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広報おだわら 第982号

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広報おだわら 第982号

平成21年3月1日 発行

#01:【教育特集】おだわらっ子の"生きる力"が、まちの未来をつくる
#02:郷土の偉人たちの足跡は、おだわらっ子の未来とともに
#03:桜咲く、春爛漫の城下町・小田原〜この機会に、歩いてみませんか〜
#04:SHISEI〜至誠・市政〜
#05:おだわらインフォメーション Odawara Infromation
#06:ニュース NEWS
#07:♪仲間がいるってすてきなことだね♪ おだわらっこドリームシアター
#08:〜地域資源の魅力を発信 して交流人口の拡大へ〜『小田原ブランド元気 プロジェクト』の成果です!
#09:連載 学校自慢!
#10:おだわら花通信


PDF版

テキスト版

※以下のページは、目の不自由なかたでもご利用いただけるよう、市販の音声読み取りソフトに対応するため、文字データのみを記載しました。
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まちづくり情報誌 広報 小田原
3/1─3/31
https://conv.bingocms.tech
平成21年3月1日発行 No.982
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#01:【教育特集】おだわらっ子の"生きる力"が、まちの未来をつくる
#02:郷土の偉人たちの足跡は、おだわらっ子の未来とともに
#03:桜咲く、春爛漫の城下町・小田原〜この機会に、歩いてみませんか〜
#04:SHISEI〜至誠・市政〜
#05:おだわらインフォメーション Odawara Infromation
#06:ニュース NEWS
#07:♪仲間がいるってすてきなことだね♪ おだわらっこドリームシアター
#08:〜地域資源の魅力を発信 して交流人口の拡大へ〜『小田原ブランド元気 プロジェクト』の成果です!
#09:連載 学校自慢!
#10:おだわら花通信
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白秋童謡の散歩道
詩人・北原白秋は小田原で8年にわたり、1,200編の童謡をつくりました。
遠くにまちなみと相模湾を望みながら、未来の子どもたちに夢と希望をと、さまざまな想いを巡らせたことでしょう。

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#01:【教育特集】おだわらっ子の"生きる力"が、まちの未来をつくる
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子どもをはぐくむキーワードは『地域』『少人数学級』『支援教育』

教育の行き届いたまちをめざして。
地域性を生かした学校教育の創出に向け、小田原の資産や資源によって地域とともに歩む学校づくりを進めます。
今回の特集は、21世紀を担う子どもたちの「生きる力」をはぐくむための取り組みについて、来年度のキーワード「地域」「少人数学級」「支援教育」を市民の皆さんとともに考えます。

問 学校教育課 電話0465-33-1684

昨年10月に、市教育委員長に就任した和田重宏さん。NPO法人子どもと生活文化協会の会長を務めるなど、何十年にもわたり、地域の子どもたちと触れ合ってきました。小田原の未来をつくる子どもたちの健全な成長を願い、小田原の教育を語ります。

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ひとことで言うと「つながり」ですね。
 科学技術の進歩によって、私たちの生活は豊かで便利になりました。お金さえあれば、何でも買える時代になりました。その反面、昔から備わっていた地域や家庭での、人のつながりが失われてきました。
 例えば「電話」を考えてください。昭和40年代まで「呼び出し」という制度があったことをご存じですか。電話のない家とある家の地域社会でのつながりがありました。電話の取り次ぎをするため、だれがどんな人とつながりがあるのか周りのみんなが知っていました。しかし、一人に一台、携帯電話が普及し、地域だけでなく、家族間のつながりも希薄になってしまいました。
 そして、産業構造の変化により、家族がばらばらの時間に帰宅します。でも、電子レンジがあればすぐに一人分の温かい食事が用意できますね。スイッチ一つで、熱いお風呂にも入れます。しかしその結果、「一家団欒」が失われました。長屋からマンションへ、そして、個室やオートロック…。家屋の構造もその一つです。
 従来、備わっている地域のつながりは、安心・助け合いを生みます。地域では学年は関係ありませんでした。子どもたちの世界はガキ大将を中心としたコミュニティです。強いものが弱いもの、小さいものを支え、異なった年齢の集団を形成していました。その中で、子どもたちは人間関係を構築し、経験を積み、成長していったのです。そういった意味では、小学校区は地域コミュニティの第一歩であり、かつ、 一番重要なつながりを持つべき社会=「ふるさと」であると思います。
 私たち教育行政にかかわるものは「今」を否定して「昔」を美化しているのではなく、失ったものを適切に補い、時代を反映した今しかできない支えを手厚くしていかなければならないのです。そうした覚悟で教育改革に臨むことが、課題として求められています。
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それでは、市の教育のめざす姿を現場のかたがたの意見とともに、検証していきましょう。現在はそのよりよい実現に向け、市議会3月定例会に予算(案)を提案し、さまざまな角度から審議をしていただいています。

●学校・家庭・地域の連携強化〜それぞれを結ぶ"橋渡し"は、未来への"橋渡し"です〜

地域教育力の推進や教育的ニーズが多様化する学校現場に対応するには、学校・家庭・地域が一体となって取り組んでいくことが必要です。
学校を支援するさまざまなボランティア活動が活発化し、地域の皆さんが主体となって学校教育の支援のために取り組んでいます。

子どもたちの現状から見えること
 元気いっぱいに学校生活を送るおだわらっ子たち。活発に行動し身につけたものを明確に表現できる子や、好ましい人間関係をつくる子がいる反面、トラブルをうまく解決できない子もいます。
 こうした子どもたちとかかわってもらうために、学校が家庭や地域の皆さんへ自らを開き、それぞれの"橋渡し"をすることで学校を知ってもらうことが重要です。

"橋渡し"から生まれたもの
 学校(教職員)は、より専門性を生かした学習内容をつくり出すことや授業改善のきっかけを発見することができ、スクールボランティア(以下スクボラ)の皆さんは、学校のことを知ることができ、自身のやりがい、生きがいをさらに高めることができます。そして、子どもたちは社会的な視野が広がり、学習意欲が高まるとともに、地域への理解や愛着が深まります。地域全体での学校支援は着実に実を結んでいます。

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酒匂中
池田 泰子先生
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さまざまな教育活動の中で
 酒匂中では、スクボラが10年前に始まりました。スクボラの皆さんがそれぞれに持つ知識や技能、経験を学校の教育活動の中で発揮していただいています。何よりも"子どもたちのために"という気持ちで参加していただけるのが一番ありがたいことです。10数人でスタートしたスクボラ登録者も、今では750人体制へと広がりました。数学や英語の学習支援や書道、剣道、音楽での箏の演奏、理科の実験や家庭科の実習補助などスクボラと教師が両輪となり、子どもたちをはぐくんでいます。

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酒匂中・コーディネーター
高橋 美智子さん
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伝えたい "人と人"を結ぶ喜び
 コーディネーターの主な仕事は、先生たちとスクボラの皆さんとの橋渡しです。5年間の活動で、たくさんのかたがたに協力いただき、感謝しています。さまざまな授業に参加していただくことで、学校と保護者、地域を結ぶお手伝いができればと思っています。卒業生やその保護者の参加など、うれしいつながりも生まれてきています。これからも、数多くの温かい目が子どもたちへ注がれることを願っています。

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酒匂中・コーディネーター
田中 加津枝さん
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"一人ひとり"に語りかけること
 活動を始めて1年、出会いの連続でした。さかわ級の「読み聞かせ」では、シルバー大学の皆さんが紙芝居や手遊び、パネルシアターをしてくださり、地域活動の無限の広がりを肌で感じました。今後も、生徒一人ひとりに対して、そっと語りかけ、優しく見守っていけるよう、スクボラ活動の後押しをしていきたいと思います。

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(1)<これが、始まる!>
"地域ぐるみ"を大きな柱に
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学校支援地域本部を設置
 学習の支援や学校行事・部活動の支援、校内環境の整備、登下校の安全確保など、これまでの取り組みをさらに発展させるため、文部科学省が進める「学校支援地域本部事業」に取り組みます。
 学校長や自治会長、PTA関係者などで構成する「地域教育協議会」を設置するとともに、中学校区単位でスクボラやコーディネーターの連携を深めます。
 21年度は、白山中学校区、城南中学校区、鴨宮中学校区、酒匂中学校区での実施を予定しています。

■少人数学級編制の推進
〜6、7歳での"経験"は人生の礎となります〜

低学年(1、2年生)時に、学校生活への適応能力と学習習慣を身につけることはとても重要です。少人数学級編制をこれまでの1年生のみから2年生までに拡充し、スタディ・サポート・スタッフ(以下SSS)の派遣を推進することで、安定した学校生活を送ることができます。

大切な義務教育の"入り口"
 小学校1年生に実施している少人数学級編制。1クラスの児童数が35人を超えた場合、1クラス増やして35人以下の学級にするこの制度は、導入から5年が経過しました。ほかにも担任の先生に加え、授業などをサポートし個別の支援をするSSSを配置することで、義務教育の入り口にいる子どもたちの基本的な生活習慣の定着を図り、学校生活の良好なスタートができるよう支えています。

学校現場も"個"に応じた対応で
 これらのメリットとして、先生がたからは、子どもたちの学習面での効果(習得状況が把握しやすいなど)や生活面での効果(微妙な気持ちの変化に対して迅速に対応できるなど)が挙げられています。一人ひとりに目を向けられる=個に応じた対応ができることで、子どもたちとの信頼関係がより構築しやすくなるのです。

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国府津小
瀬戸 晴美先生
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4月からも、みんな一緒に"4組"へ
 国府津小学校の元気な1年生は現在118人の4クラス編成です。少人数学級の2年生拡充がなければ来年度は、およそ40人の3クラス編成ということになります。クラスの人数が少ないと子ども同士の関係も深まることから、一人ひとりが認め合いながら個性を伸ばすことができます。教員も、個々に目が行き届き、学級全体が落ち着いた雰囲気になります。そして何より、子どもたちとかかわる時間が増えることはうれしいです。義務教育の入り口から2年間の学校生活の安定は大きな効果があると思います。

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芦子小スタディ・サポート・スタッフ
石井 朋美先生、松崎 聡子先生
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子どもたちと"同じ目線"で
 芦子小学校は市内では規模が大きな小学校です。1年生は3クラス。子どもたちは元気でとってもにぎやかです。学年の人数が多いため、クラス担任の先生3 人と私たちSSS2人の計5人で1年生の生活、学習面を指導しています。1年1組では今、算数の授業中。担任の先生が「この図は…」と説明を始めると、悩んでいる子が。そこで、そっと歩み寄り同じ目線でアドバイスします。すると、ヒントをもらった子は表情にこやかに「そっかぁ、分かった!」。とてもうれしい瞬間です。

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(2)<これが、始まる!>
安定した学校生活を送るために
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2年生への少人数学級編制の拡大
 1年生において、実施している少人数学級編制を2年生にも拡充し、小学校低学年でのきめ細やかな指導をさらに充実させます。
SSSの拡充
 1年生と同様に2年生でも、1クラスの児童が30人を超えて35人以下のとき、その学年が2クラスまでならば1人、3クラスならば2人のサポートの先生を配置します。

■支援教育の充実
〜合い言葉は"インクルーシブ"、おだわらっ子を優しく包みます〜

特別支援学級や通常の学級には、自分の力では解決することが困難なさまざまな課題を抱えた子どもたちがいます。また、保護者も同様にさまざまな悩みを抱えています。これまで以上の支援教育の充実が望まれています。

※インクルーシブな教育とは…さまざまな子どもたちと共に生き、共に学ぶという教育のあり方

みんなが笑顔で過ごせること
 子どもたちが一緒に学べる『分かる授業』『楽しい授業』を心掛け、お互いの"違い"を認め合うことができ、一人ひとりに寄り添った教育が実践できる学校…おだわらっ子一人ひとりのよさや可能性を最大限に引き出し、伸ばすことに努めています。みんなが笑顔で過ごせることが第一です。

積極的な校内における支援体制
 そのために必要な具体的方策は何なのでしょうか。
 まず、学級経営。学び合いを大切にし分かりやすい楽しい授業を行い、一人ひとりに応じた指導を充実させ、認め合うことを大切にした学級集団づくりに努めています。
 次に、担任の先生自身における意識の向上。子どもたちそれぞれの特性に配慮した指導(朝・休み時間・授業中の声かけなど)を行っています。
 最後に、"チーム"による支援や交流教育。担任だけではフォローし切れない教育的ニーズ(子ども一人ひとりが持つ独自の課題)への対応として支援スタッフを派遣したり専門機関と連携したりして、どの子どもにも優しい教育をめざします。

願いを受け止め、可能性を伸ばす
 子どもたちの"頑張り"を支えるにはご家族や地域など、子どもたちを取り囲む周囲の皆さんの温かい理解や支援が必要です。
 すべての子ども一人ひとりの願いを受け止め、可能性を最大限に伸ばせるよう、よりよい学校教育に取り組んでいきます。

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酒匂小・教育相談コーディネーター
早野 里美先生
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"みんな"の笑顔のために
 学校では、すべての児童を対象に、一人ひとりのニーズに応じた支援ができるように、全職員共通の理解のもと取り組んでいます。時には、外部機関とも連携しています。"その子に必要な支援はどの子にも必要な支援"、児童・保護者・担任がそれぞれ一人で悩まずチームで解決し"みんな"が笑顔になれるよう努めています。

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酒匂小・介助員
宇佐美 多恵子さん
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個の特性を見極めて
 支援スタッフとして、先生がたとともに、子どもたちの学校生活をサポートしています。最も大切なことは、一人ひとりの特徴や性格を大事にすること。特に特別支援学級の子どもたちへは、そのことが必要不可欠です。子どもたちが出す毎日少しずつ異なる"サイン"。それらに気付き、支援することを心掛けています。

きめ細かなサポート体制があります(主なもの)

教育相談の充実
基本は「一人で悩まず、協働して取り組もう」。子どもや保護者の皆さんの学習、生活全般などの悩みに幅広く対応しています。 
☆特別支援教育相談室『あおぞら』(酒匂小)など
通級指導教室の充実
☆ことばの教室(下府中小・新玉小)
☆コミュニケーションの教室『フレンド』(酒匂小)など
各学校でのサポート
☆特別支援学級
手厚い支援が必要な子どもたちのための1クラス数人程度といった少人数体制の学級です。

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(3)<これが、始まる!>
"人的支援"をさらに拡充
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個別支援員の設置
 障害児介助員(障害等の児童・生徒を担当)とSSS3(集団への不適応や不登校等の児童・生徒を担当)を統合して個別支援員を設置し、学校に派遣します。これまで以上に学校などからの要望に迅速にこたえられるよう取り組みます。

■子どもたちの幸せ
それは、豊かな人間性・確かな学力などの「生きる力」をはぐくむこと

「子どもが幸せを感じられる魅力ある学校」
「保護者・地域のかたがた・教職員が学び合える学校」
「支援教育の充実した学校」へ向けて

 豊かな人間性・確かな学力などの「生きる力」をはくぐむことが、子どもの幸せにつながると考えます。そのために、教職員の資質・指導力の向上はもちろん、学校・家庭・地域が一体となって、さらに、幼稚園・小学校・中学校が一体となって、教育の推進と充実に向けた取り組みを進めていきます。

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市教育委員会 教育長
青木 秀夫
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 私は、教育長に就任以来、「子どもの幸せ」を最重点の方針として掲げ、教育施策を展開しています。子どもたちに豊かな人間性や確かな学力などの「生きる力」をはぐくむことが、一人ひとりの「子どもの幸せ」につながると考えています。そのためには、子どもが幸せを感じられる魅力ある学校づくりを進めていくことが必要です。
 しかし、子どもたちは、学校だけで成長しているわけではありません。家庭や地域の中で、さまざまな人から多くのことを学び、成長しています。
 今、本市は、新しい小田原をめざして、50年・100年先を見据えたまちづくりに取り組んでいます。だからこそ、地域一体・まちぐるみの教育を進め、小田原のすべての子どもが生きる力をはぐくみ、「自分って幸せなんだな」と思えるまちを自分たちの力で実現できる土台づくりが必要なのです。

平成21年度 小田原の学校教育に関する取り組みの重点

■豊かな人間性の育成
「自らを律しつつ、他者と共に協調し、他者を思いやる心」「生命や人権を尊重する心」「感動する心」など、豊かな人間性をはぐくむ教育をめざします。
■確かな学力の向上
基礎的・基本的な知識・技能、思考力・判断力・表現力、学習意欲などを含む「確かな学力」の向上をめざします。
<低学年へ厚い教育>
少人数学級編制・スタディ・サポート・スタッフ
★小学校2年生まで、拡充!!★
 これまで以上にきめ細かな指導を実現
 低学年という「柔らかい年齢」のときこそ、その後の学びの礎となる安定した心、
 人としての素養づくりやその関係性づくりのため「少人数学級編制」の導入をめざします。

■地域一体教育、幼・小・中一体教育の推進
学校・家庭・地域が一体となった地域一体教育と、幼稚園・小学校・中学校が一体となった幼・小・中一体教育の融合を図っていきます。
<地域と学校との連携強化>
学校・家庭・地域が一体となった
「スクールコミュニティ構想」の実現

■不登校やいじめへの取り組み
教職員が一体となって、不登校やいじめなどの解消をめざした取り組みを、より一層強化していきます。
■支援教育の充実
教育上配慮を要する子ども一人ひとりへの適切かつ、きめ細かな指導の充実をめざします。
<特別支援学級等の充実>
医師・臨床心理士 支援教育のエキスパート…チーム派遣・個別支援員の増員
人的支援を拡充=すべての子どもたちが幸せを感じられる魅力ある学校づくりに努めていきます。

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#02:郷土の偉人たちの足跡は、おだわらっ子の未来とともに
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問 生涯学習政策課 電話0465-33-1722

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親子で歩く白秋童謡の散歩道〜白秋の童謡を歌いながら、歩いてみませんか〜
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 小田原で多くの童謡詩をつくった北原白秋を顕彰するため、小田原駅西口と小田原文学館(南町)を結ぶ、約4キロメートルにわたる、散歩道を整備しています。
 この散歩道の完成を記念して、北原白秋の話を聞いたり、歌を歌ったりしながら、親子で歩くイベントを開きます。
※この散歩道は、国の「電源立地地域対策交付金事業」により整備されました。

期日 4月5日日曜日
時間 集合 小田原駅西口9時30分
   解散 小田原文学館12時(予定)
対象 小学生以下のお子さんと保護者(15組)
※歩きやすい靴と服装で。
申込 3月16日月曜日まで(必着)に、往復はがき(1枚に1家族)に住所・参加者全員の氏名(ふりがな)・電話番号・返信面にあて先を書いて郵送で。多数抽選。
〒250-8555 小田原市生涯学習政策課「親子で歩く白秋童謡の散歩道」係

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二宮金次郎像、ブラジルに渡る!〜サンパウロで除幕式〜
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問 尊徳記念館 電話0465-36-2381

 「日本の精神文化の象徴として、二宮金次郎の像が欲しい」。昨年のブラジル日系移民百年をきっかけに、在ブラジルの神奈川文化援護協会(神奈川県人会)から寄せられた要望にこたえ設立された「二宮金次郎像、ブラジルに渡る」プロジェクト実行委員会関係者の皆さんが、2月5日木曜日から11日祝日の日程で、ブラジル・サンパウロ州を訪問しました。
 昨年11月28日に、小田原市栢山の生家前を出発した金次郎像は、サンパウロ市内の神奈川県人会館に設置され、8日日曜日、尊徳の玄孫にあたる二宮精三・国際二宮尊徳思想学会顧問や草山昭・報徳博物館館長、大部一秋・在サンパウロ日本国総領事、村田洋神奈川文化援護協会会長らにより、除幕が行われました。
 また、一行はサンパウロ市で二宮尊徳セミナーを開講したほかジャクピランガ市、パリクエラス市の皆さんが建立した金次郎像や各種施設を訪問し、さまざまな友好関係を築くことができました。

市教育委員会制作のアニメ「二宮金次郎」をポルトガル語に翻訳した日系4世の中島マルシアさん
金次郎のことを今回初めて知り、本当に感心しました。
今は、自分のことばかり考えてしまう人が多いですが、ブラジルに金次郎さんの教えがもっと広がるといいと思います。

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#03:桜咲く、春爛漫の城下町・小田原〜この機会に、歩いてみませんか〜
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問 観光課 電話0465-33-1521

小田原には桜の名所が数多くあります。見ごろは、例年3月下旬〜4月上旬です。お越しの際は、できるだけ公共交通機関をご利用ください(ごみは持ち帰りましょう)。

★小田原城址公園(城内)
天守閣やお堀などを背景に、約350本のソメイヨシノが咲き誇ります。夜のライトアップも行われ、多くの観桜客が訪れます。「小田原桜まつり」のメイン会場です。
種類 ソメイヨシノ約350本
交通 小田原駅東口から徒歩約10分
※周辺に有料駐車場あり
◆開花期間中 桜まつり(ライトアップ18:00〜22:00)
◆3/28土曜日・29日曜日 きもので街歩き、かまぼこ桜まつり
◆4/4土曜日・5日曜日 小田原おでんサミット
◆4/5日曜日 稚児行列
問 0465-23-1373

★城山公園(城山)
小高い山に配水池やスポーツ施設などが点在する公園を約350本のソメイヨシノが彩ります。ボンボリに照らされ、優しい光のもとで観賞する夜桜も格別。すっかり定着している花見スポットです。
種類 ソメイヨシノ約350本
交通 小田原駅西口から徒歩約10分 ※駐車場なし
◆開花期間中 桜まつり(ライトアップ18:00〜22:00)

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TOYO TIRESターンパイク御所の入駐車場付近には、約1,000本の桜のトンネルがあります。
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★西海子小路(南町)
その昔、武家屋敷が集まっていた風情のある小路。かつて、谷崎潤一郎や三好達治など多くの文学者が周辺に居を構え、数々の文学作品を生み出していきました。約50本の桜のトンネルが道行く人々の目を楽しませてくれます。
種類 ソメイヨシノ約50本
交通 小田原駅東口から箱根方面行きバス「箱根口」下車徒歩約5分
※駐車場なし
◆4/4土曜日・5日曜日 小田原文学館「桜 咲く La Festa」

★長興山紹太寺のしだれ桜(入生田)
江戸時代の小田原藩主、稲葉正則が植えたといわれ、樹齢約340年、高さ約13メートル、株元周囲約4.7メートルの大木。見ごろは3月下旬から4月上旬で、満開時は花が滝のように垂れ下がり、見事な姿を見せてくれます。県下比類のない名木で、各地からたくさんの観桜客が訪れます。
種類 エドヒガン1本   
交通 箱根登山線入生田駅から徒歩約20分
※駐車場なし(開花期間中は車両乗り入れ禁止)

★小田原フラワーガーデン&メモリアルロード(久野)
平成7年「小田原フラワーガーデン」の開園に当たり、約400メートルの周辺道路に市民から募集植栽した約80本のソメイヨシノが見事に咲き誇り、まるで「桜のトンネル」を思わせる新たな桜の名所です。園内には他にも早咲きの河津桜などさまざまな種類の桜があり、3月上旬から5月上旬まで楽しむことができます。
種類 ソメイヨシノ約80本、おかめ桜、御衣黄など
交通 小田原駅東口から諏訪原・フラワーガーデン行きバス終点下車
※駐車場あり
問 0465-34-2814(フラワーガーデン)

★富士見の桜土手(桑原[浄蓮寺西側])
荒れていた土手を整理し、昭和61年に地域の人の手で約30本の桜の苗木が植えられました。桜と菜の花、田んぼのレンゲ、そして野生のメダカが見られる小川は、童謡「春の小川」さながらでふるさと感いっぱいです。
種類 ソメイヨシノ約30本
交通 小田急線富水駅から徒歩約20分
※駐車場なし

★沼代桜の馬場(沼代)
桜の馬場は、この地の豪族中村氏が、五所八幡宮と沼代の鎮守王子神社に競馬を奉納したのが始まり。村人が神に桜花を奉納するために植樹したもので、約200メートルの直線道路の両脇に約70本のソメイヨシノが一斉に咲き競うさまは見事です。
種類 ソメイヨシノ約70本
交通 JR国府津駅から比奈窪行きバス「診療所前」下車徒歩20分
※駐車場なし
◆開花期間中 桜まつり(ライトアップ18:00〜22:00)

★田島桜の里(田島)
地元青年団がまちおこしで40年前に、田島地区を流れる剣沢川沿い700メートルに植えたソメイヨシノ100本余りを中心に、しだれ桜や早咲きのおかめ桜350本余りが咲き誇ります。
種類 ソメイヨシノほか約350本
交通 JR国府津駅から小田急線新松田行きバス「別所堺」下車徒歩3分
※駐車場なし
◆3/21土曜日〜4/5日曜日 田島桜まつり
問 0465-42-6243(田島 桜の里運営委員会)

★おかめ桜の里(根府川)
寒緋桜と豆桜の交配種の「おかめ桜」は、他の桜と違い枝を切っても大丈夫な早咲きの桜で、濃いピンク色の可憐な花を咲かせます。見ごろは、2月下旬です。
種類 おかめ桜約500本
交通 JR根府川駅から徒歩約20分〜1時間
※駐車場あり
◆2/28土曜日〜3/20祝日 おかめ桜まつり
問 0465-33-1494(農政課)

★独立行政法人国立印刷局小田原工場(酒匂)
工場内を埋め尽くす樹齢60余年のソメイヨシノは500本にも及び、県内でも有数の本数を誇ります。開花期間中の土・日には観桜会が催され、工場内が一般開放されます(期日未定)。
種類 ソメイヨシノ約500本
交通 JR鴨宮駅南口から徒歩約15分
※駐車場なし
問 0465-49-4006(国立印刷局小田原工場)

★こどもの森公園わんぱくらんど(久野)
園内のサクラの丘から芝生広場にかけ、山桜や早咲きの大漁桜など7種類の桜があり、趣の異なる花の咲き方や色を楽しむことができます。
種類 大漁桜、山桜、おかめ桜、しだれ桜など約200本
※拡張工事のため立ち入りできません(サクラの丘は3月末まで)。
交通 小田原駅西口からいこいの森行きバス終点下車
※駐車場あり
問 0465-33-1583(みどり公園課)

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#04:SHISEI〜至誠・市政〜
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種まき、土台作り

文 加藤憲一

 現在市議会3月定例会で新年度予算案が審議されています。私にとっては初めての予算編成でしたが、前年度比で17億円以上の減収見込みの中、貴重な税金をどう使ってゆくのか、本当に厳しい作業でした。
 年初以来、政治経済情勢の悪化と先行き不安は日増しに膨らみ、日本を代表する大企業が軒並み大幅な減産・減収・減益のラッシュ。金融・企業経済は完全に萎縮状態となっていますが、ここで大切なのは、「次」への備えに確実に手を打つことだと考えています。
 自然界では、秋も深まれば木々は養分を体内に取り込んで、冬になれば葉を落とします。それは決して枯れたのではなく、春への備え。落葉と同時に梢にはしっかりと新たな芽を宿します。
 市政運営においても、同じ営みが必要です。まず、市民のいのちを守る部分は外さない。そして、厳しい時代に耐え得るよう無駄な支出は削ぎ落としつつも、巡りくる新たな時代の訪れを見越して次なる「芽」を宿すことが必要です。民間が徹底した合理化を図るしかない中、行政は民間分野の一日も早い立ち直りと新たな展開を促すべく、「次」の準備に取り掛かることが大切です。

 小田原における「次」、つまり「新しい小田原」への種を、ささやかでも確実に蒔くこと。そして、次なる発展の土台づくりを始めること。これが、私にとって今回の予算編成の最大のテーマでした。市民がお互いを補い合い支えあう「ケアタウン」づくり、地域総ぐるみで子どもを育てる「スクールコミュニティ」づくり、恵まれた地勢を活かし健康づくりと交流人口拡大を目指す「ウォーキングタウン小田原」、豊かな自然環境と豊富な食材を活かした「有機農業モデルタウン」への取り組み、検討委員会の答申を踏まえて策定する「中心市街地活性化基本計画」、地域資源を活かした新たな地域振興事業の立ち上げ、その他にもたくさんの取り組みを想定しています。
 これらの様々な「種まき」「土台作り」を、新総合計画の策定作業と並行しながら進めます。大いなる希望を分かち合いながらの、市民の皆さんとの協働が楽しみです。

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#05:おだわらインフォメーション Odawara Infromation
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合併検討会情報〜平成20年度第3回委員会を開催〜
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問 企画政策課 電話0465-33-1239

県西地域合併検討会では、平成20年度第3回委員会が2月4日水曜日に小田原市役所で行われ、新たに設置される「任意合併協議会研究会」の検討内容や今後のスケジュールなどについて話し合われました。

任意合併協議会研究会について
 前回の委員会では、県西地域にふさわしい任意合併協議会のあり方を議論し、将来の円滑な合併協議を進めるため、委員会の下部組織として「任意合併協議会研究会」(以下「研究会」)を新たに設置することが合意されていました。
 今回の会議では、研究会の進め方として、まず合併検討の背景を再度整理するなど2市8町間の「共通認識」を構築したうえで、合併による行財政効果の活用や、都市内分権の活用などによる、合併後の「まちづくりの基本方針」について検討を行い、その結果を踏まえて県西地域にふさわしい任意合併協議会のあり方について具体的な検討を行うという検討会事務局案について議論されました。
 委員からは、「まちづくりの基本方針」の検討結果を、今後の市町村のあり方など新たな国の方針なども踏まえながら委員会で議論し、そのうえで任意合併協議会の検討を行ってはどうか、などの意見が挙げられ、了承されました。

先進事例調査を行いました
 今年度、合併検討会では、合併した市町村などが抱える課題と対応策について整理した事例調査が進められ、最終報告書が取りまとめられました。
 合併検討会では、今回の調査を通じ、県西地域の合併においても想定される課題とその対応策などを参考にしながら、県西地域の合併の方向性について引き続き検討を進めていく予定です。

※委員会の概要や配布資料は、県西地域合併検討会ホームページをご覧ください。
https://conv.bingocms.tech/gappei/

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四季を彩る小田原の記念切手発売中!
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問 観光課 電話0465-33-1521
  郵便局株式会社南関東支社 電話045-228-2527

 市内の「花の名所」や「まつり」など、四季を通じた小田原の魅力をまとめた記念切手「四季を彩る城下町小田原」が発売されました。
 小田原市内の郵便局のほか、南足柄市、足柄上郡松田町、山北町、大井町、開成町、足柄下郡箱根町、湯河原町及び真鶴町の54郵便局限定で発売中です。
売価 1,200円(80円切手10枚)
発売部数 4,200部

表紙「城址公園 お堀の桜」
切手の題材
(1)長興山紹太寺のしだれ桜
(2)北條五代祭り
(3)御感の藤
(4)小田原城 花菖蒲園
(5)小田原ちょうちん夏まつり
(6)城址公園の象 ウメ子
(7)小田原城菊花展
(8)満福寺 火伏まつり
(9)曽我梅林と富士山
(10)梅まつり 流鏑馬
 小田原のよさを伝える「お土産」として、またお友達へのプレゼントとしても使えます。数量限定ですので、お早めに!
 2月9日の発売開始を記念して、市役所で贈呈式が行われ、郵便局(株)南関東支社の斉藤支社長から加藤憲一市長へ、切手シートが手渡されました。

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定額給付金情報
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問 企画政策課 電話0465-33-1400  暮らし安全課 電話0465-33-1396

定額給付金の給付をよ装った「振り込め詐欺」や「個人情報の詐取」にご注意ください。

【重要なお知らせ】
 定額給付金の給付に当たって詐欺などの犯罪が予想されますので、次の点にご注意ください。

その1 市や総務省などがATM(銀行・コンビニなどの現金自動預払機)の操作をお願いすることは、絶対にありません。
その2 ATMを自分で操作して、他人からお金を振り込んでもらうことは絶対にできません。
その3 市や総務省などが、「定額給付金」の給付のために、手数料などの振込を求めることは絶対にありません。
その4 現時点で、市や総務省などが住民の皆様の世帯構成や銀行口座の番号などの個人情報を照会することは、絶対にありません。

不審な電話や郵便が届いたら、迷わず、暮らし安全課や小田原警察署(電話0465-32-0110)にご連絡ください。

★定額給付金とは
 生活支援を目的とした制度です。平成21年2月1日(基準日)に、市町村の住民基本台帳か外国人登録原票に登録されているかたが対象で、65歳以上か 18歳以下は一人20,000円、その他のかたは一人12,000円となり、その合計金額が世帯主に支払われる仕組みとなっています。
 給付金制度の決定後、あらためて市からお知らせをします。現在、市から給付金に関係して口座番号や振込などについての問い合わせをすることはありません。

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春は引っ越しのシーズン!〜身の回りの片付けなどはお早めに〜
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問 環境事業センター 電話0465-34-7325

 引っ越しなどで大量のごみが出てしまうことはありませんか?そういったときは、環境事業センターへ直接お持ちください。1キログラム当たり25円で処分できます。
■持ち込み時間
 平日 8時20分〜11時30分、13時〜16時
 祭日・第2土曜日 8時20分〜11時
※スプレー缶、カセットボンベ、ライターなどの危険物が「燃せないごみ」の日に出されてしまうことが原因で、収集車の火災事故が発生しています。これらの危険物は燃せないごみには絶対に出さないようにしてください。
※詳しくは「ごみと資源の分け方ガイド」及び「ごみと資源の分け方、出し方」をご覧ください。

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防災メモ(3) 〜断層タイプと津波とは〜
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問 温泉地学研究所 電話0465-23-3588

 内陸で地震が発生した場合、被害の大きさは、被災地の地質や地形、地下構造などの要素に大きく左右されるという話を前回までにしてきました。では、海域の浅いところで地震が発生した場合、何が起きるのでしょうか。
 地震が海底直下の浅いところで発生すると、まず津波の発生が懸念されます。一般的に、逆断層や正断層による縦ずれタイプの断層によって起こる地震では、同規模の横ずれ断層タイプの地震より大きな津波を発生させる能力を持ちます。
 例えば、逆断層タイプの神縄・国府津—松田断層帯は、断層帯が陸域から相模湾内まで達していると考えられ、これがずれると津波が生じます。予測シミュレーションでは、発生した津波は10分以内に相模湾全域に広がり、繰り返し来襲することが分かっていて、津波が沿岸内陸域や河川を遡上する範囲も明らかになっています。

 詳細は県津波浸水予測図のホームページで紹介されています(http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/sabo/kouwan/shinsui/shinsui.html)。
 このホームページでは、津波が伝わるようすをアニメーションで表現していて、津波災害に対する理解をより一層深めることができます。
 津波に対する知識や津波に関する正確かつ迅速な情報の伝達の有無が、人の生死を左右することがあります。例えば、津波の来襲を知らせるために、一人の老人が収穫した大切な稲むらに火を放つことで多くの村人を救ったという物語『稲むらの火』を一読すると、情報伝達の大切さが分かります(http://www.inamuranohi.jp/)。
 また、被災地の調査結果や県内の地震活動のまとめなどは、温泉地学研究所のホームページをご覧ください(http://www.onken.odawara.kanagawa.jp/)。

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#06:ニュース NEWS
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問 市民窓口課 電話0465-33-1381

「広域証明発行サービス」がさらに便利に!〜南足柄市でも可能になります〜
 平成21年4月1日から、「広域証明発行サービス」に南足柄市が参加します。
 これにより、小田原市、南足柄市、大井町、箱根町にお住まいのかたであれば、「住民票の写し(現在のもの)」、「戸籍謄・抄本(現在のもの)」、「印鑑登録証明書」の交付を小田原市役所本庁舎、アークロード市民窓口、南足柄市役所本庁舎、大井町役場本庁舎、箱根町役場本庁舎の各窓口で受けることができます。
 なお、「戸籍謄・抄本」については本籍地が小田原市、南足柄市、大井町、箱根町にあるかたのみ、交付を受けられます。
※詳しくはお問い合わせください。

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#07:♪仲間がいるってすてきなことだね♪ おだわらっこドリームシアター
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問 教育政策課 電話0465-33-1671

1月15日、市内小学校4年生を対象に観劇授業「おだわらっこドリームシアター」が開かれました。劇団四季が「こころの劇場」プロジェクトとして寄附してくれたミュージカル『人間になりたがった猫』を観て、子どもたちは夢のような時間を楽しむことができました。

子どもたちの心へ、伝わったもの
 劇が始まると舞台にくぎづけの子どもたち。繰り広げられるすてきなダンスを真剣に見つめ、きれいで大きな歌声に感動し、大掛かりな舞台セットにビックリ。目の前に現れた別世界に、みんな夢中になっていました。
 劇の最後に、「すてきな友達」という歌をみんなと一緒に歌い、この劇のメッセージをしっかりと受け止めました。

あふれる笑顔
 終演後、主人公のライオネルたちが、みんなを見送ってくれました。直接触れ合えることに子どもたちは大喜び。
 「すごく楽しかったよ!」と感想を伝えたり、握手をしたり、うれしい交流ができました。
 そして、おだわらっ子のために公演をしてくれた劇団四季の皆さんへ、子どもたちがお礼の言葉を伝えました。

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演劇の"感動"を小田原の子どもたちへ〜劇団四季より〜
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 子どもたちの心に、生命の大切さ、人を思いやる心、信じ合う喜びなど、人が生きていくうえで最も大切なものを、舞台を通じて語りかけたい…それが「こころの劇場」です。
 日本の未来を担う子どもたちの問題は、社会総掛かりで取り組まなければなりません。このプロジェクトは、多くの企業や行政のかたがたの協賛、協力を得て始まりました。
 小田原でこの公演ができることを、とてもうれしく思います。物語にドキドキ、楽しい歌やダンスにワクワクしながら感じる人間の温かさや仲間の大切さ。
 これからも、多くの子どもたちへ感動の輪を広げていきたいと思います。

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元・市教育委員 島田祐子さんより
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 日本最高の質を誇る劇団四季のミュージカル。子どもたちは舞台と一つになり、泣き、笑い、怒り、声を合わせて歌い…。
 皆さんの尽力により、市民会館に子どもたちの興奮と感動の声が聞かれるようになりました。
 日ごろの生活からちょっと別世界にジャンプして、この世に満ちている残酷さや悲しみの中で、美しく輝く純粋さや善良な魂は、子どもたちの心を大きく揺さぶり、将来の糧になることと信じています。

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#08:〜地域資源の魅力を発信 して交流人口の拡大へ〜『小田原ブランド元気 プロジェクト』の成果です!
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問 産業政策課 電話0465-33-1515

小田原ブランド元気プロジェクト公式ホームページ(パソコン、携帯電話ともに対応)
http://genki-odawara.com

平成20年度地方の元気再生事業に採択された「小田原ブランド元気プロジェクト」。
市と市商店街連合会、社団法人箱根物産連合会が協働して実施する、地域資源魅力発信事業です。
昨年12月12日に「小田原手形」が販売され、消費者の顧客化や再来性向上も順調に進んでいます。
さらに、市外から小田原への誘客や街なかの回遊性など、
交流人口の拡大へ特に効果が期待されている「小田原どん」もお目見えしました。

「小田原どん」とは
 温暖な気候と、海・山・川のそろった豊かな自然に恵まれたまち、小田原。春夏秋冬を通じ、旬の食材が豊富に産する"食"のまちでもあります。
 こうした地域資源の魅力を最大限に活用するため、市商店街連合会から選ばれたまちの飲食店10店舗の参加協力を得て、新たな食の名物「小田原どん」を開発し、その魅力を広く発信します。
 「小田原どん」とは、小田原の地の食材を1品以上使用し、伝統工芸品・小田原漆器の"丼"に盛り込んだもので、店舗ごとのこだわりと技で小田原自慢の食材をおいしく調理し、遠来のお客様をおもてなししようとするものです。
 「小田原どん」は、10店舗それぞれのオリジナルメニューで、2月14日土曜日に6店舗で、28日土曜日に4店舗でお披露目されました。

伝統的工芸品「小田原漆器」
 関八州を制した小田原北條氏以来、500年の歴史を有する城下町としてその名が知られる小田原は、多様な"職"をはぐくんできました。その一つ、小田原漆器は、昭和59年に伝統的工芸品の指定を受け、伝統の技を今に伝えています。
 漆器の特徴は、手に持ったときのしっとりとした優しい手触りや、口に当てたときのぬくもりで、古くから暮らしの中の"器"として、小田原地方で広く使われていました。
 しかしながら、工芸品としての数多い工程数や原材料の高騰、ライフスタイルの変化などにより、漆器が生活の中で使われる場面は減りつつあります。
 今回、小田原自慢の"食"と漆器が出会うことで、漆器のよさが広く伝えられることが期待されます。

 「小田原どん」は、小田原漆器の"丼"のほか、同じく伝統的工芸品に指定されている箱根寄木細工のお箸や箸置き等で供されます。
 地場の食材と伝統工芸品のコラボレーションをたんのうしてください。

まだまだあるよ。小田原ブランド元気プロジェクト
 今回、小田原どんでも使用している小田原漆器などの漆製品は、熱や摩擦に弱く食器洗浄機・乾燥機には耐えられないという耐久性の問題がありますが、それを解消すべく市と県産業技術センターの共同で、新たなコーティング方法の調査・技術研究を進めています。
 また、寄木細工製品などの仕上げ塗料の改善について調査分析を実施し、販路拡大につなげるべく研究を進めています。
 一方で、木製品業界の新会社、合同会社小田原箱根ブランド創造機構に委託し、近年の消費者ニーズを考慮した新たなデザイン性を持った木製試作品の開発を行っています。
 小田原ブランド元気プロジェクトでは、こうした様々な取り組みによって、本市の地域資源の魅力を高め、発信します。

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これが「小田原どん」です!
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★2月14日土曜日より提供の6店舗
 海鮮茶屋 魚國【本日の朝どれ海鮮小田原丼】
 お気楽酒場 田【地魚の小田原バラちらし丼御膳】
 龍あん【小田原あじな梅ぇ〜中華丼】
 鳥かつ楼【元祖小田原丼(プレミアム)】
 千両寿司【朝どれ小田原丼】
 割烹 幸繁【小田原海鮮お城丼】

★2月28日土曜日より提供の4店舗
 本丸茶屋【小田原武将茶漬け丼】
 清風楼【小田原・アジつみれ丼】
 菜こんたん【小田原・鯵のサクサク丼】
 古い勢〔小伊勢屋〕【小田原鯵天丼】

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#09:連載 学校自慢!
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問 教育政策課 電話0465-33-1671
このコーナーでは、小・中学校でのユニークな取り組みを紹介します。子どもたちの生き生きとした表情を見ると、小田原の未来も安心!という気持ちになりますね。

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今月号は…城北中学校(生徒数:492人)
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「花いっぱい運動」〜地域とともに〜
 尊徳記念館をはじめ、栢山地区のあちらこちらでプランターに植えられた花々をご覧になったことはありませんか?
 その花は、わが城北中学校の生徒が桜井地区青少年育成会の皆さんと一緒に年3回、植え替えているものなのです。
 この取り組みは平成4年に育成会の発案で始まりました。そのときは、卒業前の3年生がプランター作りから始めました。そして古タイヤを利用したプランターを毎年増やしていきました。地域のさまざまな施設や学校に設置したプランターの数は多いときで90個になりました。

 現在は全学年の生徒から「花いっぱい運動」という名称でボランティアを募り、行っています。昨年10月に実施したときは、生徒は約40人、育成会の皆さんは20人が参加しました。植え替えたきれいな花々が地域の人たちの潤いや、楽しみになっていると信じています。一方、生徒たちはこの活動を通して地域の皆さんや植物と触れ合い、思いやりの心や美しいものに感動する心をはぐくんでいます。
 校舎の内も外も文字どおり花いっぱい、緑いっぱいにする活動を進めています。
 17年間も続いている「花いっぱい運動」。今後も育成会、PTA、地域の皆さんとともに続けていきたいと思っています。栢山近辺にお越しの際はプランターに咲き乱れる花をご覧になってください。

平岡 亜美さん(3年生)
私がこのボランティアに参加した理由は、私が住んでいるこの地域に「ありがとう」を伝えられるのは、「花いっぱい運動」が一番簡単で身近だと思ったからです。それに私たちが植えた花がきれいに咲いていると、とてもうれしく心温まるからです。
私が卒業しても、この「花いっぱい運動」をずっと続けていってほしいです。そしてこれから先も、花や自然を大切にしていきたいです。

中村 隼さん(3年生)
僕は、3年間「花いっぱい運動」にほぼ毎回参加しました。最初は、「暇だからやってみるか」という程度の気持ちでしたが、回を重ねていくうちに、地域の人たちと会話ができたり、アドバイスをもらって植え方も上達できたり、楽しくなってきました。
最近は地域の人たちと触れ合う機会が昔より少なくなっていると感じるので、これからもボランティアなどに参加してたくさんの皆さんと触れ合っていきたいと思います。

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#10:おだわら花通信
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さまざまな花に彩られ、四季折々の表情を見せるおだわら。毎月、花の名所を紹介します。

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その22 小田原フラワーガーデン
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問 フラワーガーデン 電話0465-34-2814

https://conv.bingocms.tech/public-i/park/o-furawa.html

桜はバラ科の落葉高木で、国内原産種としては山桜、大島桜などの9種類があり、有名なソメイヨシノなどは人手により品種改良されたものです。
フラワーガーデンでは、早咲きの河津桜やおかめ桜をはじめ、緑黄色の花をつける御衣黄や、鈴なりの花の八重桜など、3月から5月初旬まで続く「桜の花のリレー」が楽しめます。

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広報おだわら March.1, 2009 No.982
【発行】小田原市
【編集】広報広聴室
Copyright(C),3.2009 City of Odawara.
〒250-8555  神奈川県小田原市荻窪300番地
(TEL)0465-33-1261
(FAX)0465-32-4640
○「広報おだわら」1日号は自治会配布、15日号「おだわらいふ」は新聞折り込み。
市役所、支所・連絡所、マロニエ、小田原駅、郵便局などでも配布しています。
○小田原市の市外電話番号は0465です。
◇メールサービスの詳細については小田原市ホームページをご参照ください。
https://conv.bingocms.tech/
広報おだわらは、資源保護のため再生紙を利用しています。
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1月1日現在 小田原市の人口198,586人 77,401世帯
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