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広報小田原 第1066号

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広報小田原 第1066号

平成24年9月1日 発行

#01 防災、一人一人が考えよう
#02 森と木に親しんで
#03 広げよう!あなたの環境に優しい活動
#04 小田原うまいものづくり学校
#05 小田原市への進出に関する協定を締結
#06 市民と市長の対話の場「まちカフェ」
#07 今、ニンジャがおもしろい!
#08 おだわら情報
#09 〈連載〉市民力 〈連載〉キラリ若人
#10 〈連載〉おいしい小田原いただきます


PDF版

テキスト版

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#01 防災、一人一人が考えよう
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“その日、その時”のために、できること
昨年3月の東日本大震災を教訓に、防災を考える機会が増えています。
いざというとき、避難する場所、そこに向かう経路を知っていますか。
日頃から防災について考え、備えることが大切です。
9月1日は防災の日。
災害の防止と被害を軽減するため、自分でできる備えについて改めて確認しましょう。
【問】防災対策課 電話 0465-33-1855

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「逃げる力」を身に付けよう
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一年を通じて備える
 大規模な災害が発生した際、消防など防災関係機関の活動には限りがあり、地域の皆さんが団結して防災活動を行うことが不可欠です。
 市内の各自治会から一人ずつ選出されている256人の防災リーダーは、災害時に必要な知識や技術を習得する研修会への参加など、地域の防災活動を円滑に進めるため、1年を通じて備えています。
 女性で防災リーダーを務める福田美椰子さんに、日頃から意識していること、防災リーダーとして地域の皆さんと試みようとしている今後の取り組みについて伺いました。

自宅で地震に襲われたら…
 阪神淡路大震災の報道で家具の転倒の恐ろしさを痛感しました。東日本大震災後、東北で地震に直面した親せきに、「高い所に物は置かないこと」と言われてから、茶だんすの下の方に重い物を入れています。茶だんすが倒れなくても中身が落ちることを考え、上から重い物が落ちないようにしました。

「逃げる力」を付けよう
 避難場所や避難経路は防災マップなどで知ることができます。しかし、避難場所を知っていても、地震がきた時に『逃げるぞ』と思える気力と、体力がなければ、避難することはできません。これは、自分自身で取り組まないと決して備えることができないもの。朝できるだけ、自宅近くの酒匂川沿いをウォーキングしたり、市主催の筋トレ教室に通うなど、日頃から「逃げる力」となる体力作りに励んでいます。

地域の人とともに
 籠場住宅自治会で、「地域の実情に合った避難訓練をしようか」という声が上がりました。同住宅には一人暮らしの高齢者が多く、足が不自由なかたが訓練時に慌てて外に飛び出さないように呼びかけるなど、検討しなければならないことがあります。自治会長や地域の皆さんと相談しながら「いざというとき」に備えて取り組んでいきたいと思います。

「災害時の情報入手方法」は、
防災行政無線、テレホンサービス(0120-244-400)、防災メール(事前登録制)、市ホームページ、FMおだわら(78.7MHz)、小田原ケーブルテレビ・テレビ神奈川のデータ放送、エリアメール、ツイッター、広報車などがあります。
防災メールに登録しましょう。

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風水害に備えよう
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 豪雨、暴風、河川の水位上昇、氾濫…。激しいつめあとを残す風水害が、近年、全国各地で数多く発生しています。
 これから特に台風が発生しやすい季節です。
 洪水や土砂災害の発生が心配される場合は、市から「避難準備情報」「避難勧告」「避難指示」などの避難情報を発令し、対象地域の皆さんに、防災行政無線や広報車でお知らせします。
 日頃から、近くを流れる河川や地形を意識し、避難に関する心得をしっかりと持ちましょう。

トップページ上のバー「暮らしの情報」をクリック→防災/防犯/安心安全→防災→市の取り組み「災害時の情報入手について」

避難準備情報
避難の準備を始めましょう
(1)非常持ち出し袋の準備をしましょう
(2)避難するとき家族に連絡しましょう
(3)お年寄りの方など避難するのに時間のかかる方は避難所への避難を開始しましょう

避難勧告
避難の対策となる住民は避難所まで避難を始めましょう
(1)ガス・電気・水道は元栓から止めましょう
(2)ひとり暮らしのお年寄りや1人で避難するのが困難な方は声をかけ一緒に避難しましょう

避難指示
避難の対象となる住民は避難を完了させましょう
(1)避難していない方は直ちに避難してください
(2)避難経路の浸水などにより避難するのが困難な方は無理をせず、自宅や近隣の建物の2階に以上に、避難してください

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各地区の防災訓練に参加しよう!
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 防災訓練などで、日頃の備えをしていなければ、突然襲ってくる発災時に対応することができません。
 災害を完全に防ぐことは、難しいですが、被害を抑えることはできます。被害を少なくする「減災」に必要なことは、市民の皆さん一人一人が、災害に対する正しい知識を持ち、災害が発生したときにどのような行動を取るべきか、真剣に考えておくことです。
 「自分のいのちは自分で守る」という気持ちを大切に、いつ起こるか分からない災害に一人一人が備えましょう。

いざというときの助け合いのために
 地域の防災訓練は、防災知識を身につけるだけでなく、地域の人と顔見知りになることで、いざというときの助け合いにつながります。ぜひ参加しましょう。

今後の訓練予定 詳細は、各地区の回覧でお知らせします。
連合会名など/実施日/開始時間/開催場所
富士見/9月2日 日曜日/午前10時~/富士見小学校
豊川/9月9日 日曜日/午前9時~/豊川小学校
報徳/9月29日 土曜日/午前9時~/報徳小学校
下府中/10月7日 日曜日/午前実施/矢作小学校
片浦/10月13日 土曜日/午前実施/片浦小学校など4か所
富水/10月13日 土曜日/午前実施/富水小学校
国府津/10月14日 日曜日/午前実施/国府津小学校
山王網一色/10月14日 日曜日/午前9時~/山王小学校
桜井/10月21日 日曜日/午前9時30分~/桜井小学校
下曽我/10月21日 日曜日/午後実施/下曽我小学校
東富水/10月28日 日曜日/午前実施/東富水小学校
橘北/10月28日 日曜日/午前実施/下中小学校
曽我/11月4日 日曜日/午前8時30分~/曽我小学校
足柄/11月10日 土曜日/午前実施/町田小学校
上府中/11月10日 土曜日/午後実施/千代小学校
※酒匂・小八幡、橘南地区は、7月7日土曜日に津波対応訓練を実施。
※緑、新玉、万年、幸、十字、芦子、二川、久野、大窪、早川地区は、8月25日土曜日、26日日曜日に防災訓練を実施。

マップを活用し、日頃からさまざまな被災事態を想定し、避難場所や避難経路を確認しておきましょう。マップは、防災対策課で配布している他、市ホームページからもご覧いただけます。

Jアラートの試験放送を行います
Jアラート(全国瞬時警報システム)は、対処に時間的余裕がない大規模な自然災害や弾道ミサイル攻撃などの情報を、国から全国に瞬時に警報するものです。
Jアラートの全国一斉自動放送試験を、防災行政無線を利用して行います。
日時 9月12日水曜日 午前10時、10時30分の2回(予定)
内容 「これは試験放送です」を3回繰り返し、「こちらは防災おだわらです」を1回、そのあと、チャイムを放送します。
※防災メール、FMおだわらなどでの試験も行います。

防災講演会
「釜石の奇跡」といわれる児童・生徒全員の避難を可能にした防災教育を行った群馬大学・片田敏孝教授による講演会を開きます。
日時 9月22日祝日 午後2時~4時(受付 午後1時30分~)
場所 けやき2階 ホール
定員 300人(県西2市8町対象)・申込先着順
申込 防災対策課 電話 0465-33-1855へ電話
講師 群馬大学大学院教授 広域首都圏防災研究センター長 片田敏孝さん
講演テーマ 「想定を超える災害にどう備えるか~大津波から生き抜いた釜石市の子どもたち、その主体的行動に学ぶ~」

小田原大海嘯110年展
【問】文化財課 電話 0465-33-1717
1902(明治35)年9月28日、小田原市を中心に県西沿岸を襲った大波、小田原大海嘯に関する展示を行います。
日時 9月22日祝日~28日金曜日 午前10時~午後4時
場所 市民会館2階 展示室

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#02 森と木に親しんで
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次世代に森を引き継ぐ
私たちに恵みをもたらす小田原の森林。
子どもの頃から、木のぬくもりや森の表情を身近に感じることが、子どもたちやその次の世代へ、森を引き継いでいくことにつながっていきます。
夏休み、森と木に親しんだ、元気いっぱいの子どもたちの姿をお届けします。
【問】農政課 電話 0465-33-1491

木葉書&寄木細工 木材屋さんの納涼祭
 7月、中町の小田原地区木材業協同組合で毎年恒例の納涼祭が行われました。今年は、市内の郵便局、社団法人箱根物産連合会と連携して開催。訪れた子どもたちは、木葉書を使った暑中見舞い作りや、寄木細工のズク削りを体験しました。
 かき氷、焼きそば、お菓子のつかみ取り。「楽しい雰囲気の中で、木に親しんでほしいですね」と同組合「小田原林青会」会長の高木大輔さんは言います。

「紙に書くより難しい!!」
 木葉書『森からの手紙』は、昨年6月に設立された「おだわら森林・林業・木材産業再生協議会」が検討している地場産間伐材の活用の取り組みに、市内の郵便局が賛同し、販売が実現したものです。
 子どもたちに木葉書で暑中見舞いを送ってもらおうと、郵便局や、絵手紙の講習会で活躍する皆さんが、納涼祭を訪れました。
 「木に絵を描くのは初めて!」「紙に書くより難しい」。子どもたちは額の汗をぬぐいながら、真剣なまなざしで描きました。

「いい香りがするよ!」
 社団法人箱根物産連合会が用意した道具を使い、子どもたちは、寄木のズク削りを体験しました。持ち手を引くと、寄木が薄く削れる仕組み。「かいでごらん」と声をかけられた子どもたちは、削りたての寄木から漂うクスなどの香りを深く吸い込んでいました。

森のたんけん・森の市 ~辻村山林・農園~
 8月3日、わんぱくらんど隣の辻村山林に、県外からの参加者も含めた30人ほどの親子が集合しました。
 山林の所有者である辻村百樹さんの案内で、木々や草花の香りが立ち込める中、「森のたんけん」へ出発。
 箱根山ろくに広がる辻村山林には、多くの種類の木々が植えられ、昔使っていた金庫や米軍のジープが、緑に覆われてそのまま残されていたり、小高い山の上に、森に入る人たちが祀った山の神の小さな社が建っていたり…。
 樹齢300年のスギの巨木や、周辺の神秘的なため池にも出会えました。
 箱根の山から流れてくる水は、驚くほど冷たく、渇いたのどを潤した子どもたちは、楽しそうにはしゃいでいました。
 「森のたんけん」、最奥地点には、小水力発電用水地跡。石垣で作られた水路の遺構がそのまま残り、少し手をかければ復元できそうな姿に、参加した小学生は「これはすごい!」と思わず感嘆の声を上げました。
 小田原駅から歩いて1時間足らずの場所に広がる森。自分の足で歩くからこそ、五感で感じられる魅力があります。
 また、小田原の森林・林業の再生を図りながら被災地の木造施設の建設などを支援する「報徳の森プロジェクト」主催の「森の市」も行われました。「材木屋さんの2tトラック市」や、製材品、角材の販売に多くの人がにぎわいました。

子どもの頃から…
 昨年6月、おだわら森林・林業・木材産業再生協議会が設立され、西湘・足柄地域の実情を踏まえ、小田原の森林・林業・木材産業の再生について基本的な考え方や具体策が検討されています。
 今年2月には、協議会が加藤市長に報告書を提出。森林をめぐる状況や課題、地域林業を確立することの重要性を示し、「担い手の育成、子どもの頃から木に親しめるような環境づくり、木に関わる職業を知るなど、木育を通じた啓発活動を実施していくことが、次世代へ森を引き継ぐために必要である」と指摘しています。
 市ではこの夏、同協議会やその他多くの団体と協力し、「森と木に包まれる月間 ~おだわらの森へ’木っズ‘が大集合!~」と題し、子どもたちが森や木に親しみ、大切さを広く認識できるようなイベントを実施しました。
 市や同協議会は、こういった「木育」活動の推進も含め、木材利用の拡大や、この地域ならではの木材ブランド化、木のある空間づくりに向けた取り組みなど、具体的な検討をさらに進めていきます。

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SHISEI~至誠・市政~ 「ゆたかな森へ」 小田原市長 加藤憲一
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 小田原の子どもたちにとって、貴重な体験をたくさん重ねたであろう夏休みが終わりました。ご家族と市外へ旅行した子も多いでしょうが、地元・小田原の海や山で思い切り遊んだ子どもたちもたくさんいるでしょう。
 8月には久野の「いこいの森」で、久野川の清流に遊び、森と木に親しむイベントが行われました。子どもたちには、日常的にできるだけ郷土の山川でたくましく育ってほしいものです。しかし、小田原の場合、海辺で遊ぶことは多くても、森の中で遊ぶことは、相対的に少ないように思います。森での遊び方が分からない、危険なので足を踏み入れない、遊びに適した場所が少ないなど、さまざまな理由が考えられます。
 小田原市の面積は、実はその約4割を「山林」が占めています。スギ・ヒノキの人工林が多く広大な久野川上流域、北西斜面にブナ林などが点在する白銀山周辺、みかん畑など農的利用が中心の曽我山など、地形や植生はそれぞれですが、私たちの暮らしの近いところに、多彩な表情をもつ森が存在しているのです。この広大な森を最大限に活かしていきたいと考え、小田原市ではさまざまな観点から取り組みを進めています。
 まず、経済の観点。植えてから50年60年と経過し「伐期(伐りどき)」を迎えた木を、適切に伐り、搬出し、加工して木材としての付加価値を高め、地域経済活性化につながるよう、森や木材に関する産業を育てます。
 次に、自然環境の観点。伐期を迎えたスギ・ヒノキなどを計画的に伐り出した後に、さまざまな落葉広葉樹などを植え、保水力が高く生物多様性に富む森をつくります。森の保水力を高めることは、降雨時における下流域の急激な水位上昇を抑えることにもなります。
 そして、人づくりの観点。健全でいのちゆたかな森を、市民、とりわけ子どもたちにとっての貴重な学びと体験の場にすること。「いこいの森」などの拠点機能を強化すると共に、渓流沿いや森の中をめぐる散策コースを作れたら、と考えています。
 清浄な空気と水を私たちに与え、多様ないのちの宿る場所となり、木材や山の幸などの糧を恵み、人にとっての憩いや育ちの場でもある「ゆたかな森」を作ることは、後世への確かな、そして大きな遺産となるはずです。

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#03 広げよう!あなたの環境に優しい活動
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環境に関する表彰制度を新設しました
市では、環境改善につながる優れた取り組みを表彰し、それらの取り組みを市全体に広めていきます。
皆で力を合わせて地域環境をよくしましょう。
【問】環境政策課 電話 0465-33-1473

広がりを見せる活動
 現在、市民や団体、企業などが、環境に優しい活動に取り組み、街なかの美化・清掃をはじめ、ごみの減量や資源の地域内循環などに、積極的に関わっています。
 市内の各学校でも、児童・生徒が地域の特性に合った環境に優しい活動に取り組んでいます。その取り組みは学校内だけでなく、地域へもつながっています。

表彰制度を新設
 市民や団体、企業などが取り組んでいる、環境に優しい活動を4つの部門で募集し、表彰します。また、表彰事例はホームページなどに掲載。多くのかたが優れた取り組みを知ることで、市民一人一人の環境への意識も高まります。「あなたの環境に優しい活動」を広めましょう。
 皆さんのご参加をお待ちしています。

表彰部門
《1》省エネコンテスト
《2》グリーンカーテンコンテスト
《3》おだわらっこ☆エコアワード
《4》野菜の苗コンテスト

《1》省エネコンテスト
あなたの省エネの取り組みを教えてください
 市では、再生可能エネルギーの普及促進を図ると同時に、生活で使うエネルギーをできるだけ減らす「省エネルギー」の取り組みの推進も、強化しています。
 夏は冷房などで、多くの電力を消費します。電気を生み出すのは、石油や石炭、天然ガスなど、限りある資源です。
 効果的に電力の消費を減らす省エネ方法を募集します。
内容 この夏行った省エネの取り組みと効果
部門 (1)家庭部門 対象:市内在住のかた
   (2)事業者部門 対象:市内に事業所がある事業者
募集期間 9月10日月曜日~11月2日金曜日
提出書類 省エネコンテスト申込用紙

《2》グリーンカーテンコンテスト(1)&ゴーヤのレシピ募集(2)
自慢のグリーンカーテン・ゴーヤのレシピを紹介してください
 市では、市民の皆さんが節電対策として取り組んだグリーンカーテンのコンテストを開催します。
 また、グリーンカーテンで収穫したゴーヤをおいしく食べられるレシピを募集し、ホームページなどで紹介します。
対象 (1)個人・団体で、平成24年度以降に市内に設置したグリーンカーテン
   (2)オリジナルの自慢のゴーヤレシピ
募集期間 9月14日金曜日まで
提出書類 (1)グリーンカーテンコンテスト申込用紙
     (2)自慢のゴーヤレシピ応募用紙

《1》・《2》の応募は…
ホームページ、または、支所・タウンセンター・窓口コーナーに置いてある各申込用紙を、直接または郵送、Eメールで提出してください。
〒250-8555 小田原市環境政策課(募集部門を明記)
Eメール:kansei@city.odawara.kanagawa.jp

《3》おだわらっこ☆エコアワード
 各学校での美化清掃、森林保護、エコキャップ運動、花の植栽など、環境に関する取り組みを表彰することで、子どもたちのやる気を育み、活動の励みにしてもらうことを目的としています。
 現在、市内の小学校から取り組みを募集しています。

《4》野菜の苗コンテスト(生(いき)ごみクラブ主催)
 生ごみの堆肥化に興味のあるかたが毎月1回集まる「生(いき)ごみサロン」では、8月に野菜の苗を配布しました。11月のサロンでは、生ごみ堆肥で育てた苗の成長具合を競います。
 ぜひ、「生(いき)ごみサロン」へお越しください。
日時 11月24日土曜日 午後2時から
場所 フラワーガーデン(予約不要)

生ごみ堆肥化プロジェクト
矢作小学校
 矢作小学校では、「生(いき)ごみクラブ」矢作地区のかたがたと協力し、給食の調理くずの堆肥化に取り組んでいます。できた堆肥は、学校菜園で、野菜の栽培などに活用しています。

段ボールコンポスト参加者募集!
家庭で手軽にできるエコな取り組み
 市では、ごみの減量化を図るため、段ボールコンポストを利用した、生ごみ堆肥化の取り組みを推進しています。自宅で段ボールコンポストに取り組むかたには、スタートセット一式を無料で配布します。ぜひチャレンジしてみてください。
 申し込みは、環境政策課へ。

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#04 小田原うまいものづくり学校
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小田原の食材!
素晴らしさを認識し、活用へ
7月、梅の里センターで「小田原うまいものづくり学校」が開かれました。
豊かな自然に育まれた食材がたくさんある小田原。
地元の食材を生かし、地域の活性化へ、新たな挑戦が始まっています。
【問】農政課 電話 0465-33-1495

「小田原まちづくり学校」&「小田原うまいものづくり学校」
 今年3月に行われた、「小田原まちづくり学校(※)」第3講座「地域の素材を活かしたまちづくり」。その実践編として開かれたのが、この「小田原うまいものづくり学校」です。
 小田原市行政戦略アドバイザーで、食総合プロデューサー・食環境ジャーナリストの金丸弘美さんと、料理研究家・食のプロデューサーの馬場香織さんを講師に迎え、日頃、農産物に携わる農家の皆さんが、小田原の食材を使って調理や加工を行いました。

※「小田原まちづくり学校」とは、平成23年度に、それぞれの分野で活動している市民を対象に、高い学識と実践能力を養うための分野別講座を実施したもの。第1講座「エネルギーの自給自足を考えよう」、第2講座「子どもにやさしいまちづくり」、第3講座「地域の素材を活かしたまちづくり(地域力創造)」。

梅、たまねぎ、柑橘
 参加者は、6グループに分かれ、配布されたレシピを見ながら調理を開始。調理するメニューはグループごとに異なり、全グループ合わせて2日間で、30品以上の料理を完成させました。
 料理には、梅、たまねぎ、柑橘といった小田原を代表する食材を使用。「梅焼きおにぎり」、「おそうめん梅汁」、「サツマイモの梅酒煮」などの他、「チキンカレー・インド風」の隠し味にも「梅干」を入れたり、「梅酢」から作った「梅塩」を使ったり、寿司飯の酸味に甘夏を使用するなど、参加者の皆さんは、「今まで作ったことがないレシピも多かった」と、身近な食材から作る料理の豊富さに驚きました。

食のブランド化、そして地域活性化へ
 小田原が誇る食材の魅力は、加工し、調理することにより、さらに高まります。そして、販売し、飲食店で提供することなどができれば、食材の魅力はますます広がっていきます。
 「小田原うまいものづくり学校」では、今後もさまざまな食材を使い、素材を生かす挑戦を続けていきます。小田原の食材や、その加工品、料理などがブランド化され、地域の活性化につながるよう、積極的に取り組んでいきます。

小田原市地域経済振興戦略ビジョン
みんなで魅せる小田原ブランド
 市では昨年度「小田原市地域経済振興戦略ビジョン」を策定。その重点施策の一つに、農業、林業、水産業の第1次産業を基本に、第2次、第3次産業と組み合わせ、商品化、商品の販路拡大、誘客を進め、消費を拡大する6次産業化の推進を挙げています。
 「小田原うまいものづくり学校」は、同ビジョンの方向性を具体化する取り組みの一つです。

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#05 小田原市への進出に関する協定を締結
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アマゾンジャパン・ロジスティクス株式会社

扇町(旧ジーエス・ユアサコーポレーション小田原事業所跡地)にアマゾンジャパン・ロジスティクス株式会社の進出が決定し、8月7日に「アマゾンジャパン・ロジスティクス株式会社の小田原市への進出に関する協定」を締結しました。
この協定は、進出企業が小田原市において事業を円滑に行うことに市が協力し、また、進出企業が地域貢献活動を行うことを約束するものです。

雇用機会の創出と地域振興を
 通信販売を扱うアマゾン ジャパンでは、多くの商品群から利用者が商品選択をできるよう、多種多量の商品を拠点となるFC(フルフィルメントセンター)で管理し、利用者からの注文に応じて注文の品を選び出し、配送しています。この度、東西日本のつなぎめとして小田原に着目し、流通拠点として進出することになりました。
 同社の進出によって、将来的には、1000人規模の雇用機会が創出され、市の地域振興に大きな波及効果が期待されます。

波及効果への期待
加藤市長のコメント
 アマゾンジャパン・ロジスティクス株式会社の進出を心より歓迎します。市内から大型事業所が撤退する中で進出を決断いただき、雇用や地域経済の振興など、さまざまな波及効果を期待しています。小田原市としても、事業を側面から支援していきます。

地元の皆さんとともに
ジェフ社長のコメント
 優れた立地と優秀な人材が豊富な小田原に進出を決定し、小田原市から歓迎を受け大変光栄です。当社は、「Work hard, Have fun, Make History」を社是としており、これを実践できる地元のかたを雇用していきたいと考えています。今後、地元の皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

アマゾンとは
 インターネットを利用した、オンラインストアとして世界最大規模を誇る「Amazon.co.jp」を平成12年にオープン。当初は、書籍のみの取り扱いでしたが、現在では、CD、DVD、ビデオ、PCソフトウェア、ゲームをはじめ多くの商品群を取り扱うようになり、「地球上で最も豊富な品揃え」のビジョン達成に向け、今後、更なる成長・品揃えの拡大、より迅速な配送を視野に入れたサービスの向上に努めています。

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#06 市民と市長の対話の場「まちカフェ」
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さまざまなイベントの中で開催
【問】広報広聴課 電話 0465-33-1263

装いを新たに
 毎年2回、川東地区と川西地区で行っていた「市民と市長のまちかどトーク」が、装いを新たにして始まります。
 その名も「まちカフェ」。
 これまでの対面による会議形式を改め、カフェのように、人々が気軽に集い、和やかな雰囲気の中で、参加者と市長が対話する新しい形の交流会です。

活発な意見交換を
 古来、ヨーロッパのカフェは、芸術家たちが、自由闊達な議論を行い、お互いに刺激を受ける場として機能していました。カフェは、よいアイデアや作品が生まれ、自由な話し合いが行われる場の象徴といえます。
 この「まちカフェ」は、市内で行われるいろいろなイベントに合わせて開き、イベントにちなんだ「テーマ」に沿って、皆さんからのご意見に対する考えを市長自ら、お話しします。
 演説でも、説明会でも、講演会でもない、新しい形の交流会です。

参加者が作り上げる
 「まちカフェ」が、1つの意見を掘り下げていく“とことん1点盛り”タイプになるか、意見が意見を呼ぶ“豪華ちらし”タイプになるかは、参加する皆さんや、その場の展開によって変わります。

新しい小田原に向かって
 「まちカフェ」から「新しい小田原」に向けた前向きなアイデアを、皆さんで出し合ってみませんか。
 もちろん、「当日は参加できないけれど声を届けたい」というかたのために、皆さんの意見をあらかじめお伺いします。
 「まちカフェ」は、事前に寄せられた意見の紹介を皮切りにスタートしますので、当日参加できないかたの意見も大切です。多くのご意見をお待ちしています。
 それぞれの「まちカフェ」の開催時間は30分~1時間。開催時間中は、自由に出入りできます。
 特に意見や聞きたいことがないというかたも「まちカフェ」に参加することで、「新たな発見」があるかもしれません。各種イベントにて「まちカフェ」を見かけたら、ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。

第1回のまちカフェは、いそしぎで
10月13日土曜日・14日日曜日に開催される「生きがいふれあいフェスティバル」の一角で、高齢社会に関することをテーマに行います。
日時:10月14日日曜日 午後0時40分~1時20分
場所:いそしぎ3階 会議室前

意見の事前募集を受け付けます
申込方法:9月15日土曜日から、公共施設に置いてあるチラシに意見を記入し、広報広聴課に直接。または、市ホームページから投稿。

トップページ上のバー「市政情報」をクリック→市民と市長の懇談会→平成24年度第1回「まちカフェ」

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#07 今、ニンジャがおもしろい!
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風魔一党、いざ、参上!!
映画やテレビ、アニメ、ゲームを通じて、今、世界中で注目を集めているのが、日本の「忍者」です。
小田原でも、その昔、忍者が影の世界で活躍していた時代がありました。
【問】観光課 電話 0465-33-1521

忍者とは
 鎌倉時代から江戸時代に大名や領主に仕え、諜報や破壊、暗殺などの仕事をしたとされています。
 伊賀(三重県伊賀市)、甲賀(滋賀県甲賀市)、戸隠(長野県長野市)などは忍者の里として全国的に有名です。

風魔忍者と風魔小太郎
 小田原では、「風魔忍者」という忍者集団が、伊勢盛時(北条早雲)の時代から約100年間、北条氏に仕え、活躍したといわれています。風祭の風間谷に住んでいて、それが「風魔忍者」という名の由来とされています。
 中でも最も有名なのは4代・氏政、5代・氏直に仕えた5代目風魔小太郎です。その容姿は、身長2メートル以上で筋骨隆々、眼光鋭く、逆さ黒ひげで八重歯4本が外にむき出し、鼻がとても高かったという伝説が残っています。(出典『北条五代記』)

ゲームソフトでの人気 
 2005年に発売されたアクションゲームソフト「戦国BASARA(バサラ)」は、多くの若者から支持され、その後の戦国武将ブームの火つけ役になったとされています。
 このゲームソフトシリーズのヒットから、伊達政宗や真田幸村、北条氏政、長曾我部元親、毛利元就といった戦国武将が若い女性たちの間でもブームとなりました。戦国武将ゆかりの地を訪れる観光客が急増したことは、新たな地域活性化策を模索する中で注目されています。
 ブームを巻き起こした、このゲームの続編である「戦国BASARA2」・「戦国BASARA3」では、小田原ゆかりの忍者、風魔小太郎がゲームキャラクターとして登場しています。

忍者で観光まちおこし
 忍者は、関わった仕事の特殊性から現代に残る資料が少なく、風魔一党も謎に包まれているため、多くの人々の想像をかき立てます。
 ゲームでの人気を背景とした観光まちおこし。伊賀や甲賀といった先進地域の取り組みなども参考に、風魔忍者を起爆剤とした小田原の新しいまちおこしのきっかけとするため、この秋「忍者サミットin小田原」を開催します。

「忍者サミットin小田原」
伊賀、甲賀、キャラクターデザイナー、歴女など忍者関係者が風魔の里・小田原に集結

日時:9月27日木曜日 午後4時30分~7時30分
場所:小田原市民会館3階小ホール
主催:小田原市観光協会、合同会社まち元気小田原
内容:■基調講演「城下町の観光まちづくり」
   (日本総合研究所調査部主席研究員 地域エコノミスト 藻谷浩介さん)
   ■忍者アトラクション
   ■パネルディスカッション
    コーディネーター 地域活性化コンサルタント 西川りゅうじんさん
    パネリスト 歴史アイドル 美甘子さん 他
   ■忍者の里共同宣言
 ※出演者、内容は変更になる場合があります。
定員:300人(申込先着順)
申込方法:電話、ファクス(住所・氏名・電話番号を明記)、または直接観光協会へ
申込・問い合わせ:小田原市観光協会 電話 0465-22-5002 FAX 0465-22-5027

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#08 おだわら情報
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平成23年度「情報公開制度」と「個人情報保護制度」の運用状況
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【問】総務課 電話 0465-33-1288

情報公開制度とは
 市民の皆さんには、市の保有している行政情報を知る権利があり、市には市民の皆さんに説明責任があります。情報を広く公開することで、市が行っている事業内容を理解してもらい、透明で開かれた市政の推進を目的としています。
 市民の皆さんは、市に対して、公文書公開請求をすることができます。市では請求に応じて公文書を公開します。

個人情報保護制度とは
 個人情報の適正な取り扱いルールを定めることで、個人の権利利益が損なわれることを防止しようとするものです。
 市が保有する公文書の個人情報は、本人の開示請求により確認することができます。

制度の運用状況
 平成23年度の公文書公開請求者は356人、請求件数は758件。個人情報開示請求者は42人、請求件数は44件でした。市が保有している個人情報の内容訂正を求める請求や、情報の取り扱いの利用停止を求める申し出はありませんでした。
 なお、市と同様に情報公開、個人情報保護制度が適用される指定団体として、一般財団法人小田原市事業協会、財団法人小田原市学校建設公社、財団法人小田原市体育協会、株式会社小田原水道サービスセンターの4団体が指定されていますが、平成23年度はいずれの団体に対しても請求はありませんでした。

請求方法
 公文書の公開や個人情報の開示を求めるときには、所定の用紙に記入し、行政情報センターに提出してください。
 なお、個人情報の開示請求者は、原則として本人となるため、提出時に運転免許証などの本人確認ができる書類の提示が必要となります。
 市への請求手続きの詳細は、電話でお問い合わせいただくか、市ホームページをご覧ください。情報公開・個人情報保護制度の運用状況報告書は、行政情報センターと図書館にあります。

トップページ上のバー「市政情報」をクリック→情報公開・個人情報保護

公文書の公開請求に対する処理状況・主な請求内容(平成23年度)
処理状況/件数/主な請求内容
公開/641/指定管理者の事業計画書、工事の設計書、事業の契約書など
一部公開/100/指定管理者の事業計画書、工事の設計書、事業の契約書など
不存在/15/指定管理者の事業計画書、工事の設計書、事業の契約書など
取下げ/2/指定管理者の事業計画書、工事の設計書、事業の契約書など
合計/758/指定管理者の事業計画書、工事の設計書、事業の契約書など
※一部公開は、個人情報などの非公開情報が含まれる場合です。
※不存在は、請求された文書が存在しない場合です。

個人情報の開示請求に対する処理状況・主な請求内容(平成23年度)
処理状況/件数/主な請求内容
開示/38/救急搬送記録、市立病院のカルテ、介護認定にかかる書類など
一部開示/4/救急搬送記録、市立病院のカルテ、介護認定にかかる書類など
不存在/1/救急搬送記録、市立病院のカルテ、介護認定にかかる書類など
取下げ/1/救急搬送記録、市立病院のカルテ、介護認定にかかる書類など
合計/44/救急搬送記録、市立病院のカルテ、介護認定にかかる書類など
※一部開示は、本人以外の個人情報などの非公開情報が含まれる場合です。
※不存在は、請求された文書が存在しない場合です。

行政情報センターは市の情報窓口です!
 行政情報センターは、市役所4階にあります。
 センターでは、情報公開・個人情報開示請求の相談、受付のほか、小田原市の行政資料の配架や有償刊行物の販売を行っています。

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がん検診を受けていますか?
9月は、がん征圧月間
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【問】健康づくり課 電話 0465-47-0820

あなた自身とあなたの大切な人のために、健康的な生活習慣を心掛け、年に一度、がん検診を受けましょう。

小田原市の現状
 全国で、がんは死亡原因の第1位。死亡者のうち男性の2人に1人、女性の3人に1人が、がんと診断されています。
 小田原市の死亡原因の1位もがんで、人口10万人に換算したがんによる死亡者は、県内平均と比べて多い状況です。
 小田原市のがんによる死亡の内訳は、肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、前立腺がん、子宮がんの順です。
 男女ともに、肺がん、胃がん、大腸がんでの死亡割合が半数以上を占めています。
 小田原市の平成23年度のがん検診の受診率は、肺がん検診27.6%、大腸がん検診26.5%、子宮がん検診13.7%、前立腺がん検診13.9%、乳がん検診13.8%、胃がん検診5.5%となっています。
 検診の受診率が50%になると、がんによる死亡率が減るといわれており、欧米諸国や他の先進国では、検診の受診率が60%以上と非常に高く、がんによる死亡率が減少しています。
●誰もが、がんにかかる可能性があります。早期発見、早期治療するため、年に一度、がん検診を受けることが大切です。
●特に、がん検診の黄色のはがきや無料クーポン券が使える対象年齢のかたは、この機会にぜひ、がん検診を受けましょう。

がんについての知識を深めよう
日時:9月3日月曜日~14日金曜日 午前8時30分~午後5時15分
場所:市役所2階 市民談話ロビー
内容:パネル展示
 ●小田原市のがんによる死亡状況やがん検診の受診状況について
 ●生活習慣を見直してがん予防など

がんによる死亡者数(対人口10万人)
小田原市 265.8人
神奈川県 227.7人
※算出方法:がんによる過去5年間の粗死亡率
 一定の人口に対する一定期間の死亡者数を表したもので、
 平成18年~22年の5年間のがんによる死亡者 ÷ 5(年)/平成20年10月1日現在(上の期間の中央年月日)の人口 × 10(万人)

小田原市における部位別がんの死亡割合(男女別) 
男性
肺がん 25.1%
胃がん 18.0%
大腸がん 13.8%
前立腺がん 7.4%
その他 35.7%

女性
肺がん 16.8%
胃がん 16.8%
大腸がん 16.8%
乳がん 9.8%
子宮がん 5.2%
その他 34.7%
※平成22年 神奈川県衛生統計年報より引用

がんを防ぐための新12か条
●たばこは吸わない
●他人のたばこの煙をできるだけ避ける
●お酒はほどほどに
●バランスの取れた食生活
 食事は、主食・主菜・副菜をそろえましょう。
●塩辛い食品は控えめに
 食塩は一日当たり男性9g、女性7.5g未満に控えましょう。
 塩小さじ1杯が食塩6gに相当します。
●野菜や果物の豊富な摂取
●適度に運動
●適切な体重維持
●ウイルスや細菌の感染予防と治療
●定期的ながん検診受診
●身体の異常に気がついたらすぐ受診
●正しいがん情報の取得
※資料:財団法人 がん研究振興財団

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「一人ひとりが大切な命」
自殺予防週間 9月10日月曜日~16日日曜日
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【問】健康づくり課 電話 0465-47-0820

 警察庁統計によると日本の自殺者数は、平成10年以降、14年連続して年間3万人を超え、深刻な状況となっています。
 市内でも毎年約40人の尊い命が、自殺で失われています。
 市では、一人一人が生き生きと輝いて暮らすことのできる社会を目指し、平成21年度から地域自殺対策緊急強化事業を実施。自殺予防を呼びかけるキャンペーンや自殺のサインに気づく人材育成の講演会、産前産後など一般的に心が不安定になりやすいといわれている状況のかたへの個別の訪問指導などを行っています。

自殺予防街頭キャンペーン
 9月10日の「世界自殺予防デー」にちなみ、毎年、9月10日から16日までの1週間は「自殺予防週間」です。市では、この「自殺予防週間」に合わせて、街頭キャンペーンを実施します。
日時:9月14日金曜日 午後6時~
内容:啓発パンフレットなどの配布
場所:小田原駅東西自由連絡通路(アークロード)

自殺の3つの基本認識
●自殺は追い込まれた末の死
 自殺の多くは、個人の自由・意思や選択の結果ではなく、さまざまな要因が複雑に関係し、心理的に追い込まれた末の死といえます。
●自殺は防ぐことができる
 制度・慣行の見直しや相談・支援体制の整備など、社会的な取り組みと、うつ病などの精神疾患への適切な治療により、自殺を防ぐことが可能です。
●自殺を考えている人は悩みを抱えながらサインを発している
 身近な人が自殺のサインに気づいていることも多く、この気づきを自殺予防につなげていくことが大切です。

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秋の全国交通安全運動 9月21日金曜日~30日日曜日
「安全は 心と時間の ゆとりから」
無くそう 高齢者や自転車の交通事故
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【問】地域安全課 電話 0465-33-1851

 市内の交通事故発生件数は減少していますが、高齢者や自転車が関係する交通事故の割合は増加しています。
 高齢者の事故の多くは、自宅付近の道路を横断中に発生しています。歩き慣れた道でも油断せずに、横断歩道を渡ることや、左右をもう一度確認すること、暗くなったら反射材を身に着けることなどを心掛けましょう。
 自転車に乗るときには、「自転車も 乗れば車の 仲間入り」ということを意識し、交差点では、必ず止まって安全確認しましょう。

桜井地区は安全・安心のまち
桜井地区自治会連合会会長 窪田寛さん
 桜井地区では、自治会役員、民生委員が中心となって、小田原警察署、県・市職員などと協力しながら、高齢者世帯を訪問し、交通事故や振り込め詐欺などの被害を防止するため、「安全・安心アドバイス」を行っています。
 地域の高齢のかたが顔を合わせ、交通事故や犯罪に気をつけようと直接呼びかけることで、お互いに親近感を覚え、地域の連帯意識や防犯意識が高まり、安心感の醸成に成果があったものと実感しています。これからも安全・安心を合い言葉に、「顔の見える関係」づくりに取り組んでいきたいと思います。

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動物を大切に!
動物愛護週間 9月20日木曜日~26日水曜日
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【問】環境保護課 電話 0465-33-1481

「動物の愛護及び管理に関する法律」では、広く動物の愛護と適正な飼い方についての理解と関心を深めるため、9月20日から26日までを動物愛護週間と定めています。
この機会に、飼い主としてのマナーや責任について、もう一度考えてみてください。

責任を持ち、マナーを守って、正しく飼いましょう。
最期まで飼う
 動物は最期まで飼うことが原則です。興味本位で飼ったものの、面倒を見切れないなど、飼い主の身勝手で動物を捨てないでください。
 どうしても飼えなくなったときは、新しい飼い主を探してください。

飼い主が分かるように
 迷子になり飼い主のもとに戻ることができない動物は少なくありません。飼い主の氏名、電話番号などの連絡先を書いた首輪や名札、マイクロチップなどをつけましょう。犬の場合は、首輪に鑑札と狂犬病予防注射済票をつけることが、狂犬病予防法で義務づけられています。

犬の登録、狂犬病予防注射を
 狂犬病予防法により、生後91日以上の犬は、犬の登録と、毎年1回の狂犬病予防注射が義務づけられています。現在、国内で狂犬病は発生していませんが、アジアを中心とした世界各地では、人が犬にかまれることによって狂犬病に感染しています。必ず予防注射をし、狂犬病を防ぎましょう。

放し飼いにしない
 犬の散歩をするときは、忘れずにリードをつけましょう。身勝手な放し飼いは、他人に危害を加える可能性があります。
 また、猫を室外で放し飼いにするのは、他人へ迷惑をかけたり、交通事故に遭ったり、感染症にかかることがあるため、できるだけ室内で飼いましょう。

ふん尿や汚物の適切な処理を
 ふん尿の始末は飼い主の義務です。散歩のときは、袋などを用意しましょう。ふん尿の後始末の不徹底は感染症などの原因にもなります。

※野良猫に餌をあげる場合は、繁殖やふん尿の始末にも責任を持ちましょう。

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救急救命士による処置範囲拡大
実証研究が始まります
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【問】警防課 電話 0465-49-4446

 救急救命士の処置範囲に係る実証研究のモデル事業が始まります。
 平成24年9月1日から平成25年1月31日まで、厚生労働省や総務省消防庁からの助言などを得て、医療機関、医師会および消防署などの地域救急医療の協議会(地域メディカルコントロール協議会)と連携し、行うものです。
 実証研究に対応するため、新たに認定された救急救命士が、救急現場や救急車内などで、電話や無線による医師の指示を受け、これまでよりも拡大して処置を行い、処置の効果や安全性を検証します。
 市でも、5隊ある救急隊のうち1隊でこのモデル事業に取り組みます。
 なお、この拡大処置は、ご家族の同意がある場合に行います。その他の場合は、これまでと同じ処置となります。

モデル事業で拡大される救急救命士の処置
●低血糖性の意識障害の可能性があるかたの血糖測定を行い、低血糖が確認された場合にはブドウ糖溶液を投与します。
●喘息治療用吸入薬(吸入β刺激薬)を所持しているかたが重症喘息発作を起こした場合に、その吸入薬を使用し、処置します。
●血圧が低下し、心臓が停止する危険性があるショック状態のかたに点滴を行います。

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#09 〈連載〉市民力 〈連載〉キラリ若人
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さまざまな団体との連携に感謝
網一色自治会が環境大臣表彰を受賞
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 地域の環境美化に、特に顕著な功績のあった個人・団体の功績をたたえる、環境大臣表彰(平成24年度地域環境美化功績者表彰)で、網一色自治会が表彰されました。
 網一色自治会では、地域の公園の清掃・植栽・樹木の剪定などの美化活動を中心とする取り組みを、31年という長きにわたり毎月実施しています。
 「子どもが減り、公園にある遊具の利用が減っているのが寂しい。子どもが来ると親も来てくれる」。網一色自治会長山田寛さんは、かつて、子どもと一緒に保護者がたくさん公園に集まっていた頃を懐かしみます。
 同自治会で取り組むのは、日常的な遊具の点検や草取り、地域の小学校、中学校、高校と連携した海岸清掃。また、新たな取り組みとして、西湘バイパス下の落書き消しも行っています。
 「大げさかもしれないが、学校、教師との関係づくりもし、地域で子どもを育てていきたい」と山田さんは抱負を語ります。地域の公園の清掃を発端に美化活動の幅を広げ、さまざまな団体と連携してきた実績が、環境美化に留まらない、活動の効果を物語っています。

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みなぎる可能性、描く夢、そして、奏でる未来。
このコーナーでは、若者たちの活躍する姿やメッセージをお届けします。
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伝承遊びを取り入れた「外郎売の口上」
外郎売の口上研究会 外郎売おだ笑ぼっち の皆さん
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 ぽんぽんと出てくる早口言葉、絶妙な間合い、言葉の緩急、強弱、リズム、抑揚など、声と表現の面白さにあふれる口上。小田原を舞台にした歌舞伎のせりふである「外郎売の口上」は、演劇・放送界では滑舌を鍛える教材としても知られています。
 今年、活動9年目を迎えた「外郎売おだ笑ぼっち」では、小学生から大学生が日本の伝承遊びを交えて「外郎売の口上」を身に付けています。週に1回練習を行い、年に1回の口上大会や各地のイベントで活躍。メンバー約20人が大きな声を出し、小道具を使いながら全身を動かす躍動感ある練習は、熱気にあふれています。
 指導する善波裕美子さんは「大人になったときに歴史と結びついた面白さに気づくと思う」と長い目で取り組んでいます。
 小道具のお手玉、こま、竹馬など、口上の他にも習得することはたくさんあり、「他の子ができないことができるようになった」という声も。「小学生から大学生までいろいろな人と知り合える」「できないことができるようになって面白い」。笑いの絶えない練習風景からは、子どもたちが大人の押しつけではなく、自らのやる気を持って取り組んでいることが分かります。
 既に「外郎売の口上」の面白さに目覚めた子どもたち。笑顔で「お客さんの声が励み」と語ります。

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#10 〈連載〉おいしい小田原いただきます
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おいしい小田原の味をかみしめながら、小田原の魅力を、もっと考えてみませんか。このコーナーでは、小田原のおいしい話題をお届けします。

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小田原の魚、おいしいよ!!
イサキのさつま揚げ
市漁業協同組合女性部
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港を支える女性の力で
 市漁業協同組合女性部は、現在14人。魚食普及のため、朝市やお祭りに参加したり、料理教室を開くなどの活動をしています。「漁師の奥さんは、皆忙しいけど、何でも手際よくこなします」。港を支える女性たちは、皆とても元気です。

鮮魚は臭くない
 女性部の皆さんは、「若者や子どもは『魚=臭い』というような、間違ったイメージを持っている。新鮮な魚は臭くない。本当のおいしさを伝えなければ」と危惧しています。
 今日では、魚といえば切り身の魚を思い浮かべる子どもも多く、「魚に目がある」と言って驚く子どもさえいると言います。
 「新鮮な魚を、自然なままいただく、手を加えているようで加えていないものがおいしい」。新鮮な魚のおいしさをもっと知ってほしいと、小田原漁港で水揚げされた魚を朝市で調理し、お客さんに試食してもらうなど、地道に取り組んでいます。

イサキのさつま揚げ
 小田原で水揚げされる代表的な魚の一つであるイサキ。小さなイサキもたくさん取れます。その量の多さから、「ゴッソリ」と呼ばれ、小さいため値がつきません。もちろん、大きなイサキと素材のよさは変わりません。港の女性たちは、無駄にすることなく、おいしさを食卓へ運びます。
 小田原のイサキを使ったさつま揚げは、天下一品。添加物ゼロのおいしい味、ぜひご家庭でも作ってみませんか。

材料(2人分)
●イサキ 6尾
●ごぼう 少々
●味噌 少々
●砂糖 少々
●油 適量

1 イサキは三枚におろし、皮をむく。
2 イサキの身を包丁で細かくたたき、すり鉢でする。
3 味噌を加え、隠し味に砂糖を加えて混ぜ合わせる。
4 ごぼうをささがきにし、水にさらす。
5 3にさらしたごぼうを加え、混ぜ合わせる。
6 適量に分けて、形を整え、低温から中温の油(150度くらい)で揚げる。
※ごぼうだけでなく、かぼちゃやにんじんなどの野菜を加えても、おいしくいただけます。
※素材の風味を生かすため、味付けはあまり濃くしないのがポイントです。

真夏の太陽より輝いた、おだわらっ子たち
自然に触れて歓喜する子どもたち。文化や伝統に目を輝かせる子どもたち。
ふだんはできないことを体験しました。

●連載「駅のある風景」は、お休みしました。10月号では、「飯田岡駅」を掲載予定です。どうぞお楽しみに!

広報 小田原毎月1日発行No.1066
発行:小田原市 〒250-8555 小田原市荻窪300番地 市役所総合案内 電話 0465-33-1300
編集:企画部広報広聴課 電話 0465-33-1261 FAX 0465-32-4640 〈C〉小田原市2012・9
広報小田原は、資源保護のため再生紙を使用しています。

8月1日現在 小田原市の人口196,869人 78,830世帯


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