市長コラム

2023年02月21日(火)

市長コラム(令和5年2月21日)

●令和5(2023)年度小田原市当初予算(案)の概要<その2>
 令和5年度当初予算(案)の内容について、3つのまちづくりの目標である「生活の質の向上」「地域経済の好循環」「豊かな環境の継承」と、まちづくりの推進エンジンである「行政経営」「公民連携・若者女性活躍」「デジタルまちづくり」の項目に沿って説明したいと思います。
 今回は、まちづくりの目標の二つ目「地域経済の好循環」に関する主な事業についてお知らせします。

【地域経済の好循環】
〇市民文化活動支援事業(小田原市民文化アワード実行委員会負担金など)2,117千円
・市民の美術作品を公募した展覧会を開催することにより市民に作品発表の場と作品鑑賞の機会を提供する市美術展覧会を開催します。また、小田原市民文化アワードを創設し、市民の文化活動を支援し、文化によるまちづくりを推進します。

〇農業の多様な担い手育成支援事業(農業研修受入協力金など)20,109千円
・青年の就農や定年帰農等を交付金や奨励金により支援するとともに、栽培技術等を目的とした農業研修を実施するための農業研修受入協力金により、農業の新たな担い手となる新規就農者を確保するなど、就農しやすい環境づくりを推進します。

〇農業生物被害対策事業(スクミリンゴガイ駆除剤購入費補助金など)18,894千円
・鳥獣被害対策への支援を行うほか、狩猟免許取得経費の一部を補助します。また、スクミリンゴガイの防除を農業者組織や福祉事業者に委託するほか、農業者へ駆除剤購入費の一部を補助し、被害軽減に向けた取組を促進します。

〇農産物産地化事業(かなこまち産地化事業費など)4,756千円
・梅、茶、湘南ゴールド、オリーブの各生産振興団体への負担金等や、畜産会への補助金、環境保全型農業に取り組む農業者団体への交付金により、農産物の産地化を支援します。また、イチゴ新品種「かなこまち」の新たな産地化に向けた支援を行います。

〇地域産木材利用拡大事業(民間建築物小田原産木材利用促進事業費補助金など)33,835千円
・公共建築物及び民間建築物への地域産木材の利用を促進するため、小田原産木材を利用した建築、木質化など木材を効果的に活用する取組を支援することにより、小田原産木材の利用拡大、木の良さのPR及び市民の木材利用に関する意識向上を図ります。

〇新しい働き方拠点運営事業(拠点運営委託料など)32,000千円
・業務委託により「ワーク・プレイス・マーケット」を運営し、人と情報が集うコミュニティを形成することで、小田原への新しい人の流れを作り、ビジネスマッチングやオープンイノベーションを創出し、地域経済の活性化、関係人口の増加を図ります。

〇中小企業融資等支援事業(緊急経済対策信用保証料補助金など)435,400千円
・信用力、担保力等が弱い中小企業者の負担を軽減し、融資制度の利用と企業の健全な発展を促すとともに、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業者を支援します。

〇各種展示会・見本市出展補助事業(販路開拓事業)(海外展開マーケティング事業委託料など)14,429千円
・販路を開拓する展示会や見本市への出展を支援するほか、海外展開を視野に入れる事業者と連携し、情報発信と販路開拓をアメリカ・シリコンバレー等で行うことにより小田原ファンの誕生とインバウンドの獲得を目指します。

〇美食のまち小田原推進事業((仮称)美食のまち小田原推進協議会負担金など)39,366千円
・食材や食文化など、豊かな地域資源を最大限活用し、「美食のまち小田原」のイメージを市内外に発信することで観光誘客を図り、商業者のみならず、農林水産業等民間事業者などと連携し、小田原の食のブランド力を高めながら、プロモーションなどを行います。

〇観光PR事業(eスポーツコンテンツ運営委託料など)33,108千円
〇まち歩き観光推進事業(デジタルスタンプラリー制作委託料など)6,325千円
・若年層を中心に人気のあるeスポーツコンテンツを活用し、新たなデジタルと融合した観光誘客のコンテンツ運営を行います。また、来訪者のさらなる回遊性の向上と滞在時間の延伸を図るため、新たにデジタルスタンプラリーを実施し、地域経済の活性化につなげます。

〇史跡等管理活用事業(石垣山一夜城誘客促進環境整備事業費など)52,480千円
・石垣山一夜城や総構等の除草や樹木管理のほか、トイレなどの便益施設の維持管理を行うとともに、石垣山一夜城が持っている魅力的なコンテンツを活かした整備を行うことにより、石垣山一夜城などへの観光誘客を図ります。

2023/02/21 11:58 | 未分類

 
 

ページトップ