市長コラム

2023年02月22日(水)

市長コラム(令和5年2月22日)

●令和5(2023)年度小田原市当初予算の概要<その3>
 令和5年度当初予算(案)の内容について、3つのまちづくりの目標である「生活の質の向上」「地域経済の好循環」「豊かな環境の継承」と、まちづくりの推進エンジンである「行政経営」「公民連携・若者女性活躍」「デジタルまちづくり」の項目に沿って説明したいと思います。  
 今回は、まちづくりの目標の三つ目「豊かな環境の継承」に関する主な事業についてお知らせします。

【豊かな環境の継承】
〇エリアブランディング構想策定事業(エリアブランディング基礎調査等委託料など)11,000千円
・地域特性を生かしたまちづくりに向け、主に早川周辺エリアで活動する関係団体と共に、当該エリアの現状を把握するため、通年における観光客の動向や交通手段等の基礎調査をはじめ、機能等のニーズ調査を行い、公民連携による魅力あるまちづくりにつなげます。

〇市民会館跡地等活用事業(市民会館跡地等整備基本計画策定・基本設計事業費など)19,800千円
・市民会館跡地等活用計画に基づき、地域住民や事業者などを対象にワークショップ等を開催しながら合意形成を図り、跡地の整備・活用方針の具体化に向けた基本構想及び基本計画等を2か年に渡り策定(継続費設定)していきます。

〇ゼロカーボン・デジタルタウン創造事業(ゼロカーボン・デジタルタウン基本構想策定委託料など)55,532千円
・「2050年脱炭素社会実現」に向けた取組を大きく加速させるため、2030年を目標に「ゼロカーボン」と「豊かな暮らし」との両立を最先端のデジタル技術によって実現する新しいモデルタウンを創造します。

〇犬・猫飼い方マナー啓発事業(ドッグラン会場設営・運営等委託料など)21,603千円
・犬の飼い方マナー向上を図るとともに、ドッグランに関する市民の潜在的なニーズを探るため、令和4年度に試行的に開設したドッグランを、開設回数や開設場所を増やして実施し、市民の利便性向上を図ります。

〇分散型エネルギーシステム先行モデル構築事業(脱炭素先行地域づくり事業費など)909,976千円
・2050年の脱炭素社会の実現に向けて、その基盤となる仕組みを作るため、公民連携により再生可能エネルギーの導入促進に資する地域マイクログリッド事業や産業用蓄電池を活用したエネルギーマネジメント事業など、公民連携によるモデル事業を構築します。

〇都市空間デザイン事業(エリアマネジメント組織等構築支援事業費、アーバンデザインセンター小田原負担金など)20,770千円
・「アーバンデザインセンター小田原」による、まちの魅力の調査・研究、情報発信や、三の丸地区周辺のエリアマネジメント組織の構築とエリアマネジメント構想策定に向けた業務委託(継続費設定)を行い、公・民・学の連携による新たなまちづくりを進めます。

〇市街地再開発事業(小田原駅西口地区事業化検討支援委託料など)634,565千円
・優良建築物等整備事業を進めている城山一丁目及び栄町二丁目地区に加え、栄町二丁目中央地区の事業費の一部を補助します。また、小田原駅西口地区の広場機能の拡充と隣接する市街地再開発との一体的な整備に向けた基本構想を策定します。

〇空家等対策事業(空家等無料診断委託料など)2,194千円
・「小田原市空家等対策計画」に基づき、関係団体との連携のもと、実効性のある空家等対策を総合的に推進します。また、関係団体との連携強化によるワンストップ相談窓口の体制強化を図り相談者のニーズに対応します。

〇魅力ある街区公園・街路樹再整備事業(街区公園再整備計画策定委託料など)21,500千円
・遊具の老朽化等により十分に利用されていない街区公園を対象に、誰もが利用したくなるような魅力ある公園とする再整備計画を策定します。また、安全な道路空間の形成と良好な都市景観の維持のため、植替え等による街路樹の再整備を実施します。

〇スポーツ施設あり方検討事業((仮称)スポーツ施設整備基本計画策定支援委託料など)13,127千円
・スポーツ施設の経年による老朽化や大雨による冠水被害といった課題があるとともに、スポーツを取り巻く環境や市民ニーズが変化してきていることから、既存スポーツ施設や新たなスポーツ施設のあり方を2か年の継続費を設定して検討していきます。

〇上下水道事業(高田浄水場再整備事業、下水道管路包括的維持管理業務281,287千円など)
・高田浄水場再整備事業をはじめとする施設や管路の耐震化対策のほか、公民連携手法による下水道管路の効率的な維持管理等により、災害対策の強化と効率的な経営を推進します。

2023/02/22 11:55 | 未分類

 
 

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