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2021年10月19日(火)

小田原市民ホール開館記念事業・小田原童謡大使コンサート

このために描かれたかわいいイラストは、横井山泰さんによるものこのために描かれたかわいいイラストは、横井山泰さんによるもの
小田原在住4年目のRieです。
ついに小田三の丸ホールが9月5日にオープンしましたね。
その開館記念事業のひとつである「小田原童謡大使コンサート」が9月19日に開催され、息子と一緒に行ってまいりましたので、その様子をレポートします。
じ、実は私、恥ずかしながら40数年生きてきて、ボニージャックスさんとベイビーブーさんを、これまで存じ上げませんでした……(汗)。
ただ、小田原に引っ越してから、ポスターで何度か見たことがある……。
それもそのはず、この2組は2018年、詩人・北原白秋が小田原に居を構え100年になることを記念し、小田原童謡大使に就任したからです。
コンサートに行くからには、ちょっと勉強しなければ!
ボニージャックスさんについて会社の年配上司にヒアリングすると、「え~!知らないの!? ダークダックスやデューク・エイセスと同じ時期に活躍した、超有名なグループだよ」と。ホームページを見ると輝かしい経歴の数々です。
席と席の間は人が通れる程度の余裕があり、とっても快適席と席の間は人が通れる程度の余裕があり、とっても快適
さて当日、三の丸ホールで初鑑賞ということもあり、私も息子もウキウキ。
ピカピカの大ホールは、木がふんだんに使われていて、モダンな雰囲気です。
撮影:石塚幸男(小田原市提供)撮影:石塚幸男(小田原市提供)
第1部はベイビーブーさんが登場。
目がハートになっている女性たちも!
自己紹介を兼ねて歌ってくれたのが「ダバタ~♪」。
おぉ! かつてあの有名なコーヒーのCMソングを歌っていたことがあったとは!
観客が一気に引き込まれます。
1曲目は北原白秋作詞の『からたちの花』。息子も「知ってるよ!」と聞き入ります。普段は流行りの曲やアニメソングばかり歌っているのに、童謡に親しむ時間も持っているんだなぁと、保育園に感謝です(笑)。
『兎のダンス』『かもめの水兵さん』『かわいい魚屋さん』など明るい曲が中心で、ノリよく進みます。一曲ずつ解説してくれるのがありがたい……。
続いて第2部は、ボニージャックスさんが登場。
残念ながら8月30日に、メンバーの西脇久夫さんが逝去されたとのこと。
3人の立ち位置が等間隔でないように見えるのが、寂しさを漂わせます。
撮影:石塚幸男(小田原市提供)撮影:石塚幸男(小田原市提供)
しかし、歌い始めると空気が一変! このお年でこんなに素敵な声が出るなんて!!
4→3人編成にアレンジしたご苦労を全く感じさせない、美しいハーモニーが響き渡ります。
ベイビーブーさん同様、1曲目は北原白秋作詞の『雨』に始まり、『赤い靴』『しゃぼん玉』『春よ来い』など、久々に聴く童謡に、懐かしさがこみ上げます。
美しい歌声に癒されたのか、息子が夢の中へ……。
起こさず、このまま最高の子守り歌を聴かせることとしましょう。
撮影:石塚幸男(小田原市提供)撮影:石塚幸男(小田原市提供)
第3部は、ボニージャックス&ベイビーブーの共演。
最初から一緒に歌わず、1曲ずつ交互に歌います。
ボニージャックスの鹿島さんのトークもますます弾みます。
曲が作られた経緯、この歌が流行った背景、自身のかつての思い出話などがユーモアを交えて語られ、懐かしのテレビ番組を見ているかのような気分に。
2組一緒に歌った『ちいさい秋みつけた』は、これから深まりゆく秋にふさわしく、聞きごたえのあるものでした。
また、個人的にビックリ&感動したのは『パジャマでおじゃま』。
子どもの頃、NHK「おかあさんといっしょ」で聴いていたあの曲は、ボニージャックスさんが歌っていたとは!!
今やこの曲、Little Glee Monsterが歌っているのですよ。新バージョンを初めて聴いたとき、ママ友と「時代が変わったねぇ~」なんて話していたのですが、40代の私になじみがあるのは、元祖のボニージャックスさんバージョン!
存じ上げないなんて言いながら、最後の最後で急に親しみを感じ、全25曲(アンコールを入れて26曲?)を満喫させていただきました。
『パジャマでおじゃま』、息子にも聴かせてやりたかったなぁ。終わるまで、スヤスヤと夢の中でした。
そして最後に、今回の公演にまつわる館内放送の声、ベイビーブーのユウさんが担当するという憎い演出も! どうりでいい声だと思いました。
コロナ禍で、童謡大使の活動も抑え気味になっていたそう。
これからの活動に期待を寄せるとともに、童謡大使の共演が、また小田原で見られますように。

2021/10/19 14:37 | 音楽

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