写真1:ありがとう市民会館まつりのチラシ 3月24日から28日まで、7月末に閉館する小田原市民会館59年の歴史に感謝する「ありがとう市民会館まつり」が開催されました(写真1)。市民会館の開館以来これまで、数多くの市民団体が大ホールや小ホールを利用して発表会、コンサート、大会などを開催してきました。その活動の場への感謝の気持ちを形にするため、3月27日土曜日に市民会館小ホールで、諸団体がパフォーマンスをリレー形式で発表する企画が実施されました。出演は5団体ですが、出演団体の転換ごとに、換気とミニパフォーマンスが入りました。企画推進の中心は、「外郎口上研究会」代表の善波裕美子さんでした。
幕間の換気と準備の後は、津軽三味線の演奏でした。「いしかわ会」の石川喜代美さんと若いお弟子さんの二人でした。演奏が始まると、津軽三味線の迫力に圧倒されました。更に、民謡「秋田荷方節」の石川さんの歌声は清らかでありながら力強く、日本の言葉に合った節回しがどこか懐かしい日本の風景を思い出させてくれました。
小田原市民会館閉館記念事業として開催された「ありがとう市民会館まつり」について、3回に亘って文化レポートにまとめました。「市民会館まつり」を振り返ってみれば、市民会館は何と多くの人たちの人生に関わり、思い出を作ってきた場であったかを改めて思い知りました。