再生可能エネルギー等を活用したエネルギーマネジメントの取り組み

 本市では、エネルギー源の分散化、地域で消費するエネルギーを地域で創るエネルギーで賄うエネルギーの地域自給に係る取り組みを進めており、平成30年2月からは、「エネルギーの地域自給の促進に係るモデル事業」を開始しました。
 本事業では、公募により選定された事業者が市立幼稚園・小中学校42施設を対象に電力を供給するとともに、そのうちの7施設には太陽光発電設備や蓄電池を設置し、最新のIoT技術を駆使したエネルギーマネジメントに取り組んでいます。
 この取組は、蓄電池を一斉に遠隔制御することで、地域における電力需給バランスの調整にも資する「VPP:仮想発電所」と呼ばれる仕組みであり、本市が目指すエネルギーの地域自給への貢献が期待されています。

※本取組は、経済産業省の「平成29年度需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント(VPP)構築実証事業」に採択されています。

VPP(仮想発電所)とは?

   VPPとは、太陽光発電、蓄電池、電気自動車、ネガワット(節電した電力)といったエネルギーリソースを、IoT(モノのインターネット化)を活用した高度なエネルギーマネジメント技術によって遠隔・統合制御し、あたかも1つの発電所のように機能をさせることで、電力の需給調整に活用する仕組みのことです。

エネルギーの地域自給の促進に係るモデル事業

事業のポイント

 天候や施設の使用状況などから太陽光発電の発電量と施設の電力需要を予測して、蓄電池の充放電計画を策定。計画に基づいて、ピークシフトカットを実施することで、施設の電気需要を効率的にしています
 更に、停電時には、蓄電池に蓄えられた電気や太陽光発電設備で発電された電気を使用することができます。

モデル事業の概要図

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運用実績

曇りの日のエネルギーマネジメントの事例
 この施設では、契約電力値(直近1年の最大電力需要)を5%削減した値を設定値としています。
 この日は、13時から14時までの間に設定値を超える電力需要が予測されたので、その時間帯に蓄電池からの放電(ピークシフト)を実施しています。
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オレンジ:電力需給の予測値、青:電力需給の実績値、緑:太陽光発電設備の発電量、水色:蓄電池への充電量、
黄色:蓄電池からの放電量
晴れ日のエネルギーマネジメントの事例 
 この日は、施設の電力需要が低く、太陽光発電設備で発電された電気が施設に供給されるため、施設の電力需要が設置値を超える予測ではありませんでした。
 そこで、域内で電力の需要が多いと予測した時間帯に、蓄電池から放電を実施しています。
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オレンジ:電力需給の予測値、青:電力需給の実績値、緑:太陽光発電設備の発電量、水色:蓄電池への充電量、
黄色:蓄電池からの放電量

VPP(仮想発電所)に取り組む意義

電気の特徴~需要と供給のバランス~

 電気は、常に需要(発電)と供給(電気の使用)をバランスさせなければなりません。このバランスが崩れると、停電などの事故につながる恐れもあります。そのため、需要に合わせて供給をすること、また、瞬時瞬時の需給の変化に対応することが重要です。この需給バランスを保つ役割は、これまで主に大型の発電機の稼働によって担われてきましたが、ここに、分散型エネルギーリソースを用いたVPPの活用が期待されています。 (出典:経済産業省資源エネルギー庁HP)

VPPの効果

経済的な電力システムの構築

 電力需要のピーク時間帯は、年間でみるとほんのわずかな時間帯ですが、このピーク需要を満たせるように発電設備は維持・管理されています。
 VPPにより、ピーク時間帯の需要量を下げたり、別の時間帯に移したりすることで、電力需要を平準化することが可能となります。
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再生可能エネルギーの導入拡大

 太陽光や風力といった再生可能エネルギーは、日射量や風の強弱などの自然環境の変化で発電出力が大きく変動します。
 これらの再生可能エネルギーの導入が進むと、出力制限などにより再生可能エネルギーを抑制する必要もでてきます。そこで、VPPにより、需要を創出することができれば、発電した電力を有効に活用することができます。
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最終更新日:2018年12月07日


この情報に関するお問い合わせ先

環境部:エネルギー政策推進課

電話番号:0465-33-1424


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