにし、歯がゆさも感じました。「日本はお金があるから、すべてのことがうまくいく。自分たちだってお金さえあれば、日本のようになれる」と彼らはよく言っていました。お金や物がなくても、意識を変えたり工夫することで、よくしていけることはいろいろあります。自ら考えて行動できる人が育っていくことが、お金や物に劣らず大切だということに気がついてほしいと思い、職場でも道端でも友達の家でも、とにかくいろいろな人と会話をし、叱咤激励の日々でした。
協力隊の活動は始まったばかりで、定着するのはこれからです。日本人がベナンのよきパートナーと認められるよう協力隊の今後の活躍に期待し、応援していきたいと思います。
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#13:連載 学校自慢!
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このコーナーでは、小・中学校でのユニークな取り組みを紹介します。子どもたちの生き生きとした表情を見ると、小田原の未来も安心!という気持ちになりますね。
問 教育政策課 電話0465-33-1671

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今月号は…国府津中学校(生徒数:295人)
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プールで金魚すくい〜保・小・中交流〜
国府津中学校では、自然や生き物を大切にする心をはぐくむ教育の一環として、数年前より体育館前の池で、こいを飼っています。エサやりや、池の周囲の手入れなど、すべて生徒たちの手で管理されています。
また、オフシーズンを利用して、プールで金魚を飼い始めました。毎年、卵をかえしながら増え続け、プール清掃直前の減水時には、国府津小1年生の児童を招待しての金魚すくいを行うようになりました。今回で3回目、今年は保・小・中の連携を目的として、学区内の国府津保育園・石塚保育園の園児も招待して実施しました。
当日は、曇り空ながら、朝から"金魚すくい日より"。中学3年生の松拓摩さんの「皆さんがんばって金魚をすくいましょう」の発声後、中学生の補助のもとに、小学生はプールで、園児はプールサイドのビニールプールで一斉に金魚をすくいました。100人の中学生に118人の小学校1年生、さらに今年は66人の園児が、狭いプールにごった返し。「プールで金魚すくい」という初体験に大喜び。スクールボランティアのかたの援助も受けながら約1時間、それぞれにたくさんの金魚をすくうことができました。
プラスチックの捕虫箱に入った金魚と、それを自慢げに数える子どもたちの笑顔が、きらきら輝いていました。補助にまわった中学生も大満足。その後、保育園児は本校の体育館でお弁当昼食。中学生有志とともに、交流を深めながら楽しく食べることができました。国府津中学区の子どもたちの健やかな未来を感じさせる一日でした。

古谷 泰洋さん(3年生)
金魚すくいをして、ぼくが一番大変だったことは、小学生や保育園の子たちに金魚のすくい方を教えてあげることでした。だけど、みんな、ケガなく楽しくやれたことに一番意味があると思いました。
松崎 拓摩さん(3年生)
ぼくたちが2年間育てた金魚を、小学生や保育園の園児がうれしそうに持って帰ってくれたことがとてもうれしいです。これからも、たくさん金魚を育てたいと思いました。

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#14:おだわら花通信
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さまざまな花に彩られ、四季折々の表情を見せるおだわら。
これから毎月、花の名所を紹介します。

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その15
小田原フラワーガーデン
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問 フラワーガーデン 電話0465-34-2814
https://conv.bingocms.tech/public-i/park/o-furawa.html

ラベンダーは、シソ科の多年草で、ハーブの一つです。晩春から夏にかけて小さな花をたくさん付け、草丈は1mくらいになります。
その芳香から"香りの女王"と呼ばれています。花の色はラベンダー色といわれる紫色のほかに、桃、白色など数多くの種類があります。
花だけでなく、茎葉など全体に香原料の成分を持ち、香料やクラフト、ポプリやガーデニングなどの利用に向いています。
園内では、周年にわたって咲く9品種をご覧になれます。
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広報おだわら August.1, 2008 No.968
【発行】小田原市
【編集】広報広聴室
Copyright(C),8.2008 City of Odawara.
〒250-8555 神奈川県小田原市荻窪300番地
(TEL)0465-33-1261
(FAX)0465-32-4640
○「広報おだわら」1日号は自治会配布、15日号「おだわらいふ」は新聞折り込み。
市役所、支所・連絡所、マロニエ、小田原駅、郵便局などでも配布しています。
○小田原市の市外電話番号は0465です。
広報おだわらは、資源保護のため再生紙を利用しています。
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6月1日現在 小田原市の人口198,722人 77,081世帯
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