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2021年09月06日(月)

三の丸ホールのオープニング・セレモニー

(写真1)三の丸ホールの看板(写真1)三の丸ホールの看板
 9月5日日曜日、幸いにして昨日までの小雨が上がり、曇天の中いよいよ「三の丸ホール」のオープニングを迎えた。御堀端通りに面して、真新しい「小田原三の丸ホール」の看板が鮮やかな芝生の緑に映えていた(写真1)。
(写真2)三の丸ホールに人々が集まる(写真2)三の丸ホールに人々が集まる
 10時を過ぎると、多くのマスコミの記者とカメラが既に取材を開始していた。そして、オープニング・セレモニーを見ようと市民が続々と集まってきて、盛んにカメラを構えていた(写真2)。三の丸ホールと観光交流センターとの間にある「にぎわい広場」にも人が溢れてきて、広場に面する階段に腰を掛けてセレモニーの開始を待っていた。
(写真3)守屋市長の挨拶(写真3)守屋市長の挨拶
 11時、小田原鳶職組合の木遣りと纏(まとい)振りで、オープニング・セレモニーが幕を開けた。木遣りの澄んだ高い声が、建物を清めてくれているようだ。続いて、小田原北條太鼓の会による太鼓演奏である。大太鼓が空気を震わせ腹に響いて、三の丸ホールの開館を祝っていた。
(写真4)フラダンスの少女たちとテープカット(写真4)フラダンスの少女たちとテープカット
 守屋輝彦市長の開館あいさつでは、生まれたばかりの三の丸ホールを市民によって成長させてほしいと、新しいホールへの期待が込められた(写真3)。小田原市議会大川裕議長の挨拶が続いた。
 セレモニーの最後は、開館のテープカットである。
(写真5)入場を待つ行列(写真5)入場を待つ行列
 甲冑隊でも登場するのかと思っていたら、なんと可愛らしいフラダンスの踊り子がホールから登場した。守屋市長と大川議長が、色鮮やかな黄色い衣装を身に着けた少女たちに挟まれて、赤絨毯に立った。「オープニングです!」の声に合わせてテープが切られて、三の丸ホールはめでたく開館した(写真4)。
(写真6)纏が振られる中木遣りを先頭に入場(写真6)纏が振られる中木遣りを先頭に入場
 開場されるとエントランス前には、新しいホールを見学しようと多くの市民が行列した(写真5)。「密にならないで!」と案内されても、心はやるから密にならざるを得ない。それでも、マスクを着けていない人は一人もいなかったのは、小田原市民の気構えである。纏が振られる中を、木遣りの方たちを先頭にして、人々がホールに吸い込まれていった(写真6)。
(写真7)三の丸ホール3階から小田原城絶景(写真7)三の丸ホール3階から小田原城絶景
 三の丸ホールの中は、市民で溢れていた。2階、3階のホワイエから見下ろす馬出門や、木立の先にそびえる小田原城天守閣は、絶景である。市民会館本館の6階からの眺めも素晴らしかったが、三の丸ホールからの眺めは、小田原城の目の前というロケーションで迫力が違う。これからの小田原の人気観光スポットとなることは、間違いないであろう。
(写真8)平土間にして展示会場の小ホール(写真8)平土間にして展示会場の小ホール
 小ホールは可動式客席が収納されて平土間となり、「西相展」の展示会場であった。さまざまな使い方ができる三の丸ホールである。これから、多くの賑わいが生み出されてくることを期待したいと思う。
(深野彰 記)

2021/09/06 15:20 | 芸術

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