新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(令和2年11月26日)

 11月に入ってから、全国で新型コロナウイルスの感染が再び拡大傾向にあり、神奈川県内でも新規感染者数が4月の第1波、8月の第2波のときを大きく上回る状況になっています。今のところ本市を含む県西地域では、急激な感染拡大は起きていませんが、引き続き緊張感をもって推移を見守り、神奈川県とも緊密に連携を図りながら、感染拡大防止と社会経済活動の維持に必要な対策を的確に講じてまいります。
 まず、感染症対策についてですが、本市では、神奈川モデルに基づき、 医療体制及び検査体制の拡充に取り組んでいます。特に、これまで主に疑似症患者の診療を行う重点医療機関協力病院としての機能を果たしてきた市立病院では、専用病棟を設置して対応病床数を増やすとともに、感染対策を強化し、陽性の重症患者の診療を行う体制を整備し、今年9月28日に高度医療機関としての認定も受けました。引き続き、重点医療機関であり、感染症指定病院の県立足柄上病院をはじめ、他の医療機関と協力、機能分担をしながら地域医療体制の確保に努めてまいります。
 検査体制については、小田原医師会による「おだわら予約制PCRセンター」が安定的に運用されているほか、市内の複数の病院においても対応を進めていただいています。市民の皆さんは、発熱などで体調に不安を感じたら、ためらうことなく、かかりつけ医に電話で相談し、安心して診察 や検査を受けるようにしてください。
 また、感染拡大に伴って増大する保健所業務への支援などについても、 本市から保健師を派遣するなど、神奈川県の要請に応じて取り組んでまいります。
  一方、こうした感染拡大防止対策と合わせて社会経済活動の維持を図るため、追加的な対策の準備を進めています。具体的には、「新しい生活様式」に基づくテレワークやワーケーションのニーズに対応するための施設整備、市内観光事業者を支援するためのプレミアム付き観光券による消費喚起、市内公共交通機関における感染防止対策の支援などの関連経費の補正予算案を市議会12月定例会に提出します。
 そして最後に、市民の皆様へのお願いです。これから年末年始にかけて、市民の皆様方には、感染者の急増を避けるための対策を、いままで以上に徹底していただくようお願いします。感染機会は、これまで言われていた 「夜の街」のような特定の場面に限られず、感染者は若年層から高齢者まですべての年代に広がっています。「いつ自分や家族が感染してもおかしくない」という意識を持って、十分に用心してまいりましょう。
  豊かで安心安全な日々の暮らしを守り続けていくため、引き続き市民の皆様の御理解と御協力をお願いします。

  令和2年11月26日
                           
                                     小田原市長 守 屋 輝 彦

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