文化情報紙制作ワークショップを開催しました!
芸術文化創造センター開館を見据え、小田原の文化活動を充実させる為に必要な、知識や技術を学ぶ実践的かつ体験型のワークショップを開催しました。
このワークショップは、自主事業や各種イベントの将来の発信者の育成として、市民による市民のための文化情報を提供できるように、第一線で活躍するプロのアートディレクターから、実際の取材活動を通じて、芸術活動の楽しさ創造性を伝える情報紙作りのコツやノウハウを、実際の取材活動を通じて学ぶというものです。
昨年度は、「小田原城ミュージックストリート」を取材し、音楽文化の裾野を広げる為の広報宣伝活動としての、情報紙作成ワークショップを開講いたしました。
今回は、小田原で開かれるアートイベント「第77回西相美術展」を取材し、作品だけではなく、そのアートイベントを支える裏方やその背景・歴史など、普段気がつかない側面も市民目線で情報紙を作成しております。
その受講生の作品(4紙)を随時掲載します。お楽しみに!
日時・内容 |
【全5回】
平成24年9月22日(土) 9時30分~11時30分
第2回:講義
平成24年9月29日(土) 9時30分~11時30分
第3回:取材
平成24年10月13日(土) 9時30分~17時00分 ※オプション企画 平成24年10月14日(日)13時30分~ ギャラリートークを取材する
第4回:制作実習
平成24年10月27日(土) 9時30分~11時30分
第5回:作品講評 平成24年11月10日(土) 9時30分~11時30分 |
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場所 |
(1)(3)(4)(5)市民会館 |
講師
特別講師 |
芹川明義(アートディレクター、社団法人日本広告写真家協会会員)
第2回目:齊藤四郎氏(西相美術協会副会長・現代美術協会及日本美術家連盟会員)
第3回目:八田 泉氏(ライター、元電通・マーケティング部に在籍) |
費用 |
無料 |
受講者数 |
16名 |
アートのしずく創刊号~西相美術展に突撃!~

西相美術協会副会長自ら取材に応じていただきました。

第77回西相美術展受賞者の皆様

高校生の若い感性です。
受講者の皆さんが、ワークショップの実習で制作した情報紙を紹介します。
取材当日(10月13日土曜日)ワークショップの受講生15名は、小田原市の腕章を着用し、会場となった市民会館小ホールと展示室をカメラと筆記用具を携えて第1室から第12室と、高校生の2階ロビーまで作者や来場者・係りの方々にいたるまで、くまなく取材しました。
全5回の講座のほか、希望者にはオプションの「ギャラリートーク」(10月14日日曜日)も取材しました。
アーティストの方々の作品にこめた熱い思いや、作品の解説をお聞きした上で、市民記者として質問し写真を撮るという貴重な体験をしました。
また、若き画伯たち(高校生)にも、直接インタビューしております。
長い歴史を持つ「西相展」を取材し、受講生一人ひとりの感性で文化情報紙を作成し、4紙とも全く違ったテイストに仕上げました。
様々な取材の結果が、どうのように表現されているか、ぜひご覧下さい。

今からギャラリートークの取材へ GO!!

豊島会長(中央)も熱く語ってくださいました。

若き画伯のギャラリートークに、 思わず前のめりです。

A班表紙
女性のグループなので、女性らしいフリーペーパーになっています。

B班表紙
「B班アートのしずく」も見て下さい。

C班表紙
まとまりの良い情報紙です。ストーリー性があり、自分たちの言葉で表現でできています。

D班表紙
表面的には穏やかだが、読んでみたら良い。非常に上品な情報紙。
受講者からの声
各講義後のアンケート回答より一部を紹介します。
- 初めてのことで、取材を通して多くのことを学んだ。新聞の見方が変わったし、考え方に広がりが出た。
- 貴重な体験が出来た。記事を書く事で、今までとは違う感じ方できた。作者の感性を感じることが出来た。
- 同人誌の編集をやっているので、そこに生かしたい。
- こんな素晴らしい物が出来るんだなぁと思った。以前は、さりげなく写真を撮っていたが、紙面を作る目で見るようになった。
- 以前、友人とフリーペーパーを作ろうとして出来なっかったので、これで骨組みを学んだので生かしていきたい。
- 皆さんの情熱がすごくてビックリ!西相展については、今まで全く知らなかったが、今回のワークショップを通じて知った。
何事にもチャレンジする人達を知った。 - 取材活動で一番大切なのは「礼儀」だったりと、新鮮に感じることがたくさんあった。
これからの自分の仕事にも生かせる。 - 自分の時間を削ってまでやっていいて、すごいと思った。同じ取材対象で、こんなにも違うとは驚いた。
- 育児引きこもり中で、とても新鮮で刺激的なワークショップでした。これからも他の人に思いを伝えたり、情報を伝えたりしていきたい。