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広報おだわら 第1040号

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広報おだわら 第1040号

平成23年8月1日 発行

#01:いのちを守る小田原 より確かな災害対策へ
#02:県内初認定 小田原市歴史的風致維持向上計画
#03:高齢者が生き生きと暮らせる 小田原を目指して
#04:北条氏ゆかりの交流が拡大
#05:おだわら情報
#06:〈連載〉市民力
#07:〈無尽蔵プロジェクト〉文学のまちづくり
#08:〈連載〉おいしい小田原いただきます
#09:〈連載〉駅のある風景


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#01:いのちを守る小田原 より確かな災害対策へ
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問 広報広聴課 電話0465-33-1261

東日本大震災がもたらした甚大な被害は、私たちの想像をはるかに超え、これまで取り組んできた災害への備えが十分でなかった現実を突きつけました。
「大津波は、今晩にも襲ってくるかもしれない」「子どもへの放射能の影響が心配」「小田原から被災地にできることは何?」「地震がきたらどこへ逃げればいいの?」
市民の皆さんからの不安の声。大震災であらわになった問題に向き合い、より確かな災害対策を進めなければなりません。
市民のいのちがしっかりと守られる、生存と生活が確保できるまちへ。
市職員一丸となり、市民の皆さんとともに取り組んでいきます。

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災害対策の強化
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市では、「いのちを守る小田原」推進会議を設置し、大震災を踏まえたまちづくりを進めています。
市民の「いのちを守る」という、行政として最も大切な役割を果たすためにどうすればよいのか。これまで取り組んできた災害対策を強化することに加え、各部局のさまざまな施策を、「いのちを守る」という視点で見直します。災害から守られ、真に安全・安心で、未来へ向かって持続可能である小田原を目指していきます。

◎地域防災計画の全面改訂
 現在、地域防災計画の見直しを進めています。広域避難所が安全なのか、備蓄は足りるのか、限られた人材をどのように配置するのか、効果的な情報の受伝達の方法は何かなど、東日本大震災で現出した課題を計画に反映させます。
 災害は、いつ襲ってくるか分かりません。それらに対応できる、実践的な計画にするために、全庁的に英知を集め取り組んでいきます。

◎津波の被害対策
 大震災の津波では、「すぐに高いところへ逃げること」が何よりも大事であることが分かりました。海に面した小田原では、決して他人事ではありません。市民一人一人が危機感を持ち、普段からどこへ逃げるかを意識できるように、海抜マップを作成し、公共施設を中心に海抜表示板を設置します。海抜マップは、平成19年度に作成した防災マップに記してある海抜を、分かりやすく表示して、まずは沿岸部にお住まいのかたに配布しました。
 また、沿岸部で実際に津波が来たときにどこに避難すべきか、地域の皆さんと職員が、避難の候補となる建物や高台への避難路を確認し、それらを示した避難地図を作成します。
 地元に詳しい地域の皆さん、緊急避難ができる建物の所有者のかた、多くの皆さんのご協力をお願いします。

◎災害に対する備えを
 大震災以降、防災に対する意識が非常に高くなっている今こそ、行政、企業、市民、皆が真剣に向き合うときです。
 ご家庭で非常持ち出し品を揃えるなど、今すぐにできることから始めてください。また、地域の防災訓練は、防災知識を身に着けるだけでなく、地域の人と顔見知りになるためにも、ぜひ参加してください。

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持続可能な暮らしの実現
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◎全市をあげた節電対策
 日本中で節電に取り組んでいる今、私たちは、それぞれの生活を見直し、少しでも無駄をなくすことを余儀なくされています。
 この夏は、市内でも多くの
グリーンカーテンが見られます。グリーンカーテンは、温度低下や地球温暖化防止の効果はもちろんですが、節電に取り組むという思いを共有するうえでも、大変効果のあるものだと感じています。

◎放射能対策
 市内の放射線量の測定は、小中学校、幼稚園、保育所を優先し、そのほかの公共施設でも行っています。7月14日現在、100地点以上で測定しすべての測定地点で、国際放射線防護委員会の勧告による人工放射線の上限値を大きく下回っています。
 過度な不安をあおらないよう、放射能についての基礎知識を市民の皆さんにお知らせしていくことも必要であり、今後も市ホームページや広報紙で周知していきます。

市ホームページ:
トップページ右列の「放射能に関する情報」をクリック

◎再生可能エネルギーへの転換の検討
 太陽光、太陽熱、小規模の水力や風力、バイオマスなどの再生可能エネルギーの中で、今最も現実的なのが、太陽光発電です。市内の普及状況を見ても、皆さんの関心が高いことが分かります。より多く普及させるためには、補助金を支給するだけでなく、設置費や設置後の電気料金など、良い点も悪い点も分かりやすく伝えることなども必要と感じています。
 長野県飯田市で、太陽光発電システムを初期投資なしで設置可能にした施策が注目されています。NPO法人が市民ファンドを活用し、9年間のリース制度とすることで、システム普及のハードルである設置コストの負担を解決するとともに、売電の利益により月々の負担を軽減したユニークな取り組みです。
 行政として補助金を支給するだけでなく、どんなことができるのか。市民や専門家のかたと議論を重ねながら、効果的な仕組みを探っていきます。

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被災地・被災者支援
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◎被災地への人的支援
 市では、東日本大震災後、緊急消防援助隊、災害ボランティア活動、避難所支援などを通じて、延べ60名以上の職員を被災地に派遣してきました。被災地を見た職員は皆、震災のすさまじさを目の当たりにし、「個人の無力さ」を感じたと言います。職員が現地で肌で感じた震災の悲惨さ、危機感を、ほかの職員にも伝え情報を共有し、市の災害対策に生かしていきます。
 職員の数に決して余裕はありませんが、日本人が心を一つにしてこの国難を乗り越えるため、少しでも被災地の力とならなければなりません。
 また市では、日本赤十字社を通じて被災地を支援する義援金募集のほか、二宮尊徳先生の縁で交流のある相馬市の震災孤児等を支援するための基金への募金も呼びかけています。今こそ、報徳仕法のいう「推譲」を実践すべきときであると考えます。
 今後は、被災地・被災者の支援活動に協力的な市民団体や民間事業者などとの連携も視野に入れて、小田原とつながりのある顔の見える関係の自治体に対して、息の長い支援をしていきたいと思います。
 被災地・被災者の支援にご協力いただいた市民の皆さんには、とても感謝しています。

 今回ご紹介したもの以外にも、市ではさまざまな分野で、災害対策の強化、持続可能な暮らしの実現、被災地・被災者の支援に取り組んでいきます。被災地、そして小田原の経済を元気にするための各種イベントが開催され、今後も予定されているほか、被災地と小田原市の小中学校間の交流事業なども計画しています。
 「市民の力で未来を拓く希望のまち」を目指し、4月からスタートした新総合計画「おだわらTRYプラン」に基づくまちづくりのさまざまな施策において、「いのちを守る小田原」の視点を踏まえて歩んでいきます。

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総合防災訓練
問 防災対策課 電話0465-33-1856

 今年は、桜井地区、富水地区、東富水地区、下府中地区の自主防災組織、防災関係機関、行政による訓練を行います。

宿泊体験訓練
日時:8月27日土曜日午後4時~28日日曜日午前7時
場所:桜井、報徳、富水、東富水の各小学校体育館

総合防災訓練
日時:8月28日日曜日午前9時~11時30分
場所:鴨宮運動広場

※上記地区以外でも、9月から11月にかけて各自治会連合会などで防災訓練が実施されますので、ぜひ参加してください。
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あなたの備えは大丈夫? 非常持ち出し品

非常持出袋、ヘルメット、救急医薬品・常備薬、非常食・飲料水、貴重品、携帯ラジオ・懐中電灯など。

※まず最初に持ち出すべき1次持出品の一例です。
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SHISEI~至誠・市政~ 「いのちを守る地域自給圏」へ
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小田原市長 加藤憲一

 東日本大震災を受けた今後の地域づくりの課題を、私は次のように整理しています。
 まず第一に、発災時に一人の犠牲者も出さない地域総ぐるみの態勢を作ること。最悪の被災状況を想定し、一人残らずの避難、そして身近な住民の救命救助を、地域住民が協力してやり遂げる備えが、何より必要です。
 第二に、被災後数日間、住民が生存できる条件を備えること。市内には複数の河川が走り、東西は海岸線や山沿い地域もあることから、被害の状況によっては橋梁落下や道路寸断などで地域間の交通経路が断たれる可能性があります。水、食料、当面の生活空間、救護活動拠点などを、各地域単位で確保しておかねばなりません。
 そして第三に、長期にわたる復興活動期間の住民生活を支える機能を確保すること。医療体制、要介護高齢者や障がい者のケア拠点、子どもたちの学びの場、居住場所、苦しくつらい避難生活を支え合う地域コミュニティの関係づくりなどです。また電力については、安全でリスク分散可能な電力供給体制を可能な限り築かなければなりません。
 実際、過酷な被災地の中で、厳しくもたくましく自立生活が続けられ、かつ人心の安定が図られていたのは、多くの場合、生存に必要なそれらの条件や手段を自前で確保し、また日常から備えていた地域コミュニティでありました。
 こういった観点から、大規模な災害に見舞われたとしても、住民の生存とその後の生活手段を確保し、地域経済も含め被災からの影響を最小限にとどめるために、「いのちを守る地域自給圏」とでもいうべきものを作ることを、これからの地域づくりの目標にすべきであると、私は考えます。備えるべき基本要素は、(1)いのちを守り救う市民の力、(2)水、(3)食糧、(4)エネルギー、(5)住まい、(6)ケア、(7)身近な支え合い、などでしょう。
 災害対策的には「備え」なのですが、これらの要素が平素から高い水準で地域に備わっているということは、日常の暮らしや経済活動における、生命としての安心感、公共空間としての安全性、豊かな自然環境、顔の見える関係や支え合う心が満ちたコミュニティなど、お金には替えられない「真の豊かさ」が満ちている地域ということにほかなりません。「日常」を安全安心で豊かなものにすることが、実は何より確かな防災対策なのです。

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チャレンジ!!グリーンカーテン

6月、市ではグリーンカーテンづくり促進のため、計400世帯にゴーヤの苗を配布。9月には、グリーンカーテンコンテストも実施予定です。

高橋久美子さん
優香ちゃん(寿町)
「グリーンカーテンづくりは、初めてです。今までゴーヤはあまり食べませんでしたが、上手に育てて食べるのも楽しみです」

村松浩美さん(栄町)

「昨年に引き続き、ゴーヤのグリーンカーテンを作りますが、節電や省エネへの思いは昨年よりも強くなりました」
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#02:県内初認定 小田原市歴史的風致維持向上計画
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問 都市計画課 電話0465-33-1593

◎小田原の歴史的風致

 小田原は、古くから東海道の宿場町として、また城下町としてにぎわってきました。
 明治後期から昭和初期にかけては、風光明美なこの地に、当時を代表する多くの政財界人や文化人たちが別邸などを構えました。
 また小田原北条氏の時代に全国から集められた職人の優れた技術と、豊かな自然の恵みが融合し、かまぼこや干物などの水産加工業や小田原漆器などの木工業といった、小田原固有の文化が形成されました。
 これらの文化や、宿場町・城下町の中心的な存在である小田原城周辺や、由緒ある社寺などが多く残る板橋地区周辺において、歴史と伝統を受け継ぎ今も行われている祭礼行事などは、旧来の町割りや歴史的建造物などと一体となって良好な歴史的風致を形成しています。

◎県内初認定
 平成20年11月4日に施行された「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(通称:歴史まちづくり法)」に基づき、市では「小田原市歴史的風致維持向上計画」を策定し、平成23年6月8日に、国(国土交通省、文部科学省、農林水産省)から認定を受けました。
 歴史的風致維持向上計画は、これまで金沢市や高山市など全国の22市町が認定されていました。今回の第9次認定で、小田原市は神奈川県内で初めて認定され、小泉国土交通大臣政務官から、高岡市、松本市、川越市とともに認定証を交付されました。

◎今後の計画の推進について
 小田原市歴史的風致維持向上計画は、計画期間が10年間となっています。
 今後は、この計画で定めた重点区域内における歴史的風致を形成している建造物の維持・保全のための修繕や改修工事、周辺の道路の修景・案内板の設置などの事業を進めていきます。
 また、小田原の伝統的ななりわいや芸能、文化など各活動に対する支援についても検討を行い、実施していきます。
 このような取り組みを通じて、小田原の歴史的風致の向上を図り、市民にとって誇れる活力のあるまちの創造を目指していきますので、今後も市民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。

◎重点区域における主な施策・事業
 重点区域は、小田原城を中心として、中世期最大の城郭遺構として築造された「小田原城総構」を基本に、「遺構保全域」、「旧東海道の宿場町周辺」、「板橋地区周辺」を加えた範囲としています。

(1)史跡小田原城跡
本丸・二の丸整備事業
小田原城本丸・二の丸における史跡整備を進め、城とまちなみが一体となった歴史的環境の形成を促進します。

(2)史跡小田原城跡
八幡山古郭・総構整備事業
小田原城八幡山古郭・総構の保存活用を図り、城下町と一体となった歴史的環境の形成を促進します。

(3)松永記念館整備活用事業
松永記念館内にある国登録有形文化財である老欅荘、葉雨庵の修理と庭園の修景整備を一体的に実施し、観光客の憩いの場として、また回遊拠点としての活用を図ります。

(4)小田原文学館整備事業
国登録有形文化財である小田原文学館(本館・別館)の修繕を実施し、周辺の歩行者空間の整備などとあわせて、まちなかを回遊する際の休憩施設としての機能を付加する整備を行います。

(5)清閑亭保存整備活用事業
国登録有形文化財である清閑亭の土台の腐朽や天井部の雨漏りなどの補修・修理を実施し、交流・回遊拠点としての公開活用を図ります。

(6)地区まちづくりのためのワークショップなど
歴史的なまちなみや建造物が残る板橋地区周辺やかまぼこ通り周辺において、景観調査や住民とのワークショップによる地区のルールづくり、協議会組織化への支援を行い、景観計画重点区域の設定など歴史的環境や景観に配慮したまちづくりを進めます。

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小田原市歴史的風致維持向上計画の認定に寄せて
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岸 忠義さん
小田原市民俗芸能保存協会会長
相模人形芝居下中座座長
 小田原には、城下の旧三大明神例大祭の神輿渡御、小田原囃子など、地域と密接した多くの文化的な活動が受け継がれています。
 私は、300年もの歴史がある下中座という人形芝居の活動をしています。文化的な活動では、後継者不足の問題が懸念されています。
 新たな後継者の発掘、育成のためにも、今回の認定が、小田原に受け継がれる文化的な活動を多くのかたに知っていただくきっかけとなることを期待しています。

露木清勝さん
小田原市歴史まちづくり協議会委員
街かど博物館館長連絡協議会会長
 城下町や宿場町として栄えたあかしとして、今もなお伝統的な産業やなりわいが受け継がれています。
 私たちは、訪れる人にまちの歴史や魅力を知ってほしいという思いを込めて「街かど博物館」の活動をしています。
 今回の認定がその活動の後押しとなり、より多くのかたに、活動を見ていただき、小田原に受け継がれる産業やなりわいの素晴らしさを知ってもらえればと思っています。

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#03:高齢者が生き生きと暮らせる 小田原を目指して
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いのちを大切にする小田原
高齢者が生き生きと暮らせる小田原を目指して
介護予防事業と地域包括支援センター
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問 高齢介護課 電話0465-33-1825

◎介護予防が大切です
 超高齢社会の今日、「介護予防」が重視されています。
 「介護予防」とは、寝たきりや認知症など介護が必要な状態になることを予防し、できるだけ長く、元気で暮らすために、生活機能を低下させないようにすることです。介護予防は、早めに始めることが大切です。「まだまだ自分は元気だから大丈夫!」と思っているかたも、普段から意識して心身の機能を使わないと、どんどん低下してしまいます。
 市では、平成18年4月の介護保険制度の改正に伴って、頭脳、身体、口の3つのポイントを中心に、介護予防事業を展開。多くの高齢者が、地域で生き生きと生活し、できるだけ要介護状態にならないように取り組みを進めています。

【市の主な介護予防事業】
筋力向上トレーニング事業
 体力の維持・向上を目的として、ストレッチや身体の動かし方などを集団で学ぶ教室や、身体の状況に合わせてトレーニングマシンを使うことを学ぶ教室を定期的に行っています。
 トレーニングの開始前と3か月後に行う体力測定では、特に平衡感覚や歩く能力が向上する傾向が見られます。

栄養改善・口腔機能向上事業
 栄養教室では、たんぱく質や鉄分の値などが低下する低栄養状態を予防・改善するために、調理実習を中心に行っています。
 口腔機能向上教室では、食事や会話をするために大切な口腔の健康について、歯科衛生士から話を聞き、飲みこむ力の訓練などを行っています。

閉じこもり、認知症、うつ予防・支援事業
 閉じこもり傾向、軽度認知障がい、または抑うつ傾向の高齢者のご自宅を、要望に応じて看護師などが定期的に訪問しています。また、認知症の症状があっても地域で生き生きと生活できるように、認知症に関する講演会や認知症サポーター養成講座などを開き、身近に学ぶ機会を提供しています。
 これらの事業は、広報「おだわらいふ」や、市ホームページなどで、参加者を募集します。事業により、開催時期や参加するための条件はそれぞれ異なります。

◎地域包括支援センター
 市内には、地域における高齢者の総合的な相談機関である、地域包括支援センターが5か所あります。各センターでは、保健師または経験のある看護師・社会福祉士・主任介護支援専門員が、専門的な立場から高齢者を支援しています。
 センターの職員は、電話や訪問で高齢者の健康状態を確認しながら、介護予防事業に関する案内もしています。

介護予防を応援
 相談や訪問などで、高齢者の生活機能状況の把握に努め、介護予防が必要なかたには、教室や講座への参加を促すなどの支援を行います。

高齢者の権利を守る
 高齢者虐待や、悪質な訪問販売による被害の防止などの権利擁護を行います。

さまざまな問題に対応
 高齢者に関するさまざまな相談を受け、必要なサービスにつなげます。

充実したサービスを提供するための支援
 主治医、ケアマネジャーなど地域の関係機関との調整を行い、連携して高齢者の生活支援を進めます。

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6月に小田原アリーナで開催された
「筋トレ教室」参加者の声
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☆参加する前は、5分以上歩くことができませんでしたが、1年間運動を続けたことで、日常生活の活動範囲が増え、歩くことが苦にならなくなりました。

☆持久力やバランス能力が向上したので、転倒への不安がなくなり、元気になりました。

☆時間も距離も速さも、全ての歩く能力が上がりました。

☆参加する前は、ひざの痛みがありましたが、参加しているうちに痛みが消え、通院の必要がなくなりました。

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各地区の地域包括支援センター
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第一地区地域包括支援センター
所在地:早川853
(早川高齢者ふれあいセンター内)
電話 0465-24-5601
担当地区:石橋、米神、根府川、江之浦、入生田、風祭、水之尾、板橋、南板橋、早川、十字、栄町、本町、南町、城山、城内、緑、谷津

第二地区地域包括支援センター
所在地:久野137
電話 0465-66-3066
担当地区:扇町、井細田、多古、久野、池上、荻窪、中町、浜町、寿町、東町

第三地区地域包括支援センター
所在地:清水新田271
電話 0465-66-4190
担当地区:蓮正寺、中曽根、飯田岡、堀之内、柳新田、小台、新屋、府川、北ノ窪、清水新田、穴部、穴部新田、曽比、栢山

第四地区地域包括支援センター
所在地:小八幡3-6-22
(介護老人保健施設わかば内)
電話 0465-45-3222
担当地区:酒匂、小八幡、南鴨宮、西酒匂、国府津、田島、前川の一部(246~1579番地)、羽根尾、中村原、上町、小船、山西、沼代、小竹、東ヶ丘

第五地区地域包括支援センター
所在地:曽我光海2-1
(ルビーセンター内)
電話 0465-42-1374
担当地区:中里、鴨宮、上新田、中新田、下新田、矢作、下堀、飯泉、前川の一部
(1~245番地、1580~1590番地)、成田、桑原、別堀、高田、千代、永塚、東大友、西大友、延清、曽我原、曽我谷津、曽我別所、曽我岸、曽我光海、上曽我、下大井、鬼柳、曽我大沢

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#04:北条氏ゆかりの交流が拡大
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北条氏ゆかりの交流が拡大
北条五代観光推進協議会がスタート
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北条氏ゆかりの市町と各観光協会で構成する北条五代観光推進協議会。
それぞれの地域の歴史と文化を広く全国に紹介し、観光交流を深めています。
9月には、4市町が新たに加わり、7市2町の体制でスタートします。
組織の拡大を機に、北条氏を地域の誇りとする観光まちづくりの輪を広げ、北条氏の偉績や魅力を多くの人々に伝え、ドラマ化の促進など、さらに活動を進めていきます。
問 観光課 電話0465-33-1521

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北条五代観光推進協議会加盟市町と北条氏ゆかりの史跡など
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● これまでの構成市町
箱根町
早雲寺(北条五代の菩提寺)

小田原市
小田原城跡 石垣山一夜城跡

伊豆の国市
韮山城跡(早雲の終生の居城)

沼津市
興国寺城跡(早雲の旗揚げの城)

井原市(岡山県)
高越城址
(備中伊勢氏の居城)

● 新規加盟の市町

寄居町
鉢形城跡(氏邦の居城)

八王子市
滝山城跡・八王子城跡(氏照の居城)

三島市
三嶋大社
山中城跡(氏康以後の支城)

伊豆市
狩野城跡(伊豆狩野氏の居城)

北条氏と主な居城
伊勢盛定
◆ 高越城

早雲
◆ 興国寺城
◆ 韮山城

氏綱
◆ 小田原城

宗哲(幻庵)

氏康

氏政

氏照
◆ 滝山城
◆ 八王子城

氏邦
◆ 鉢形城

氏直

※ 北条早雲は生前、「伊勢新九郎盛時」、出家後に「早雲庵宗瑞」を名乗り、早雲の子・氏綱が伊勢から北条に改姓しました。ここでは、通例により「(北条)早雲」と記述しています。

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北条五代シンポジウム
「北条氏百年の足跡」
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 北条五代観光推進協議会の拡大を記念して、北条氏の魅力を再発見する観光シンポジウムを開催します。
日時:9月23日金曜日
午後3時~5時
場所:市民会館 大ホール
講師: 小和田哲男さん
(静岡大学名誉教授)
松平定知さん
(元NHKキャスター)
火坂雅志さん
(歴史小説作家)
定員:1,000人
申込:往復はがきの往信裏面に「住所」「観覧希望者の氏名(1通につき2人まで)」「電話番号」を、返信宛名面に「郵便番号」「住所」「氏名」を記入して郵送。8月31日水曜日消印有効。申込多数の場合は抽選となります。
送付先:〒250-8555
小田原市観光課
北条五代シンポジウム係

このシンポジウムは、全国モーターボート競走施行者協議会からの拠出金を受けて実施するものです。

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#05:おだわら情報
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市民と市長のまちかどトーク
~市民の皆さんと市長が語り合う 懇談会を開きます~
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問 広報広聴課 電話0465-33-1263

 今年のテーマは、「いのちを守る小田原~大震災を踏まえたまちづくり~」です。
 「#01:いのちを守る小田原 より確かな災害対策へ」でもご紹介している、従来の枠組みを越えた災害対策について、市民の皆さんのいのちがしっかりと守られ、生存と生活が確保できるまちについて考えていきます。
日時:8月27日土曜日 午後2時30分~4時
場所:ロビンソン小田原店 4階ギャラリー

※ 事前申し込みは不要です。直接会場へお越しください。
※ 託児(2歳以上就学前まで)や手話通訳が必要なかたは、8月12日金曜日までにご連絡ください。
※8月27日土曜日~29日月曜日には、まちかどトークのテーマに合わせて、防災や災害に関する展示を行います。
27日土曜日:午後0時~8時
28日日曜日:午前10時~午後8時
29日月曜日:午前10時~午後4時

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小田原子育て情報サイト
「ぴんたっこ」公開
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問 子育て政策課 電話0465-33-1874

 子育ての不安を解消し、子育てをより楽しむため、小田原で子育てをするかたに嬉しい、情報サイト「ぴんたっこ」ができました。
 市の呼びかけで集まった、子育て支援活動に関わる民間団体の有志による協議会が作成し、6月から公開しています。行政情報、地域の情報、民間サービスなど、小田原に密着した子育て情報が盛りだくさんです。
 市が発行している子育てマップ「ぴんたっこ」と同じ愛称のこのサイトが、皆さんの子育てをサポートします。

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新設子育て支援センターの愛称を募集します
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問 子育て政策課 電話0465-33-1874

 市では、小田原駅西口近くに子育て支援センターを、10月から開所する準備を進めています。駅から近いので、中心市街地からだけでなく、電車を利用して訪れるのにも便利です。平日の利用が可能で、親子で自由に遊べる「子育てひろば」のほか、子育て相談や情報提供、講座などもあります。
この子育て支援センターの愛称を募集します。親しみやすい愛称をご応募ください。

応募方法
 愛称、愛称の提案理由、住所、氏名、年齢、連絡先を書いて、8月19日金曜日までに、子育て政策課まで、はがき、メール、またはFAXで。

〒250-8555
小田原市子育て政策課
子育て支援センター愛称
募集係

Eメール
kosodate@city.odawara.kanagawa.jp
FAX 0465-33-1456

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注意!振り込め詐欺とひったくり
防犯は一人一人が主人公
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問 小田原警察署 電話0465-32-0110
問 地域安全課 電話0465-33-1396

 最近、小田原警察署管内では、振り込め詐欺やひったくりが多く発生しています。一人一人が十分注意して、被害に遭わないようにしましょう。

◎振り込め詐欺 手口は実に巧妙です
 今年1月から6月までの小田原警察署管内の発生件数は5件、被害総額は約1,550万円で、県内での発生件数は387件、被害総額は約8億5,000万円で、前年より増加しています。

こんな電話がかかってきます~ よくある手口 ~

事例1:
「風邪をひいていつもと声が違う」「携帯電話の番号が変わった」などと、子や孫を装い、妊娠中絶費や会社のお金の使い込みなど、内緒でお金を用立てなければならない名目でお金を要求します。
注意 本人かどうか確かめるために、家族にしか分からない話をしましょう。また必ず、変更前の電話番号に連絡して確認しましょう。

事例2:
「あなたの口座が犯罪の被害に遭っているので、キャッシュカードを新しくする必要があります」「税金を還付するのでキャッシュカードの暗証番号を教えてください」などと、警察官、金融機関職員、市職員を装い、電話で暗証番号を聞き出し、カードをだまし取ります。
注意 警察官、金融機関職員、市職員が電話で暗証番号を聞いたり、自宅にキャッシュカードを受け取りに行くことは絶対にありません。

事例3:
東日本大震災後、日本赤十字社などの募金団体を装い、「義援金を指定する口座に振り込んでほしい」と話したり、建設業者を装い、「震災に備えて家屋の改築が必要です」などと不要な工事を勧めます。

注意:
相手先の団体や企業を十分確認してください。また、インターネットで送金する場合は、必ず送り先に確認し、安易に個人情報を登録しないようにしましょう。なお、県や市の職員が、義援金募集のために自宅へ電話することは絶対にありません。

 あやしい電話がかかってきたら、慌てず、一人で悩まず、必ず警察や家族などに相談を!

◎ひったくり県内で急増中
 今年1月から6月までの県内での発生件数は923件で、全国で最も多くなっています。オートバイで後方から近づき、追い越しながらバッグをひったくる手口や、夕方や夜間に、女性をねらうケースが多く発生しています。

ひったくり防止のために・・・
● 貴重品は小さくまとめて身に着けましょう。
● 荷物は車道と反対側に持ちましょう。また、ショルダーバッグは、たすきがけにしましょう。
● 歩きながらの携帯電話の使用やイヤホンなどで音楽を聞くことは、やめましょう。
● 自転車のかごに、防犯ネットをかけましょう。ネットがない場合は、荷物の上に雑誌などでふたをすることも効果的です。
● 遠回りでも、できるだけ明るく広い道を利用しましょう。

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地域の安全は地域で守る
下府中地区自治会連合会の取り組み
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 下府中地区自治会連合会では、地域ぐるみで安心・安全なまちづくりに取り組むために防犯啓発看板を作成し、地区内の全16自治会に設置しました。
 看板の作成に当たり、中里商工振興会の古い看板を再利用し、「この町は・いつでも・どこかで 誰かが見ている 聞いている」という標語とデザインは、中里在住の名取敬和さんが考案し、完成には20日ほどかかりました。
 シンボルマークのふくろうには、「昼夜を問わず地域を見張り、見守っている」といった意味が込められ、ふくろうの目にはビー玉を使用するなど、工夫されています。

下府中地区自治会連合会
会長 鈴木晴夫さん
 この看板には、地域で犯罪を起こさせない、また、犯罪者を地域に入り込ませないよう、安心・安全な地域づくりに取り組んでいきたいという願いが込められています。

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小田原城址公園の桜の植え替えを行います
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問 観光課 電話0465-23-1373

 市では、平成21、22年度に小田原城址公園の桜(ソメイヨシノ)について、樹木医による樹木診断を行いました。
 その結果、安全確保のために、植え替えや枝下ろしが必要な桜が指摘されました。
 台風の多い季節を控えた8月中に、樹勢の回復が見込めなくなった桜4本(お堀端通り)を撤去し、植えつけに最適な時期である11月から1月に新たな桜を植える予定です。
 周知看板を設置して、植え替えを行う桜についてお知らせしていますが、すでに立ち枯れている1本は、事故防止のため6月中に撤去しました。
 今後も、樹木医の診断や「史跡小田原城跡調査・整備委員会植栽専門部会」の意見を聞きながら桜の管理を行っていきます。

市ホームページ:
トップページ上のバー「観光」をクリック→「観光トピックス」

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東日本大震災被災地支援競輪
~競輪事業でできることから~
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問 事業課 電話0465-23-1101

 競輪事業は、もともと戦災復興を目的に始まりました。東日本大震災後、競輪事業でできることから復興を支援しようと、全ての競輪開催を「東日本大震災被災地支援競輪」とし、場内での募金活動などを積極的に行っています。
 小田原競輪場では、8月13日土曜日から4日間、年に1度のビッグレース小田原競輪開設62周年記念 北条早雲杯争奪戦(G3)」を開催。期間中、選手によるチャリティオークションなども予定しています。

市ホームページ:
トップページ上のバー「地域経済・都市基盤」をクリック→「地域経済」→小田原競輪

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黙とうにご協力を
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8月6日は広島に、9日は長崎に原爆が投下された日です。
また、15日は戦没者を追悼し平和を祈念する日です。
当日は、1分間の黙とうを。

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#06:〈連載〉市民力
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情熱を忘れないで
ときめき国際学校実行委員会
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 オーストラリア・マンリー市と小田原市の中高生がお互いの国で交流する「ときめき国際学校」は、今年で21年目を迎えました。当初参加した生徒はすでに30代半ば。これまでの参加者は700人を数えます。仕事や趣味で世界へ渡り、活躍しているOBもいます。
 平成15年に参加し、現在は実行委員として携わる栢沼さんは「相手に気持ちが伝わったときの嬉しさは、今でも忘れられません」と当時を振り返ります。
 生徒として参加したときは「ただただ楽しかった」そうです。
 「『楽しい交流』は、引率や通訳、ホームステイの受け入れなど多くのかたに支えられていることに、運営する側になり初めて気づきました。『交流』の二文字で片付けるのは簡単ですが、実際には、企画から期間中の対応、翌年の計画など、年間を通して準備が必要です。次世代の『ときめきっ子』たちには、受け身にならず、積極的に参加し、楽しんでもらいたいです」と熱心に語る栢沼さん。
 長年培ってきた経験や人脈、若く新鮮な発想力や勢いのある行動力がときめき国際学校には、欠かせません。
 「これまでの関係者はもちろん、多くの皆さんと新たな協力態勢を整えていこうとしています。ときめき国際学校に参加していなかったかたにも身近に感じてもらえるように、盛り上げていきたいと思います」
 人に支えられ成長した若い力が、今年も新たな交流を支えます。

ときめき国際学校について 問 文化政策課 電話0465-33-1703

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#07:〈無尽蔵プロジェクト〉文学のまちづくり
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問 図書館 電話0465-24-1055
「おだわら文学散歩マップ」 ができました
 北原白秋、谷崎潤一郎、三好達治、坂口安吾、太宰治…作品を読んだことはなくても、誰もが知っている有名な文学者たちが、明治から昭和にかけて小田原に多く住んでいました。
 なかでも文学館のある西海子小路(南町)周辺は、当時の名だたる作家たちが住み、親交を深め、刺激し合いながら、数多くの作品を生み出しました。その有形無形の足跡は、今もまちの記憶として息づいています。
 そんな足跡をたどることのできる「おだわら文学散歩マップ」が、このたび無尽蔵プロジェクト「文学のまちづくり」の皆さんによって作成されました。
 コーディネーターを務める田中美代子さんは、平成9年から7年間務めた観光ボランティアガイドの経験から、「お城以外にも豊富にある地域資源をもっと紹介し、生まれ育った小田原を一人でも多くの人に愛してほしい」との思いで、その後ボランティアで文学散歩の案内を続けています。
 マップには、小田原駅からスタートする東口・西口コースと早川駅からスタートする早川コースが紹介されています。
 マップを片手に、小田原の魅力を再発見してみませんか。

「おだわら文学散歩マップ」は、市立図書館、かもめ図書館、小田原駅観光案内所で入手できます。

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#08:〈連載〉おいしい小田原いただきます
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おいしい小田原の味をかみしめながら、小田原の魅力を、もっと考えてみませんか。このコーナーでは、小田原のおいしい話題をお届けします。

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小田原の夏の恵み
甘くて酸っぱいブルーベリー
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 「ブルーベリー」は、小田原の爽やかな夏の味の一つです。
 30年ほど前から下曽我地区で栽培し、梅の里加工教室運営委員会の活動でブルーベリージャム作り体験教室などにも携わる片野真澄さんにうかがいました。
 「大きな粒は甘味が強く、小さい粒のものは酸味がしっかりした濃い味で、好みは人それぞれです。酸味と甘味、両方を楽しめて、鉄分も多いので、たくさん食べて暑い夏を乗り切ってほしい」とのこと。
 また、「ブルーベリーと砂糖だけで簡単に作れるジャムは、ヨーグルトやお菓子作りにおすすめ」だそうです。
 小田原のブルーベリー、そのままで、また、ジャムを作って、ぜひ味わってみてください。

夏の思い出に!! ブルーベリー狩り
 市内で、摘みたてのフレッシュなブルーベリーを味わえる、「ブルーベリー狩り」が体験できます。成長に陽の光が何よりも大切なブルーベリーの畑は、太陽がサンサンと降り注ぎます。帽子を忘れずに、出かけましょう。
● 広石農園 電話0465-22-8606
● きのこ苑お山のたいしょう 電話0465-29-1393
※どちらの畑も根府川にあり、青く広い海を臨むことができます。料金は、大人500円。8月下旬頃まで楽しめます。
 6月末、市の広報広聴課で半日職場体験をした千代中学校2年の大津さんと富田さん。きのこ苑お山のたいしょうを訪れ、きのこ苑の佐久間さんのお話を聞きながら、ブルーベリー畑を見学しました。
大津 愛さん
 実際にブルーベリーの木を見たら、手軽にブルーベリー狩りができそうで、自分もやってみたいと思いました。まだ色づいていなくてもおいしそうに感じられました。
富田 みはるさん
 ブルーベリーの木は、大人の背丈ほどのものもあり、1本の木にたくさんの実がなっています。夏休みに、家族でブルーベリー狩りはいかがでしょうか。

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ブルーベリージャムの作り方

材料 ブルーベリー
砂糖(ブルーベリーの半分程度)

1 洗ったブルーベリーを鍋に入れ火にかける。ブルーベリーの水分のみで、焦げないようにかき混ぜる。
2 煮立ったら、用意した砂糖の半分を入れ、溶けたら残りの半分を入れ、焦げないようにかき混ぜながら煮詰める。

※お好みで、仕上げにレモン汁少々を加えると、味が引き締まります。
※煮沸したビンに入れて、さらにセイロで蒸すことで長く保存できるようになります。
★★★★★★★★★★

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#09:〈連載〉駅のある風景
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ほのぼの歩く
絵 磯田和一
市内には、18もの駅があります。
毎日の、特別な日の、出発の駅。
帰ってきた安らぎを感じられる駅。
あなたの駅を訪ねます。

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早川駅
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1922年開業、1日の平均乗者数は1,440人

 海からの潮風が漂う早川駅。
 駅の前を走る国道135号を渡ってすぐの「小田原漁港」は、相模湾の鮮魚や活魚が水揚げされる市民の台所です。毎朝開かれる「競り」では、威勢のいい声が飛び交い、所狭しと並べられた魚が次々に競り落とされ、場内は活気で溢れかえります。
 一方、港を見下ろす山々では、年間を通して多くのかんきつ類が栽培され、国道沿いの直売所では、さわやかな香りや程よい甘さ、酸味を楽しむことができます。
 駅から西に旧道を歩けば、手入れのされた庭先の花々が美しい住宅が並びます。その先には、「木の宮さん」と呼ばれる早川地区の鎮守、紀伊神社があります。木地挽職人が祖神の惟喬親王を奉祭した神社で、社殿前には市内最大級のクスノキが立派にそびえます。
 早川駅は、海の恵み、山の恵み、それらを大切に生きる人たちを見守っています。

小田原みなとまつり
日時:8月7日日曜日午前9時~午後6時
場所:小田原漁港とその周辺

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広報 小田原
毎月1日発行
No.1040
発行:小田原市 〒250-8555 小田原市荻窪300番地 市役所総合案内 電話 0465-33-1302
編集:企画部広報広聴課 電話 0465-33-1261 FAX 0465-32-4640 〈C〉小田原市2011・7
広報小田原は、資源保護のため再生紙を使用しています。

7月1日現在 小田原市の人口198,046人 78,145世帯 (平成22年国勢調査速報値による値)
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