新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(令和2年4月28日)

 小田原市長の加藤です。
 4月7日の政府の緊急事態宣言から3週間が経過いたしました。この間、感染の拡大と医療崩壊を防ぐという大命題のもとに、社会経済や市民生活の活動が多くの部分で休止状態にあります。小田原保健福祉事務所管内では、感染が大きく広がる傾向は見られないものの、東京・横浜など都市部ではいまだ終息の兆しが見えず、このまま大型連休に入ることで、感染拡大のリスクが高まるとの指摘もあり、予断を許 さない状況と認識しております。

 こうした中、緊急事態宣言の解除、あるいは延長について、現時点で政府の見解は示されておりませんが、大型連休を前に市役所内の情報共有と意識統一を図るため、本日、4回目になる対策本部会議を開催いたしました。 
 会議では、市としての対策実施方針を決定いたしました。すでにこれまでも様々な領域の取組を進めてきたところでございますが、今後なお一層、感染症対策を包括的かつ計画的に推進するため、取組を体系的に整理いたしました。
 具体には、「感染症のさらなる蔓延を防止する対策を最優先としつつ、市民生活や社会経済活動への影響を最小限にとどめるため、対策に全力で取り組む」という基本的な考え方のもとに、「蔓延防止」「経済 対策」「生活者支援」という3本柱の取組を進めることを決めたものでございます。この実施方針の決定に際して、全庁の幹部職員には、蔓延防止にこれまで以上に集中して取り組むことと並行して、市民生活や市中経済の苦境が長期化し、いっそう深刻な事態に直面していくことに対して、即効性のある対策を 迅速に実行していくよう指示いたしました。

 併せて、これまでに俎上に上がっている取組にとどまらず、その先に訪れる感染拡大の終息から社会経済の順調な回復を展望していく時期に向けて、それぞれの分野における中長期的な対策といったものについても、早めの準備に着手するよう指示いたしました。
 さらに、これらの取組を進める上では、医療、教育、福祉、経済といった、いま最前線にある分野以外においても、市民や事業者の声に耳を傾け、きめ細かいニーズの把握と、対策の企画立案・実施に努めるよう話したところでございます。

 医療や介護の現場では、感染拡大を防ぐため、日夜たいへんなご尽力を続けていただいており、関係者の皆様には心からの感謝とエールを送ります。
 まだ先の見えぬ状況が続いておりますが、今後も、市行政として全力を尽くしてまいります。市民の皆さんには、今しばらく、さらなるご協力をお願いいたします。

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