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広報小田原 第1076号

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広報小田原 第1076号

平成25年2月1日 発行

#01 御用米曲輪 発掘調査の新発見
#02 地域で創るエネルギー
#03 市民力と協働で深まる地域の絆
#04 みんなの森をつくろう!
#05 おだわら情報
#06 〈連載〉北条五代の足跡を訪ねて
#07 〈連載〉市民力/〈連載〉今月の笑顔
#08 〈連載〉おいしい小田原いただきます
#09 〈連載〉駅のある風景


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#01 御用米曲輪 発掘調査の新発見
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戦国時代、小田原城の中心地か!?
平成22年度から史跡整備に伴う発掘調査を行っている、史跡小田原城跡の御用米曲輪。
平成23年度には、石垣を伴う障子堀が発見され、戦国時代の小田原城でも石垣が使われていたことが話題になりました。
さらに、今年度の発掘調査でも新たな発見があり、戦国時代、この場所に重要な建物が置かれていた可能性が高まっています。
2月16日に行われる現地見学会では、発掘調査現場を実際にご覧いただくことができます。
【問】文化財課 電話 0465-33-1718

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瓦積塀
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 昨年夏、瓦を積み上げて造られた江戸時代の塀が、土中から倒れることなく発見されました。基礎に根府川付近で産出される偏平な石(根府川石)や河原石を敷き、その上に瓦を何層も積み上げ、築かれています。
 同様の塀には、愛知県の熱田神宮にある織田信長寄進の「信長塀」などが挙げられ、市内では板橋にある松永記念館でも見られます。しかし、御用米曲輪のように、土中に埋もれて遺跡となって発見された例は全国的にも大変まれです。
 この瓦積塀は、小田原城跡に残された江戸時代当時の建造物としては唯一のものであり、大変貴重です。

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礎石建物跡
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 北側(小田原駅側)では、戦国時代の大規模な礎石建物跡(石を基礎に据え、その上に柱を建てて造った建物の跡)が確認されました。
 6間以上×3間(当時の1間は約1.89メートル)の建物であること、少なくとも3回の建て直しが行われたこと、建物の西側に玉石を敷き詰めた道路があったことなどが分かりました。
 隣接して、1000点以上の「かわらけ(儀式などに用いる素焼きの土器)」が出土した場所もあり、この建物が、重要な建物であったことを知ることができます。

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庭状遺構
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 南側(本丸・天守閣側)で発見された遺構から、戦国時代の曲輪の形は、江戸時代とは全く異なることが明確になりました。
 曲輪の端には石組みの水路が造られ、斜面からの排水に用いられていたと考えられます。この水路の周辺にはところどころに庭石が配置されていて、手前には玉石や砂利が敷かれていました。
 これらの遺構は、斜面を背景として設けられた庭の裏手であると考えられます。同様の遺構は、広範囲で確認されており、戦国時代には、南側に広い庭が造られていたことが分かりました。

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戦国時代、小田原城の中心地であった可能性が高まる
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 今回見つかった礎石建物跡と庭状遺構は、同じ方角を向いて位置していたことが分かり、出土した遺物からも、同時期に存在した可能性が高いと考えられます。
 これまでの調査成果から、江戸時代に御用米曲輪として使われていたこの場所は、戦国時代には城主が政事や日常の生活を営む居館のような主要な施設が置かれ、小田原城の中枢であった可能性が高まっています。
 市では、この貴重な遺跡の全容解明に向けた調査を今後も続け、戦国時代におけるこの場所の役割などを明らかにするよう努めていきます。

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現地見学会を行います
【問】文化財課 電話 0465-33-1718

 ふだんは入ることのできない発掘調査現場で、礎石建物跡と庭状遺構を中心にご案内します。
 調査中にしか見ることができない貴重な機会です。

日時:2月16日土曜日 午前10時~午後3時
■入退場自由
■調査担当者の説明は、午前10時と午後1時から1時間程度
■小雨決行。荒天の場合は、2月23日土曜日に延期。

場所:小田原城御用米曲輪(城内弓道場側からお入りください)
参加費:無料

※当日の問い合わせは、午前8時から、郷土文化館(電話0465-23-1377)まで。
※車での来場はできません。
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#02 地域で創るエネルギー
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動き出す 太陽光発電
平成23年12月に立ち上げた「小田原再生可能エネルギー事業化検討協議会」では、地域で使うエネルギーをできるだけ地域で創り出す社会を目指して、再生可能エネルギーの導入促進に向けた仕組みを検討してきました。
【問】エネルギー政策推進課 電話 0465-33-1424

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小田原の再生可能エネルギーを検討
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 協議会ではまず、再生可能エネルギーの中で比較的取り組みやすいといわれている「太陽光発電」の事業化を検討してきました。
 市民との意見交換会、「おひさま進歩エネルギー株式会社」(長野県飯田市)による講演会などを通じて、小田原における再生可能エネルギーの事業化を模索しました。
 再生可能エネルギーの事業化に向けては、事業主体となる会社の設立が求められ、事業主体の在り方についてワークショップで市民と意見交換を行いました。

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太陽光発電の事業化に向け
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 実際に、どのように太陽光を利用していくのか。協議会では、いくつかの事業の仕組みと実現性を検討してきました。

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太陽光発電屋根貸し事業
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 公共施設などの屋根に太陽光発電システムを設置し、売電して収益を得る「太陽光発電屋根貸し事業」。
 賛同する市民から、事業資金の一部を調達する市民参加型で進め、公共施設などの屋根へ設置した太陽光発電パネルで創られた電気を売電し、収益を出資者に還元するものです。
 屋根の防水工事などにより設置費用は高額となる可能性が高く、一度に多くのパネルを設置できないことから、事業開始当初は、売電収入で運営経費まで賄うことが難しいと分かりました。

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大規模太陽光発電事業
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 大規模な太陽光発電所を建設し、電力会社へ売電する「大規模太陽光発電事業」。
 「太陽光発電屋根貸し事業」同様に市民参加型で進め、市内に約1メガワットの出力の太陽光発電所を建設し、売電収入で収益を得るものです。

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0円ソーラー事業
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 太陽光発電設備を設置しようという市民に、定額の利用料で設置してもらう「0円ソーラー事業」。
 長野県飯田市などの取り組み事例を参考に、一般住宅向けに、初期費用を抑えた太陽光パネルの設置を検討しました。
 しかし、太陽光パネルの価格が低下していること、金融機関のローン制度も充実してきていることから、事業の必要性は低いとされました。

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市民参加型の再生可能エネルギー
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 協議会では、市民が利用する再生可能エネルギーの事業化は、市民参加を取り入れながら、「大規模太陽光発電事業」で採算を確保し、併せて公共施設の「屋根貸し事業」を加えることが望ましいと考えました。

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地域の力で立ち上がった事業会社
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 市内には市民参加型の再生可能エネルギー事業を行う主体が存在しませんでした。協議会が目指す事業の実現には、新たな会社を立ち上げる必要がありました。
 協議会では、事業を行う会社のあるべき姿として次の4つを描きました。
1 将来世代に、よりよい環境を残していく
2 採算を確保しながら、地域社会に貢献できる
3 地域の志のある市民、事業者が参加する
4 透明性の高い経営をする
 協議会のこれらの検討結果を受け、昨年12月11日、「ほうとくエネルギー株式会社」が設立されました。市内20社ほどの事業者が出資。今年秋頃から、大規模太陽光発電所の建設に着手する予定となっています。

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再生可能エネルギーの更なる活用に向け
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 地域主体の太陽光発電事業が動き出し、協議会では今後、用水路などを活用する小水力発電の事業化を主に検討していきます。
 今年度は、小水力発電を行う具体的な候補地を選定し、平成25年度に事業計画の策定を予定しています。

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SHISEI~至誠・市政~ エネルギーの地域自給へ 小田原市長 加藤憲一
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 昨年末、再生可能エネルギー事業を手がける民間事業会社「ほうとくエネルギー株式会社」が立ち上がりました。「小田原電力」を合言葉に、一昨年の12月、環境省のバックアップを受け、「小田原再生可能エネルギー事業化検討協議会」が設置されてから、わずか1年という短い期間での設立。少なくとも震災後、県内では初めてであり、全国的に見ても、官民協働と市民参加で事業化検討が重ねられ、地域の多くの事業者が出資する形で事業会社が立ち上げられた例は少ないでしょう。「小田原は日本再生のさきがけになる」象徴的なケースで、関係者の間では「小田原モデル」として各地で紹介されています。立ち上げにご尽力いただいた多くの関係者の皆さんに、心から敬意を表したいと思います。
 震災後の計画停電による地域経済の大打撃、放射性セシウムによる地域ブランド・足柄茶の汚染と出荷停止という「激痛」の体験が、この間の再生可能エネルギーの地域自給推進の強い動機になりました。しかしそれだけではなく、それ以前から培われてきた協働の土壌、小田原の市民や事業者の皆さんの自然環境に対する意識の高さ、取り組みの多様さ、郷土愛の深さ、さらには推譲の精神が、これだけ素早く的確な事業化へのプロセスを可能にしたと私は感じています。
 事業会社の設立は、言うまでもなく、エネルギー地域自給のスタート地点に立ったということであり、これからが本番です。メガソーラーや公共施設屋根貸しによる太陽光発電を市民ファンドで推進する仕組みの確立だけでなく、市内に存在する河川や用水を生かした小水力発電、さらには県西地域全体の森林も視野に入れた木質バイオマス発電の実現へと、豊富な地域資源を生かして取り組むべき課題は続々と控えています。
 水や空気はもとより、食糧、住まい、支え合うケア、教育、そしてエネルギーといった、いのちと暮らしを支える上で不可欠な要素は、できるだけ地域で自給するべきだと、私は考えています。お米や野菜を作るように、エネルギーも私たちの身近なところで、自分たちがコントロールできる安全な方法によって、自分たちで作ることが当たり前の時代にしなくてはなりません。小田原が先陣を切っているエネルギーの地域自給へのチャレンジ。ぜひこの勢いで具体化を加速していきましょう。

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#03 市民力と協働で深まる地域の絆
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「自治基本条例と地域コミュニティの取り組み」
「おだわら地域力市民力表彰」

小田原市自治基本条例の施行から1年。市内では、各地区でケアタウンやスクールコミュニティなどの地域コミュニティの取り組みが進められている他、さまざまな団体や市民の皆さんの力が発揮されています。
【問】地域政策課 電話 0465-33-1389

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自治基本条例と地域コミュニティの取り組み
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自治基本条例施行から1年
 平成24年1月1日に施行された「小田原市自治基本条例」は、市民がより一層生き生きと暮らし続けることができるまちにしていくため、市民と議会と行政が協力し合うまちづくりの指針です。
 私たちのまちを、よりよくしたいという思いから、市民が自ら考え行動する力「市民力」と、お互いの立場を大切にして、役割や責任を分かち合いながら協力し合う「協働」が、この条例のキーワードです。
 多方面で「市民力」や「協働」が見られる一方、少子高齢化や単身世帯の増加、ライフスタイルの多様化により、人々のつながりや関わりが希薄になり、身近な地域でのさまざまな問題が懸念されます。

始まっています、地域コミュニティ
 市では、地域の絆をより深め、市民が手を取り合い自らの課題に取り組むことができるよう、地域の皆さんと共に地域コミュニティの支援を始めています。各地区の自治会、社会福祉協議会、民生委員児童委員協議会など、地域のさまざまな団体に横串を通し、連携が取れる地域コミュニティの仕組みづくりを目指しています。
 平成21年度に各地区で地域別計画を策定後、富水地区でモデル事業を実施。その後、他の地区でも、地区自治会連合会を中心に地域の皆さんと相談し、これまでに、次のとおり地域コミュニティ推進事業が行われています。さらに昨年末には、山王網一色地区でも組織が立ち上がり、防災をテーマにした話し合いが始まりました。
 地域コミュニティの取り組みは、この他に1月1日号で紹介したケアタウン構想の推進や、PTA、子ども会、自治会などが、地域総ぐるみで子どもを見守り、育てようとするスクールコミュニティも始まっています。

平成24年度 地域コミュニティ推進事業の主な取り組み
富水
■広報「ふれあいだより」の発行
■交通安全・防犯啓発活動
■高齢者お茶会
■健康ふれあいウオーキング
■情報紙「いずみふれあい通信」の発行
■まちづくり講演会

大窪
■あいさつ運動
■災害時注意箇所マップの作成
■個人情報保護法に関する研修会

酒匂・小八幡
■広報「さかわ・こやわタウン通信」の発行
■炊き出し訓練・防災計画改訂
■津波避難対策
■健康ウオーキング
■地域歴史パネルの掲示
■ゴミ分別啓発・段ボールコンポスト普及

橘南
■前羽海岸クリーン作戦
■小学生スポーツ大会
■通学路の点検

久野
■地域ふれあいまつり
■里山親子そばづくり体験塾

十字
■自主防災計画と津波避難計画の見直し

豊川
■防災訓練・防災対策
■高齢者の暮らし安全に関するアドバイス訪問

桜井
■桜井地区研修会

新玉
■災害時用世帯票の作成・配布・回収・保管
■防災啓発ちらしの作成
■津波避難経路案内図の作成
■見守りボランティア募集ちらしの作成
■DIG(災害図上訓練)研修会

各地域では、これらの地域コミュニティ組織での活動の他にも、地域の課題を解決し、皆が生き生きと生活するためのさまざまな活動が行われています。

地域一丸となって取り組んでいます
それぞれの地域で、自治会や社会福祉協議会、民生委員児童委員協議会など各種団体が連携し、さまざまな事業に取り組み、地域力を高めています。
ここでは、橘南地区、久野地区、新玉地区の地域コミュニティ組織の取り組み、早川地区のスクールコミュニティの取り組みを紹介します。

連携する意義を実感しています
(新玉地区まちづくり委員会)委員長 飯田和男さん

 災害時用世帯票、防災啓発ちらし、津波避難経路案内図、見守りボランティア募集など、現在は防災と防犯をテーマに、地区のさまざまな立場のかたの意見を集約し、連携して課題解決に取り組んでいます。委員長として、地域の皆さんの防災に対する思いが強く感じられ、大変意義のある活動に携わっていると実感しています。
 現在、新玉地区まちづくり委員会には、新玉地区自治会連合会、社会福祉協議会、民生委員児童委員協議会、新玉小学校、新玉小学校PTA、消防団第一分団、青少年健全育成協議会、地区体育協会の代表者が参加。一つずつ経験を積み上げ、今後も多くの人に呼びかけ、地域の絆を深めながら課題を解決していきたいと思います。

地域で世代間交流 AMラジオをつくろう
(早川地区スクールコミュニティ)

 電波適正利用推進員から電波の種類や正しい使い方、ラジオの仕組みを学び、ハンダを使って部品を取り付け、地域の大人と一緒に、苦戦しながらもラジオを完成させた子どもたち。スイッチを入れ、ラジオから音が聴こえると、子どもたちは歓声を上げました。ものづくりを通し、地域の世代を越えた交流が図られています。

海岸清掃で深まる親睦 前羽海岸クリーン作戦
(前羽地区団体長等連絡会)

 毎年「海の日」に行う「前羽海岸クリーン作戦」は、今年度で18回めを迎えました。以前は青少年健全育成協議会が主催していましたが、昨年度から前羽地区団体長等連絡会と共催し、参加者が増えています。
 海岸をきれいにするだけでなく、子どもから高齢者まで約700人もの多くの人が参加することで、住民間の親睦が深まっています。

地域総ぐるみで子どもを育てる 里山親子そばづくり体験塾
(久野地区各種団体代表者会)

 恵まれた自然環境を生かした「里山親子そばづくり体験塾」。種まきからそば打ちまでを体験する中で、親子の絆を育み、保護者どうしの交流の場となっています。地域総ぐるみで、優しく素直に育つよう子どもたちを見守り、身近な里山の自然に皆で触れ合い、郷土愛を育みます。

地域コミュニティ組織は今後も拡充していきます。皆さんも地域の絆を深めることができるよう、身近な取り組みに参加してください。

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おだわら地域力市民力表彰
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地域の力をより育むために
 地域の課題を解決する地域コミュニティのもとになるのは、それぞれの地域の、地域力・市民力です。
 「おだわら地域力市民力表彰」は、受賞者の活動を広く紹介し、自分の住む地域の発展や活性化に貢献したいという気持ちを育むことを目的としています。
 今回は、市内19の自治会連合会からの推薦により、13人の個人と6つの団体の受賞が決まりました。1月19日には、市民会館大ホールで表彰式が行われました。

おだわら地域力市民力表彰 受賞者一覧
地区/受賞者(団体)名/受賞理由
新玉/内田 欣也/10年間にわたり、新玉小学校周辺で児童の見守りと清掃活動を続け、防犯と環境美化に貢献。
幸/清水 榮司/平成12年から、幸地区の老人クラブ会長として地域の高齢者の先頭に立ち、安全で安心な明るいまちづくりに貢献。
足柄/佐藤 良則/昭和49年から消防団員を、また平成9年から防災リーダーを務め、防災訓練などを通じ防災に貢献。
二川/井細田一区ことぶき会/昭和35年の設立以来、地元の神社境内や道路などの清掃活動を行い、環境美化に貢献。
東富水/平井 光代/平成10年から東富水地区交通安全母の会会長を務め、交通安全の啓発、小学生のポスター標語の企画など、交通安全に貢献。
富水/酒井 正治/昭和62年から、富水小学校周辺の道路沿いに植栽活動を続け、環境美化に貢献。
久野/星野 清治/昭和41年に自治会長就任以来、地域活動に従事し、地域コミュニティ活動・環境美化活動・防犯活動・防災活動などに貢献。
早川/矢崎 文子/平成19年から「楽らく貯筋教室」や「リズム体操教室」を主宰し、地域の健康づくりに貢献。
山王網一色/山王婦人会/昭和21年の設立以来、会員相互の親睦を図り絆を深め、地元の健民祭・敬老会・各種清掃活動を支え続けている。
下府中/富士見小学校地域 見守りの会/平成18年度から、富士見小学校区で児童の見守りやパトロールを毎日実施。また、挨拶運動を展開し、地域の安全・安心のまちづくりに貢献。
桜井/桜井ひろば 土曜クラブ/平成7年の設立以来、たこ揚げや餅つきといった昔ながらの事業を企画。年間300人もの青少年を招き、世代間交流に貢献。
豊川/沖津 昭治/25年間にわたり桜並木の維持管理に努め、春には開放し、コミュニティの場としてにぎわいを演出するなど、自然環境保全活動に貢献。
下曽我/曽我谷津祭囃子保存会/昭和48年の設立以来、祭囃子の伝承を通じ、青少年の育成、世代間交流に貢献。また、秋祭りを中心にした各種活動で、地域住民に一体感と活力を育み、絆を強めることに貢献。
国府津/細谷 誠次/平成18年度に自治会長に就任して以来、地元住民をまとめ、ポイ捨て防止運動に従事。現在でもポイ捨て防止運動を続けて、周辺の環境美化活動に貢献。
酒匂・小八幡/山室 妙子/地域の民生委員、交通安全母の会、生ごみサポーターなどで活動。また、毎年春には自宅に近隣の高齢者を招きお花見会を開くなど、地域に貢献。
片浦/西山 義之/片浦小学校農園の栽培指導、子どもの見守り活動を行い、また、根府川駅周辺の県道におかめ桜を植え維持管理をするなど、地域に貢献。
曽我/杉崎 幸正/昭和31年から、曽我地区の体育振興会役員や市総合体育大会実行委員長を務めるなど、曽我地区はもとより市全体のスポーツ振興や健康増進に貢献。
橘南/小田原ばやし前川保存会/昭和50年の設立以来、各施設で訪問演奏を実施し、地域の親睦と青少年の非行防止に貢献。
橘北/志澤 義治/昭和47年から、地域の伝統文化である小船祭囃子を通じて、地域の青少年育成や伝統文化の保存と発展に貢献。
(敬称略)

※受賞者の活動状況は、FMおだわらが発行している情報誌「お隣りさん」で随時紹介していきます。

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#04 みんなの森をつくろう!
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いこいの森「森づくり体験」―ふるさとの森づくり事業―
どんぐりの木をはじめ、さまざまな苗木を植える植林体験です。
木を使った楽しい製作体験もできます。
【問】農政課 電話 0465-33-1491

 久野地区の緑豊かな森林の中にある「小田原市いこいの森」。約27ヘクタールの広大な森林内には、キャンプ場をはじめ、自然観察路、バードゴルフ場、ウォークラリーコース、木工芸体験室などがあります。
 いこいの森では、バウムクーヘン作りやピザ作り、たけのこ掘り、飯ごう炊さんや流しそうめんなど、子どもたちが楽しみながら、森と木に触れ合うさまざまな機会を提供しています。
 3月には、「ふるさとの森づくり事業(※)」の一つとして、「森づくり体験」を行います。子どもたちに人気のどんぐりの木などを植林し、みんなの森をつくります。

※ふるさとの森づくり事業
 平成15年度から、「ふるさとの森づくり委員会」が、市民を対象に、広葉樹の植林などを行っている活動

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いこいの森「森づくり体験」
日時 3月9日土曜日 午前9時[小田原駅西口に集合]~午後2時頃
   ※雨天順延 3月10日日曜日
場所 いこいの森
定員 30人(申込先着順)
持ち物 弁当、飲み物(昼食時、豚汁を提供予定)
申込・問い合わせ 農政課 電話 0465-33-1491
●ヘルメット、軍手などは用意します。
●汚れてもよい服装で参加してください。
●専用バスで送迎しますが、10日日曜日に順延の場合、バスの送迎がありませんので、現地集合となります。詳しくは参加者に別途ご案内します。
★★★★★★★★★★

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もっと森と触れ合い、木と共に生きるために
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 市では、小田原市森林組合や小田原地区木材業協同組合、林青会、箱根物産連合会などと連携し、子どもたちの「木育」活動を推進しています。
 間伐作業や植林などの森づくり体験。間伐材を使ったベンチやプランター、箸や木のおもちゃなどの製作体験。森で遊び、森に親しむキャンプを通じた、森や木の不思議、森と人との関係、森林域の多様な生物、環境についての学び。そういった中で子どもたちが、森を伐り、木を加工し、生活の中で使うという一連の流れに触れ、「木を積極的に使う生活が、森を守り、環境を守る」ことを体感する。山、川、海に恵まれ、森から里、海につながる川の流域全体を見据えて向き合うことのできる小田原ならではの学びで、子どもたちを育んでいます。

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#05 おだわら情報
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小田原地下街再生に向けて
市民説明会を行います
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【問】市街地整備課 電話 0465-33-1596
産業政策課 電話 0465-33-1512

 小田原地下街再生事業の市民説明会を、次のとおり開催します。
 平成24年6月に策定した「小田原地下街再生計画」の内容を、より具体的かつ実践的なものとした「小田原地下街再生実施計画」の内容を中心とした説明会です。
 この事業は、中心市街地の活性化や本市全体に及ぶ地域経済の再生・振興を図るためにも、ぜひとも実現すべき重要なプロジェクトです。
 今後の地下街再開に向けた大切な指針となる内容ですので、奮ってご参加ください。

1回め
日時:2月13日水曜日 午後7時~9時
場所:市民会館6階 第7会議室

2回め
日時:2月14日木曜日 午後7時~9時
場所:マロニエ3階 集会室301

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平成24年1月1日以後に契約した保険の
市県民税にかかる生命保険料控除の変更
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【問】市民税課 電話 0465-33-1351

 平成24年1月1日以後に契約した保険契約の控除については、次のとおり変更されます。
 「一般生命保険料控除」、「個人年金保険料控除」に加え、「介護医療保険料控除」が新設されます。
 適用限度額はそれぞれ2万8000円となり、生命保険料控除の合計上限額は、7万円になります。

※各保険料控除額の詳しい計算方法は、お問い合わせください。
※平成23年12月31日以前に契約した保険契約の控除については、変更ありません。
※これに伴う所得税の変更については、小田原税務署(電話0465-35-4511)にお問い合わせください。

生命保険控除額の計算表(平成24年1月1日以後の契約)
年間の支払保険料/控除額
12,000円以下/支払保険料の全額
12,001~32,000円/支払保険料×1/2+6,000円
32,001~56,000円/支払保険料×1/4+14,000円
56,001円~/一律28,000円

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キャンパス講師募集!
キャンパスおだわら人材バンクスタート
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【問】キャンパスおだわら人材バンク実行委員会(生涯学習センターけやき内) 電話 0465-33-1871

 学習講座、学習情報の提供、学習相談など、市民の学びを市民の手でサポートする「キャンパスおだわら」では、4月からスタートする「キャンパスおだわら人材バンク」の登録者「キャンパス講師」を募集します。
 新しい人材バンクは、これまでのボランティア講師「きらめき☆市民教授」制度のよいところを継承しながら、皆さんの学ぶ喜び、教える喜びを実現し、人材バンクに登録したかたが活躍でき、自らも成長できるよう目指します。
 あなたもキャンパス講師として、積極的に生涯学習活動に参加し、まちじゅうに学びを広げませんか。

登録できるかた
●学び合い、教え合い、喜びを分かち合える生涯学習社会づくりに賛同するかた。
●ボランティア活動として捉え、積極的に仲間づくり、地域づくりに参加する意欲があるかた。
●学習活動や経験により習得した知識、技術などを他の人と分かち合う意思があるかた。
●専門的知識、能力および指導力があるかた。

年会費 1000円

登録方法
 2月1日金曜日~3月8日金曜日に(第4月曜日を除く)、けやき、またはホームページに掲載の登録申請書に記入して、キャンパスおだわら人材バンク実行委員会へ持参してください。詳しくは、キャンパスおだわら情報誌2月号をご覧ください。

※政治・宗教活動、営利目的、虚偽の申請、適正を欠く者と判断した場合は、登録できません。

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ジェネリック医薬品についてのお知らせ
対象者に、2月中旬に送付します
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【問】保険課 電話 0465-33-1845

 2月中旬に、ジェネリック医薬品についてのお知らせをお送りします。
 これは、国民健康保険に加入し、強心剤、血管拡張剤、糖尿病用剤、血圧降下剤、高脂血症用剤を服用しているかたを対象に、ジェネリック医薬品を服用すると、どのくらい薬代が軽減されるかをご案内するものです。薬代のみが対象で、技術料や容器代などは記載していません。また、ジェネリック医薬品への変更を強要するものではなく、使用を検討するときに参考にしていただくためのものです。

ジェネリック医薬品とは
 ジェネリック医薬品は、最初に作られた薬(先発医薬品)の販売に関する特許期間が終了した後に、厚生労働省に認可された、有効成分、用法・用量、効能および効果が先発医薬品と同等な医薬品(有効成分以外の添加物は、先発医薬品と異なる場合があります)で、先発医薬品より安価な医薬品です。

ジェネリック医薬品にするメリットは
 先発医薬品をジェネリック医薬品に変えると、自己負担額を減らすことができ、また、国民健康保険が支払う医療費(調剤費)を抑制することもできます。

※ジェネリック医薬品に切り替えたことで、必ずしも全ての薬代が安くなるとは限りません。

ジェネリック医薬品を希望されるかたは
 薬の効能には個人差がありますので、ジェネリック医薬品を希望されるかたは、医師や薬剤師に相談してください。

※ジェネリック医薬品が製造販売されていない場合や、医学的判断により、ジェネリック医薬品に変更できない場合もあります。

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医療費を増加させないために
 医療費は、医療機関などで支払われる一部負担金、国・県からの補助金、市民の皆さんからの保険料で賄われています。
 小田原市の国民健康保険被保険者1人当たりの医療費は、過去4年間において県の平均を上回り、平成23年度は、県内19市中で最も高額となっています。医療費が増えると、皆さんからの保険料の負担が大きくなります。
 また、小田原市は、高血圧や糖尿病が主な原因といわれる脳血管疾患(脳こうそく、脳出血、くも膜下出血など)による死亡率も、平成19年から22年まで県内19市中で最も高くなっています。
 ジェネリック医薬品の使用促進は医療費を抑制する手段の一つですが、医療費を増加させないために、特定健診などの受診、病気の早期発見・早期治療が大切です。
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高額医療・高額介護合算療養費制度のお知らせ
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【問】平成24年7月31日時点に加入していた医療保険が、
後期高齢者医療保険のかた 保険課 高齢者医療係 電話 0465-33-1843
国民健康保険のかた 保険課 国民健康保険係 電話 0465-33-1845
それ以外のかた 介護保険課 電話 0465-33-1876

 高額医療・高額介護合算療養費制度は、医療と介護の両方に自己負担があり、その合計額が一定の基準額を超えた場合に、超えた額を支給することで、負担を軽減する制度です。

 平成23年8月1日~24年7月31日の全ての期間、国民健康保険または後期高齢者医療保険に加入し、支給対象となる見込みのかたには、「申請のご案内」を郵送します。

国民健康保険:2月下旬
後期高齢者医療保険:3月下旬

 なお、次のかたには「申請のご案内」が送付されない可能性がありますので、支給対象になると思われるかたは、平成24年7月31日時点で加入していた医療保険の窓口にお問い合わせください。

1 平成23年8月1日~24年7月31日に、医療保険者の変更があったかた
●他市町村から転入したかた
●75歳になったかた
●社会保険から国民健康保険に変わったかた

2 平成24年7月31日時点で、住所地特例の認定を受けているかた
(介護保険施設への入所などにより、住所地と介護保険者の市町村が異なるかた)

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前年度分(平成22年8月1日~23年7月31日)の申請締め切りは、平成25年7月31日となっていますので、ご注意ください。
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#06 〈連載〉北条五代の足跡を訪ねて その二
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関東制覇への歩み

戦国時代を開き、小田原を拠点に関東に覇をとなえた北条氏。
五代にわたり善政をしき、現在につながる小田原のまちの基礎を形作りました。
北条氏はどこから来て、どのように生き、戦い、そして滅びたのか。
北条五代の歴史とその足跡を全3回の連載で紹介しています。
【問】観光課 電話 0465-33-1521

 相模国の東部は、鎌倉時代から三浦氏が治めていましたが、小田原城に入城した早雲は、相模国を東に向けて侵攻し、1512年、鎌倉に玉縄城を築城します。1516年には伊豆を拠点とする北条水軍を率いて、三浦氏のこもる三崎城を攻め落とし、相模国を平定しました。小田原城に入城以来、10年以上の歳月を要したのです。
 早雲は、亡くなる1年前の1518年に家督を長男・氏綱に譲ります。
 1524年、氏綱は武蔵国(現在の埼玉県・東京都・川崎市の全域、横浜市の一部)に進軍し、南関東で勢力を拡大していた扇谷上杉氏が支配する江戸城を奪いました。この江戸城攻略を足掛かりに、北条氏は武蔵国での勢力を広げ、室町時代から武蔵国の勢力である山内上杉氏や扇谷上杉氏との対立は決定的なものとなります。その後、1537年に川越城(埼玉県)を奪い、1538年には下総国府台(千葉県)の第一次国府台合戦で、小弓公方足利義明・里見義堯連合軍を破り、房総半島にまで勢力を伸ばしました。
 戦を続けた氏綱が亡くなったのは1541年。氏綱の死後、家督を継いだのが三代・氏康です。
 氏綱に川越城を奪われ、重要拠点を失っていた扇谷上杉氏と北関東の山内上杉氏は、氏綱の死後、氏康の前に立ちはだかります。
 この頃は、北条家で軍事的に大きな役割を果たしていた玉縄城主の綱成が、川越城を守っていましたが、1545年、両上杉氏・古河公方足利氏の連合軍8万人に包囲されました。そこに駆けつけた氏康軍は8千人ともいわれ、圧倒的に不利な状況にもかかわらず、鮮やかに敵陣への夜襲を成功させ大勝利を収めました。日本三大奇襲の一つとして有名で、関東戦国史の分かれ目といわれるこの川越合戦(夜戦)で、氏康の名は一躍広まり、北条氏の武蔵国支配は揺るぎないものとなりました。
 一方、武蔵国における両上杉氏と古河公方足利氏の影響力は急速に低下しました。その後も氏康は、上杉謙信、武田信玄ら名立たる武将と渡り合いながら、南関東に勢力を保ちます。

北条の名乗り
 二代・氏綱は小田原城を拠点にし、姓を「伊勢」から「北条」へ改めています。関東武士になじみのない「伊勢」より、鎌倉時代の執権「北条」の姓を名乗ることで権威を示そうとしたためといわれています。

虎朱印
 氏綱は、家督相続と同時に、虎の印判を使うようになりました。
 この印判には、重要かつ革新的な意味があります。それまで大名は、身分の違う農民に直接、文書を発給することはほとんどなく、家臣や代官を通じて農民を間接的に支配していたので、家臣や代官による非法が生じていました。この印判を使用後、たとえ家臣や代官の命令であっても虎朱印が押されていなければ従う必要はなく、北条氏が農民を直接支配することになったため、北条氏による統治は一段と強まりました。
 判面に刻まれた「祿壽應穩」には、祿(財産)と壽(生命)が應(まさ)に穩(穏)やかで、人々が平和に暮らせるようにという願いが込められているといわれ、北条家の家印として代々使われました。

堅実な二代目・氏綱
 1541年に亡くなった氏綱は、五箇条からなる遺言状を残しています。第一条では、正しい行いを守る「義」の大切さ、第二条では部下・領民への慈悲を尽くすこと、第三条では身の分限を守ること、第四条では「倹約」を守ること、第五条で「勝って甲の緒をしめよという事、忘れ給うべからず」と説いています。
 父・早雲の教えや領国経営を継承し、領土を拡大しながらも、堅実さを重んじた氏綱の思いがよく表れています。

家臣団を統制した三代目・氏康
 三代・氏康は、村々の領主や家臣らが随意に徴収していたいろいろな税を整理し、領民の税負担を軽くしました。
 また、四代・氏政に家督を譲る直前に「小田原衆所領役帳(北条氏所領役帳とも呼ばれる)」を作成しています。領域ごとに編成・配備された軍団「衆」の実態が示されていて、軍役や普請役(労役)、出銭(費用の拠出)などを賦課する際の基本となる台帳といえます。この所領役帳により北条氏の家臣団統制はより確固たるものとなったのです。

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略年表
1512年 早雲、玉縄城築城
1516年 早雲、三崎城攻略
1518年 早雲、長男・氏綱に家督を譲る
    氏綱、虎朱印状を発給
1523年 氏綱、「伊勢」から「北条」に改姓
1524年 氏綱、江戸城攻略
1537年 氏綱、川越城攻略
1538年 氏綱、第一次国府台合戦で房総半島へ勢力拡大
1541年 氏綱、没する
    氏康、家督継承
1545年 氏康、川越合戦勝利
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玉縄城跡(鎌倉市)
 JR大船駅の西側には天然の要塞である丘陵が広がり、その地形を生かした土塁、曲輪、空堀を備えた山城が玉縄城です。現在は、本丸跡の面影の大半は失われていますが、七曲坂、太鼓櫓址、諏訪壇、ふわん坂に当時をしのぶことができます。
※玉縄城跡、諏訪壇は民有地にあるため、一般開放していません。

川越夜戦跡(埼玉県川越市)
 JR川越駅の北方にある東明寺は、川越夜戦の激戦地であったと伝えられています。ここには川越城の東明寺口があり、松山城からの扇谷軍を迎え撃ったといわれています。川越夜戦跡の石碑が建つ境内には、多くの遺骸を納めた富士山を模した富士塚があります。
※「かわごえ」の表記は「河越」「河肥」「川越」などがありますが、現代表記の「川越」に統一しました。

「北条五代」を大河ドラマに!
 北条氏ゆかりの9市2町で構成する北条五代観光推進協議会では、「北条五代を大河ドラマに!」を合言葉に、北条氏の魅力と各地域の観光をPRする活動に取り組んでいます。

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#07 〈連載〉市民力/〈連載〉今月の笑顔
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世界の文化に触れてほしい
地球市民フェスタ実行委員会
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 小田原を中心に活動する国際交流団体が集まり開く「地球市民フェスタ」は、県西地域最大の国際交流イベントです。17回めを迎える今年は、およそ50団体が参加。団体の活動を紹介する展示やバザー、世界各国の料理が味わえる模擬店、各国の歌と踊りのステージなどが楽しめます。
 小田原海外市民交流会の会員として地球市民フェスタ実行委員会に参加して2年めとなる村山さん。各団体から集まり、15人で構成される実行委員会について、「皆が熱い思いを持って、常に新しいことにチャレンジしようとしている。一緒にやっていて楽しいし、刺激になる」と言います。
 村山さんは、「少しでもフェスタのことを知ってもらい、とにかくたくさんの人に来てほしい」と、ブログやツイッター、フェイスブックなどで、積極的にPR中。「今まで知らなかった世界各国の文化に直接触れ、魅力を感じることができるのが、このフェスタのすてきなところ。新しい発見と感動が味わえるので、ぜひ遊びに来てください」
 リピーターも多く、参加者、来場者が毎年増えている地球市民フェスタの魅力は、村山さんたちの熱い思いで創られています。

第17回 地球市民フェスタ2013
日時:2月24日日曜日 午前10時~午後4時
場所:マロニエ
【問】文化政策課 電話 0465-33-1703

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一夜城ヨロイヅカファームプロジェクト
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かながわ観光大賞
観光による地域活性化部門大賞を受賞
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株式会社サンセリーテ 代表取締役 鎧塚俊彦さん
早川活性化推進協議会 会長 青木辰男さん

 神奈川県への観光客増加や地域活性化などに寄与し、他の観光振興の取り組みの励みとなった事業者などを表彰する「かながわ観光大賞」。3回めとなる平成24年度の「観光による地域活性化部門」で、早川の「一夜城ヨロイヅカファーム」が、大賞を受賞しました。
 小田原ふるさと大使でパティシエの鎧塚俊彦さんが代表取締役を務める株式会社サンセリーテ、地元農家のかたで構成されている早川活性化推進協議会、小田原市が連携し、平成23年11月に「一夜城ヨロイヅカファーム」がオープン。柑橘類など、地元の農産物を活用した、スイーツショップ、レストラン、直売所、農園があります。また、隣接する石垣山一夜城歴史公園の駐車場内には、市が小田原産木材を使用した公衆トイレを設置しました。早川活性化推進協議会が農園の手入れを行うなど、地域産業を生かした交流拠点として地域の魅力を発信し、県内外から多くのかたが訪れています。
 昨年12月に行われた表彰式では、「民間、地元、行政の三位一体の取り組みで、農業、地域活性化の面で高く評価できる。他の目指すべき姿、好事例となる」と講評されました。
 「周辺にも、遠方からのお客様に喜ばれるような場所がだんだん増えてきて嬉しいですね」と鎧塚さん。また、早川活性化推進協議会では、農園に新たに植える花や、新しい体験メニューなどを計画中です。
 それぞれの力が連携することで、地域の魅力がさらに広がっていきます。

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#08 〈連載〉おいしい小田原いただきます
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おいしい小田原の味をかみしめながら、小田原の魅力を、もっと考えてみませんか。このコーナーでは、小田原のおいしい話題をお届けします。

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菓子の魅力が集結
小田原梅まつり 菓子展示会
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今年も、菓子展の季節
 梅の里に多くのかたが訪れる「梅まつり」が始まります。
 その中でも、甘い物が好きなかたを引き付けてやまない「小田原梅まつり菓子展示会」。今年で58回めとなる歴史ある展示会です。

菓子で生活に潤いを
 菓子展示会は、昭和31年、終戦の混乱からようやく立ち直り、「もはや戦後ではない」が合い言葉だった頃に始まりました。
 復興の一途をたどっていた市では、「梅の里小田原をもっと宣伝しよう」と施政方針に掲げ、これに菓子業界が呼応。梅にちなんだ菓子などを展示し、戦後の新しい生活に潤いを持たせ、企業を振興することを目的に企画されました。

見て、味わって、作って楽しむ
 ふだん見ることのできない菓子の実演販売、「職人の業を披露する」飾り菓子の展示、各店の和洋菓子や、懐かしいレトロ菓子の販売の他、お茶席、おしるこコーナー、即売コーナーで、できたての甘味を味わうこともできます。
 職人さんに教わるおやつ教室では、職人の業を間近に感じることができ、毎年行列ができるほど子どもたちに大人気。今年は新たに桜餅作りも体験できます。
 今年の目玉は「抽選コーナー」。今年から景品を変えて、各店自慢の菓子が当たります。
 小田原城の梅とともに、小田原の甘い香りと甘い味をお楽しみください。

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第58回小田原梅まつり 菓子展示会
日時:2月22日金曜日~24日日曜日 午前10時~午後5時(24日のみ午後4時30分まで)
場所:市民会館1階~3階
【問】産業政策課 電話 0465-33-1511
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小田原ならではの菓子に注目!
小田原菓子商工業組合 組合長 伊東正行さん
「すべての菓子をご存じですか。菓子の名前に『小田原』がつくものを集めてみると、城や歴史上の人物にちなんだものなどが多く、城下町ならではの商品は、小田原の菓子の魅力の一つです」

洋菓子も楽しめます
 梅まつり菓子展示会では洋菓子の展示・販売も行われています。
Sweet Berry(スウィートベリー) 小倉さとみさん
「毎年、菓子展示会で他のお店の菓子を買うのが楽しみ」と語る小倉さん。小倉さんや同店の職人は皆、毎年、展示作品を出品します。
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おやつ教室(一回・200円)
22日:ケーキ・煉り切り
23日~24日:ケーキ・煉り切り・どらやき・いちご大福・桜餅

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#09 〈連載〉駅のある風景
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番外編 1

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小田原フラワーガーデン・県立おだわら諏訪の原公園
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アクセス:小田原駅東口から2番のりば 伊豆箱根バス「フラワーガーデン行き」終点下車

 平成7年に開園した「小田原フラワーガーデン」。480本の梅が咲き乱れる「渓流の梅林」、熱帯の花や果実などを楽しむことができます。さまざまなイベントも開催され、皆の憩いの場となっています。
 その隣には、平成18年に開園した「県立おだわら諏訪の原公園」。一面芝生の「多目的広場」などは開放感にあふれています。169メートルある「ローラー滑り台」は、元気な子どもたちに大人気です。
 隣接する2つの公園で、元気いっぱいに遊びませんか。

新連載
「私のおススメ☆あなたのおススメ」
皆さんからの投稿を募集します
 ご愛読いただいている〈連載〉駅のある風景は、来月号の番外編2をもって終了します。
 4月号から、新〈連載〉「私のおススメ☆あなたのおススメ」を始めます。
 [募集テーマ]からテーマを選び投稿してください。皆さんからの情報をもとに、「小田原の魅力」たっぷりな話題をお届けします。

[投稿方法]
1募集テーマ、2あなたのおススメとその理由、3氏名、4住所またはお住まいの地区、5電話番号を書き、可能であれば写真を添えて、郵送、ファクスまたはホームページから投稿してください。
(※ご紹介の際は、お名前のイニシャルとお住まいの地区のみを掲載)

〒250-8555 小田原市広報広聴課
「私のおススメ☆あなたのおススメ」係 FAX 0465-32-4640

[募集テーマ]
■お花見スポット
■ハイキングコース
■小田原珍風景
■みんな大好きおそば屋さん
■スタミナ満点メニューが食べられる店

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広報小田原
毎月1日発行
No. 1076
発行:小田原市 〒250-8555 小田原市荻窪300番地 市役所総合案内 電話 0465-33-1300
編集:企画部広報広聴課 電話 0465-33-1261 FAX 0465-32-4640 〈C〉小田原市2013・2
広報小田原は、資源保護のため再生紙を使用しています。
1月1日現在 小田原市の人口196,692人 79,027世帯
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