史跡小田原城跡本丸・二の丸整備基本構想について
小田原市は、国指定史跡小田原城跡のうち、本丸・二の丸を整備するために平成5年3月に『史跡小田原城跡本丸・二の丸整備基本構想』(以下、『基本構想』と呼びます。)を策定しました。
この『基本構想』は、小田原城跡が貴重な国民的財産であり、かけがえのない郷土の文化遺産であるとの認識にたって、永久に保存整備し、後世に伝えるために文化庁や県教育委員会の指導・助言のもと作成されたものです。小田原城跡の遺構を整備し、その保存と活用を図りながら市民生活の中に役立て、さらに歴史的観光価値の拡大を図ることを基本理念としています。
こうした理念に基づき、長期的な展望に立って、遺構の発掘調査など様々な調査の成果をふまえ、史跡の素晴らしさ、大切さが誰にでもわかるよう整備を進め、史跡にふさわしい環境に整えていきます。
これまで、平成9年に銅門、平成21年に馬出門を復元・整備しましたが、これからも、『基本構想』に基づいて本丸・二の丸の整備を進めていきます。
※史跡整備の方法や樹木の取り扱いについて、この鳥瞰図の通りに復元するわけではありません。植栽の整備や管理につきましては、既存樹木の活用も含めて、個別のエリアごとにどのような整備を行うのか検討して、整備計画を策定していきます。