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2017年05月29日(月)

城址公園の花菖蒲を楽しみに

昨年までの様子昨年までの様子

小田原城址公園では季節ごとにいろいろな花を楽しむことができます。

明治末期から昭和の初めまで「小田原保勝会」という会が活動をしていたとのこと。この会では名所旧跡の保護や雑誌、地図、絵葉書の発行、また景観美化にも積極的に取り組んだ記録が残っています。お堀端に桜やツツジの植樹、御感の藤の移植や、居神神社境内への牡丹の株の植え付けなど様々な活動を行っていたようです。このころ、今につながる小田原の風景がつくられたのかもしれません。
4月撮影4月撮影

さて、うららかな春から初夏の気配も感じるこの頃、今年も小田原城址公園では梅雨の時期の風物詩である花菖蒲の植え替え準備が進められていました。今回は花菖蒲の作業を担当されている職員の方にお話を伺うことができました。

とっきー:花菖蒲の植え替えは、なぜ必要なのでしょうか?

- 花菖蒲の株は2~3年でピークを迎えて徐々に根の状態が悪くなり花が咲きにくくなるため、新しく発根させるために株分けを行います。

 

とっきー:植え替えの作業期間とどのくらいの方が作業されているのですか?

- 作業が少ないのは1~2月の株の休眠期くらいですね。作業はボランティア、委託、職員を単純に積算すると20人~25人くらいです。時期によって人数は変わります。除草と株分けに人数が一番多く必要ですね。

とっきー:剪定や土壌改良など、特別な作業を何かされているのでしょうか?

- 剪定は必ず実施します。花の咲いたあとの7月中旬頃です。

 

とっきー:苦労されている点はありますか?

- 害虫の駆除は苦労します。真夏の除草作業や水管理なども大変な作業です。

とっきー:花菖蒲、紫陽花の観覧・写真撮影のおすすめスポットを教えてください!

- 斜面に植えられているあじさいと花菖蒲の盛花期のミックスは見ごたえがあると思います。斜面地のあじさいは他にあまり例がないと思います。

 

とっきー:見頃はいつ頃でしょうか?

- 今年ですと花菖蒲は6月2~3週目だと思います。あじさいは7月の初旬までは大丈夫だと思います。

 

5月25日撮影5月25日撮影
昨年までの様子昨年までの様子

これから梅雨にはいり憂鬱な季節になりますが、そんな憂鬱な気分を癒してくれるあじさいや花菖蒲は、梅雨の時期の楽しみなイベントの一つです。

 

今回は縁あって、職員の方のお話を聞く機会があり、植え替えに関すること以外にもおすすめスポットや見頃の時期を教えていただくことができました。夜はライトアップのイベントもあるそうで、日中とは違った色合いのあじさいを見ることもできます。

昨年までの様子昨年までの様子

今年の小田原城あじさい花菖蒲まつりは、平成29年6月3日(土)〜 18日(日)に開催されます。詳細は、小田原市のホームページでご確認ください。
(記 とっきー)
 

https://conv.bingocms.tech/kanko/event/JUN/ajisaihanasyobu_h29.html

2017/05/29 10:41 | 季節

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