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広報小田原 1196

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広報小田原 1196

平成30年12月1日 発行

広報小田原 第1196号
平成30年12月1日発行

#01 〈特集〉火災から、あなたを守る
#02 火災被害、多発。
#03 「火災」を知る
#04 火災で誰も死なない、誰も死なせない。
#05 408人が答えた!火災に立ち向かえ ぼくの声、わたしの声
#06 私は防火に こう取り組む!
#07 命を守る習慣と対策~ふだんの心構え~
#08 学校木の空間づくりモデル事業 木のぬくもりを学校に
#09 〈連載〉あふれる魅力 小田原地下街 HaRuNe小田原情報
#10 おだわら情報
#11 〈連載〉あなたの声を聴かせて キクコの部屋
#12 くらしのガイド おだわらいふ「お知らせ」
#13 くらしのガイド おだわらいふ「募集」
#14 くらしのガイド おだわらいふ「相談」
#15 くらしのガイド おだわらいふ「イベント」
#16 くらしのガイド おだわらいふ「こども」
#17 くらしのガイド おだわらいふ「スポーツ」
#18 くらしのガイド おだわらいふ「健康」
#19 〈連載〉いまをともに生きる 心のバリアフリー
#20 〈連載〉ぼうサイ一家の日常
#21 〈連載〉いにしえの建物を巡る #おだわら撮りっぷ
#22 〈連載〉至誠・市政


PDF版

テキスト版

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#01 〈特集〉火災から、あなたを守る
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今年、小田原では「大きな建物火災」が多発しています。
火災の脅威から、大切なものを守るため、子どもに何を伝えるべきだろう。
日常の備えで何が変わるだろう。
地域で何ができるだろう。
行政として何をすべきだろう。
増える火災被害から、あなたを守るためには。

ここが知りたい
火災予防に関するアンケートを実施! 皆さんから寄せられた「知りたいこと」のうち、特に質問が多かった内容には、「ココが知りたい」ロゴがついています。

11月1日現在 小田原市の人口 191,122人 81,166世帯

【WEBID】 【ID】:市ホームページのサイト内検索に入力すると詳細を表示します。

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#02 火災被害、多発。
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「入電。市内で建物火災が発生。黒煙が見える模様」
消防指令センターに、一報が入ります。
まちやSNSでは、「また、小田原で火災?」「小田原火事多い、怖いね」。そんな言葉が飛び交います。
今年、火災が多いと感じませんか?
実は、市内での火災発生件数が、際立って増えているわけではありません。
増えているのは、「大きな建物火災」。この1年、建物の全焼や死に至るような被害が急増しています。

建物火災の件数
建物火災の件数は、際立って増えてはいない
平成28年/26件
平成29年/19件
平成30年/31件

全焼・被災した建物の棟数
全焼・被災した建物の棟数は、今年、急増している
平成28年/被災棟数37件(全焼6件)
平成29年/被災棟数23件(全焼3件)
平成30年/被災棟数72件(全焼21件)

建物火災による死者数
平成28年 1人
平成29年 1人
平成30年 5人
各年1月1日~11月1日までの集計になります。

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#03 「火災」を知る
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一口に火災といっても、多くの種類があります。
市内の建物火災は、どういった原因で起こっているのでしょうか?
種類や原因を知ると、気をつけておくことも分かります。
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市内で建物火災が起きる主な原因 
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ここが知りたい1位

●「こんろ」からの出火
調理中、こんろから離れたことや、火の燃え移りなどが主な要因
 天ぷらなどの調理中に火を消さず、その場を離れたことで出火することがあります。
 また、グリルにこびりついた油や、こんろ近くのふきんなどに着火することも。

こんなことに気を付けて!
 調理中、移動するときは絶対に火を消してください。こんろは定期的に掃除し、周りには燃えやすいものを置かないようにします。
 天ぷら油などの油火災が発生した場合、絶対に水をかけてはいけません。急激に膨張した水が、油をはじき、火が一瞬で燃え広がってしまいます。

●「電気器具類」からの出火
コンセントの汚れや、コードの劣化などが主な要因
 コンセントやプラグにたまったほこりが、湿気を帯びると、出火することがあります。
 また、家具の下敷きになったコードのショートや、たこ足配線による過熱が出火原因になります。

こんなことに気を付けて!
 コードの上に重いものを置くことやたこ足配線をやめ、コンセント付近は、から拭きなどで定期的に掃除しましょう。
 コンセントなどから出火しているとき、水をかけてはいけません。感電するおそれがあります。

●「たばこ」からの出火
火が完全に消えていないことや、寝たばこなどが主な要因
 作業中や出勤前などに、たばこを吸い、火種が布団や座布団などに落ちたことに気がつかず、出火してしまうこともあります。

こんなことに気を付けて!
 寝たばこは絶対にやめてください。また、たばこは決まった場所で吸うようにしましょう。
灰皿はいつもきれいにして、吸い殻をためないようにします。吸い殻を捨てるときは、一度、水にぬらしましょう。

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火災原因の分析・追究 
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ココが知りたい5位
 ガスこんろなどの火が、着ている服に燃え移り、やけどをしてしまう事例があります。この事例は、高齢者に多く、判断力や運動機能の低下に加え、火が見えにくくなることが要因の一つにあるようです。 特に、ガスこんろの火など、青系の色が分かりにくくなる傾向があり、白内障になると、この傾向がさらに強まります。高齢者の火の取り扱いには十分に注意が必要です。
 ドライヤーなどのコードは巻きつけたり、束ねたりすると、劣化が早まります。コードが熱を持っていた場合、断線しかけているおそれがあります。使用を控えましょう。
 電化製品の電源を切っていても、プラグをコンセントに差していると、火災発生のおそれがあります。使用しないプラグは抜くように心掛けましょう。
 火の消えていない吸い殻をガラス製の灰皿に捨てたことで、熱により灰皿が割れ、出火することがあります。
 灰皿には水を入れておきましょう。

いざというときに備えて
いち早く火災に気づける「住宅用火災警報器」と、多くの初期消火に役立つ「住宅用消火器」を、各家庭で用意しましょう
詳しくは6・7ページに!

「火災」という言葉は、二つの意味を含んでいることに気がつきましたか?
「火事」という意味と、「災害」という意味です。
「火事」にならないようにする予防もさまざま。
大きな「災害」にならないようにする対処もさまざま。
多種多様な火災予防。一概に言えないからこそ、難しさがあります。

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#04 火災で誰も死なない、誰も死なせない。
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市内には、それぞれの立場で防火に取り組む人がいる。大切なものを守りたいという4人の思いに迫る。

CASE1
2児のママ 廣瀬真悠子さん

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警報器が鳴ったら、裸でも逃げなさい
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命を守る防火教育
 市内に住む廣瀬真悠子さん。1年前に建てた念願のマイホームに、家族4人で暮らす。
 「夫の仕事の関係で、防火について話すことは多いですね。例えば、飲食店などでは、排気口のダクトの汚れに着火することが多いと聞き、わが家でもダクトの掃除は小まめにしています」
 廣瀬さんは、生後6か月になる杏ちゃんと6歳の悠士 君、2児のママでもある。今、痛切に感じるのは、子どもへの防火教育の大切さだ。

子どもは火の恐ろしさを知らないから
 今年、近所であった大きな火災。廣瀬さんの家にも、すすがつき、焦げ臭さを感じた。
 「火災の怖さを、改めて感じました。大人は、火の怖さを知っていますが、子どもは知りません。きちんと教育しないと、いけないと思います」
 火遊びをしてはいけない、火にむやみに水をかけてはいけない……。一つ一つ、丁寧に教える。この日は、家のどこに火災警報器があるのかを説明。
 「この警報器が鳴ったら、裸でもいいから逃げなさい」
 真剣なまなざしで説明する廣瀬さんに、悠士君はうなずく。

ママの決意
 悠士君は、「火事になったら、すぐ逃げる!あと、煙も怖いって。燃えなくても死んじゃう」と話す。
 「火災が怖いということ。そして、自分の命を守る行動。子どものために、口うるさくても、この2点は教えていきたいですね」
 そこには優しくも、力強い、子を思うママの決意があった。

子どもと一緒に考えよう!
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はじめての防火教育
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防火に関して、子どもに何から教えればよいのでしょうか。
2歳、5歳、7歳の子どもを育てる、予防課の職員に聞きました。

火災はどこで起きるか分かりません。
家の中から外に逃げられる場所がたくさんあると安心です!
予防課 呉地良美

お留守番の前に確認を
●家よりも命が大切と教えよう
一番大切なことは 逃げること。
 お留守番のとき、子どもは火事を見つけたらパニックになり、責任感から火を消そうとしがちです。「すぐ逃げて!あなたたちが一番大事よ」と伝えましょう。
 次に、大きな声で「火事だー!!」。
 近所の人や付近を通りかかる人に、助けを求めるよう、伝えましょう。初期消火や119番通報のお願いができたらパーフェクトです!!

ふだんの会話が重要
●逃げる場所の確認を
 住宅火災で、幼い兄弟がお風呂場で寄り添い発見された、というニュースを見たことはありませんか? 火災のとき、どこに逃げればよいのか、ふだんの会話で伝えましょう。
 避難をするための玄関のドア、勝手口のドア、大きな窓、ベランダの窓などを、子どもは開けることができますか?逃げることが大切、と教えても、ドアが重かったり、鍵が開けられなかったりすると、逃げることができません。慌てる状況でも外に出られるか、見極めておきましょう。

かぎの開け方わかるかな?
ドアは重くないかな?

CASE2
小田原市消防団 第17分団長 石井宏さん
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地域で守れる命があるんです
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消防団員として、30年
 酒匂・西酒匂、小八幡、南鴨宮の一部を受け持ち、30人で活動している消防団第17分団。分団長を務めるのが、石井宏さんだ。消防団に入団したのは、昭和63年。同じ地区に住む、職場の先輩から誘われたことがきっかけだった。以来、火災をはじめとする災害から地域を守るため、奮闘している。
 今年の7月、石井さんが暮らす地域でも、大きな建物火災があった。勤め先の印刷局に連絡が入ったのは、午後2時前。
 「いち早く駆けつけるため、職場から消防団の詰め所まで約800mを走り、そこから火災現場まで仲間と向かいました。現場はまだ、火の手が上がっている状況。消防署の職員がスムーズに消火できるように、ホースの向きを調整したり、近所の人や通行人を安全な場所に誘導したりしました」
 炎天下の消火作業。体重が減るほどのハードワークだった。8棟の建物に被害が及ぶ火災だったが、死者が出なかったことに胸をなで下ろした。

近所づきあいから始まる防災
 現在、第17分団では、自治会などと協力して、地域の行事で防火の大切さを教えている。永らく消防団で活動してきた石井さんは、防火における地域の重要性を知る。
 「火災が起きたときは、大声で近所の人に知らせ、協力して、命を守ってほしいです。そのとき大切になってくるのが、日頃の近所づきあい。例えば、『あの家のおばあさんは耳が遠いから、訪問して火災を知らせよう』など、どういった人が住んでいるかを知っているだけでも、救える命がある。これは火災だけではなく、全ての災害に共通していえますね」

新しい世代へ
 消防団員になり、30年。 
 「皆が消防団活動に取り組みやすい環境を整えていくのが、私の責任」
 そう語る石井さんは、若い世代の消防団員に、防災の意識や技術を分かりやすく伝授するよう心掛ける。
 「第17分団として、団員同士の結束力を強め、防災力を高めていきたいです」
脈々と受け継がれる防災力。地域の輪が、命を守ると確信している。

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守れ!地域の安心・安全
小田原市消防団
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 消火活動や避難所運営のサポートなど、災害時、市民の安心・安全を守るために活動する小田原市消防団。22の分団で構成され、「南地区」「北地区」「東地区」のいずれかのブロックに属しています。
 平成26年には、22の分団以外に、地域横断的な女性分団が発足しました。市の花である梅、そして城下町の粋な女性をイメージした愛称は、「梅小町 UME-KOMACHI」。20人の団員が活動しています。

女性分団「梅小町 UMEKOMACHI」って?
私が答えます!
女性分団長 本多真由美さん

Q どのような活動をしていますか。
 住宅用火災警報器の設置や更新などの火災予防広報をしています。また、全団員が救命講習の講師として活動するため、「応急手当普及員」になるように努めています。

Q これまでの5年間を振り返ってください。
 消防団について、何も知らないところから活動が始まったので、防災の知識などについて、たくさん勉強をしましたね。今年の「いっせい防災訓練」では、ふだん、地域横断的に活動している女性団員でも、自分の地域の訓練に参加できるようにしました。「地域に貢献したい」という団員の思いは、年々、強くなっています。ようやく、やりたいことが形になりつつあります。

Q 消防団活動に対する思いを聞かせてください。
 防災というと男性のイメージが強く、防災訓練などに参加しづらい女性もいると思います。でも、もちろん防災の知識は、女性にも必要です。
団員には保育士や子育てを終えたお母さんもいます。赤ちゃんを抱えるお母さん、一人暮らしの女性、皆が防火啓発活動や防災訓練に参加しやすい環境を作っていきたいです。

消防団員を募集!
【問】消防課 電話 0465-49-4602
消防団員は仕事をしながら、地域のために活動しています。「大切な人や自分のまちを守りたい」という思いのある人は、消防課にご連絡ください。

CASE3
小田原市消火器普及会 田口俊夫さん
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防ぎようのない火災もある。
だからこそ、備えが大切
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火災で人が亡くなると、頭をよぎる
 企業の防災設備の点検などを行っている「株式会社odabou」「相日防災株式会社」「大東綜合防災株式会社」の3社。「小田原市消火器普及会」を結成し、行政や自治会などと協働で、市民に対し、防火啓発を行っている。
 大東綜合防災株式会社の田口俊夫さんも、今年の建物火災の多さを実感している一人だ。市内を移動中、建物火災の跡を見ることが多かったという。
 「火災で人が亡くなったというニュースを見ると、『火災警報器や消火器は、備わっていたのだろうか』『初期消火の方法を知っていたのだろうか』ということが頭をよぎります」
 小田原市消火器普及会では、火災の急増を受け、11月に自治会を通じて、火災警報器の設置や付け替えを回覧板で周知。希望者には訪問設置まで行う予定だ。
 「どんな警報器を買えばよいのか分からない人や、設置のしかたが分からない人もいます。消火器普及会としてのちらし作りや、お宅訪問は、本業である設備点検などと並行して行うため、大変です。でもこうした行動が火災減少につながれば、うれしいですね」

「当たり前」の落とし穴
 住宅への火災警報器の設置が義務づけられたのは平成18年。ほとんどが電池式で、一般的に電池は10年ほどで切れるという。
 「新しい家には、火災警報器が『当たり前』に設置されている。だからこそ、その重要性を知らず、電池が切れてしまっていても、交換していないということが心配。警報器のおかげで、火災を防げたという報告は結構ある」
 火災による死因の半数は、逃げ遅れによるものだ。特に、深夜の火災は、煙が見えづらく、周りからも発見されづらい。市には、深夜に火災警報器の音に気づいて、初期消火ができたという事例も報告されている。

防火意識の高まりとともに
 「ここ10年で、本物の消火器を使う防災訓練も減ってしまったからね。実際に火事になったとき、どうすればいいのか、分からない、知らない人が増えたことも、火災被害が大きくなっている原因かもしれない。もらい火や放火など、自分では防ぎようのない火災もある。だからこそ、備えが大切なんです」
 田口さんは今日も汗を流す。市民の防火意識が高まり、各家庭に火災警報器や消火器が普及する日を信じて。

ここが知りたい7位
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逃げ遅れをなくすため
住宅用火災警報器を設置・更新してください
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多くの警報器は、ビスで止めるだけで簡単に設置できます。台所など、火元になるような場所には、熱感知タイプ、煙が上がる寝室や階段には、煙感知タイプがお薦めです。購入するときは、必ず「日本消防検定協会」などの検定マーク・認証マークがあるものを選びましょう。
相日防災株式会社 今井春樹さん

設置は義務
 住宅火災による死者のうち「逃げ遅れ」が原因で亡くなった人は約50%。特に就寝時間帯に多いので、寝室への火災警報器の設置が義務づけられています。寝室が2階にある場合、階段への設置も義務です。
 小田原市は、住宅用火災警報器を設置している住宅の割合が57%。全国平均の81.6%を大きく下回っています。

電池は切れていませんか?
 ほとんどの住宅用火災警報器は、ボタン一つで動作確認ができます。定期的に確認しましょう。
 住宅用火災警報器の電池寿命は、およそ10年。本体の経年劣化による作動不良のおそれもあるので、本体ごとの交換をお薦めしています。

お買い求めは、お近くの防災業者、ホームセンターなどで
※消防本部、消防署、消防団では、防火用品の販売をしていません。

CASE4
小田原消防署警防第2課 石川敦司中隊長
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火災件数をゼロに。
無念さは、もういらない
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憧れていたヒーロー
 「防火服は、仮面ライダーの変身ベルトみたいなものです」
 小田原消防署警防第2課で、指揮隊として働く石川敦司はそう例えた。幼い日に見た近所の火災。けがをしたとき助けてくれた救急隊。就職の理由は、「縁と憧れ」だった。
 「私自身が憧れた職員であり続けたいです。防火服を着ている自分は『かっこいい』と思っています。それくらい誇りに思わなければ、人前で話もできない。防火服を着ると、心が引き締まります」

人の「無念さ」が伝わる
 石川の所属する指揮隊は、現場活動の指揮統制を行い、指示命令を出す。そして、火災の原因を探るため、家族や近所の人など、関係者の話を聞くことも多い。
 「関係者と接する機会が多い私たちは、現場で『無念さ』を目の当たりにします。ついさっきまで平和だった家が、全焼してしまうんです。『あの時、火を消していれば……』『初期の段階で消すことができれば……』という言葉を聞くと、つらいですよね。火災予防、本当に大切だと思います」
 そして、石川たちは亡くなった命にも、向き合う。
 「人が亡くなった現場って哀しい。出口に向かって逃げながら、廊下で亡くなってしまう人。熱くて水を求めたのか、浴槽近くで亡くなっている人……。何件も現場を見ていると、無念さが伝わってくるんです。言葉はなくても、伝わってくるんです」

目標は、火災0件
 「失火の原因を聞くと、多く出てくる言葉があります。『うっかり』です。たった一つのうっかり、たった一つの小さな火種が、取り返しのつかない無念を生むんです。どうか、日頃からできる火災予防をしてほしいです」
 石川は「24時間、365日消防士」であることを心掛けている。放火されやすい空き地や空き家、ごみステーションなどを気にして歩く癖もできた。
 「『無念さ』はもういりません。『火災件数を0件にすること』。これは、消防職員、住民の皆さん、共通の願いであり、同時に私の目標でもあります」

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火事だ!119番
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火事を発見したとき、かける119番。なかなか電話をかける機会もない番号です。いざというときのため、予習をしておきましょう。

こんな質問をされます
「火事ですか?救急ですか?」
「場所(住所)はどこですか?」
「何が燃えていますか?」
「逃げ遅れた人、けが人はいますか?」
「電話番号とあなたの名前を教えてください」
 通報する際パニックになり、質問に対する答えではないことを話す人も多いです。落ち着いて、質問に回答するように心掛けましょう。

電話機の近くに
 パニックになると、ふだんは言える住所などが出てこなくなることも。日頃から電話機の近くに住所などを貼っておくと、安心です(個人情報の取り扱いには注意してください)。
 また、コードレスの電話機から電話をかけると、指令員と通話しながら火元の確認や避難経路の確保ができます。

結果、何もなかったとしても
 大きな火災ではなくても、何台もの消防車が出動する場合があります。一番大切なのは、火災による被害を大きくしないことです。結果的に、何事もなかったとしても、最大限に警戒して出動します。

ここが知りたい6位
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初期消火の心強い味方! 消火器を用意
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置きやすいのは玄関
油火災に備えて台所かな

みんなに聞きました。
Q 消火器を買ったら、どこに置きますか?
A 1本しかない消火器は、「玄関」に置きましょう!
 玄関に置いておくことで、逃げ道を確保しながら、消火活動ができます。また、近所の人などが消火を手伝いに来ることも考えられるため、出入り口の近くにあることが好ましいです。
 69%の人が答えた「台所」。2本めの置き場所としてはよいのですが、こんろから出火した場合、消火器を取りに行けないことも考えられます。
 また、2階にも消火器があると、逃げ道が燃えていた場合、火の勢いを抑えることができます。
 一方、「屋外」「軒下」に置くのはやめましょう。雨風にさらされ、消火器が劣化すると、破裂するおそれがあり、死傷事故も起きています。

 住宅用消火器は、業務用消火器よりも小さく、重さも2キロほどで使いやすいです。消火スプレーよりも消火能力が高く、使用期限も長いので、常備しましょう。 消火器に湿気は厳禁。湿気により、容器の底が腐食したり、粉末の消火剤が固まったりしてしまいます。消火器の設置場所を忘れないことも大切。家族皆で確認しましょう。
株式会社odabou 置鮎龍雄さん

消火器の使い方をマスターしよう
1 「火事だー」と叫び、周囲の人に伝える

2 黄色い安全ピンを抜く

3 ホースの先端のノズルを持つ

4 レバーを握り、火の根元に向かって噴射する
消火剤が届く距離は3~4mくらいで、噴射時間は15秒ほどです。レバーは上部分が動きます。ホースの先端にキャップがついている消火器もありますが、そのまま噴射してください。

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#05 408人が答えた!火災に立ち向かえ ぼくの声、わたしの声
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ここが知りたい
火災予防に関して、インターネットや街頭でアンケートを実施。急増する火災に対し、408人から声が集まりました。
より詳しいアンケート結果は、市ホームページをご覧ください。
【WEBID】 P26174

火災のここが知りたい TOP8
1位 よくある火災の原因…3ページ          50人
2位 火災発生時にどう行動すればよいか      49人
3位 ふだんの心構え…9ページ            36人
4位 火災の意外な原因                 33人
5位 火災原因の分析・追究…3ページ        15人
6位 消火器の置き場所や使い方…6・7ページ   14人
7位 住宅用火災警報器の設置について…6ページ 8人
8位 火災予防グッズについて              7人

ここが知りたい2位
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火災発生時に
どう行動すればよいか
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 まず、周りに火災を知らせながら、初期消火をしてください。
 しかし、「煙が充満し、火元の確認ができない」「火が天井に届いている」「火が自分の背丈よりも大きい」といった場合は、消火せず避難してください。また、「消火器の薬剤がなくなった」「消火できなかった」ときも避難しましょう。
 避難するときは、身の安全が第一。一度逃げたら絶対に戻ってはいけません。煙は高いところからたまり、量が増えると下まで広がります。煙を吸わないように、タオルや服のそでなどで、鼻と口を覆い、姿勢を低くして逃げましょう。
 119番通報も忘れずに!通報の心得は、7ページをご確認ください。

ここが知りたい4位
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火災の意外な原因
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 生き物が原因の火災があります。ペットがコンセントに尿をかけて漏電したり、電源コードをかじって断線させ、発火したりすることも。また、電化製品の基盤部分に、クモやゴキブリが侵入し、電気火災を起こすこともあります。外出をするときは、電化製品のプラグを抜くように心掛けましょう。
 パソコンや携帯電話のリチウムイオン電池やバッテリーが火災の原因になることがあります。「独立行政法人 製品評価技術基盤機構NITE(ナイト)」のホームページに、製品事故やリコール情報などが掲載されています。

ここが知りたい8位
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火災予防グッズについて
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 ふだんから使うカーテン、じゅうたん、寝具、衣服も、通常の製品より燃え広がりにくく加工された「防炎品」を使うことで、火災予防になります。
 ガス漏れを知らせる「ガス警報器」は台所への設置がお薦め。「都市ガス用」と「LPガス用」があります。
 また、平成20年4月以降に製造されたガスこんろには、全てのバーナーにセンサーがついています。調理油の過熱を防止し、煮こぼれや点火後の時間経過で、ガスを止める機能があります。

こんな質問もありました
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火災予防のため、IHクッキングヒーターにしましたが、
気をつけることはありますか?
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 火災予防に効果的なIHクッキングヒーターですが、火と違い、熱が「見えない」ことが盲点。IHクッキングヒーターに対応していない鍋を使ったり、プレートに「汚れ防止マット」を敷いていたりすると、センサーが高温を感知せず、発火するおそれがあります。
 また、揚げ物をする際、加熱モードのままで調理すると、温度が高くなり過ぎることがあります。
 IHクッキングヒーターを使っていても火災への警戒心を忘れず、各メーカーの説明書をよく読んで使用することが大切です。
飯島由貴さん 叶彩ちゃん

こんな質問もありました
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火と同じくらい煙が怖いと聞きますが、どうしてですか?
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 火災により、発生した煙に「一酸化炭素」が含まれることがあります。色も臭いもなく、毒性が強い一酸化炭素。少しでも吸い込んでしまうと、気がつかないうちに、一酸化炭素中毒になる危険があります。
 重度の中毒になると、体を動かせなくなったり、死に至ったりします。火災現場では、体が動かなくなったことで逃げ遅れ、焼死してしまうこともあります。
 一酸化炭素を吸い込まないように、煙に巻き込まれず、避難することが大切です。
奥津光弘さん

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オトナは知らない!?
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「お・か・し・も」って何?
 火災などで集団行動をするとき、意識する「お・か・し・も」を知っていますか? アンケートでは、年代による差がはっきりと出ました。

20歳代以下(151人)
知ってる!/64%
「お・か・し」まで知っている/23%
知らない/13%

30歳代(73人)
知ってる!/30%
「お・か・し」まで知っている/56%
知らない/14%

40歳代以上(184人)
知ってる!/16%
「お・か・し」まで知っている/12%
知らない/72%

学校で教わる
 実は、「お・か・し・も」は小学校などで教わる言葉。
 「押さない」「駆けない」「(不必要なことを)しゃべらない」「戻らない」の頭文字です。「戻らない」は後から追加された言葉なので、多くの30歳代の人が、「お・か・し」だけを知っていると回答しました。
 「お・か・し・も」を一つのキーワードに、火災時の行動について、家族で話してみてはいかがでしょうか。

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#06 私は防火に こう取り組む!
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電気火災を防ぐ
コンセント周りにほこりがたまらないように、プラグカバーを使っていますね。気がついたときに、ほこりを掃除しています。
澤本亜胡さん

遊んでいるときも
よくバーベキューをしますが、安全な着火と確実な消火を心掛けています。カセットこんろの使い方にも注意。
藤曲浩平さん
※カセットこんろを並べて使うと危険です。

台所での心掛け
料理などで火を使っているときは、その場を離れないようにしています。
使わないときはガスの元栓を必ず閉めて、何度も確認しています。
門脇ヤスコさん

放火されないように
家の周りに燃えやすいものを置かないようにしています。
ごみ出しも、回収時間の近くになったら出すように心掛けていますね。
横山誠さん

先生の立場で
火事が起きたとき、児童が慌てず避難できるように、「お・か・し・も」を徹底しています。
小学校教諭 青木千紘さん

地域一丸で
十字地区では、子ども会、消防団と連携し、火の用心の夜回りをしています。その際、水消火器を使った訓練や、街頭消火器の設置場所の確認も行います。
十字地区連合自治会長 山﨑時子さん

家族皆で
外出するときは、家族で声を掛け合って、火の元の確認をしています。
家の中では、レースのカーテンをして、窓際に反射するものを置かないようにしています。
枝野充宏さん

火種を作らない
毎朝夕に仏壇へお線香を供えますが、出かける予定があるときは、火をつけないようにしています。たまに気分転換で料理する際も、もちろん、こんろの消火はしっかり確認。
小田原市長 加藤憲一

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#07 命を守る習慣と対策~ふだんの心構え~
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ここが知りたい3位

3つの習慣
習慣1 寝たばこは、絶対にしない
習慣2 ストーブは、燃えやすいものから離して使う
習慣3 ガスこんろなどから離れるときは、必ず火を消す

4つの対策
対策1 逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災警報器を設置する
対策2 寝具、衣類、カーテンなどを防炎品にする
対策3 火を小さいうちに消すために、住宅用消火器を設置する
対策4 お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所で協力体制を作る

大切なものを守るため
 火災による被害を一件でも減らすため、田口さんが設置を啓発する住宅用火災警報器。その警報器が鳴ったとき、どんな行動を取ればよいか、廣瀬さんは、お子さんに教えます。
 石川中隊長が燃え盛る建物の消火を指揮する後ろで、石井さんは通行人がけがをしないよう、誘導に励みます。
 火災から大切なものを守れるのは、あなたの思いと行動が重なったとき。 そして、それは、他の誰かの思いや行動ともつながり、まちを守る大きな力になります。
 わたしも、あなたも、まちを守る一人なのです。

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#08 学校木の空間づくりモデル事業 木のぬくもりを学校に
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市では、小田原産木材の利用拡大に向け、公共施設での積極的な木材利用を進めています。その中でも、木材利用が効果的なのが小学校。モデル的に3年間で、3校程度を小田原産木材で木質化する予定です。
【問】農政課 電話 0465-33-1491 【WEBID】 P10977

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明るく温かな環境で学ぶ
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 小学校の木質化は、木材の香りや温かさによる心理的な環境改善効果や、地域の森林・木材を学ぶ教育・啓発効果などから有効です。最初のモデル校として、今年度、東富水小学校を木質化しました。

改修前

改修後
昇降口 
壁やげた箱を木質化。
木製ベンチを設置し、児童の憩いの場にした

改修前

改修後
コミュニティルーム
空き教室となっていた「第1学習室」をコミュニティルームに。
地域と学校の交流拠点として利用予定

改修前

改修後
多目的ルーム
「郷土資料室」と「教材室」の仕切りを撤去。
木材をふんだんに使用した教室1.5室分の空間は、さまざまな教育活動に利用予定

※他にも、渡り廊下には、木製パネルなどを設置しました。また、「図書室」と「パソコン室」の間にある壁を撤去し、木質化。調べ学習を効率的にできる、一体的な空間に改修しました。

 「学校が明るくなった」「木の香りがする」と、児童や保護者から喜びと驚きの声がありました。児童が木材に興味を持つ、よいきっかけとなっています。
 新たにできたコミュニティルームなどを、地域と学校が関わる学習の場として活用していきたいです。
東富水小学校 鍋倉かつみ校長

 本市にある森林の約7割は、先人が植えて育てた人工林です。間伐などの手入れが必要な人工林は、こうした木の使用と植栽を繰り返すことで、健全に維持されます。
 児童には、木のぬくもりに触れながら、学校生活を送り、地域の木材に興味を持ってもらいたいです。
農政課 湯澤徹

 木質化に合わせて、教室などの配置を見直し、生み出されたスペースを積極的に活用しています。
 今後も、モデル校の特徴を生かしながら、さまざまな木質化を行っていきます。

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#09 〈連載〉あふれる魅力 小田原地下街 HaRuNe小田原情報
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12月のハルネ情報
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クリスマスシーズンを彩るゴスペルコンサート
ニッキークリスマスコンサート
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ハルネと直結し、地元のお客さんや観光客に親しまれている錦通り商店街。その商店街の営業部長ニッキーが、クリスマスコンサートをお届けします。1回めの会場はうめまる広場、2回めはクリスマスイルミネーションに彩られた北條ポケットパークで開催します。
主催・問 錦通り商店街 電話 0465-22-2862(寿庵内)
日時   12月23日祝日(1)15時00分~ (2)17時00分~

こんにちは、ニッキーです!今回のクリスマスコンサートのために、「酒匂ジョイフルクワイヤー」の皆さんとゴスペルを練習しました。お客様のため、商店街のために、一生懸命おもてなししますので、ハルネ小田原と錦通りに遊びに来てください!
錦通り商店街 営業部長 ニッキー

<ハルネギャラリー情報> 小田原「街かど博物館」展
主催・問 街かど博物館館長連絡協議会(事務局 商業振興課) 電話 0465-33-1511
期間   1月19日土曜日まで

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イベント情報
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●オドリズム2019
 ハルネオーディション
問   文化政策課 電話 0465-33-1709
日時 12月15日土曜日14時00分~17時00分
1月19日土曜日開催予定の「オドリズム2019」に出演する、高校生ダンスチームの選考オーディションです。
●2018Winter Gospel Stage in ハルネ
問 街かど案内所 電話 0465-23-1150
日時 12月22日土曜日  (1)13時00分~ (2)14時30分~
One Bright Voice Choirが出演するクリスマスゴスペルステージを開催します。

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#10 おだわら情報
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市の政策案に あなたの意見を募集しています
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【WEBID】 P04405 【問】総務課 電話 0465-33-1293
  市では、政策などを決定する前に、案の段階で政策の目的や内容などを公表し、意見を求める「パブリックコメント(意見公募手続)」を実施しています。寄せられた意見を考慮し、政策などを決定。意見を提出することで、皆さんも市政に参加することができます。

パブリックコメントの流れ
(1)政策などの案の作成

(2)案の公表・意見の募集
 市役所窓口、市ホームページ、広報紙などで、政策などの案を公表し、皆さんからの意見を求めます。主な対象は、市の条例、規則、計画などです。
※パブリックコメントの詳しい資料は、政策などの担当窓口、行政情報センター、タウンセンター、図書館に配架する他、市ホームページからもダウンロードできます。

市立病院の老朽化が心配。
建て替えを検討してほしいな。
(案)小田原市立病院 経営改革プラン

よし。意見を投稿しよう。
パソコンでできるから、便利!
 政策などの担当課に郵送、ファクス、または直接提出します。また、市ホームページの意見投稿フォームからも提出できます。

(3)寄せられた意見の考慮

(4)政策などの決定

(5)意見などに対する結果の公表

 今月号の15ページで、現在募集しているパブリックコメントを掲載しています。

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早雲生誕の地とコラボ企画
クラウドファンディングで早雲デニム製作
1月6日日曜日まで
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【WEBID】 P04184 【問】北条早雲公顕彰五百年事業実行委員会事務局(観光課内) 電話 0465-33-1521
 支援者から出資や協力を募り、アイデアなどを実現させる「クラウドファンディング」。北条早雲公顕彰五百年事業の中で、北条早雲生誕の地といわれる、岡山県井原市と協力して、「早雲デニム」の製作を目指します。井原市は、日本で初めてデニム生地を生産した「デニムの聖地」と呼ばれ、その品質の高さから、「井原デニム」は海外にも多く輸出されています。

リターン商品
 今回実施するのは「購入型クラウドファンディング」。出資のリターンとして、「早雲デニム」がもらえます。
(1)ジーンズ  2万8,000円
  ポケットに北条氏の家紋である「三ツ鱗」の刺しゅう。2色から選べる革パッチは、オリジナルのデザインです。
(2)クラッチバッグ  5,000円
 男女問わず使用できるデザイン。内側の生地がピンク、黄、紫、青の4色から選べます。

出資の申し込みは、ホームページ(https://camp-fire.jp/projects/104084)から
※集まった資金は、デニムの製作費の他、北条早雲公顕彰五百年事業に活用します。

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歴まちカード配布中
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【WEBID】 P25639 【問】まちづくり交通課 電話 0465-33-1606
 国土交通省・文部科学省・農林水産省から、「歴史的風致維持向上計画」、通称「歴まち計画」の認定を受けている小田原市。地域の歴史的・文化的資産の魅力を発信し、本市を訪れてもらうため、象徴的なスポットなどを紹介する、「歴まちカード」を配布しています。

小田原の歴まちカードはこれだ!
 北條五代祭りに合わせ、5月3~5日に開催される松原神社・居神神社・大稲荷神社の旧三大明神例大祭。小田原城を背景に、はっぴ姿の若い男衆による神輿渡御の勇姿で、小田原市の魅力を発信!
●配布場所
 小田原城天守閣、松永記念館、小田原宿なりわい交流館、小田原文学館、UMECO

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#11 〈連載〉あなたの声を聴かせて キクコの部屋
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 市役所には毎日、さまざまな声が寄せられています。ここは、皆さんから集まった声と、市役所の取り組みを“キクコ”が紹介するコーナー。
 皆さんの声を、まちづくりに生かしていきます。
【問】広報広聴課 電話 0465-33-1263

皆さんの声
救急で119番通報したのですが、駆けつけたのは消防車でした。どうしてですか?

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救急車と消防車が、連携して救急活動をしています
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 「救急車を呼んだのに、消防車が来た」「救急車と消防車が一緒に走っているのは、なぜですか」といった問い合わせがあります。
 これは、消防車の一種である消防ポンプ自動車(Pumper)と救急車(Ambulance)が連携して、救急活動を行うもので、両方の頭文字をとって「PA連携」と呼んでいます。
 「救急隊だけでは、病人やけが人の搬出が難しい」「救命処置で人手が必要」「救急車の到着が遅れる」などといった場合に連携しています。
 消防ポンプ自動車には、AEDなど心肺蘇生に必要な機材も搭載。先に着いたときは、救急隊の到着まで応急手当を行い、救急隊に引き継ぎます。

救急隊員として活動できる職員が、消防車に乗っているんだって。
火災で出動するときは、カンカンと鐘を鳴らして走っているんだよねー。

皆さんの『声』をお寄せください
市では、皆さんからの建設的な意見、提案などをお待ちしています。手紙や市ホームページで受け付ける「市長への手紙」【WEBID】P04195や、市内251地区の自治会ごとに委嘱している「広報委員制度」【WEBID】P24365、担当部署に直接伝える「問い合わせフォーム(市ホームページの各ページ下段にあります)」などをご利用ください。

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#12 くらしのガイド おだわらいふ「お知らせ」
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納税窓口の休日開設
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【ID】P26027 市税総務課 電話 0465-33-1345
市税の納付や納税相談にご利用ください。電話での相談も受け付けます。
【日】12月8日土曜日・9日日曜日9時00分~16時00分
【場】市役所2階市税総務課(7番窓口)
※正面玄関からは入れません。けやき通り側の通用口(1階守衛室側)からお入りください。

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保険料の納付
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【ID】P25264 保険課 電話 0465-33-1834
国民健康保険料・介護保険料の第7期、後期高齢者医療保険料の第6期の納期限は、1月4日金曜日です。期限までに納めてください。口座振替をご利用の人は、12月28日金曜日に引き落とされますのでご注意ください。
保険料の納付には、口座振替が大変便利です。市内各金融機関に口座振替依頼書がありますので、納入通知書、通帳、口座届出印をご持参のうえ、お申し込みください。

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償却資産(固定資産税)の申告
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【ID】P01875 資産税課 電話 0465-33-1362
資産の増減がない場合も、申告が必要です。新たに事業を始めた人など、申告書類が必要な人はご連絡ください。
※インターネットを使った電子申告サービス(eLTAX)が利用できます。
【ホ】http://www.eltax.jp/

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固定資産税の変更
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【ID】P18577
資産税課土地評価係 電話 0465-33-1365
家屋評価係 電話 0465-33-1371
土地や建物の用途・形状に変更が生じた場合は、来年度の税額が変わる可能性がありますので、ご連絡ください。
・土地・建物の使い方を変更した場合
例)「畑」から「駐車場」に変更、「店舗」から「住宅」に変更など
・建物(車庫や物置を含む)を取り壊した場合、または増築した場合

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軽自動車やバイクの住所変更
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【ID】P01897 市税総務課 電話 0465-33-1345
市内に転入または転居した人は、必ず軽自動車やバイクの住所変更手続きをしてください。
【場】●軽二輪車・二輪の小型自動車
     神奈川運輸支局湘南自動車検査登録事務所(電話 050-5540-2038)
   ●軽四輪自動車
     軽自動車検査協会神奈川事務所湘南支所(電話 050-3816-3119)
   ●原動機付自転車・小型特殊自動車
     市役所2階市税総務課(8番窓口)

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未納市税の早期納付を
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【ID】P22917 市税総務課 電話 0465-33-1345
市税について納期限までに納付が確認できない人に対しては、納期限内に納付した人との公平性を保つため、税額と滞納期間に応じて延滞金が加算されます。
また、納期限経過後30日以内に督促状を発送します。督促状が届いたら、直ちに納めてください。

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特定健診を受けましょう
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【ID】P22526 保険課 電話 0465-33-1845
健康づくり課 電話 0465-47-0820
生活習慣病予防のため、身体測定、血圧・尿・血液・心電図検査などを受けて、メタボリックシンドロームや高血圧、心臓、血液の状態を知ることができます。国民健康保険に加入している40~74歳の人には、5月末に特定健診受診券(水色封筒)を送付しています。健康管理に努めましょう。
【費】2,000円
※市民税非課税世帯は無料です。事前に健康づくり課へご連絡ください。
【ID】P25057 ●人間ドック助成
特定健診の代わりに人間ドック(特定健診の受診項目を満たすもの)を受けた人には、負担金額の半分(上限1万円)を助成します。
【場】市役所2階保険課(2番窓口)
【持】特定健診受診券、人間ドック結果表、領収書、印鑑(朱肉を使うもの)、世帯主の口座情報の分かるもの(通帳など)
※特定健診の受診期間は、3月31日日曜日までです。
※健診当日に、国民健康保険に加入している人が対象です。

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年末年始の市役所業務
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【ID】P26116 職員課 電話 0465-33-1241
12月29日土曜日~1月3日木曜日は、市の一般業務はお休みします。
毎週火曜日に実施している19時00分までの窓口延長サービス(市役所2階の市税総務課、資産税課、戸籍住民課、保険課)は、年内は25日火曜日まで行い、1月8日火曜日から再開します。
市の施設などの休業日は、13ページをご覧ください。ご不明な点は、事前にお問い合わせください。

戸籍・住民票関係
●戸籍に関する届け出(出生・婚姻など)、斎場の予約などについて
守衛室(市役所1階)で、終日受け付けます。
※死亡届、斎場使用許可申請の受け付け時間は8時30分~17時00分です。
  【問】守衛室 電話 0465-33-1822
●土・日曜日、祝休日の住民票の写しなどの交付について
土・日曜日、祝休日の年内最後の取り扱いは、次の期日となります。
  【日】12月22日土曜日~24日(休)
【場】マロニエ住民窓口、アークロード市民窓口、国府津駅前窓口コーナー(22日土曜日午前のみ)
※戸籍謄抄本、マイナンバーカード、通知カードなどの交付はできません。
※戸籍の附票の写し、身分証明書または税証明の交付を希望される場合は、休前日の15時00分までに、戸籍住民課または資産税課にご連絡ください。
【問】戸籍の附票の写しなど 戸籍住民課 電話 0465-33-1386
   税証明  資産税課 電話 0465-33-1361

水道
●水道の修理について
【問】(株)小田原水道サービスセンター 電話 0465-42-2882
●転出精算、水道料金の納付などについて
【問】水道局料金センター 電話 0465-41-1211
取り扱いは28日金曜日まで行い、1月4日金曜日から再開します。
※12月29日土曜日~1月3日木曜日は、転出精算などの手続きはできません。
※水道料金は、バーコードの印字がある納付書であれば、年末年始でもコンビニエンスストアで納付できます(納期限の過ぎた納付書は除く)。
※橘地区は、県営水道お客さまコールセンター(電話 0570-00-5959)にお問い合わせください。

納付窓口
市役所内の公金収納窓口(5番)は28日金曜日16時00分まで業務を行い、1月4日金曜日から業務を再開します。
市税などの収納は、次の金融機関で28日金曜日まで取り扱います。
●横浜銀行  ●スルガ銀行  ●さがみ信用金庫  ●みずほ銀行  ●りそな銀行  ●静岡銀行  ●三井住友銀行  ●静岡中央銀行  ●三井住友信託銀行  ●中南信用金庫  ●中央労働金庫  ●中栄信用金庫  ●かながわ西湘農業協同組合  ●小田原第一信用組合  ●ゆうちょ銀行・郵便局
※市税や国民健康保険料、保育所保育料は、バーコードの印字がある納付書であれば、年末年始でもコンビニエンスストアの他、情報端末(MMK)が設置されているスーパーマーケットやドラッグストアなどで納付できます。

ごみ収集など
●「燃せる」ごみの収集
月・木曜日の収集地区は31日月曜日まで行い、1月7日月曜日から再開します。
火・金曜日の収集地区は28日金曜日まで行い、1月4日金曜日から再開します。
※その他のごみの収集は、「ごみと資源の収集日カレンダー」でご確認ください。
※年末年始は通常収集している時間と異なる場合があります。ごみは必ず8時30分までに出してください。
●大型ごみの電話受け付けと収集
28日金曜日まで行い、1月4日金曜日から再開します。年内の収集を希望する場合は、早めに電話予約してください。
●ごみの持ち込み
28日金曜日までは、通常どおり8時20分~11時30分、13時00分~16時00分、29日土曜日と31日月曜日の2日間は、8時20分~11時30分、13時00分~15時00分の受け付けです。1月4日金曜日から再開します(廃木材の持ち込みは、26日水曜日まで。大量の場合は、事前に予約してください)。
●犬猫などの死体処理
1月1日祝日は行いません。
【問】環境事業センター
大型ごみ   電話 0465-32-1153
ごみの持ち込み   電話 0465-34-7325
犬猫などの死体処理   電話 0465-34-7366

(×は休み、▲は午後休み)
施設など/日程など/12月25日 火曜日/26日 水曜日/27日木曜日/28日金曜日/29日土曜日/30日日曜日/31日月曜日/1月1日祝日/2日水曜日/3日木曜日/4日金曜日/5日土曜日/6日日曜日/7日月曜日/問い合わせ先担当/問い合わせ先電話番号
戸籍・住民票関係/戸籍住民課、支所・連絡所、いずみ住民窓口、こゆるぎ住民窓口、酒匂窓口コーナー、桜井窓口コーナー/////×/×/×/×/×/×//×/×//戸籍住民課/ 電話 0465-33-1386
戸籍・住民票関係/国府津駅前窓口コーナー/////×/×/×/×/×/×//▲/×//戸籍住民課/ 電話 0465-33-1386
戸籍・住民票関係/マロニエ住民窓口、アークロード市民窓口/////×/×/×/×/×/×/////戸籍住民課/ 電話 0465-33-1386
納付窓口/市役所の指定金融機関派出所/////×/×/×/×/×/×//×/×//出納室/ 電話 0465-33-1635
水道料金/下水道使用料/水道局料金センター/////×/×/×/×/×/×/////水道局料金センター/ 電話 0465-41-1211
医療関係/保健センター(休日・夜間急患診療所は19ページ参照)/////×/×/×/×/×/×/////保健センター/ 電話 0465-47-0820
医療関係/市立病院/////×/×/×/×/×/×//×/×//市立病院/ 電話 0465-34-3175
医療関係/片浦診療所/×////×/×/×/×/×/×//×/×//片浦診療所/ 電話 0465-29-0012
ごみ・し尿/ごみの持ち込み ※1//////×//×/×/×//×/×//環境事業センター/ 電話 0465-34-7325
ごみ・し尿/し尿収集/////×/×/×/×/×/×//×/×//小田原衛生公社/ 電話 0465-35-3224
社会教育施設/生涯学習センターけやき////×/×/×/×/×/×/×/////けやき/ 電話 0465-35-5300
社会教育施設/生涯学習センター国府津学習館////×/×/×/×/×/×/×/////国府津学習館/ 電話 0465-48-2035
社会教育施設/郷土文化館/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/////郷土文化館/ 電話 0465-23-1377
社会教育施設/郷土文化館分館松永記念館 ※2////×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/郷土文化館/ 電話 0465-23-1377
社会教育施設/尊徳記念館////×/×/×/×/×/×/×/////尊徳記念館/ 電話 0465-36-2381
社会教育施設/市立図書館/×///×/×/×/×/×/×/×////×/市立図書館/ 電話 0465-24-1055
社会教育施設/かもめ図書館/×///×/×/×/×/×/×/×/////かもめ図書館/ 電話 0465-49-7800
社会教育施設/マロニエ図書室/×///×/×/×/×/×/×/×////×/マロニエ/ 電話 0465-47-1515
社会教育施設/いずみ図書コーナー/×///×/×/×/×/×/×/×////×/いずみ図書コーナー/ 電話 0465-37-9111
社会教育施設/こゆるぎ図書コーナー/×///×/×/×/×/×/×/×////×/こゆるぎ図書コーナー/ 電話 0465-43-0200
社会教育施設/小田原文学館////×/×/×/×/×/×/×/////小田原文学館/ 電話 0465-22-9881
体育施設/小田原球場 ※3/×///×/×/×/×/×/×/×////×/小田原球場(上府中公園)/ 電話 0465-42-5511
体育施設/上府中スポーツ広場/×///×/×/×/×/×/×/×////×/小田原球場(上府中公園)/ 電話 0465-42-5511
体育施設/小田原アリーナ////×/×/×/×/×/×/×/////小田原アリーナ/ 電話 0465-38-1144
体育施設/小田原テニスガーデン、小峰庭球場////×/×/×/×/×/×/×/////小田原アリーナ/ 電話 0465-38-1144
体育施設/城山陸上競技場////×/×/×/×/×/×/×/////小田原アリーナ/ 電話 0465-38-1144
体育施設/城山庭球場/×///×/×/×/×/×/×/×////×/小田原アリーナ/ 電話 0465-38-1144
体育施設/寿町テニス場 ※4/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/小田原アリーナ/ 電話 0465-38-1144
体育施設/酒匂川スポーツ広場、高田運動広場、鴨宮運動広場////×/×/×/×/×/×/×/////小田原アリーナ/ 電話 0465-38-1144
体育施設/城内弓道場////×/×/×/×/×/×/×/////小田原アリーナ/ 電話 0465-38-1144
体育施設/小田原スポーツ会館////×/×/×/×/×/×/×///×/×/スポーツ会館/ 電話 0465-23-2465
体育施設/酒匂川左岸サイクリング場/////×/×/×/×/×/×/////公益事業協会/ 電話 0465-23-4470
観光施設/天守閣 ※5///////×////////天守閣/ 電話 0465-22-3818
観光施設/常盤木門「SAMURAI館」///////×/×///////天守閣/ 電話 0465-22-3818
観光施設/歴史見聞館 ※6/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/天守閣/ 電話 0465-22-3818
観光施設/こども遊園地///////×/×///////こども遊園地/ 電話 0465-22-3417
観光施設/レンタサイクル「ぐるりん小田原」(歴史見聞館) ※6/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/小田原ガイド協会/ 電話 0465-22-8800
観光施設/レンタサイクル「ぐるりん小田原」(小田原駅東口駐車場)///////×/×///////小田原ガイド協会/ 電話 0465-22-8800
観光施設/小田原駅観光案内所///////////////観光協会/ 電話 0465-22-5002
観光施設/清閑亭/×/×/×/×/×/×/×/×/×/×/////清閑亭/ 電話 0465-22-2834
観光施設/小田原宿なりわい交流館///////×////////なりわい交流館/ 電話 0465-20-0515
福祉施設/社会福祉センター/////×/×/×/×/×/×///×//社会福祉センター/ 電話 0465-34-3225
福祉施設/生きがいふれあいセンターいそしぎ/////×/×/×/×/×/×/////いそしぎ/ 電話 0465-49-2330
福祉施設/前羽福祉館、下中老人憩の家/////×/×/×/×/×/×/////福祉政策課/ 電話 0465-33-1863
子育て支援施設/マロニエ子育て支援センター////×/×/×/×/×/×/×//×/×//マロニエ子育て支援センター/ 電話 0465-48-8698
子育て支援施設/おだぴよ子育て支援センター////×/×/×/×/×/×/×///×/×/おだぴよ子育て支援センター/ 電話 0465-34-6181
子育て支援施設/いずみ子育て支援センター////×/×/×/×/×/×/×///×/×/いずみ子育て支援センター/ 電話 0465-37-9077
子育て支援施設/こゆるぎ子育て支援センター//×//×/×/×/×/×/×/×//×/×/×/こゆるぎ子育て支援センター/ 電話 0465-43-0251
子育て支援施設/ファミリー・サポート・センター////×/×/×/×/×/×/×//×/×//ファミリー・サポート・センター/ 電話 0465-35-0053
子育て支援施設/児童プラザラッコ////×/×/×/×/×/×/×////×/マロニエ子育て支援センター/ 電話 0465-48-8698
子育て支援施設/子育て世代包括支援センター はっぴぃ/////×/×/×/×/×/×//×/×//健康づくり課/ 電話 0465-47-0820
駐輪場など/駐輪場///////////////地域安全課/ 電話 0465-33-1396
駐輪場など/東町自転車等保管場所 ※7/////×/×/×/×/×/×///×//保管場所/ 電話 0465-35-0850
その他の施設/市民会館/×////×/×/×/×/×/×////×/市民会館/ 電話 0465-22-7146
その他の施設/おだわら市民交流センターUMECO/////×/×/×/×/×/×////×/UMECO/ 電話 0465-24-6611
その他の施設/川東タウンセンターマロニエ/×///×/×/×/×/×/×/×////×/マロニエ/ 電話 0465-47-1515
その他の施設/城北タウンセンターいずみ/×///×/×/×/×/×/×/×////×/いずみ/ 電話 0465-37-9111
その他の施設/橘タウンセンターこゆるぎ/×///×/×/×/×/×/×/×////×/こゆるぎ/ 電話 0465-43-0200
その他の施設/斎


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