市長コラム

2022年03月16日(水)

市長コラム(令和4年3月16日)

 少し間が空きましたが、先週を振り返りたいと思います。

 10日は、デジタルサイネージオープニングセレモニーに開催しました。
 本市が進めるデジタル化事業の一環として、小田原駅東西自由通路(アークロード)およびミナカ小田原に大型のディスプレイを設置したものです。必要な時に、必要な情報を、必要な方に伝えることは大変難しいものです。
 この事業により、市民、来訪者の方々に観光情報、市政情報、コロナ情報、災害時における緊急情報などを提供してまいります。設置にご協力いただいた、神奈川県、万葉倶楽部(株)、JR東日本など関係者に改めて感謝申し上げます。

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2022/03/16 15:39 | 未分類

2022年03月14日(月)

市長コラム(令和4年3月14日)

 3月3日に開幕した北京2022冬期パラリンピックは、沢山のアスリートの活躍を残して3月13日に閉幕しました。改めてパラスポーツの持つ力を再認識しました。

 さて、皆さんはパラリンピックと小田原の関係についてご存知でしょうか。障がい者スポーツとその競技大会は、ルードウィッヒ・グットマン博士が、1948年にストーク・マンデビル病院内でアーチェリー大会を開催したことに始まり、それが国際大会となることなどにより発展していきます。

 グットマン博士に出会い、日本でも障がい者の治療にスポーツを取り入れようと尽力されたのが中村裕(なかむらゆたか)博士でした。中村博士は、1964年の東京オリンピック開催後に、障がい者の国際スポーツ大会を開催することを訴え、それは東京パラリンピックとして開催されたのです。

 パラリンピックという言葉が初めて使われたとされるこの大会には、市内の風祭にある旧国立療養所箱根病院から、戦争で負傷し入所していた患者ら19名が参加しました。選手宣誓をしたのが箱根療養所の青野繁夫(あおのしげお)さんでした。当時の写真を拝見しますと、宣誓をする車いすの青野さんの後ろに、見守るように立つ選手団団長・中村博士の姿があります。試合においても選手たちは活躍し、7つのメダルを小田原に持ち帰っております。

 当時の日本では、障がい者や障がい者スポーツに対する認識や理解は、今日とは比較にならない状況でしたが、中村博士ら関係者の大変な努力と箱根療養所入所者の参加により、東京パラリンピックは開催され、これを契機に、障がい者を取り巻く様々な環境について、我が国と先進国との大きな違いを知ることになり、そのことが障がい者の環境改善に向けての新たなスタートとなったと言われています。

 私は県議時代に障がい者福祉に関して先進的な取り組みをしている、中村博士が設立した別府市の「太陽の家」を訪問したときに、私たちは小田原の方々を尊敬し、活動を継続していますと言われたことを思い出します。本市は新年度に共生社会推進本部を立ち上げて、全庁的に施策を進めてまいりますが、先人達に恥じないよう全力で取り組んでまいります。

2022/03/14 13:22 | 未分類

2022年03月11日(金)

市長コラム(令和4年3月11日)

 2011年3月11日14時46分、私は翌月に迫った県議会議員選挙の準備のため、屋外で活動していました。その時、突然襲ってきた大きな揺れに、最初は何が起きたか理解することができませんでした。
 その後、入ってきた情報も、東北で大きな地震があったらしいという程度で、携帯電話もつながらない状況で、交通も麻痺し夜になりやっと自宅に戻った時に、初めてテレビで東日本大震災が起こったことを理解しました。
 その後、県議会議員となってから、県議会震災対策調査特別委員会に所属し、何度も被災地を訪れ、復旧復興支援や神奈川県地震災害対策推進条例の制定に関わりました。あれから、11年が経過した今も復興途上にある被災地に思いを馳せています。
 本市では、小田原市強靭化地域計画策定の最終調整に入っていますが、風水害や火山対策も含めて、安全安心な地域づくりに、これからも取り組んでまいります。
(写真は、令和2年11月 福島県浪江町の慰霊碑を訪問した際の様子)

2022/03/11 10:19 | 未分類

2022年03月10日(木)

市長コラム(令和4年3月10日)

 8日は、おだわらイノベーションラボで開催されたSDGsパートナーとの課題解決ワークショップに参加しました。
 この取り組みはSDGsパートナーが設定した課題に対して、参加者が5、6人程度のグループに分かれてブレインストーミングにより課題解決のためのアイデアを出し合うもので、今回が3回目となります。第2回の時に出されたアイデアが早速実現されたという嬉しい報告もありました。このアイデアにより実現された環境に優しい竹繊維配合のタンブラーが参加者に紹介され、大変盛り上がりました。
 このイノベーションラボは、いろいろな人がこの場所で出会うことにより、地域の課題解決に結びつける取り組みがされており、昨年7月の開設以来多くのイノベーションが生まれています。

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2022/03/10 13:58 | 未分類

2022年03月09日(水)

市長コラム(令和4年3月9日)

 7日は、みかん米粉どら焼きお披露目会に出席しました。
 シニアネットワークおだわら&あしがら(S N O A)と関東学院大学が協力して、2018年から耕作放棄地でのみかん栽培や、シニアの生きがいづくりの事業を行ってきました。そして、このプロジェクトに賛同した「志村屋米穀店」さんと「和菓子うめぞの」さんの協力を得て「みかん米粉どら焼き」が誕生しました。
 実際に試食しましたが、餡にはみかんの皮が練り込まれていて、小田原みかんの特徴でもある酸味のきいた素晴らしいどら焼きでした。何よりも地域の課題をシニア、若者、専門技術を持つ方々のコラボレーションで商品開発につなげて行ったストーリーに共感しました。是非多くの方に味わっていただきたいと思います。

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2022/03/09 14:40 | 未分類

 
 

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