古文書・宝金剛寺文書
所有 | 国府津2038 宝金剛寺 |
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所在 | 国府津2038 宝金剛寺 |
形状 | 中世文書 天文21年印信ほか11点 |
概説
宝金剛寺は、この地方では勝福寺と共に最も古い(平安時代初期)寺院で、創建当時は地青寺と呼ばれていました。
その後、弘治2年(1556)に後奈良天皇の勅により、今の寺号に改められたといわれ、国府津山医王院と号し、東寺真言宗に属した近郷31寺の本山でした。
この様な古刹(由緒ある古寺)なので、この寺には数多くの優秀な仏像、仏画や古文書類が所蔵されています。
指定の文書は、仏教界において師弟の間で大法や秘法が伝授され、法灯(衆生の迷いを救う仏法のことを灯火にたとえた)を継承して後代に伝えていく場合の、授受に関する文書(印信)を始め、小田原北条氏印判状など戦国期のもので、中世を知る上で貴重な史料です。